私の中二心を『エクスプロージョン』ッッ!!   作:桃玉

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前回のあらすじ

紅魔の里の地下深くに巨大な空間が……!
そこから飛び出してきたロボット!
「ぶっころりー行きまーす!」

死亡フラグを越えてぶっころりーは告白できるのか!?(しません)


弟子を増やしたら魔法をせがまれされた

<めぐみん>

 

「ゆんゆん……」

 

「なあに、めぐみん……?」

 

「私たちはどうしてそけっとの家の前にいるのでしょう」

 

「そ、それは、ぶっころりーさんが『マイソウルシスターめぐみん! この前告白手伝ってって言ったよな!?』って言ってきて、私たちの足をつかんだと思ったらテレポートでそけっとさんの家の前に……」

 

「では、このくずニートがそけっとさんと付き合う可能性は?」

 

「……」

 

「なあ、二人とも? 俺のいる前でくずニートだの付き合う可能性を答えないだの、心にグサグサ刺さるようなことをいうのはやめてくれないか!? 痛い!」

 

「私は、ぶっころりーが、ご飯を、奢るって、言ったから、真剣に、手伝ってるのですよ! 乗り気じゃない、ゆんゆんに、変わって!」

 

「俺、一応パイロットなんだけど!? ……イテ、痛い!! わ、わかったから!! 茶々入れたのは謝るから! 小突くのやめろよな!?」

 

 

これだから体のできてないニートは……

パイロットは名ばかりで緊急の時や誰も操縦できる人がいないときに暇で操縦がうまいニートであるぶっころりーが招集されるだけ。

つまり機会は少ない、お給料はもっと少ない、というか0。

 

紅魔の里を趣味で警備してる、パイロットの資格だけ有しているニートである。

 

現実を見てくださいぶっころりー……

もはやあなたはストーカーです。

 

 

「何か酷いこと考えてないか?」

 

「さて、何のことでしょうか?」

 

「……まあいいさ。それでだ。問題は別にある」

 

「ほう、別とは?」

 

「俺がそけっとに告白するのはまだいいんだ。だが、紅魔族的にただ告白するのは違うだろう?」

 

「ええ、その通りです」

 

「ええっ!? その通りなの!? 普通に告白すればいいと思うんだけど……」

 

「それだとぶっころりーが玉砕する未来しかないじゃないですか!!」

 

「……めぐみん、流石にそれは的確すぎるわよ。もっとオブラートに包んであげないと……」

 

「うん、君たち。もう、やめて……ツラい」

 

「それで、告白の方法はどうするのですか? 魔物に襲われているところを助けるとかです?」

 

「うん、それ。でも……できないんだ」

 

 

私たちが攻めすぎたせいで面倒くさくイジくさくなったニートは指を差す。

私たちがその方を見るとそけっとの隣に人影があった。

 

 

「ま、まさか! もうそけっとさんに恋人が!?」

 

「……いえ、ゆんゆん。よく見てください。あれは……師匠ですね。ああ、そう言うことですか……」

 

「えっ!? どういうこと? ナナシさんがそけっとさんの恋人ってこと?」

 

「馬鹿ですか! 師匠はかっこいいですが女ですよ! 色恋に興味もないと言ってましたし師匠が異性同性関わらず恋愛はないでしょう……。そうではなく師匠は純粋に強いんです。わかりますか? 師匠がいる限りピンチになる機会はそうそうないということに……」

 

「あっ……」

 

「そう、そうなんだよぉ! どうにかしてくれよ! 君の師匠なんだろぉ!?」

 

「ちょ、子供に縋り付くなんて! 大人がみっともないことしないでください!!」

 

「そ、それにしてもどうしてあの二人は一緒に?」

 

「ああ! それはだね、俺が始めたそけっとを見守るという大事な使命が始まってから半年くらいの時かな? そけっとがいつものように森で木刀の素振りをしていたとき、現れたんだ……」

 

 

 

 

<ぶっころりー>

 

 

~回想~

 

 

「おや、百発百中の占い師。一人で稽古の真似事とは精が出るな……」

 

「あなた、最近噂になってるナニガシさんね。ここ数日私の後をつけ回ってる気配があるのだけど、何の用ですか……」

 

「ほう、気配を読めるようになってきていたとは……侮ってた」

 

 

このときに俺は「あれ!? 今まで俺しかそけっとのこと見守ってなかったような……あっ、もしかして、そけっと! 俺の気配を感じてくれてたんだね!! もしやこれは姿が見えなくても心は通じ合ってる的なアレか!?」と思って興奮した。

同時に「く、誰だあのイケメン!? ぽっとでのくせに俺からそけっとを奪う気か!?」と嫉妬にとらわれた。

……これにも話の続きがあるんだけど続きは後でにしよう!

