女神だけがカエルに穢された。
めぐみんがカズマのパーティーに加入した。
魔法使いは爆裂魔法しか使えないけど、おまけ感覚でついてきた指導者が伝説級で葛藤の末、渋々加入を認めたカズマ。
何とかロリを粘液まみれにして捨てる鬼畜変態の噂は立たなくてすんだけど、アクアがギャン泣きしてた噂は変態クルセイダーの耳に入る!!
<カズマ>
昨日は怒濤の一日だった。
初めての魔法(最強魔法)、初めての斬撃(世界最高峰)……
それから上級職であるクルセイダーを生業とする女騎士が加入したいって来た。
前衛職はほしいところだが……攻撃は当たらない変態はいらない。
「ここって初心者の街なんだよな……。いろんな意味でパワーバランス狂ってる奴らしかいないのか?」
「オイ、そのいろんな意味とやらについて詳しく聞こうじゃないか!」
「……うちのパーティーメンバーには頭がおかしいやつしかいないって思っただけだ」
「本当にどういうことか!!」
言わなくても……
アクアは水の女神らしいのに宴会と芸ばっかだし、めぐみんは爆裂狂いだし、たぶんこの前募集を見てきてくれたクルセイダーは危ない人だ。
「てか、何で俺に着いてくんだ?」
「それはあなたが師匠に変なことをしないかを監視するという建前で師匠に会いに行くからです。あの人、テレポートを使うからどこに家があるのかもわかんないですし、肝心なときには未来を知ってるのか、顔を出してくれますが……」
「今さらっと俺の扱いヒドくなかったか」
「いえ?」
コイツ……!
まあ邪魔することなければ放置しててもいいのか。
「というか、お前って俺の姉弟子ってことになるのか?」
「ええ、弟子入りするのならそうなりますね。ち・な・み・に! 師匠の弟子は私が確認してる限り私とそけっとだけで私が
「お、おう。割と少ないのな、弟子の数」
「そうですとも! 師匠は世界の狭間にいる強敵と日々死闘をしているはずです」
(してない)
「忙しい師匠が弟子をとるなんてこと、余程の才能を見いだされない限り考えられないのです!
「俺の……才能か」
なんかそう言ってもらえるとドキドキするな……
でもそのこと以上に気になるのはめちゃくちゃ一番弟子って誇張してくるな、コイツ。
ま、一番だっていうのは特別感があっていいからな、わからんでもない。
「今日、きっと才能の見極めをするのだと思います」
「そ、そう言われると緊張してきた……!」
「大丈夫ですよ。普段通りにしてればいいのです……あ、ココが待ち合わせ場所ですか?」
「一応な。好きなときにきてくれって言われたから……まだナナシさんは来ていn」
「来たか……」
「……!!」
今まで誰もいなかったその場所に突如現れたナナシ……
緊張してきた……
<主人公ちゃん>
いや~、まさか本当に来てくれるとは……。
紅魔の里改造したとき並にテンションな高ぶりそうでヤバい!
カズマ君をここでデュラハンの人こと変態ベルディア単独討伐できるくらい真改造したかった……!!
サイボーグ化とかしたかったし、精神と時の部屋に一億年くらい閉じ込めたかった……っ!!(ナチュラルサイコパス)
でも精神的にも肉体的にも負荷が大きすぎるから、仕方なく止めておこう。
今回、この時期だと確かスティールとかの盗賊スキルをクリスから教えてもらうんだっけか。
……そうだ、女神を召喚しよう!
その前に念話でクリスに断りの一報をいれといておこう。
『クリス殿、今汝の脳内に直接語りかけている』
『うぇええっ!? な、ナナシさん!? 急にびっくりさせないでくださいよ!』
『すまないが急用でな。今から召喚するのでそのまま待機してほしい』
『え、何を言って……ちょっと、何か魔方陣が追いかけてくるんですk……!?』
「……けど!! ってここは……」
「うむ、クリスの召喚成功だ」
「ちょっとナナシさん! 何勝手に召喚してるんですか!? 規則が……」
『落ち着け、今は盗賊のクリスだ』
「ほえ……?」
****
「というわけで今日は盗賊スキルを会得してもらうことにした」
「「いやどういうことっ!?」」
「学ぶなら本職の方がいいと思い、某の友人をこの時計にて英霊召喚した次第だ」
「別に死んでないからね!? 私ただの人間だから!!」
「某ゲームみたいなことすんな!? 多方面から怒られるから!」
クリスとカズマの突っ込みが冴え渡る。
カズマは何を言ってるのかな、ここは異世界なんだから大丈夫!
