私の中二心を『エクスプロージョン』ッッ!!   作:桃玉

28 / 162
前回のあらすじ

初登場のダストの扱いは適当だった。
デストロイヤーをデストロイしようとしてた。
戦闘シーンはなかった。


無断で巨大兵器作ったら警察に怒られた

<カズマ>

 

どぉぉぉおおおん    ズドォォォン

 

キィーーーーーィッィィイイイン   ガリガリ……

 

 

「カズマカズマ!!」

「カズマだよ?」

「あれを見てくださいっ!! 巨大ロボ同士の戦いですよっ!!」

 

「……まさか剣と魔法の異世界で巨大ロボ同士の戦闘が見られるとは思わなかった。めっちゃかっこいいな」

 

「そうでしょう! かっこいいでしょう! さすがカズマはいい感性を持ってます!」

 

「紅魔族に言われるとなんか微妙だ。……本当なら今頃アイツに俺たち蹂躙されてるんだぜ?」

 

「ですが師匠のおかげで何も問題ありませんね!」

 

 

……ナナシ、準備してるから大丈夫とか言ってたけど、これを見越して準備してる時点でいろいろ意味不明なんだが?

 

ま、ナナシに任せれば何でもなんとかなるだろ。(フラグ)

何か成り行きで俺が今回の作戦の責任者になったけど大丈夫大丈夫!(特大フラグ)

 

どうやったらこの未来を見据えることができるというのだろうか?

どうしてこの数ヶ月もしない間にあんな巨大兵器を完成させられるのか。

何で街を滅ぼす敵とかち合って平気な兵器をさも当然のように準備しているのか……

 

何もかも理解が追いついていない代わりにテレビで見たことがある巨大なもの同士の戦闘をリアルガチで見られていることに「現実味ねぇ……けどかっこいい!」という感想しか出ない。

 

 

「さて、某が弟子めぐみんよ。そろそろお遊びは仕舞いにしようか」

 

「……ふっ、了解です!」

 

 

アクアの魔法でデストロイヤーの結界は剥がれている。

剥き出しの状態のところにドデカい魔法を一発撃ち込んでやれば……少なくともデストロイヤーはこれ以上進行不可能となるはずらしい。

 

 

「ふぉぉおおおああ!! 何ですかこの杖は!」

 

「どしためぐみん!?」

 

「ああ、それは某が杖の制限を取り払い魔力の使用効率を限りなく100%にしたものだ。純マナタイト製の杖でも実現不可能だったためマナタイトを高密度に圧縮した一品だ。一歩間違えるとポンだが今は有事だ」

 

「今とんでもないこといったか!? そのポンって何なんだ!?」

 

「ほ、本当に最高の感覚です! 我が杖が私と共鳴し、周囲に散らばっている魔力をも取り込み、うねり高まってます! ハッハッハ! 気を抜くと杖に意識を持って行かれそうですね!!」

 

「……呪いを込めるとその対価として強い武器ができるのは言わずもがな」

 

「マジで呪われてんのかその杖!? ヤバすぎるもの作ってんじゃねぇ!!」

 

「ではそろそろ某も準備するか」

 

 

オイ、これ以上何をやらかす気だ?

いや、この人の場合実力が伴ってるし悪いことにはなんないけど毎度目が飛び出るくらい仰天して腰を抜かしがちな俺の身にもなってほしい。

疲れんだよなぁ……

 

 

「実はな、デストロイヤーに以前遭遇し、内部に侵入したことがあったのだが……」

「今さらっととんでもないこといったな!?」

「如何せん動力源がやっかい極まりないコロナタイトという太陽の石でな、そいつをどうするかが問題なのだ」

 

「コロナタイト……伝説の鉱石じゃないですか!? 伝説によると一生燃え続けるとか……」

 

「ああ、だからデストロイヤーを再起不能にした時点で行き場を失った熱による大爆発する可能性がある。そうなれば都市2つくらい壊滅させるだけの威力がある」

 

「お、おい! じゃあ今回の作戦って失敗したら……」

 

「否、失敗はない。今回は準備に準備を重ね、コロナタイトを消滅させる手段がある」

 

「おおっ! そうすれば爆発は防ぐことができるって訳だな! ……で、その方法は?」

 

 

「……世界に干渉し、その権限を以て太陽をこの地に顕現す」

 

「は?」

 

「神をも滅ぼす魔法を操りし双璧のウィザードよ、最強の魔法を今昇華させよう」

 

「は? えっ? ……は?」

 

「「黒より黒く闇より暗き漆黒に我が真紅の混交を望み給う。覚醒の時来たれり、無謬の境界に落ちし理、無業の歪みとなりて現出せよ!! 穿て! 『エクスプロージョン』ッッ!!」」

 

「物質の核を崩壊させる爆裂よ、太陽の石を襲撃せよ! 絶望の権化となりて紛い物を滅せ! 希望の威光を今示せ!」

 

 

 

『魔法標的誘導』『二重反射結界』『インプロージョン』

 

 

 

 

 

 

「…………は?」

 

 

 

 

 

本当にそこに太陽が現れたみたいに、眩い光。

 

俺たちの前に張られている結界の外を視認できない。

ただわかるのはこの結界の外では俺たちが想像し得ないほどの超常現象が起きているということくらいだ。

 

しばらく経つと光が収まってくる。

結界のおかげで一切の灼熱の熱波はない。

しかし外の光景がその異常を物語っていた。

 

 

デストロイヤーとガルガンチュアがいたところは元々そこには何も存在しなかったかのようにぽっかりと穴が開いている。

溶けてガラス質になった大地、今もなお赤く熱を発していることがわかる。

 

草木も地面さえ残さず蒸発して無残な姿になった地形……

 

 

……これ、デストロイヤーの爆発よりましなのか?

 

 

 

 

 

 

<主人公ちゃん>

 

はいー!

というわけでコロナタイトの位置は把握済みでしたのでそこを始点に核融合させました!(アホ)

 

後処理も抜かりなく、セイクリッド・ピュリフィケーションで全部浄化しました!

※地面が蒸発してガラス化したことには触れないスタイル

 

それよりも……ガルガンチュアまで一緒になくなってしまって悲しいです。

ガルちゃんはお星様になったんだ(太陽になったの誤り)

このことは忘れるまで忘れないからね……!

 

そんなこんなでコロナタイトを消滅させました☆

所詮、太陽の紛い物……本物には勝てないわけですよ!

 

街には被害出てないし、久しぶりに超精密かつ全力を超えて魔法使ったから倒れちゃったけど備えあれば嬉しいな!

マジックポーションをしっかり持参してたので誰にも倒れてるみっともない姿は見られてないはず……。

だってみんな眩しくて何も見えてなかったでしょ?

 

私、天才なのでわかってるんですよ?(←バカ)

……カズマくん、何こっちを見て白い目してるんですか?

私の魔法すごかったでしょ?

 

え? デストロイヤー爆発させて結界魔法で防いだ方が地面の補修楽なんじゃないかって?

さすが、補修のプロ! 着眼点が違いますな!

 

でも野暮なことは言わないでください!(現実逃避)

それにデストロイヤーの機体だけじゃなくてコロナタイトも爆発したら私の魔法でも手がつけられない可能性(あくまでも可能性)があるので、より確実にやりました!(言い訳)

 

めぐみんからも言ってあげてください!

あの爆発は三人の力の結晶だって!(責任の分散)

 

……えっ? 私じゃなくてカズマさんに何故か国家転覆の容疑がかかってる?

 

 

カズマさん何も悪くないのに警察の人に怒られてる……

ファイトです、責任者カズマさん!

 

……私ちょっとやることがあるので代わり頑張ってくださいね?

 

え、喜んでやってくれるって!?(幻聴)

ありがとうございます!!

 

これで心置きなくアクシズ教とエリス教全勢力を上げて悪魔退治に行く準備ができます!

 

え? 悪魔退治実行時期はって?

 

 

もちろんまだまだ先ですが?

確実に悪魔の尻尾を掴むために秘密裏にいろいろ頑張りますので急かさないで待っててね?




次回

カズマとダストの独房飯(孤独のグルメ)
マイナスから始まる借金生活

釈放されたら新たな生活を始めましょう。
ゼロから、いえ、マイナスから!

どこまで続き見たい? 

  • 二期(~原作4巻)ハンス
  • 紅伝説(原作5巻)vsシルビア
  • 紅伝説(魔王討伐√)
  • 三期(~原作?巻)
  • 紅の宿命(原作9巻)vsウォルバク
  • 紅の宿命(魔王討伐√)
  • 最終巻(魔王討伐√)
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。