結局ダクネスは辱め(笑)を受け、
駄女神はカエルに捕食されて、
めぐみんは大人になった。
ゆんゆんと黒歴史を晒し合って泣いた。
<アクア>
「ねぇカズマさん?」
「どうしたんだい、アクア?」
「私たち、ダンジョンに来ているわけだけど」
「ああ、そうだな」
「めぐみんだけ残してきて、爆裂魔法我慢できなくて、私たちごと吹っ飛ばさないかしら?」
「アクア、そう思うんだったら何でついてきたんだい?」
「お宝が眠ってるっていうなら二人で一緒に探した方が見落としもなくていいと思うの」
「そうだな。俺たちが生き埋めにならなければの話だけどね?」
「……」
「……」
「じ、自分でいっておいて何だけど。めぐみん、流石にないわよね!」
「そうだな、今頃『大きいこのダンジョン、ぶっ壊し甲斐がありそうですね!』とか言ってるんじゃないか?」
「……」
「……」
「さあ! さっさとお宝探すわよ! めぐみんが私たちを生き埋めにする前に!」
「いやっ戻れよオマエッッ!!」
カズマに任せっぱなしにしたらお宝見つかったとしても全部借金の返済に当てちゃうじゃない!
そうはさせるものですか!
私の本気、見せつけて私の酒代のツケを返さないと……!
今朝もギルドの前に怖い取り立て屋がいたし早急に解決しないといけないわ!
「それにしても悪魔臭といいアンデッド臭といい、ゲロ以下の臭いがプンプンだわ」
「昨日飲み過ぎてゲロってたのはオマエだけどな? ……なあ、本当に初心者ダンジョンなのかココ」
「初心者ダンジョンは大体初心者が『初心者ダンジョンなんて楽勝だぜー!』とかいってあっさり死ぬから大体こんな感じなんじゃない? 『ターンアンデッド』! 誰にも気づいてもらえず浮かばれない魂の温床よ。『エクソシズム』! それと残機を増やそうとして下級悪魔が腐肉に群がるのよ」
「悪魔はハエか何かか! てかダンジョン怖ッ!」
「でも安心してちょうだい! 何たって女神たる私がついてるんですもの!」
「本物のアクア様だ……」
「何、誰がいつ偽物だったか言ってごらんなさい? 直々に
私はいつだって本物の女神アクアなんですけど!
もし私の名を偽ってる愚か者がいたら怒りの鉄槌を頭に落とすんだから!
<主人公ちゃん>
よし、カズマたちがダンジョンに潜った!
……今回も楽しい楽しい中二病の時間が始まりました!
と、その前にクリスさんに情報提供しないと。
「もし、クリス殿」
「うわ! ビックリした! 気配を消して後ろから急に声かけないでよナナシさん!」
「すまない、急用で転移してきた故……」
「何々? もしかして悪魔の尻尾掴んだ?」
ちょっ、めっちゃ目がキマッてるんですが!?
普段怒んない人がそんな狂気じみた表情しないで怖いから!
「いや、まだだ。急がば回れ、辛抱しろ」
「ちぇー、残念!」
「話は別にあってな……時に財宝に興味はないか?」
「……くわしく」
「キールのダンジョンに隠しルートが発見された。現在カズマらが行っているらしい」
「……ちょっと用事を思い出しちゃったー。有益な情報ありがとねー」
よし、これでクリスはしばらく地上にいるだろう。
キールさんが浄化されてエリス様のところに行っちゃうと……
エリス様、アンデッドアンチ(極)だから絶対キールさんと合わせられないよね。
合わせた瞬間問答無用で地獄に落とすような人だから……
てな訳でキールさん、無事に奥さんと再会できるように転生のお手伝いをしよう!
つまり女神代行サービス!
行ってみよー!
