私の中二心を『エクスプロージョン』ッッ!!   作:桃玉

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ギルド(ハロワ)で日雇いのバイトを斡旋してもらった主人公。
その内容は時給950エリス、労働時間8時間(うち1時間の休憩あり)
資金(7000エリスほど)を片手にギルドに再び訪れるは冒険者登録のため。
スキルアップを目指してお仕事をもらって上(※バイトリーダーではない)を目指して最短ルートを駆け抜ける!



冒険者カードを作ったら職員室に呼び出された

<主人公ちゃん>

 

日雇いバイトを無事終え公共浴場で汗を流し終え、日が暮れた頃にギルドに赴く。

時刻は大体19時。

血気盛んな荒くれた冒険者たちが酒盛りをして騒いでいる。

ひとまずは腹ごしらえか、それとも冒険者登録か……

 

冒険者登録だな!

なお、この決定に深い意味はなく、強いて言えば「五月蠅いからギルドの職員さんに話がほかの人たちには聞こえないだろう……情報収集をしている一部を除いて」という「知名度は低いが本物の強者だけの間で有名な謎の存在」の演出にもってこいかと思うくらいだ。

 

そんなわけで今朝バイトを斡旋してくれたギルドの職員さんに顔を出しに行く。

 

 

「あ、こんばんは! ナナーシャさん、今日のバイトはいかがでしたか?」

 

「うむ、実に楽しかった。バイト代も、ほら、この通り!」

 

「それはよかったです! それでは……今から冒険者カード作りますか?」

 

「うむ、よろしく頼む。そのために足を運んだのだ。こんな時間にすまないな」

 

「大丈夫ですよ! ギルドとしては20時までは営業中ですので!」

 

 

日本のハロワは17時くらいまでが営業時間だった気がする……

とすると異世界のギルドはかなりブラックで、そのせいで出会いの場が失われ……いや、それはサキュバスのせいだったな。

 

私は職員さんに促され必要事項を記入した後、手を球体の上に置く。

球体が青白く輝きを放ち、やがて収まった。

 

「あ、完成しましたね!」

 

「よかったよかった。それで? 私は何の職業になれるのかな?」

 

「……」

 

「……? あ、あの?」

 

「ナナーシャさん、ちょっと職員室に」

 

「えっ……!?」

 

 

そのときの私の気持ちといったら、さながら、何も悪いことしてないのに先生から職員室に来なさいと呼び出される心細い小学生の気持ちであったことは言うまでもない。

 

 

****

 

 

結論、私の名前の表記がバグってた件。

 

 

いや、よもやよもや、だ。

いくら自分の名前が日本語じゃないからってバグる必要はないだろう。

異世界言語翻訳こんにゃくは日本語以外は非対応だってか? まあいい(急な諦め)

正体不明の呪詛により名を剥奪されたという設定にしよう……

うん、いいのでは?(疑問) いいのでは!?!?(確信) 最高だな!!

 

ナナーシャをもじってナナシってことで!

うん、良い(自画自賛)

これでいこう!

 

 

「それは……また何とも不幸なことを」

 

「いいんだ。どうせその程度の損害だ。それにお姉さんも私の名前、呼んでくれたじゃないか、それで十分だよ。それより人生楽しくいかなきゃな!」

 

「そう、ですね! 私応援してますよ! ナナーシャさん!」

 

「ありがとう。……ちなみにステータスはどの職業の適性かな?」

 

「あ、そう言えばまだ見てませんでしたね。 今までない事態に気が動転して忘れてました! ……えっと、え?」

 

「え?」

 

「え!?」

 

「え!?」

ナニナニ!?!? さっきから「え」しか言わなくて逆に怖いんだが!?

ステータス低すぎたのか!? それとも名前みたいにバクってたのか!?

 

 

「高杉……」

 

「晋作……?」

 

 

すみません、ふざけました。

アクア様からステータス強化してもらったんで高いんでしょ? そうなんでしょ!?

