カズマ君とクリスと主人公ちゃんの三人で王城に盗賊ごっこしにいったよ!
とっても楽しかったけど大変なもの(指輪と神器)を盗んでいきました。
そのせいで王都は大混乱! やったね☆
そんなこんなでダクネスに顔バレしなかったけどアクセルの街に帰還。
……主人公ちゃんをおいて
<主人公ちゃん>
「……はぁ」
「む、どうされたナナシ殿」
「いや、なんでものうて……。ただ手がかり一つ残さぬとは相当な手練れだ、骨が折れる」
……いや違うんだよ!!
本当は私もアクセルの街に帰ろうかなって思ってたのに何かクレアに捕まっちゃってそのまま流れるようにレインとアイリスに盗賊の行方と盗難品の捜索依頼をされちゃって……
これもジャパーニーズ遺伝子に刻み込まれた本能か、私は断ることができずに意味もなく騎士団とともに痕跡を探してみたりアイリスに「本当は誰が犯人か、私知ってるんですよ?」なんて言われてみたり……
本当にどうしてオンドゥルルラギッタンディスカー!!
私を囮にして……なんて薄情な人たちなんだろうか。
私を怒り……アクセルの街に帰ったらクーロンズヒュドラをプラナリアのように分裂させて複数体との戦いにさせて思い知らせてやりますよ!(鬼悪魔人でなし、鬼畜の所業)
……あっ、でも分裂させたら魔力もその分減るし、きっと倒しやすくなっちