ぜんかいの あらすじ
カズマたちをからかって、ついでにお金をあげた主人公ちゃん。
帰宅すると貧乏店主が借金をしてた(賭博黙示録だったら地下へ連行)
主人公ちゃんが肩代わりして事なきを得たが貯金はスッカラカン。
よし、お金を稼ごう!
<めぐみん>
私たちがアクセルの街に来てからすぐのこと。
上級悪魔の存在を確認した私とゆんゆんはギルドに報告し、その後ギルド総出で悪魔の討伐作戦を実行したのだが……
「聞きました……大変だったそうですね」
「正直……魔剣のアイツが善戦したとはいえ、俺たちは歯が立たねぇ……」
「街一番のパーティーのお前たちまでそんなこと言うのかよッ!」
「それに、主戦力十数人が怪我を負って……街のプリーストらが頑張っているが……」
「再戦はすぐには無理そうね……」
まずい、まずいことになりました……
何がまずいかって上級悪魔がこの街の近辺にやってきてしまい、魔剣を使う勇者とやらが負傷し、敗走したのだ……
そんなかっこいい設定の冒険者が負けるということは相当強敵。
それにゆんゆんが「あの悪魔、爆裂魔法すら耐えられそう……」という言葉を否定したいですが、今の私ではまだ一撃で仕留められるか……
初心者の街の冒険者にはあの悪魔は荷が重すぎる。
「何か打つ手はないのか……ッ!!」
「……あるにはあります」
「そ、それは一体何だッ!」
ギルドのお姉さんが発した言葉にざわめきが起こる。
私の爆裂魔法をと頼にしているのか、それとも私より魔力が高かったアークプリーストのことか、はたまた魔剣の勇者を回復する手立てでもあるのか……
そんなことを考えていたとき正面入り口から聞き馴染みのある声が聞こえてきた。
「ポーションの差し入れの追加だ。パーティーにつき二、三本故持っt…………何だ、この沈黙は」
「……探す手間が省けました!!」
「まさか
「な、なあ、あの人って誰だ……? あんな小さい子に……」
「バカお前! ……ってそうか、古参じゃないから知らないのか。…………よく聴け。アイツは俺たちが束になっても万に一つも勝てやしねぇ、
「し、師匠! ……これは勝ちましたね」
「せ、先生!? どうしてここに!?」
「ご覧の通り、自作ポーションの差し入れだ。おかげで貧乏店主に預金全て掻っ攫われた」
「ナナーシャさん! 緊急事態なのは……」
「無論把握済みだ」
「では……!」
「上級悪魔の討伐か……。協力しようとも」
冒険者の中であるかどうかわからない噂まで伝播し、希望を見いだした荒くれ者らの雄叫びが響く。
師匠の強さは以前、魔王城に爆裂魔法を放ったときから知っている。
いくらレベル1だろうと何だろうと師匠は強さを具現化したような存在だ。
勝ったな、ガハハ……と思った。
「……弟子よ、とどめは任せる」
「はい! …………はい?」
****
と言うわけで悪魔の討伐は師匠と私の二人が行うことになった。
……いや、どう言うわけで!?
まず、私がとどめを刺すというところに不満などあるはずがありません!
逆に「おいしいところ持って行っていいんですか! ありがとうございます!」です。
ゆんゆんや一部冒険者が見学に来るのも文句ありません。
「私の雄姿を眼に焼き付けるがいい!」とやる気が出て素晴らしい気分です!
ですが……
「師匠……どうして自身で決着をつけようと思わないのです? 師匠なら一人で片が付くでしょう?」
「……これは汝が運命だ。運命を打ち破らずんば道なし。己が力を示せ」
「……了解です。そう言うのであれば、運命を迎え撃ちましょう」
決戦の時は近い。
<主人公ちゃん>
み~んな~! 第一回、爆裂教室、はっじま~るよ~!!
この教室では爆裂魔法に対する知識と技術、そしてその応用を学び習得します!
今回の受講者はめぐみん君、見学者にはゆんゆんとその他冒険者がいます。
初回なのにいっぱい来てくれて先生、気合い入っちゃうなぁ!
という冗談。
今回、ホーストを討伐してお金を稼ぐという単純かつ効果的な金策を計画し、実行しようとしているのですが、どうせホースト如きでレベルは上がんないしこのまま弟子の名声を高めて「あの弟子の師匠とは一体何者なんだ……!?」と言われてみたいがためにとどめをめぐみんに頼んだ。
でも問題は多少カツラギに傷を負わされたとはいえ爆裂魔法一発は耐えられる体力を残しているホーストをいかにして倒すか。
私が体力を削って良きところで撃ってもらうのもアリだけど、できれば一発で仕留めてもらった方が逃げられる心配もなくて楽だよねってことで……
「めぐみん。このポーションを使うといい」
「これは……」
「ひょいざぶろー殿作、効果範囲縮小のポーションだ」
「そんなの飲むわけないじゃないですか! 私が爆裂魔法を志したのは……」
「わかっておる。それに、薬は使い用だ」
「……といいますと?」
「このポーションの副作用として縮小された範囲の分だけ魔力は圧縮され、制御を間違えばポンだが」
「そんなかわいらしい音で済んだらいいですが…………成功したら最強の焔と熱と爆音が強く弾けるということですか……?」
「……やってくれるな」
めぐみんが目を煌々と紅く光らせながらニヤリと頷く。
もちろん某もそれなりに楽しみたいためホーストと戦闘を……もとい時間稼ぎをする。
楽しくなってきた……!
