ダクネスのお見合いを陰ながらぶち壊そうとしてエクスプロージョン!
ダンジョンを崩さないように注意しつつ敵にエクスプロージョン!
放てれば何でもよかったからエクスプロージョン!
<カズマ>
「おい、何でナナシさんがここにいる……」
「弟子に誘われたからだが?」
……よくよく思えば俺が何か大変な目に遭うとき、いつもこの人いるくね?
魔王軍の幹部とか大物懸賞首の討伐となったら絶対この人いるくね?
そもそもデストロイヤーの時、俺が苦労したのってコイツが原因じゃね?
そのくせメッチャちゃんと活躍してるし文句言える立場じゃないのが厄介極まりなくね?
……ってことは今回もラスボスみたいなやつと戦わなくちゃいけないのか!?
さすがに考えすぎか(笑)
うん、きっと大丈夫!
幸運値高いはずの俺がこうも連続して変なことに巻き込まれるなんてあるはずn……
「スンスン……何か悪魔くさい、悪魔臭いわね!! あり得ないほど臭いんですけど!?」
「おいアクア! ただでさえキリキリしてる胃にとどめ刺すようなこというなよ!」
「ええっ!? なに!? 何か理不尽に怒られたんですけど!?」
「お、おいカズマ! そういうのは私の担当だろ! さあ! 私を罵るがいい!」
「……とりあえず俺とダクネスとアクアであの中確認してきます」
「ほ、放置プレイときたか……///」
「いやよ、私ダンジョンの中に行きたくないわ……」ガクブル
「……じゃあ俺とダクネスだけd」
そう言いかけたとき、後ろからポンッと手が置かれる。
俺は後ろを振り向かない。
だって後ろを振り向いたら……
「アクア殿の代理で某が参ろう」
どうやらだめだったようです。
この人がついてくるということはそれ即ち強敵が待っているということだ。
俺はこの一年にも満たない期間で学んだんだ。
ナナシはどんな戦いでも無双する戦闘強で、自ら死地に赴き、死地が自ら寄ってくるような戦闘狂……つまりヤベェ人だってことを。
この人がいる限り敵を何とかしてくれるという安心感はあるけど、それ以上にどんなとんでも方法を使って敵を圧倒するのか、カッコいいんだけどそれ以上に俺の金銭的負担とかヤバイからマジで胃が痛くなる……
「魔王軍幹部を凌ぐほどの大悪魔が潜んでおる。心してかかれ」
「そうか、ならば私が前に出よう。クルセイダーとして、エリス教徒として悪魔討伐に力を注ごう」
……マジで死にそう。
<主人公ちゃん>
「……何か魔方陣増えてません?」
「ああ、これはこの前エリス殿と一緒にやった」
「何してんだオマエ!? ってかエリス様とって言ったか!?」
「キール殿を転生させたときに二度とアンデッドが住み着かぬようにな。一見何もないが……ここにも」
私はそこら辺にいた土人形をその壁に投げつける。
すると魔方陣が出現し、破魔魔法、浄化魔法、昇天魔法が起動してジュッとモンスターが消滅する。
「まあこのように、邪悪な魔力を感知し焼き尽くす。再使用まで時間がかかるがモンスターの魔力を取り込み半永久的に作動する。それがまさかこのようなことになろうとは……」
まあ知ってたけどね!
これのおかげでエリス様も喜んでたしバニルさんの矛先も私に向いてくれるだろうし、いやぁ、一石二鳥です!
「……すみません。あのエリス様とナナシさんをうちのバカと同一視してしまってすみません」
「……反省している猶予はないようだ。見ろカズマ」
「あれは……こいつらの親玉か?」
そこにいたのは……
もちろんバニルさん!
バニルさんかっこいいよね!
