元教え子と温泉旅行!
ゆんゆんはぼっちという悲しき運命を打ち破り、めぐみんたちと合流する……
かと思いきやそんなことなかった。
<主人公ちゃん>
アルカンレティアについた!
ゆんゆんは「わ、私! アルカンレティアの名所をリサーチしてきます! あ、後で、その、先生も一緒に……い、いや気が向いたら一緒に回りませんか!」と言ってきた。
手を振りながら元気いっぱいに屈託のない笑みで何だかスゴくぼっちなかんじがしてかわいそうだったので魔王軍幹部を退治してから一緒に回ることを深く決意したのであった……
……ってそんなことはどうでもいいんですよ!(深い決意どこいった!?)
今回のデカい目的は
スライムの中でも特殊個体であるネームドモンスター……
是非ともゲットだぜ☆したい!
でも浄化しちゃうっていう手もあるし……
選択肢が多いと悩みがつきませんね。
とりあえず今日のところは戦力増強の意味も込めて本当は行きたくないのですが……
本当にいきたくないのですが仕方なく、本当に仕方なくあのゼスタのところに行ってみますか……
あの人、仕事だけはしっかりこなすのでそこはいいんですが、ことあるごとに……
「おお、ようこそいらっしゃいました、聖女様」
「……久方ぶりだなゼスタ殿」
「いけずなお方ですね。前も申したとおり私のことはおとーさんかおにーちゃんかそれに準じた呼び方でお呼びくださいと申しているでしょう!?」
ほれ、これだ。
まず聖女に勝手にされたのはまだいいんだけど呼び方をおとーさんかおにーちゃんにしてくださいとしつこい。
そして会うたびに何故か土下座のようにも見える体制で姿勢を低くする。
絶対この人、私をロリだの何だのと思ってるくせに下着とか覗こうとしてる。
まあ細工をしてるので見えませんけどね?
……フラグじゃないですからね!?
しかも最近なんてアレだ。
セシリーに感化されたのか「ロリを自分のママにしてオギャりたい欲が……」とか語って支持を集めていた。
しかもちゃっかり支持率が上昇してた(アクシズ教ってヤバッ)
「ナナシさん。仮にも聖女様なのですからアクシズ教徒の願いを叶えられる範囲で叶えていただけな……ではなく聖女様と一教徒の間柄ですから親しい間柄とはいえ名前呼びは望ましくないでしょう」
「だからといってそのような呼び名はどうかと思う」
「……そうですか。それはそれとしてその虫けら以下の存在をみるような冷たい視線……グッドですよ! ついでに土下座しているような私のことを踏みつけてもらえばさらに良しです!」
無敵かこいつ!?
やはりアクシズ教……ダクネス以上に厄介だ。
勝ち筋が見いだせない……
私は考えるのをやめて本能のままに変態の顔面を蹴り上げ、協会の天井に頭を埋めてやった。
****
「いやはや、失敬失敬! 大変良い蹴りでした……しかし次は顔を狙わないで頂きたく」
本当にこの人はデストロイヤーが来ても生き残ってそうなほど生命力に溢れてますね。
うまくかっこよさというか、調子が狂うので止めて頂きたいと言いたいのはこっちなんだけど!
「世界平和のためにも次は目を潰しておくか……」
「ははは、ご冗談を……」
まあ、このことは後回しにしておこう。
大事なのはハンスとアクアさんについてどういう風にもてなすかだ!
「カクカクシカジカというわけで……」
「なるほど! つまり魔王軍幹部がこの地にやってくるという予言が現実になり、それを解決するためにアクア様がやってくるため、勝利の後の美酒を用意して宴会を大いに盛り上げましょうってことですかな?」
「うむ、よろしく頼んだ。某は花火を準備するでの」
「それは楽しみですねぇ。ぜひ盛大なヤツを期待してます」
「ほう、盛大なヤツか」
「ええ、盛大なヤツです」
言質はとったからね!
