何か紅魔の里が滅亡の危機に陥ったらしい(嘘)
バイクで紅魔の里を目指すカズマ一行。
安楽少女をぶち殺し一度野営をすることに……
<カズマです!>
バイクで結構な距離を移動したのだがまだ紅魔の里にはつかないらしい。
後1日で着くらしいが眠い状態でバイクを運転するといろいろな意味で危険らしい。
……いろいろな意味って何だ!?
まあそういうことで一度野宿してから再出発することに。
「見張りの番はどうしますか?」
「そうだな……ナナシさんと俺で交代しながらが一番いいと思うが……ナナシさんはどう思います?」
「それが最適であろう。敵感知のスキルがある某らに任せて安眠してくれ」
「そんじゃみんなは明日に備えて眠ってくれ。特にそこの青いのと黄色いのは間違ってもデコイだのフォルスファイアだので敵を呼び寄せるんじゃないぞ? ただでさえお前らは敵を呼び寄せる前科がある!」
「ちょっと待ちなさいよ! 確かに私の神聖な力に当てられたアンデッドが来たときはあるけどそこまで馬鹿なことするわけないじゃない!」
「そうだぞ。それに私の場合鎧の堅さが原因だったわけで……」
何だかフラグが建った気がする。
でも今回はめっちゃ高い金出して買ったアンデッド除けがあるから大丈夫か……
****
「……ナナシさん、寝ないんですか?」
「汝こそ、眠くはないか?」
「俺は別に……元々徹夜には慣れてるというか、これからが一日の始まりというか」
日本にいた頃は夜通しゲーム三昧だったから「いつもインしてるカズマさん」とか言われてたくらいには夜の方が元気だった。
「まあ俺は全然起きてるんでわざわざ一緒に起きてなくても……」
「某は睡眠とっているぞ?」
……?
今この人なんて言った?
睡眠をとっているってことは……つまり睡眠をとっているってことなのか!?
意味わからん
「片目を閉じ、身体の半分を休ませている。半球睡眠なる方法だ。夜営や時間の有効活用に便利ぞ」
「……もはや人間じゃなくない?」
イルカかなんかの睡眠方法だろそれ。
実際に人間が片目閉じてもそうはならんだろ!
「ところで、以前教えた鍛錬方法は続けておるか」
「魔力操作のだろ? いちおうやってるけど地味で地味で……」
「スキルではなく自力で魔力や生命エネルギーを操作できれば大抵の現象は起こせるようになるのだが……」
確かにいろいろできることの幅は増えたけど……
例えばティンダーしながらウインドブレスして火をバーナーみたいにしたり、火炎放射したり、クリエイトウォーターの水圧で少しだけど岩削れるようになったし。
でもこれめっちゃゴリッゴリに魔力と集中力使って実践で使えるか怪しいんだが?
てか、ナナシに前見せてもらったクリエイトウォーターの水圧、鎧貫通させてたんだけど……
絶対この人、めぐみんとかリッチーのウィズ以上の魔力持ってるから馬鹿げた威力出せてるんだろ!?
魔力格差だ!
「……丁度いい敵が来ているようだし実践練習でもしてみるか」
「はい? 敵感知に引っかからないんですけど。ってかそんなこと言われてもできませんて!」
「大丈夫だ、問題ない。何かある前に某がなんとかする故安心してくれ」
その台詞自体が問題ありそうなんだが?
というかアンデッド除けのアイテム使ってんのにどうして……
って本当に敵感知に反応が!?
「おい! みんな起きろ! 敵襲だ!」
「大丈夫」
「何が!?」
「よい夢を見られるように呪いをかけておいた故朝まで目は覚めん」
「オマエ何やってんの!?」
「案ずるな。あちらには強力な結界を張っている故思う存分戦ってくれ」
「いやです! いや、俺もあの結界の中に入りたい!! というか結界張ってるなら見張りする必要なかったよな!?」
「いや、一定以上のモンスターの前には無力故に必要だと言っておこう」
その一定以上っていうのは魔王軍幹部クラスだよな!?
お前ってやつは冬将軍に勝てるくらいには強いからな!?
マジ俺の鍛錬とかどうでもいいんでナナシさんがぶっ殺しちゃってくださいよ!
「……ってあの敵は、オークか」
「……ナナシさん。俺が戦いますから」
オークといえば女騎士を連れ去ってくっころさせるモンスターだ。
つまりここで万が一、億が一、無量大数が一!
ナナシさんが捕まればその見た目幼い体がひどい目にあること間違いないだろう。
ここは男である俺が対処しないと。
<主人公ちゃん>
私たちが野営しているところはどこでしょうか。
1,オークの縄張りの外
2,オークの縄張りの中
正解は2番です!
