私の中二心を『エクスプロージョン』ッッ!!   作:桃玉

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前回のあらすじ(誇張)

デストロイヤーとガルガンチュアの戦い
神話のような決戦が勃発する。
降臨する太陽の神が裁きを下す。

カズマ、犯罪者にジョブチェンジ


アクアと爆裂!!(二期)
悪魔の証明をするために裁判をしてみた


<アクア>

 

皆さん、こんにちは。

世界中に一千万人の信者を有するアクシズ教の神、水の女神アクアです。

 

そんな私ですが今現在サトウカズマさんと一緒に魔王討伐の旅へと出かけております。

この世界の人たちのためにも、天界に戻るためにも、何よりシュワシュワをおいしく飲み明かすためにもこの戦いは避けては通れないのです。

 

 

……そんなこと言ってる場合じゃないわ!

カズマ、カズマさんが犯罪者になっちゃったじゃない!?

セクハラで捕まるかもとは思ってたけど最悪死刑の国家転覆罪で捕まるなんてどうしてくれんの!?

魔王討伐は!?

私の豪遊生活は!?

天界に戻れないじゃない!!

 

ああああ!! どうすれば……

あ、そう言えば私ったら日本のゲームで何たら裁判とかやったことあるじゃない!

ならその経験を生かせばカズマの無罪なんて確定じゃないかしら!

 

とりあえず「異議あり!!」と「ちょっと待った!!」の練習をしておきましょう!

ついでにめぐみんにも教えてあげましょう!

きっと明日の裁判は楽しいわ♪

 

 

 

 

 

<カズマ>

 

「サトウカズマ。お前に国家転覆罪の容疑がかかっている。検察官」

「はい、読み上げます。被告は街の守りの要である城を無断で改造したあげく、消し飛ばしていた。……それに加え昨日、何者かによって領主の屋敷が消し飛ばされていた。こんな大規模な爆発を扱うパーティーはアクセルの街において貴様しか……」

 

 

「異議あり!!」

「擁護人は静かに、まだ検察官の話が終わって……ああ、裁判が初めてでしたね。いいでしょう、今回だけは大目に見てあげます。擁護人、弁を」

「……? ああ、異議ありって言いたかっただけなのでもういいです!」

「被告人……」

「すんません……ホントすんません!! アクア、お前は黙ってろ」

 

 

やっぱりアクアは使えねぇ……

代わりにめぐみん、ダクネス、頼りにしてるぜ!

嘘を見抜くクソ魔道具に俺は屈しない……!!

 

 

「おう、兄弟! 元気してたか?」

「被告人、この方とは……」

「ただの知り合いです」

「ひっでーじゃねえか! 昨日だって夜をともにしたのによ!」

「言い方キモいぞダスト! そもそも牢屋で飯食って寝ただけだろ」

「いいや、カズマ様々だったぜ? 昨日のくず野菜のスープ、ティンダーで冷め切った残飯みたいなくそ飯があんなにましになるとは思わなかった。それと水も、酒じゃねぇのは駄目だが、フリーズでキンキンに冷やした水は熱い飯の後には最高だった……」

「『クリエイトアース』『ウィンドブレス』」

「ぐああああ、目がぁ……目がぁ……!!」

「仲よさそうですね」

「……ただの知り合いです」

「魔道具は……反応しませんか。交友関係の悪さを証明したかったのですが……」

 

 

くっそ、ダストの野郎、昨日の夜をことをペラペラと……!

おかげで疑われてるだろーが!!

セナ(検察官)の疑いの目が痛い。

心配そうに裁判の成り行きを見守っているのはめぐみんにダクネス、それからクリスたち街の冒険者。

アクアはアホな顔してるだけだから後で殴ってやろう。

あと事件の発端なのにここにいないナナシも殴ってやる。

 

 

「もういいだろう。どう見てもやつは黒だ。死刑にしろ」

「死刑!? 俺死刑なの!? 城改造したのも消し飛ばしたのも俺じゃないし命令もしてねぇよ!! そもそも魔王軍の関係者でもテロリストでも何でもないのに、俺が死刑!?」

「……! 魔道具が反応しない!?」

「……検察官。これでは証拠は不十分ですね」

「そ、そうですね……」

「被告人サトウカズマ。証拠不十分により無罪放免と……」

「待て」

 

 

裁判長の判決に待ったをかけるのは領主のアレクセイ。

豚オブTHE豚みたいな臭そうな奴だ。

 

 

「俺の面目を潰すきか? 死刑にしろ、いいな」

「…………はい。被告人を死刑と……」

「ちょっと待った!!」

 

 

アクアの声が鳴り響く。

 

 

「今邪な気配を感じたわ! 悪魔のくっさい匂いがそのおっさんからね!!」

「魔道具が鳴らない? ……ということは本当に」

 

「時は満ちた」

 

「何者ですか!?」

 

 

俺の隣に突然現れたナナシ。

俺のことほったらかしにしてほんとおまえどこ行ってたの?

