私の中二心を『エクスプロージョン』ッッ!!   作:桃玉

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前回のあらすじ

魔法、それは原初なる力。
爆裂、それは未知への冒険
そしてそれは最強の証!
高まる中二を爆発に変える!
穿て『エクスプロージョン』!!

……によってキャベツとベルディアが犠牲に。


魔王軍幹部がいたのでちょっかい出して困らせた

<めぐみん>

 

「俺は最近このあたりに住んでいる魔王軍幹部の者だが……」

 

 

冒険者一同が正門前に集められ何事かと思えばいかにも強そうなモンスターが一体。

わなわなと震えて突然ヒステリックに叫びだした。

 

 

「お、おおお俺の城に爆裂魔法を毎日毎日ポンポンポンポンっ撃ち込む大馬鹿者はだあぁぁああれだああぁぁあああ!!」

 

 

……まずいです。

絶対私のことですよね?

 

だってこの街に爆裂魔法を使えるのは私だけ……ではないようですが、城に爆裂魔法を撃っているのは私です。

 

そう言えば師匠も一度、爆裂魔法撃ち込んでましたよね……?

あの威力を食らってはただで済まないことは明白。

つまり今ピンピンしてると言うことは、あの時はまだいなかったと考えるのが自然でしょう(本当は主人公ちゃんがベルディア含めて復元しただけ)。

 

 

「カズマカズマ」

「カズマだよ」

「多分私たちのことだと思うのですが、ここは師匠に全て擦り付けません?」

 

「……オマエ、弟子にあるまじき発言じゃないのか、ソレ」

 

「しょうがないじゃないですか! 怖いものは怖いんですよ! それに師匠なら喜々として勝負を引き受けてくれますよ、きっと!!」

 

「馬鹿じゃないのおまえ……」

 

 

馬鹿と言われるのは心外ですがそんなことに反応してる暇があれば師匠を探す方が生存確率が上がる。

だからキョロキョロと周りを見渡してみたのですが……

 

 

「いない……だと……!?」

 

「どうした!! さっさと犯人、出てこんかい!! 出てこないならこっちにも考えがあるぞ!!」

 

 

「スゥ……カズマカズマ?」

「はいカズマです」

「どうしましょう。マズいことになりました!? 「あっそう」 普通こんな楽しいことが起きていれば 「今楽しいって言ったか?」 いつも絶対駆けつけるはずの師匠がいませんよ!? 天変地異です!」

「お前のそのナナシさんに対する変な信頼は何なの?」

 

 

本当におかしい……

いや、待て?

本当に師匠はいないのか?

 

そんなはずない。

となれば師匠は隠れてタイミングを見ている……?

 

ならばこれは私に課せられた試練、あの強敵を我が力の糧にしろということですね!(ドユコトー!?)

そういうことなのですね!

心なしか師匠が直接脳内にそう語りかけてる気がします(誰も言ってない。妄想幻想幻聴が大暴走中)

 

 

「ふっ、ふっふっふ……」

 

「め、めぐみん? 大丈夫? 緊張で壊れちゃったのかしr」

 

「ふーはははは!! 馬鹿が一匹のこのことやってきましたね、師匠の策略とも知らずに!!」

 

「オイ貴様!! 何がおかしい!? もしかして主犯か!?」

 

「話を聞いてなかったのですか! 我が師匠、ナニガシの仕業ですよ……!」

 

 

「ねえねえカズマさん」

「はいはいカズマです」

「めぐみんったらちゃっかりのじゃロリちゃんに全部濡れ衣被せようとしてるんですけど……」

「シィー。今めぐみんは緊張しすぎて頭おかしくなってんだ。そっと見守ってやろう?」

 

「おいカズマ」

「ほいカズマだよ?」

「それはつまり自分の保身に走ってるのか? 「チガウヨ」 さすが私が認めた男だ」

「名誉毀損で訴えるぞ?」

 

「そこの冒険者たち! 聞こえてますよ!! いいところなので少し黙ってもらおうか!!」

 

 

まったく、人が喋ってるときに……

みんなざわざわ五月蠅いのです!

何ですか!

みんなして「魔剣の勇者がくれば……!」とか「ドラゴンスレイヤーを呼んでこい!」「でもいつもどこにいるか……神出鬼没なあの人を探せるわけ……!」とか……

 

 

「……騒ぐな」

「め、めぐみん……?」

 

「ようやく静かになりましたね…………お待たせいたしました、そこなるアンデッド」

 

「ほう、もしやお前が俺の相手をしてくれるのか……。勇者や師匠とやらは来ないのかね」

 

「……お前程度、師匠を呼ぶまでもありません。この街にお前を屠りうる強者は何も魔剣の勇者、竜殺しだけではないのですよ…………」

 

「ほう……言うではないか、その気概に免じて先手はくれてy……」

 

「せんせー!! お願いします……!」

 

「……しょ、しょうがないわね!! 魔王軍幹部だか何だかしれないけど私に狙われたが運の尽き! 天の裁きで地獄に墜ちなさい!!」

 

「「「お前じゃないんかいっ!!」」」

 

 

べ、べっべべb別に途中で物怖じしたわけじゃないんですからね?

アクアには足止めをしてもらいつつ、詠唱の時間を稼いでもらうだけですから!