 

 

「……用事という用事はないのだが、強いて言えば汝に興味があってきた、と言うところか。……可能性世界が汝に関われと某の心を揺すぶる故、実際に相見えたわけだが……なかなかどうして、汝から強者の気配がするのう……?」

 

「可能性世界……? それはあなたも私と同じ予知を使えると……?」

 

「そう思ってくれて問題はない。……予知に剣術、似ているな、某と汝は」ニヤリ

 

「……っ!? 存在意義を賭けた戦争か……!!」

 

「某にその気はないが、よかろう……剣技で私を興に乗せてみよ……!! 某は名を求め、戦を臨み、血を望む。修羅の道から生還した唯一無二を汝は討てるか?」

 

「いざ尋常に……!」

 

 

~回想(終)~

 

 

「……ってことがあって、そけっとは派手でとっても綺麗だったのに負けちゃったのさ。僕からしたらナニガシ司令は地味だったし、後もう少しだと思ったんだけどなぁ。ナニガシ総督は『まだまだ青すぎる、成長過程だ……。私に派手さを求めるのであればもっと強くなれ……! 今後に期待だな』って言ってたからまた戦えば今度はそけっとが勝つと思うよ……ってあれ? めぐみんは?」

 

「えっと、あ、あそこ……」

 

 

ゆんゆんの指の先を見るとナニガシ司令に突撃するめぐみんの姿があった。

 

 

「ちょ!? め、めぐみん!?」

 

 

<めぐみん>

 

私は今嫉妬している。

 

ぶっころりーの話を聞いたとき、私は師匠とそんな果たし合いのようなかっこいいことしたことないのに、そけっととは二人で稽古してるですって……!?

 

そんなの私と師匠の間に新たな弟子が無断で入ってきたようなものではないですか!?

 

先輩である私に挨拶もなしとは……これは問い詰めなければ!!

 

 

「ちょっとまったああああぁぁぁあああ!!!」

 

「おや、めぐみん。自習はどうしたのk……」

 

「そんなことどうでもいいのです!! それよりなんですか!? 私のほかに弟子をとったのなら報告してください!! 私だって、私だって果たし合いとか稽古とかしたいんですッ!! まだ魔法を使えないからずっとガマンしてたのに……ズルい、ズルすぎですッ!!」

 

「ご、ごめんね? そ、そこまで気が回らなくて……。こ、コホン! そうだな……では何か望みはあるか?」

 

「……魔法を撃ってください」

 

「「「「「……今なんて?」」」」」

 

「師匠の魔法を見たいのです。今まで見せてもらったことないのです。ちなみにこれがダメなら次点の候補は世界征服ですが……」

 

 

そう、私たちは師匠が攻撃魔法を使っているところを見たことがないのだ。

そけっとには妹弟子として剣術を伝授しているのなら、姉弟子かつ一番弟子の私にはかっこよさの伝授以外に魔法の伝授もしてくれていいと思うのです……

無茶なお願いでしたでしょうか……

 

なかなか無い返答。

子供のように我が儘を言い、かっこよさのない行動に失望でもされたのか不安になってきた……

でも、そんな不安を吹き飛ばすかのように師匠の笑いが聞こえてくる。

 

 

「ふふ、ふふふ……フハハハハッハ!! いいとも!! まだ勉学に励むしかない姉弟子に何かしてやれるのならお安いご用だ!! 望む魔法はあるかな?」

 

「……ば、爆裂魔法!! 爆裂魔法がみたいです!!」

 

「めぐみん! さすがにナナシさんでもそれは……」

 

「いいだろう!!」

 

「え? できるんですか!? あの地雷持ちと呼ばれてパーティに入れてもらえなくなるあのネタ魔法を!?」

 

「おい、ゆんゆん。後でじっくりと話そうじゃないか?」

 

「……ひとまずここでは被害が尋常じゃない。弟子たちを連れていくとしよう『テレポート』」

 

 

 

 

 

<主人公ちゃん>

 

