邪神の封印が解かれめぐみんがエクスプロージョンした!
こめっこと空から高みの見物を決める主人公ちゃん。
フッ、師匠としてやれることはもう何もない……さらばだ!
……的な雰囲気でなんとなく黙って紅魔の里を去る(毎日訪れたのを週数回にしただけ)のであった。
その心は新たに中二心を爆発させられる地を求めて……
<主人公ちゃん>
私は今回どこにいるのかというと水の都「アルカンレティア」
何回もクエストのためここに来ているのですが……
突然ですがみなさん、私は今、何をしてるでしょうか!
「ね~え? ナナシさ~ん? そろそろここにサイン書いてくださらない? 私あなたのファンなんですよ? 少しくらいファンサしてくれても……チラ」
……そうだね!
アクシズ教の勧誘をされているんだよね!
こうなったのは初めてアルカンレティアに訪れたときのせいで……
第一村人、セシリーさん(アクシズ教の美人(自称)プリースト)と出会い、言葉を交わしてしまったせい。
「……なあ、セシリー殿。いい加減止めないか? 某は汝の家族にはなれんぞ」
「いいえ、大丈夫ですよ!! 「なにが!?」 な・ぜ・な・ら! アクシズ教はすべての愛の形を認めているの……悪魔は例外だけど。だからあなたもアクシズ教に入信して、いえ、しなくてもいいから私を養って~!」
そう、この女、ロリコン(愛でるだけ)かつ面食いなのだ。
そして私はゆんゆんより身長が……小さい。
くっ……!
まさかこんな屈辱的なことになるとは……
私はセシリーより年上だぞ!?
ロリ認定された私のことを執拗に愛でようと狙ってきてたので避けていたのですが、
潜伏スキルで気配を消そうともおおよその位置を把握でき(アンデットか!)、
ライト・オブ・リフレクションで姿を消そうとも、どうも嗅覚で私のことを探し当ててるらしい……
ナニソレコワッ!?!?
……まあ、それだけならいいんだよ?(よくない)
問題なのはロリ認定した後、私がギルドで強力なモンスターの換金しているところを見られ、結構な貯金を持っていると調査(ストーカー)され、挙げ句の果てに貧乏店主らを養っていることまで知られてしまい……
「いいじゃない! 家族が一人増えたくらい! 新しい子供として認めてよ!!」
「うわぁ、なんなんじゃ。ついに子供の子供になるという変な性癖でもこじ開けたか」
「ママー! おなかすいたー!」
「ママではない。……おい、某の服を引き剥がそうとするな?」
ということがあって、ロリを甘やかそうとするヤバいやつが、ロリに甘やかされたい変態にジョブチェンジしてしまったのです。
「そしてそこの影で見てる変態司教、このプリーストが犯罪者にジョブチェンジする前に止めようか」
「気づいてたのですか……!? ……しょうがないですねぇ、眼福でしたのに」
心底残念そうな様子で出てきたのはアクシズ教最高責任者、つまりヤベーやつの親玉、
そう言えばアクシズ教とは関わらないでおこうとセシリーさんに出会った直後から考えて行動してたから初めましてか……
「コホン……おや、おや。セシリーさんではないですか」
「あらぁ、ゼスタさま! ちょうどいいところに! この子、ナナシちゃんって言うんですけど、アクシズ教に入信したいって!」
「言ってない」
「ほうほう、熱心に勧誘活動を……!」
「してない」
「ならばさっそく入信書にサインを……」
「しない」
「……あの、パンツ見せてもらっても?」
「よろしくない」
どこぞのアフロ骸骨みたいにやるときはやってくれるんだが、普段がこれではなぁ……
いくら強くても、常軌を逸した我の強さにこの私でも関わりたくないと思う。
これこそアクシズ教だ。
「しかし、ナナシさん。あなた、相当アクア様のご加護が強いようですが?」
「……え?」
「……!! 神の御遣い様だ……」
「ええ?」
「皆の者ォー!! アクア様から神託が下った……「……『テレポート』」……御遣い様のご降臨だ……って消えました!?!?」
****
「某は名無し。なぜかアクシズ教ではないのに女神アクアの遣いとして崇められかけた者……」
「あら、おかえりなさい! ナナシさん!」
ああ、やっぱりウィズさんは癒やされるなぁ……
お店の利益がマイナスになること以外理想のお姉さんだ。
どうかアクシズ教のせいで荒んだ心を森のマイナスイオンのように癒やしておくれ……!
「あ、帰ってきて早々ですがこの前ナナシさんを訪ねてきた方がいらっしゃって……」
「ほう、珍しいこともあるものだ。して、何方か?」
「えっと、金髪に鎧の方でしたよ?」
「ダスティネス卿か?」
「いえ、何でも魔剣の勇者様だとか街中で噂でしたよ?」
「御剣響夜か……」
「ご存じでしたか?」
「いや、噂だけだ……」
カツラギとかマツラギとかミツラギとかミツリギとかミツレギとか名前を間違えられる勇者(笑)の人。
レベル差が20近くあっても奇襲されると秒で負ける慢心創痍(誤字ではない)の人。
そんなかわいそうな認識をされている彼だが、まだ転生してから日は浅いはず。
私に何の用があるのか見当もつかない。
と、そんなとき、お店の扉が強めに開けられる。
「すみません。今日も来たんですが、ナナーシャさんはいらっしゃいますか?」
「あ、ちょうどいいところに! 丁度ミツルギさんのお話をナナシさんにしていたんですよ!」
「ということはあなたが……」
「うむ、ナナーシャだ。……貴殿の噂はよく耳にするぞ?」
「ははは、どんな噂だか怖いなぁ」
「して、何用かな?」
「……実は、ギルドの受付の方にとんでもなく強いと噂されている冒険者の方がいると聞かされて」
「ほう」
「何でもレベル1なのにドラゴンをも倒してしまうとか。僕でさえワイバーンをつい最近倒せるようになったばかりなのに、その上級種を倒してしまう人とは一体どのような方なのかと思って……」
「……」
「僕は勇者として使命を受けた。僕は強くなければならない。どうか、その実力、見せていただけないだろうか……?」
ギルドのお姉さん、図ったな!?
最近顔を出していない腹いせか!?
それとも純粋な親切心で私を紹介したのか!?
何でもいいけどミツルギ君は勇者(笑)であってほしい!
なぜかって?
もちろん真面目にこの人が強くなったら無双するじゃん!
カズマ君負けちゃうし、ベルディア討伐楽勝だし、銀髪盗賊団も捕まっちゃうし、何より私が楽しめない!(ここ重要)
……つまり、めちゃくちゃ参考にならない方法をするしかないな。
「わかった」
「いいのかい! ありがとう、ナナーシャさん!」
こうして、私と勇者の修行回が始まろうとしていた。
毎日投稿を諦めた作者が開き直ってお送りする全く参考にならない次回予告
ミツルギを強くさせないため魔法を使い、初心者殺しを蹴散らせ!
使うのは筋肉強化魔法の一種!
ハムストリングス魔法『ビッグバンダッシュ』とトライセップス魔法『バリスタナックル』
強化して破壊するだけさ!
一方のめぐみんたちはアルカンレティアで……
どこまで続き見たい?
-
二期(~原作4巻)ハンス
-
紅伝説(原作5巻)vsシルビア
-
紅伝説(魔王討伐√)
-
三期(~原作?巻)
-
紅の宿命(原作9巻)vsウォルバク
-
紅の宿命(魔王討伐√)
-
最終巻(魔王討伐√)