<キール>
「よく来られた。不死の者。ここは輪廻を司る間である」
「……ようやく逝けたか。アレ、あなたエリス様じゃないですね?」
「すまないが、今回は代行だ」
「ああやはりそうでしたか……」
「エリス教徒か?」
「いえ、無宗教でして……」
アクアさんから胸が異様に膨らんでいる女神様がエリス様だと言われましたので目の前にいる方は違うと思っただけです。
「アクア様の話は聞かせてもらっていた」
「そうでしたか……」
「汝は知っておるだろうが、アンデッドは神の加護を捨てた裏切り者ぞ」
「ええ、心得ております」
「本来はいかなる理由があろうと言語道断の禁術。罪を償わずして輪廻の輪には戻れぬ」
「やはり私は、少しこちらの世界に長く関わりすぎたのですね」
知っておりましたとも。
女神アクア様が許してくれただけで私は幸せだったのです。
愛する妻の元に逝けるだけで幸せです。
如何なる形だろうと再会できるのならそれでいいのです。
「しかしながら、本来ここは女神エリスの管轄……私の居場所ではない、故に汝の愛の形を、神の加護を捨て去った物を傲慢だと断ずるか? 否」
目の前の女神様が力強く声を張る。
私の罪が剥がれる、神に逆らったという傷が癒えていく、そんな暖かな光が私を包む。
まるで先ほどの女神アクア様の浄化と同じような光に包まれていく。
「手を握るのは愛を伝えるためだ。剣や杖を握るのは何かを守るためだ。人が人として愛する者のために手を使う者を誰が否定できようか。善し悪しはあれど、守るという意志に変わりはない。これを否定する者がいれば我がそれを否定するだろう」
「……ありがとう、名も知らぬ女神様」
「私はそんな大層な存在ではない、ただの代行者だ。……さて時間だ。思い出せ、汝が何を守ろうと思うたか」
「ええ、しっかり思い出せますとも」
「ならば往くがよい」
「女神様、本当にありがとうございました。最後にお名前だけでも……」
「……我が名はナナーシャ。武術と魔術を極むる者なり。新たな生に祝福あらんことを」
ありがとうございました、偉大なる神様。
<主人公ちゃん>
……ふー。
よかった……最高によかった!
「あ、ナナシさん! ちょっと結局カズマくんに全部財宝取られちゃってたんだけど! すごくショック……」
「そうか、ならば別のダンジョンにでも付き合うか?」
「え、いいの!? 珍しいこともあるもんだね?」
「今日は
「ふーん……。じゃあさ!」
「ここの貴族の家に侵入するのはなしだ」
「えー! いいじゃんかちょっとくらい! 悪い噂しか聞かないしさ! ね?」
それをすると原作ブレイクしちゃうから駄目なんだよね(既に壊れている件)
それにそう言うのはカズマくんを連れてきた方が楽しいでしょ!
……なんて理由で引き下がってくれる訳もないのでとっておきを繰り出す。
「今ダクネスが滞在中だ」
「どうしてダクネスがそこに!?」
「何でもお見合いらしい」
「あの臭そうな名前の人と!?」
クリスさん……結構毒舌だね。
いや、私が言い出し始めたせいだけどさ、仮にも清楚担当がそんな……
まあ実際、悪魔臭するけどね?
それと油っぽくて汗臭そうな見た目だけどさぁ……
「いや、その息子とだ。何にせよ見つかったら大目玉食らうぞ? また今度にしておくべきだ」
「そっかー……あのダクネスがお見合いか……」
「……代案がないのならダンジョンの悪魔とアンデッドを浄化する魔方陣を書くとか如何か?」
「お、いいねぇ! エリス教の聖女の自覚出てきたんじゃない?」
「汝は女神としての自覚を……」
「わーわー! 聞こえたらどうすんの!? それにメリハリが大事なの! そうとなったら早速新エリス教コンビで行こー!」
次回
ダクネスがお見合いをすることに……!?
どうにかして結婚を阻止したいダクネス。
優良物件なのに何言ってるんだとカズマ。
そんなのどうでもいいと花鳥風月アクア。
爆裂爆裂ラーンラーンラーンなめぐみん。
一緒にエクスプロージョン主人公ちゃん。
どこまで続き見たい?
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二期(~原作4巻)ハンス
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紅伝説(原作5巻)vsシルビア
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紅伝説(魔王討伐√)
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三期(~原作?巻)
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紅の宿命(原作9巻)vsウォルバク
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紅の宿命(魔王討伐√)
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最終巻(魔王討伐√)