****
「もし、そこなでっけーごぶりん殿」
「でっけーゴブリンちゃうわっ!! ……ってお前さん、誰だ」
「フフ……すまない。少し揶揄ってみた、上位悪魔ホースト殿、邪神との契約者」
「テ、テメェ……!! 本当に何もんだ!? ウォルバク様の香りが僅かにするが……」
「ヤツとは知り合いだ。仲間ではないがな……!」
私は刀を八相に構えつつ足を踏み込み風となった。
肉薄し、刀と拳が交わる。
「オイオイ……こんな魔力を垂れ流して襲いかかってくるとは。……魔力操作の基本もなってないじゃねぇか。本当にウォルバク様の知り合いかぁ?」
「すまない、スキルなしに肉体強化するのは勝手が違くてな……」
「悪魔相手に手加減か。後悔するなよッ!!」
空に羽ばたく悪魔を跳躍で追いかける。
普通なら空高くにいる悪魔相手に近距離攻撃など当たるはずがないが身体強化して同じ高さまで跳んだ。
「そりゃ悪手だろ!!」
ドカァァァアアアン……ッッ!!
「ヤバい! 吹き飛ばされたぞ!?」
「死んでないよな!?」
振り下ろされる拳を食らい地面へ激しく叩きつけられる。(足がジーンとした)
後ろで冒険者たちの心配する声が聞こえてくるけどノーダメージ、問題ない。
テレポートで後ろをとって一刀両断して「詰まらぬものを切ってしまった……」とか改良した魔法を全力で放って「これはインフェルノではない、ティンダーだ!」するのも好きなんだけど、拮抗した戦いも中々に燃えて好きだ。
冬将軍とかデストロイヤー、デュラハン、デッドリーポイズンスラァイムみたいな奴らとサシで戦ってもたぶん負けない私の実力、なめるなよぉ!
「『セイクリッド・エクソシズム』」
「うわっと!? 危ねぇじゃねえか! いきなり破魔魔法なんて……ってオメェ剣士じゃねぇのか!?」
「最後にその反応が見れて良かった…………楽しかったぞ」
「何だ、もう降参か? 魔力も感じねえし魔力切れか? 下手っぴがよ、つまんねぇな…………いや、オイオイ、この魔力」
「今更気づいたか。だがもう遅い」
そう、私が魔力を隠さずに放出していた理由。
決して魔力の扱いが下手なわけじゃない。
努力と転生特典のおかげで誰よりも魔力操作には自信がある。
ただめぐみんの爆裂魔法の魔力による歪みをカモフラージュしただけだ。
「我が名はめぐみん! 紅魔族随一の天才にして、爆裂魔法を操りし者! そして二体の上位悪魔を屠りし者! 我が奥義、食らうがいい!!
『エクスプロージョン』」
めぐみんの杖から放たれた魔法は白く輝きながらホーストへ向かう。
キィィーーーーーーーーン……
恐怖を感じる音を伴い爆ぜた。
一瞬にして膨張し、小さな太陽となり範囲内のものを全てを飲み込み、塵一つ残さず焼き尽くす。
漏れ出た炎が周囲を焼き、内側に向かって起こる爆発が大気を激しく揺らす。
蒸発し、溶け出し、赤黒く光を放つ地面。
確かに通常の爆裂魔法よりクレーターの規模も爆発魔法本体の範囲も狭い。
しかし……
「ね、ねえ。今の魔法、暴走してなかった……?」
「師匠……。私が飲んだポーション、本当に効果範囲縮小してます?」
倒れためぐみんを介抱するゆんゆん。
私は無言で
☆この余波で一撃くまさんがおいしく焼かれました☆
次回予告かもしれないコーナー
悪魔を早く倒しすぎてせいで鉢合わせるドMな変態とロリコンな変態と中二病な変人。
常識人な盗賊とアークウィザードの突っ込み力が炸裂する……かもしれない
どこまで続き見たい?
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二期(~原作4巻)ハンス
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紅伝説(原作5巻)vsシルビア
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紅伝説(魔王討伐√)
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三期(~原作?巻)
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紅の宿命(原作9巻)vsウォルバク
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紅の宿命(魔王討伐√)
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最終巻(魔王討伐√)