めぐみん家がシルビアたちを吹き飛ばした!(物理)
その後めぐみんとカズマ(と何故か主人公ちゃん)が同じ部屋で寝ることに。
まあ、人間を辞めた主人公ちゃんは寝ませんが。
そもそもテレポートで逃げましたが。
<めぐみん>
今日も今日とて母のせいでカズマと一緒に寝ることになった。
……どうやら我が母は愛しの娘が獣に襲われようと気にしないようです。
まあ、どうせカズマはヘタレるんでこっちから思いっきり本心を伝えれば襲われることはないでしょう。
ということで先ほどまでカズマのことを魔性の力で弄んでいたのですが……
「あらぁ、もしかしてお取り込み中だった?」
「そうだよっクソッタレがぁあああ!!!」
「ちがわいっ!!」
せっかく面白いとこだったのにこの魔王軍幹部何邪魔してくれちゃってんるですか!
……別に一線を越える予定はありませんでしたが、何か猛烈にあの女に殴りかかりたい気分です!(爆乳を目の敵にしているだけ)
「昨日は散々な目に遭ったけどちょうど弱そうな人もいることだし人質に取れば……」
「誰が弱そうだって? 俺はアクセルの街でデュラハンのベルディアと機動要塞デストロイヤー、アルカンレティアでデッドリーポイズンスライムのハンスを討伐した男だぞ! そんな俺たちを見た目で判断するn……」
何か今日は絶好調ですねカズマ!
ちゃっかり俺たちと言って私たちも含めてくれていることにニヤけて……
思わずかっこいいと思ってしま……
「お姉さんといいことしな…………」
「スゥーー……………………。めぐみん!! 俺のことはどうでもいい!! 逃げてくれっ!!」
あの男、自ら突っ込んでいったあげく無抵抗で捕まった気がするのですが……
き、きっと気のせいですよね?
そんな自己犠牲溢れる勇敢な言葉を発する人が……
「じゃあね、この男はもらっていくわ!」
「カズマ、待っててください! すぐに師匠を呼んでk」
「お構いなく」
さっきまで少しでもかっこいいと思ってしまった私の思いを返せ!!
<カズマ>
自身を犠牲にした俺は何とか機転を生かしシルビアを地下に閉じ込めることに成功した。
……流石にシルビアさんの豊満な母性に包まれたくて抵抗を一切しなかったとか、サキュバスより巧いとか囁かれて秒で屈したとか、そんな事実はない、いいね?
「……ってなわけで、このまま閉じ込めておけばいつか干からびて死ぬだろ」
急いで俺のことを助けに来てくれたナナシさんと魔王軍遊撃部隊員の人とついでにうちのポンコツトリオに経緯を説明する。
「なんということだ! 我々が今まで解けなかった暗号を解読し、閉じ込めてしまうとは……やるな! 外の人! これでもうヤツが日を浴びることはないだろう!」
「おい、それフラグじゃ」
「……な、なあそけっと。帰ったら話したいことが……」
「なぁに? 急に改まって、ここでもいいのだけど?」
「ちょっとここでは言いにくいんだ……」
「オイぶっころりー、その口開くな!? でなきゃぶっ殺す!」
「ってことはこれで何もかも終わりって訳ね! 帰って宴会しましょイタいっ!?」
「お前バカヤロー! フラグ建てまくってんじゃねぇぇえええ!!」
「ええっ!? 私何もしてないのに!! これって私が悪いの!?」
そうだよ!(責任転嫁)
少なくても俺がアイツを変な兵器が眠ってる格納庫に閉じ込めたせいでは一切ない!(現実逃避)
……ホレ見たことか、地鳴りと揺れがどんどん強く激しくなっていく。
あのまま誰も喋らずに黙ってればこんなお決まり展開にはならなかったはずだ!
「と、とにかく逃げるぞ!」
****
「こうなれば里を捨てるしかない……。騒がせてすまないね、お客人! なぁに、生き延びればどうとでもなりますから!」
「里が……燃えていく……」
すんません、俺のせいなんです……
本当は俺がシルビアを変な場所に放り込んでしまったせいなんです。
誘惑に負けて封印を解いてしまった罪深き俺を許してください……!
「な、なあ! あいつのことをどうにかできないのか?」
「対抗手段は……いくつもある」
「いやあるんかぁい!」
俺の罪悪感を少し返してほしい。
ってか眼帯の子、さっきまで悲しそうな顔してたのに急に説明し出すじゃん。
「そのうちの一つは古代文字で書かれており扱いも所在も不明だが、この里のどこかにはあるらしい。その文字は勇者かそれに準ずるものが読めるとか……」
「勇者カズマ殿。貴殿にこれを頼んでもよいか」
「ナ、ナナシさん……!」
「心配するでない。この里は世界一の戦闘民族が集落。勝てはせずとも敗北の二文字は、無い。そうであろう?」
「ええ、その通りです。……この里の命運は貴方方に懸かっている。どうかよろしくお願いします」
「……族長さん。上手くいくかわかりません。ですが一か八かやってみますッ!!」
本当に災難ばっかりだ。
昨日のうちに帰ってればこんなことに巻き込まれなくてすんだのに……
まさか意図せずして蒔いた種を回収する羽目になるとは思わなかった。
「一か八か、か……。外の人なのにわかってるじゃないか!」
「そういう展開、嫌いじゃ、ない!!」
「皆の者! 久しぶりの起動だ! 地下のに魔力は貯めてるか! できないものは魔力供給施設へ駆け込んでこい! アレを召喚する前にな!」
紅魔族の皆さんはどうやらヤル気になったらしい。
ってかアレって何だ!?