さっそくレッスンレッスン!!
「まあ? 勝手にここに連れてこられたのは腑に落ちないけど、幸運値が高いもの同士仲良くしよ! それからダクネスが君のパーティーに入りたいっていってたからよろしくね! 根は真面目ないい子だからさ」
「教えてくれるのはありがたいんだが、さすがにちょっと……」
「私的には上級職ですし、ちょっと性癖がアレですが、それ以外は何も問題ないというかむしろ仲間に迎えるべきだと思いますよ……?」
めぐみんがダクネスの出会い……
セシリーが汚されたと思い込んでめぐみんたちの部屋に突撃したのが最初だったなぁ。
変な出会いだったけど、あの後綺麗なダクネスがめぐみんたちに誠心誠意謝罪してたからそこが好印象だったのかな。
一応あれでも貴族のララティーナお嬢様だし、何より仲間思いの善人。
それに今ギルドを見たらアクアとダクネスが話しているのが見えた。
意気投合というか、もう一緒にお食事してるし(アクアはツケで飲食してる)、パーティーの多数決的にも加入が決まったも同然だ。
「……ナナシさん。何で俺の肩に優しく手を乗せるんですか?」
「強く……生きろよ」
「ちょぉっとぉ!? 何抜かしてるんだこの人!? 変なフラグ立てないでくださいませんか、コノヤロー!?」
****
冒険者がスキルを習得するにはそのスキルを教えてもらわなければならない。
ダクネスがいないので代わりに私が敵役になって教えることになったのだが……
まあ、何というか……
「どーして私のスキル全部効かないのこの人!?」
「女神の
「あっ!」
潜伏スキルとか敵感知スキルとかがほとんど無効だったり、スティールが効かなかったりして泣く泣くカズマにとかめぐみんに体験してもらいつつやることになった。
一悶着ありつつも、無事カズマ君はスキル(スティール・敵感知、等々)を無事習得した。
「『スティール』……こんな感じで幸運値に比例してアイテムをランダムで盗むことができるスキルだよ!」
「おお~! そりゃ便利だ!」
「……余談だが、幸運値が高いほどに自分が欲してるものを奪える。だから汝の場合、女性に対しては使わない方がいいと思うぞ?」
「何言ってんだこの人!? それは俺が変なもの盗むって言ってません!?」
「さらに余談だが、機械の部品を強奪して無力化できるように、このスキルを極めると、生物でも脳や心臓を剥奪でき……」
「何それコワッ!?」
「ちょっと私も初耳の恐ろしい使い方を教えないでくれる!? もう人に対してできなくなっちゃう!!」
「……………………冗談だ」
二人の「絶対嘘だソレ」という恐怖でドン引きした視線が痛い。
ちなみにできるようになったのは最近……
『①幸運値が自前(常人より結構高い)+②転生特典(カズマと同じくらい)+③エリス様の加護』という幸運値の塊になってしまったせい。
「心臓スティールできないかな?」なんて思わなければ無残なことにはならないから心配しないでね☆
そんな時、街中に警報が鳴り響いた。
『緊急クエスト!! 緊急クエスト!! 街にいる冒険者たちは街の正門まで集まってください!!』
「……ついに時が来たか」
「き、来たって何ですか!?」
「カズマ、落ち着いてください。キャベツですよ、キャベツ」
「ふざけてんのか!?」
お巫山戯は一切なしだ。
全てを刈り尽し、我が力の糧としよう……!
幸運値が高いものにのみ許された特権……
金色キャベツ狩りの時間だ……!!
次回!
獲得賞金1千万エリス!
レベルもアップ!
料理も最高!
そんな平和な時間だったのに魔王軍幹が……
せっかくの強キャラならそれを同じ分野で正面から打ち倒そう!
次回 ベルディアの憂鬱
次々回 ベルディアの憤怒
次々々回 ベルディアの浄化
どこまで続き見たい?
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二期(~原作4巻)ハンス
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