めぐみんがヤンデレみたいに迫ったときはどうなることかと思ったが、どうやら刺される心配はなさそうで安心した。

本当なら副担任の先生として授業中何してるんだと叱らなくてはいけないのかもしれないが、どうせぶっころりーのせいだろう。

 

告白手伝ってって言ってたしね。

そんなことしなくても私が手引きしてあげるのに……

そのためにパイロットになってかっこよさをあげようとしたのだが……

原作の流れを大幅に変えると世界の修正力がかかるのか、偶にうまくいかないな……

 

まあいいさ。

本当は姉弟子めぐみんの魔法と妹弟子そけっとの剣術で紅魔族の武と魔、それぞれの頂点に立ってもらい、「私が育てた!!」っていいたかっただけ。

アクシデントはあったけどどこも予定は狂ってない。

 

むしろめぐみんが積極的に魔法を見たいといってくれたおかげで私も魔法を使いやすい!

 

 

さて、前置きはおいておくとしよう。

とりあえず魔王の住む城の前にやって来た。

 

 

「さて、めぐみん、そけっと。あの魔王はなかなか攻め込みにくいらしい。その理由を知っているかな?」

 

「結界ですよね?」

 

「そけっと、その通りだ。あの結界を通過するには最高熟練度のライト・オブ・セイバーや魔剣の一撃を以て隙間を空けることが最も効率よく、人類の主な突破口だ」

 

「……そんなことを話すということはナニガシさんなら別の手段を持っているということですよね?」

 

「爆裂魔法……」

 

「まさか、爆裂魔法でヒビが入ったとしても瞬間的に修復され……」

 

「少なくとも百発は必要だな。加えて私の剣でも門前の部分しか切れないだろう……普通ならば」

 

「師匠!?!? 禍々しいソレは一体!?!?」

 

 

 

私は手に闇を凝縮させたような色合いをしたガラス状の球体を取り出す。

ちなみにこれは先日、紅魔の里大改造の時に、地下に空洞を作るときに発見したマナタイトを錬成し、凝縮させた最上級人工マナタイト!!

爆裂魔法10回相当の魔力が詰まっている。

 

 

「我が弟子よ。私の知る爆裂魔法使いは過去未来合わせ片手で足りる。不死者の王(ノーライフキング)、怠惰と暴虐を司る邪神、そしてここに名を連ね、やがて極める貴女。これが貴女の通る茨の道の極みである!! ……待っておるぞ?」

 

 

これは曲がりなりにも師匠として接してきた私なりのエールだ。

眼帯を外し、常時発動している魔法を切り、詠唱準備に入る。

 

 

さあ、私の中二心を全開!  盛大にいきましょうっ!!

 

 

『破壊者、悪魔、天使、神。この世の生けるもの聖魔問わず全てを無へと葬り去る神殺しの秘術、爆裂魔法。我が求めに応じ宇宙原初の炎よ顕現せよ。我が命令に応じ世界の理を塗り替え、必勝の理をこの手に導かん。穿て……』

 

 

『エクスプロージョン』ッッ!!

 

 

 

蛍のように小さく、揺らぐ光が圧縮された爆発を引き起こす。

テレポート分以外の魔力を全消費し、一発に込めた。

この一撃は万物を消滅させる。

 

 

「……ん? あ、やば、堕天使巻き込んじゃった……」

 




ぶっころりーについて
「そけっとの弟子入りが決定した後、主人公ちゃんを男だと勘違いしたニートが闇討ちをし、ボコボコにされた(ぶっころりーが)後、いきなり搭乗させられた。……主人公ちゃんたちが帰ってきた後、告白できず水晶を見て泣いた」


さて次回!!(唐突)

まだまだ終わらない物語!!
紅魔族随一のブラコンであるふにふらの弟が病気に!?
主人公ちゃん、ひょいざぶろーの元で練習した魔道具作成の才能が光る!

万能薬を作ったら副作用が「○○○になる」だった!
……きっと大丈夫だ、問題ない!

どこまで続き見たい? 

  • 二期(~原作4巻)ハンス
  • 紅伝説(原作5巻)vsシルビア
  • 紅伝説(魔王討伐√)
  • 三期(~原作?巻)
  • 紅の宿命(原作9巻)vsウォルバク
  • 紅の宿命(魔王討伐√)
  • 最終巻(魔王討伐√)
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