 

 

 

「素直に謝罪するなら手出しすることはなかっただろう。……興ざめだ。『死の宣告』を。汝らは一週間後、死ぬだろう」

 

 

『『デコイ』』

 

 

 

****

 

 

 

「……遅れてすまない」

 

「し、師匠!! それにダクネスまで……どうして」

 

「……庇ったか。愚かな者め」

 

「愚かか……何とでも言え。某は最善を尽くすまでよ」

 

「……オマエ、どこかで見たことある気がするのだが……」

 

「急に何だ、新手のナンパか?」

「ちゃうわ!!」

 

 

 

 

 

「…………ああ、思い出した」

 

「やはりどこかで……!」

 

「主、女湯や女子トイレに顔をよく置き忘れる魔王軍幹部のデュラハンではないか」

「まじか……」

「さすがは魔王軍幹部の者! そんな女性に対してそんな仕打ちをするとは!」

 

「ちょ、どこでそんな、じゃなくてそんなことことしてないんだが!?」

 

「最近聞いた話では巨乳に向かって頭を胸に投げて『チェストォー!』と叫んだり、美人のスカートの下に向かって転がして『ストラァーイク!』とか言っておると知人のリッチーから聞いておるが……」

「あのもしや、呪いにかかった女性冒険者に『呪いを解いてほしくば俺の言うことを聞け』と命令し……屈辱的だぞ!?」

 

「ちょ、ホントやめっ……! と、とにかく! もし呪いをといてほしくば俺を倒しに来るんだな!!」

 

 

こんな感じでベルディアは帰宅なされた。

 

 

「……これで一件落着か」

 

「どこが一件落着なんだ!? 呪いとかとかどうs!?」

 

「いや、問題ない。……アクア」

 

「任せてちょうだい!! 『セイクリッド・ブレイクスペル』!!」

 

 

 

 

 

 

<ベルディア>

 

調査記録:○○日目

 

今日は俺の城を毎日爆破している大馬鹿者に鉄拳制裁してきた。

毎日毎日ポンポンポンポンしつこかったから死の宣告してやったわ!

 

ふースッキリ!!

 

これで奴らも懲りて、えええぇぇぇぇええええっっっ!?!?!

 

城が……俺の城がなくなってるぅぅぅぅううう!?

 

どう言うことだ!?

 

置いてきた部下たちも一人残らず更地と化してるとは、一体何があった!?(主人公ちゃんが遅れた理由)

 

 

ま、まあ魔王様の自動修復機能があれば大丈夫だろ(そんなものはなかった)

 

 

 

 

 

調査記録:○☆日目

 

結局野宿して目が覚めても修復されてなかった。

仕方ないので一人細々レンガを積んでいる。

 

全く進んでいる気配がない。

これでは奴らが来るまでに直し終わらないぞ!?

一週間後に死の宣告しちゃったけどもうちょっと猶予を与えればよかったなと後悔した。

一ヶ月たったら何とか直るだろうが、内装は無いそうです何てギャグ、魔王軍幹部であるこの俺が使えるかっ!!

 

こうなったら最終手段だ……

段ボールで張りぼてを作り、前座はなしですぐ俺と戦うように中を最低限一部屋作るしか……

 

 

「『……ジョン』ッッ!!」

「ひぎゃああぁぁああああぁあああああぁあっぁああああああ!?!?!?」

 

 

 

 

 

調査記録:○△日目

 

ヤベェ、ヤベェよ……!!

あの女騎士、俺の城まで押しかけてきやがった……!!

しかも単独でだ!

 

俺に「さあ! わざわざ来てやったぞ! ……まさか何もないところで待っているとは、野外でのプレイをご所望か!! いいだろう、私の体を自由にできても、果たしてわ、私の心まで自由にできると思うな! さあ、試してみろお前の辱めを!!」とか行ってきて過去一番の恐怖を感じた。

 

途中仲間の刀使いが「すまない、世話になったの」といってあのドMの変態クルセイダーを引き取りに来て、引きずって帰らなければ今頃俺はどうなっていたか……

考えるだけで寒気がする……

 

そう言えばあの刀使い、確か竜殺しだの師匠だのと呼ばれていたが、やはりどこかで見覚えが……

具体的には魔王城のどこかで記憶が……

 

 

 

「『……ン』ッッ!!」

 

「ぎぃぇぁぁああああああああぁぁぁあああああ!?!?!?」




激おこぷんぷん丸の首なしアンデッドがまたしても街にやってきた!

今度こそ我が魔法で破滅の引導を渡しましょう、エクスプロージョン!!
クソアンデッドは滅ぶべし、セイクリッド・ハイネス・ターンアンデッド、そしてセイクリッド・クリエイトウォーター!!
くっ、また私を狙いに来たのか、セイクリッド・エクスプロード!!(まね)
お、効いてる効いてる、クリエイトウォーター、スティール!!
某の名声を高める道具として感謝するがよい、失墜する天空(悪役ブーム)

次回、ベルディアの浄化

どこまで続き見たい? 

  • 二期(~原作4巻)ハンス
  • 紅伝説(原作5巻)vsシルビア
  • 紅伝説(魔王討伐√)
  • 三期(~原作?巻)
  • 紅の宿命(原作9巻)vsウォルバク
  • 紅の宿命(魔王討伐√)
  • 最終巻(魔王討伐√)
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