バイクで飛ばしてきたから本来の野営地点を過ぎちゃったんですね。
このすばのオークは雄が絶滅している(実は僅かに生き残りが里を形成している)ので基本的にオークと言えば雌オークを指します。
そして、雄がいないので多種族の雄を捕まえ繁殖するためいろいろな生物の特徴を混合したキメラ、けも耳オークが誕生しているのです。
つまり優秀な遺伝子をふんだんに混ぜ込んだもはやオークではないナニカ。
年中発情期のあいつらを目の前にした男は恐怖で普段の力が出せず自決するか死ぬまで絞られるしかない。
「ひええぇぇぇえええ!! 全員雌オークだって聞いてないって!! もうギブ! もう死ぬ! 助けて襲われるう!!」
「私! スワンティーゼ14歳! 私にお持ち帰りされな~い?」
「お断りしま~す~ッッ!!」
「おーい、そろそろ魔法使って応戦しないと。矢に属性纏わせて射てみよ」
「ぶっつけ本番でできるわけないでしょーがッ!」
「『パワード』『ブレッシング』『ボミオス』」
「支援魔法あざっす! ってなんか、動きが、遅く、なって、あっ」
「つ~かま~えたぁ……!!」
「ひやああああああ!?」
このとき、不思議なことが起こった。
カズマさんの中の生存本能のリミッターが外れて、生きることにかけて必死さと集中力が爆増したのだ。
……くっくっく、狙い通り!(←力と引き換えにトラウマを植え付けるゲス)
「『ティンダー』ッ! 『ウインドブレス』ッ! 『バインド』ッ! そしてスワンティーゼ14歳には『ダブルドレインタッチ』だぁぁああッ!」
「「ぎやああああぁぁああ!!」」
おお、壮観壮観!
カズマさんに群がってたオークが纏わり付く炎が服を介してどんどん広がって火の海みたいになってる!
<めぐみん>
「よしよし、頑張ったな」
「グスッ、ホント……本当に怖かったよぉ」
「あの、私が寝ている間に一体何が?」
「何か相当酷い悪夢を見たのか?」
泣き声が聞こえて起きてみればまさかカズマが師匠に慰めてもらっていました。
成人男性(16歳)が少女(年齢不詳)に抱きついているのを見ると犯罪臭が……
本当に一体これはどういう状況なのですか?
「ここ、オークの縄張りだったみたいでな」
「あっ……」(察し)
「オークと聞いて此奴が飛び出して行き……」
「馬鹿なんですか!? カズマはダクネス並に馬鹿な癖を持ってたんですか!? オークの雄がいるわけないでしょ!」
「おーくの、おすが、いない……」
全くこのお嬢様と世間知らずの男は……
これくらい一般常識でしょうに、一体いつの時代の人なのですか!?
「そう声を荒らげるな。結局此奴一人でほぼ全滅させたのだから」
「はああああああ!?!? カズマ一人でオークの群れを!?」
「うっさいわねぇ、まだ朝日上ってないんだからあ寝させてムニャムニャ……」
やけにはっきりとした寝言だ。
私やダクネスと違いぐっすり寝ていたはずなのに起こしてしまったのかと思って申し訳なくなりましたよ。
「……そ、それでどう言うことですか!?」(小声)
「鍛錬が実を結んだ、といったところか。魔力操作による魔法スキル並列起動が土壇場で覚醒し炎がすべてを焼き尽くしたのだ」
「私の知る限りカズマは初級魔法以外の魔法は習得していないはずですが……」
「ティンダーとウインドブレスを併用し、火力を高め、バインドで敵に纏わせた」
「つまり爆裂魔法と似たような原理を使ったってことですか!? 初級魔法の合わせ技で!?」
爆裂魔法とは、火属性と風属性の混合無属性魔法。
二種の属性を併用する故習得難易度は他の魔法とは比較にならない。
なのにまさか、カズマが爆裂魔法を覚える前に別の手段でまねをするとは……
恐ろしくもありますが、さすが師匠が見込んだだけの男ですね。
次回
紅魔の里に到着!
魔王軍を蹴散らしたあとはめぐみんの家で鍋パしよー!
えっ?
食材がない?
よろしい、ならば一撃熊鍋にちゃうから待っててな!
どこまで続き見たい?
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二期(~原作4巻)ハンス
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紅伝説(原作5巻)vsシルビア
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紅伝説(魔王討伐√)
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三期(~原作?巻)
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紅の宿命(原作9巻)vsウォルバク
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紅の宿命(魔王討伐√)
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最終巻(魔王討伐√)