……そういえば冷静に思い出せば、めぐみんの家が変形してたからそれでぶっ飛ばせばいいと思ったが空気を読んで俺はその場を後にした。
****
「『……電磁砲関係ないけど便宜上レールガン(仮)としておこう! ベイベ!』……終わり」
「まぁたお前かぁあああ!?」
あの馬鹿学者またやりやがって!
デストロイヤーに紅魔族、魔術師殺しにいろいろと何やってくれちゃってんの!?
馬鹿なの? 死ねよ!
そんな怒りを撒き散らしたいところだがレールガン(仮)とやらを探さなければ!
……まあ所在はわかってるからいいけどあの大変そうなところに行くのかぁ。
骨が折れる……ぜ……?
『紅魔族全員に告ぐッ! 第一次神造兵器の出撃条件が満たされたッ! よって対魔王軍迎撃用要塞都市の起動準備を執り行う、全員所定位置に着けッッ! 紅魔の里が古代都市へと変貌する光景をいざ刮目せよッッ!!』
「おおっ! カズマカズマ!」
「カズマっす」
「見てください! 今真の紅魔の里が現れますよ! 敵が内部に侵入しない限り見られないのでラッキーですよ!」
「普通不幸って言うんだぞ? ……何かめっちゃ可笑しなことしてない?」
「そうね。私の目に狂いがなければ膨大な魔力を使って地形を変えてるわね」
「かっこいいと思いませんか! かっこいいでしょう!」
めぐみんが興奮してうるさい笑
確かにかっこいいと思うよ?
でもさすがにねぇ驚きが勝るわ~。
「なあアクア、どうしてそんなに冷静なんだ?」
「あら、カズマさんだって動じてないじゃない」
「ははは! 冗談はよせよっ、ただ驚きすぎて一周回って穏やかなだけだ」
「うふふ、私だって同じよ?」
「カズマとアクアが壊れましたあああああっっ!?!?」
ふと思ったんだが、俺たち動かなくてもあの膨大な魔力撃てばいくら魔法に耐性があってもやっつけられるんじゃね?
てか、もしかしてわざとシルビアを中に招いてコレしたかっただけじゃね?
うん、こんなふざけた里のために命懸けなくても準備しなくてもいいんじゃないか?
……取りに行くけど!
****
神造兵器の第一号機、「レッド・クリムゾン=スカーレット」
直訳して「赤・深紅・真紅」
うん、めっちゃ赤い。
「どうです? かなりの迫力でしょう!」
「そうだな。何かこれもあの馬鹿学者が作ったと考えるとビミョーだな」
「あ、これはナナシさんが技術顧問で全紅魔族の要望を集結した英知の傑作です」
「……ほんと、あの人と紅魔族ってやつは規模が違うな」
「お、捜したぞ」
「師匠! どうしてこんなところに!」
「実はあの機体の活動がそろそろ停止しそうでな。そろそろケリをつけたい。
「今アクアに魔力注入してもらって……って今何つった?
「ああ、それのことだ。一応性能は理解していたが名が無かったため便宜上、な?」
……もしかしてこのナナシって人、馬鹿学者第二号になるんじゃなかろうか。
いやでも、この人は明らかに金髪碧眼で日本人の顔してないし、ロリだし、転生者はアクアの管轄だけで日本以外からは来ないはずだからまさかな?
頭脳明晰容姿端麗天下無敵で完全無欠な不老不死老獪幼女という個性というかチート能力、転生特典一個で無理だもんな!
素でこの実力だったら引くわ……(半分以上素です)
「魔術師殺しが体に魔力を散らす術を張っている故魔法攻撃に異常な耐性を獲得しておる。加えてエンシェントディスペルという魔封じが厄介でな、魔力密度を自力で最大限まで練らねば魔法使用できん」
「じゃ、じゃあアイツは……」
「通常の何十倍の速度で魔力を消費しておる。魔力残量も半分を切っておるし回路の負担が酷くそろそろ煙でもあげる頃だ。そこでその陽電子砲の出番というわけだ。魔力を圧縮し放たれる一撃はありとあらゆるものを貫く。ヤツの魔法耐性でもひとたまりもない」
「よ、よし! じゃああの赤いやつがシルビアを引きつけてるうちに……!」
……これヤシマ作戦じゃね?
迫り来る魔王軍幹部に対し、紅魔族の開発した人形兵器の魔力回路が焼き切れる。
果たしてカズマはシルビアの融合を止められるのか?
次回「影の実力者」
この次も、サービス、サービスぅ!
どこまで続き見たい?
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二期(~原作4巻)ハンス
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紅伝説(原作5巻)vsシルビア
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紅伝説(魔王討伐√)
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三期(~原作?巻)
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紅の宿命(原作9巻)vsウォルバク
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紅の宿命(魔王討伐√)
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最終巻(魔王討伐√)