残機を全消費する勢いで戦われたら負けちゃうかもしれないめっちゃ強い悪魔。
お互いウィズさんで苦労しているので今ではいい友人です。
「ほう……よもやここまでたどり着くとは。我がダンジョンへようこそ冒険者よ。我が輩こそが諸悪の根源にして元凶、魔王軍幹部にして悪魔たちを率いる地獄の公爵。この世の全てを見通す大悪魔……バニルである」
「スゥ……俺たち帰ってるのでナナシさんオナシャス!」
「うむ、任せられた。しかし魔方陣は……」
「ああっ! 私もエリス教徒としてここに残るからお構いなくっ!」
「……俺が急いで消してくるんで。ダクネスも黙ってこっちこいっ! ナナシさんの戦闘に巻き込まれないように!」
「お構いなく。……お構いなくっ! 構うなと言ってるだろ!? 私に構うなああああぁぁぁぁぁぁぁ……」
カズマに無理矢理引きずられて物惜しそうにここを後にするダクネスを見送る。
「……待たせたな!」
「うむ、久方ぶりだ。魔王城以来か……」
「懐かしい記憶よ。爆裂魔法で結界を破壊して堕天使を爆殺したとき対面したのが最初だったか……今も破滅願望は相変わらずか?」
「もちのろんである! 汝も相も変わらず息災であったようだな。あの頃の汝はレベル1にも関わらずが見通しにくかったのも驚いたが、それ以上に紅魔族以上に頭が狂ったヤバいやつだったことに驚いたものよ」
「それにしても体がボロボロではないか……。一体どうしたと言うのか?」
「あんな奇天烈な罠に我が輩が気づけなかったのに惚けるでないわ! 貴様の仕業だろっ!!」
「すまないな、つい先日天界に行ったら聖女認定されてしもうて……たまにはそれらしいことせねばとなと……。ついでに最近魔王軍幹部が面倒くさくなってきたと風の噂で聞いたが滅ぼそうか?」
「いや、貴様に討伐されたところで旨味が少なすぎる。どうせならさっきの小僧と鎧女に……」
****
「魔方陣を消してくれたこと、大変感謝するぞ、小僧」
「おお! ナナシ! 討伐できたのか! ……ってその仮面は」
「この体は本当によく馴染む! 最高ハイッってやつだァ!」
「まさか本当に……!?」
というわけでバニルさんに体乗っ取られちゃいました!
……はい、まあ嘘ですが。
本当は全然そんなことなくて魔力制御で取り憑きは阻止できてる。
え? 何ですかバニルさん?
私に主導権を渡してほしい?
でもいいの?
それすると……はあ……しょうがないなぁ
「ふはははは!汝らの絶望の悪感情、大変美味である!」
「くそっ! あのナナシがやられるなんて……!」
「しかし安心するとよい。悪魔にとって人間とはおいしい悪感情を生み出してくれるありがたい存在なのである。故に人間を殺すことは極力しない。そう、人間はな……。憎き女神は別だがな!! ではさらばである! フハハハハハ!」
「あ、おい! 待て!」
「ぐふぉあっ!?」
「あ、すまない! 思わず力んで……」
「ぐっ……どういういうことだ、これは。ナナシの体がこの攻撃が一切当たらないへっぽこクルセイダーに劣るとでもいうのか……!?」
ほら、いわんこっちゃない。
私のステータス的な部分は攻撃と素早さは高めだけど防御はね……
ゴミカスなんだよね。
しかも職業が冒険者だからステータスの伸びがあんまり恩恵にないし、スキルとか魔法とか体術とか……いろいろ組み合わせないと結局そんなに強くないんだよね。
具体的な素のステータスをいうと……
攻撃力はダクネスくらい
防御力はめぐみんよりちょっと強いくらい
……実際レベル50を超えてるのにレベル1の頃の数倍しか成長してない。
冒険者が不遇職だと言われている要因の一つはこの成長率の低さがあると思う。
その分レベルアップに必要な経験値は少ないけど。
まあとにかくバニルさんは私のオリジナル魔法とか改変魔法を使ったりするの相性とか見てもむずいせいで弱くなってるんだと思うんだよね……
女神の力だし、使い方わかんないだろうし。
「くそ、そういうことはもっと早く言わんかいッ!! こうなれば取り憑く対象を変えるのみだ!!」
……
こうしてダクネスに憑依したバニルさん私に仮面を切り刻まれたあげくセイクリッド・ハイネス・エクソシズムを叩き込まれ、最後に爆裂魔法の出血大サービスで一回滅びましたとさ。
ダクネスは爆裂魔法を撃たれたけど私の魔法でダクネスだけ魔法耐性をあげたおかげで無傷とはいかずともあられもない姿をさらすだけで軽傷で済みましたとさ。
なお、ララティーナ呼びで心に重傷を負っているらしいのですが、そんなこと気にしてないカズマくんは無事借金完済、億万長者になったので家に引きこもりましたとさ。
戦闘描写は尺の都合上(面倒くさくて)カットしがちな人による
次回の予定(あくまで予定)
一足先にアルカンレティアへ湯治に行く主人公ちゃん。
その目的は爆乳の魔法使いに出会うため。
バニルさんにお店を任せていざテレポート!
ゼスタとか頭のおかしい連中に察知されないようにしつつ目標は達成できるのか!?
どこまで続き見たい?
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二期(~原作4巻)ハンス
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紅伝説(原作5巻)vsシルビア
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紅伝説(魔王討伐√)
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三期(~原作?巻)
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紅の宿命(原作9巻)vsウォルバク
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紅の宿命(魔王討伐√)
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最終巻(魔王討伐√)