我が祖国、日本の力を見せつけてやりましょう!
そして一生忘れられない思い出としてその眼と脳に美しい火花を焼き付けるがいい!
温泉に入りながら清酒に映る空一面の火花……
なんと風情あることか!
なんとしてもサイコーの花火を打ち上げるぞー!
<カズマ>
ダクネスの硬さにつられてやってきた走り鷹鳶ご一行様。
アクアの生命力につられてやってきたアンデッドご一行様。
護衛のために同行してくださった冒険者の皆様。
同乗していたお客様並びに御者の皆様。
ホントすんません……
本当にすみません……
マジで本当にすみませぇぇええん!!
うちの仲間たちが次から次へと問題を起こしてマジで!
「カズマカズマ! どぉよ、今回の私の女神っぷりはぁ! 確かにアンデッドがいっぱい来ちゃったのはぁ私のせいかもしれないわよぉ? れもぉみんあに宴会芸披露してるときゃどぉだったかしらぁ? わらしの凄さにヒック……くびったけってわけでぇ、これでわらしが女神だってことわかったでしょぉ!」
「酒くっさっ!? あの商人のおっちゃんから酒貰ったのか酔っ払い!」
「だってぇ断り切れなかったんだものぉ……ぷはぁ!!」
「悪びれもしないでコイツっ! 朝になって観光初日で二日酔いになっても知らないからな!?」
「だいじょーぶよぉ! これのどこがよっっぱらってうってゆーのよぉ!!」
……俺はもう突っ込まないことにした。
観光のために体力温存しておこ。
明日の朝、うるさい馬鹿が静かになってると思えば一石二鳥だし。
……よし、寝るか
****
「オロrrrrr……」
「だから言ったろ、こうなるって」
「いや、言ってないわよ! 何時言ったの! 地球が何周したとき!? オロロっっr……」
「……小学生みたいな屁理屈言ってんじゃねぇよ」
アクアが口から虹を吐き出している。
曰く「女神は神聖な存在だからトイレには行かないわ! それに私の体は何でも浄化するって知ってるでしょ? つまり、私と私から出てるものはとっても神聖なありがたいものなんだからね!」
……つまりあれか。
この虹色も女神効果がかかってるありがたーいお水って訳か?
ガチで虹色なのはスゲぇけど流石にこれをありがたがるほど人として腐っていない。
「カズマさんは優しいですね」
「ありがとう、ウィズ」(イケボ)
「違いますよ、この男はどちらかというとツンデレというやつです」
「だ、誰がツンデレだ!? ……ってかこっちにもその概念あるんだな」
「いや鬼畜外道でしょぉrrrr」
「そうだ、いい子だぞもっと吐け」
俺は岩の影にぶちまけてる虹から目をそらし遠くの景色を堪能した。
もう目と鼻の先にあるのに乗り物酔いと二日酔いのダブルパンチで今回何度目かの停車。
ほんと、最初から最後までうちの仲間がすいません……
次回?
石けん洗剤石けん洗剤石けん洗剤……飲める……石けん洗剤石けん洗剤石けん洗剤……飲める……石けん洗剤石けん洗剤石けん洗剤……飲める……悪魔倒すべし魔王しばくべし、悪魔倒すべし魔王しばくべし、悪魔倒すべし魔王しばくべし
狂気に支配された魔都アルカンレティア
これも魔王軍の破壊工作によるものなのか!?
ゆけ、女神アクア! ゆけ、勇者カズマ!
この地の命運は君たちにかかっている!
どこまで続き見たい?
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二期(~原作4巻)ハンス
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紅伝説(原作5巻)vsシルビア
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紅伝説(魔王討伐√)
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三期(~原作?巻)
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紅の宿命(原作9巻)vsウォルバク
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紅の宿命(魔王討伐√)
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最終巻(魔王討伐√)