知らないふりしたのは悪いと思うし……

だから、ね? まずはその手を私の方から下ろそっか?

……お願いします!! 手に力入れて肩ゆらそうとしないであああぁぁぁぁああああぁぁぁあああ…………っっっ!?!?!?

 

 

「スゴいですよっっ!? なんなんですか、このステータスは!?!? すべてのステータスが平均以上で、それ以上に魔力が紅魔族以上じゃないですか!?」

 

 

ごめんなさい、職員さん。

……吐きます。

 

 

****

 

 

「す、すみません! だ、大丈夫ですか!?」

 

「……何とか」

 

 

ふう、危ない危ない、ホント危ないところでした。

何も食べていないのが功を奏しましたね。

これで胃袋がパンパンならもう……(遠い目)

 

 

「本当にすみません! これほどのステータス、今まで見たことがありませんでしたので……防御力はあまりなかったのでクルセイダーなどは微妙ですが、他のステータスが軒並み異常なのでアークウィザードとかアークプリースト、ソードマスターなど、ほとんどの上級職に就けますよ!」

 

 

「お褒めいただき光栄だな……ウプッ。だが失礼……私の志望は冒険者なんだ」

 

「ええっ!? 何でそんな……もったいない! 理由をお聞かせ頂いても?」

 

「ええ、理由は簡単。冒険者はすべての職業のスキルを使えるのだろう? ならば戦い方が確立するまではいろいろ体験できる冒険者がいいかなと思ってのことだ。……無論なりたいのが決まったら転職する予定だ」

 

 

嘘です。

本当は「せっかく異世界に来たんだもん、いろいろな魔法を習得したいよね!」というだけなんです!

 

「悪魔め! くたばるがいい! 『ライト・オブ・セイバー』ッッ!! からの『セイクリッド・ハイネス・エクソシズム』ッッ! そして『エクスプロージョン』ッッ!!」をして「上級魔法に最上級退魔魔法、その上爆裂魔法だとォっ!? あなたは一体……!?」と言われたときに「なに、ただの最弱職さ」と言いたいがためだけなんです!

 

だから職員さんそんな純粋でまぶしい瞳で私を見ないで!

 

 

「ああ、なるほどそう言う……。わかりました、できるだけ早くの転職をオススメしますが、ナナーシャさんがそう言うなら止めはしません! ぜひ冒険者生活を満喫してください!」

 

「かたじけない。ではまたな!」

 

 

私は一刻も早くスキルを磨くためギルドを飛び出した。

……断じて自分の邪な考えと職員さんの純粋な思いのギャップで居たたまれなくなったわけではない。

 

 

とりあえず魔道具店に行こう!




主人公ステータス(平均100)
レベル:1
体力:150  (現実で結構体力ある人、ダクネス250)
魔力:999+  (めぐみん×1.5~2.5)

物理攻撃:200(リンゴは握りつぶせる、ダクネス300、ゴリラ400)
魔法攻撃:400(初級魔法は攻撃手段、めぐみん×1.2)

物理防御:90 (平均的、ダクネス400)
魔法防御:100(平均的、ダクネス400)

俊敏:250  (残像をわずかに残せる)
知能:200  (頭のおかしい天才、めぐみん180、アクア⑨)
幸運:999+  (カズマとエリス様並、アクア1)

今回の表示方法では999+で測定不能とします。
数値が300超えたら人外です。

※魔力(MP)について、爆裂魔法は1000消費します。
 幼めぐみん700、紅魔族平均850、めぐみん900、ウィズ999+(1500ほど)、アクア999+(2000は超えてる)

どこまで続き見たい? 

  • 二期(~原作4巻)ハンス
  • 紅伝説(原作5巻)vsシルビア
  • 紅伝説(魔王討伐√)
  • 三期(~原作?巻)
  • 紅の宿命(原作9巻)vsウォルバク
  • 紅の宿命(魔王討伐√)
  • 最終巻(魔王討伐√)
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