主人公ちゃん、世界に大宗教のトップになる!
実質的に世界の宗教信者の大半を従える権力を手に入れてしまった。
もはや裏世界の支配者である。
主人公ちゃんは裏ボスとして君臨するのか!?
<めぐみん>
「クックック……この邂逅は世界が選択せし定め。私はあなた方のような者の出現を待ち望んでいた!!」
「あ、あなたは!」
「我が名はめぐみん!! アークウィザードを生業とし、最強の攻撃魔法、爆裂魔法を操りし者!! 汝は封印されし我が禁断の力を欲するか? 望むのならともに深淵を覗く覚悟をせよ!! 深淵を覗くとき、深淵もまたこちらを覗いているのだ」
「冷やかしに来たのか」
「ちがわい!」
あれ~、おかしいですね……
上級職のみ募集中の張り紙を見たので来たのですが、まさか間違えてしまったのでしょうか。
「アレ、もしかしてあなた、紅魔族?」
「いかにも! この前も上級悪魔を2体ほど地獄に送ってやりました」
「悪魔を討伐するなんて素晴らしい!! 素晴らしいわねあなた!!」
「そうでしょう、そうでしょうとも!」
この青髪の女性は私の素晴らしさを理解してくれているようです。
隣に座っている茶髪の男は何故か渋い目をしていますが、きっと私の魔法を見れば私をパーティーに入れてくれること間違いなしです!
「とりあえず今日は一度、簡単なクエストでも受けて、めぐみん、だっけか? の実力を見るかんじでいいか?」
「ええ、もちろん構いませとも。我が奥義を見て腰を抜かさないことですね」
<カズマ>
そろそろ冒険がしたくなってパーティーメンバー募集の張り紙を出してみたらロリっこが来た。
……何かギルドに来るたびにロリに絡まれてる気がするのは気のせいだよな?
あだ名みたいな変な名前のロリっこはめぐみんといって紅魔族という魔法のエキスパート集団出身らしい。
最初ロリだし変な名前だし中二くさいし冷やかしかと思ったがアクアの言うことが本当なら期待大だなと、異世界初の魔法にウキウキしていた……
そして、魔力のうねりが風を起こし、幾重もの魔方陣が形成されていく。
「黒より黒く闇より暗き漆黒に、我が深紅の混淆を望みたもう。覚醒の時来たれり。無謬の境界に落ちし理、無業の歪みとなりて現出せよ。踊れ、踊れ、踊れ、我が力の奔流に望は崩壊なり。並ぶものなき崩壊なり。万象等しく灰燼に帰し深淵より来たれ! これが人類最大威力の攻撃手段。これこそが究極の攻撃魔法! 『エクスプロージョン』ッッ!!」
異世界に来て初めての魔法はでっけぇクレーターを作るほどの高威力の魔法で、人類最大威力の攻撃手段と言われても頷くしかない威力を秘めていた。
だけど……
「おい、何寝そべってんだ」
「ふ、我が奥義はすべての魔力を使っても足りない。つまり、限界を超えて魔法を使ったので、身動き一つとれまセン」
「……」
「すみませんがおんぶを……。今何か大きな音がこちらに近づいてきてませんか? あ、あの、助けてくれません? 食べられます」
もう、アイツらは駄目だ。
おとなしく食われたところを仕留めるしか手立てがない。
……っく!
まさかこんな序盤も序盤でパーティー全滅しかけるとは……
そう思いながら新しいパーティーメンバーと駄女神に合掌しようとした。
次の瞬間、驚くべきことが起きた。
なんと、偶然にも、通りすがりの冒険者が助けてくれたのだ。
「神は言っている。ここで死ぬ定めじゃないと」
「し、ししょ~~!!」
「あ、アンタはいつぞやののじゃロリ!!」
「おや、若いの、某を覚えておったか」
のじゃを言わないだけでほとんど言動がのじゃロリな救世主さんがめぐみんのところにやってくるジャイアントトードの前に立ちはだかる。
あのとき見せた強者感は今ただ突っ立ってるだけでも感じる。
間違いなくやってくれる。
「切られたことにすら気づけぬ哀れな魔物よ。某の糧となれ」
凝視していると腰に帯びていた刀からキンッと音がする。
するとジャイアントトードが口から血を吐き、倒れた。
合掌するのは駄女神だけでいいみたいだ。
「あ、ありがとうございます、今回も前回も助けてもらって……えっとお名前は」
「すまぬが名は奪われてしまい、なくてな。皆からはナナシと呼ばれることが多い」
「あ、そ、そうなんっすね!」
……ヤバい、緊張してきた。
よくよく考えればこのロリ、ドラゴンスレイヤーなんだよな。
それに妙に中二病的な話とそれに伴った実力。
めぐみんはともかく、この人の話はガチな可能性が高い。
もう俺の心のSAN値は下がりまくってるんだが!?