おまえ元凶だろうが!

 

 

「某、名無しと呼ばれる者なり」

「あなたが街で有名な冒険者の……。そんな貴女が何をしに」

「今回の騒動を終わらせに来た。女神エリスと女神アクアとの盟約に従い、悪魔の介入があるこの裁判、聖女(勇者)の名の下に無効とする」

「痴れ者がっ! 俺の屋敷が吹き飛ばされたんだぞ! 黙って裁判を続け……」

「黙れ下衆が。立場を弁えよ。女神の代弁者である某を妨げるとは、万死に値する」

 

 

 

いきなり来て何言ってんだこいつ!

しかも殺気を領主に巻き散らかすな!

助けに来てくれたとことには感謝するけど、おまえのせいで俺の死刑が確定しそうなんだが!?

そうなったら恨んで……なんか返り討ちされそうだからそこまでにしといてやる!

 

 

 

「この裁判、ダスティネス家のみならず二柱に見られていると知れ。悪魔の実態を捉え次第使役者も諸共神罰により滅ぼさん。命惜しくば自ら牢に入り、悔い改めよ」

「キサマ……この俺に向かって何を言っておるのだ!」

「惚けても無駄である。……さて、言いたいことは言った。後のことは頼んだぞ、ダスティネス家の令嬢殿」

「……承知しました、聖女様」

 

 

なんか俺が知らん内にダクネスが貴族の令嬢だったりナナシがアクシズ教とエリス教の聖女かつ勇者だってこと、悪魔が関わってることが一気に明るみに……!?

いっぺんに情報を開示すんな!?

混乱するから!

 

 

 

 

 

 

<主人公ちゃん>

 

「よかったわね! みんなおうちに帰って来られて!」

「そうだな、ナナシが出てきたときにはどうなることかと思ったが……」

「全て師匠の手の上で踊らされていた悪徳貴族の青ざめたような顔を見たときにはスカッとしましたね!」

「ほんと、優秀な子が聖女になってくれてよかったわ」

「おい、よかったじゃねえから! 借金! 結局俺たち借金まみれなんだが!」

 

 

……カズマくんには少しだけ申し訳ないことしちゃったなぁ。

本当は裁判受けるべきなのって私なのにカズマくんが全責任を……って言質を取っちゃったせいで私の身代わりにさせちゃって(確信犯が何を今更)

 

まあでも原作では12億エリス超の借金だったから。

借金の内訳は城の破壊(二回目)の修理費用と街前の超大規模に破壊された地形を直す費用、合わせて5億エリスなので結構返済まで楽ちんだよね?

 

え、もっとうまくやれば借金なんてなかったんじゃないかって?

……ロマンと比べたらそんな借金の一つや二つ、どうってことないよね?

 

さらに言うとアレ臭の屋敷を破壊したけど、別にムカついたからやっただけだし、犯人不明で処理されたんだから問題ないっしょ?

 

 

とりあえず今日の成果としては悪魔がアレ臭に関わっていることを示唆できたし、しかもみんなの前でそれをぶちまけられたから辻褄合わせもしにくいでしょ。

アレ臭の監視の目は強まるだろうし、行動も制限される。

これに懲りて大人しく自首してくれるか、神罰を恐れて善行を積んでくれれば万々歳なんだけどできればうまくいってほしいんだけどなぁ……(超希望的観測)




次回(担当:ゆんゆん)

ひ、久しぶりね、めぐみん!
あ、先生もお久しぶりです……!
私ようやく上級魔法習得したんです!
というわけで勝負よめぐみん!
い、一撃の威力対決なんてめぐみんに勝てるわけないじゃない!

え、一人で何ブツブツ言ってるのかって?
もちろんみんなに会ったとき用に予行練習を……ぼ、ボッチじゃないです!

どこまで続き見たい? 

  • 二期(~原作4巻)ハンス
  • 紅伝説(原作5巻)vsシルビア
  • 紅伝説(魔王討伐√)
  • 三期(~原作?巻)
  • 紅の宿命(原作9巻)vsウォルバク
  • 紅の宿命(魔王討伐√)
  • 最終巻(魔王討伐√)
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