何だよ! 名を奪われるって!
「そう言えば、あそこの青いのはあのままでいいのか?」
「え? …………あっ」
このしゅばぁ!
****
「ありがど、ありがどカズマぁ゛ぁ゛! チーン」
「ちょ、カエルの粘液まみれで服に近づくな! って今鼻水かんだか?」
「では帰ろうか」
「あ、師匠、魔力提供ありがとうございます」
とりあえずアクア以外みんな無事でクエストから帰還した。
アクアに汚されたジャージを洗うのダルいな……と思いながら先頭を歩くのじゃロリ、いや、ナナシを追いかける。
「そう言えばナナシさん、いいですか?」
「別にさん付けしなくともよい。して、何だ?」
「あの、めぐみんから師匠って呼ばれていますけどそれは一体……」
「それは私から説明させてもらおうか!」
突如ナナシの脇から飛び出しためぐみんに驚く。
俺はめぐみんじゃなくてナナシさんに話を聞こうとしてたんだが、めぐみんの勢いに押され大人しく聞いておくことにする。
「そう、あれは我が家が倒壊したときのこと……」
「ちょっと待て、いきなり過ぎやしn……」
「ちょうど我が父ひょいざぶろーの商品を贔屓にしているお客さんが師匠でして、何やかんやあって家を豪華に建て直してもらいました。しかも変形するので格好良さ倍増です!」
「ひょいざぶろー!? リフォーム!? 変形!? 突っ込みどころ多すぎる!?」
「まあその時にナニガシさんのかっこいいセンスと立ち振る舞いに戦慄しまして、弟子にしてくださいと嘆願した訳です。ちなみに魔法学校で副担任の先生をしてたので私の同級生も師匠のことは知ってます」
「……つまり、どういうこと?」
や、やべぇ。
紅魔族がおかしいのか、それともめぐみんがおかしいのかはわからんが、初っぱなから何の説明もなしに自分の家が壊れたんですけど~から始まるのは狂ってんだろ!?
怒濤過ぎて話の内容ほとんど把握できなかったわ!
「簡潔に言うと学校の教師と生徒の関係だ」
「おおっ! わかりやすい!」
「カズマ、それは私の説明がわかりにくかったってことですか!?」
「うん」
「即答!?」
落ち込むめぐみんを見つつ、「道理で話がわかりやすいわけだ! 学校の先生してたからか~……その見た目で」と思ってしまう。
ま、異世界だしな!
合法ロリが先生してることもあんだろ。
「もしよければ弟子のパーティーメンバーだ。スキルの指導をするのもやぶさかではない」
「そ、そそそ、それは、竜殺しの方法とかも教えてくれたり……」
「ああ。スキルの熟練度がその域まで達したのなら、な」
まさかこんなすごい巡り合わせがあるとは……
これこそ冒険者に必要ないって言われてる幸運値のたまものでは!?
「い、いや~、でも、俺最弱職ですし……」
「心配いらん。某と同じだ」
「まさか……そんなに強い人が最弱職!?」
「事実だ。全てのスキルを身につけ、研鑽するからこそ到達する唯一無二の高みはある。……そして、カズマ。汝は条件を満たしている」
「ま、まさかぁ。俺にそんな力があるわけない、でしょ?」
「確かめたくば、明日、またここで相見えよう」
「……っす」
「ではな。我が弟子のことをパーティーの一員として頼むぞ?」
そう言ってナナシは転移魔法だろうか、どこかに消えてしまった。
「ちなみに私は爆裂魔法しか使えません!」
「それ以外の魔法を覚え……」
「る気もありません!!」
「アナタ! やっぱり最高ね!!」グッ
「……っふ」グッ
「やっぱりパーティーに加えるには時期尚早だったか? ……いやでもナナシさんの指導は受けたいし……うう゛~~~ん」
次回!
迫る変態クルセイダー(せいきしのせいは性癖の性)
迫るパンツ脱がせ魔疑惑(スティール成功なるか)
迫るキャベツの群れ(サンマは畑で収穫するもの)
の三本……やるかもしれないだけなので期待せず!!
ではまた明日も見てくださいね~!
じゃんけんグーッ!!(粉☆砕)
どこまで続き見たい?
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二期(~原作4巻)ハンス
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紅伝説(原作5巻)vsシルビア
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紅伝説(魔王討伐√)
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三期(~原作?巻)
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紅の宿命(原作9巻)vsウォルバク
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紅の宿命(魔王討伐√)
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最終巻(魔王討伐√)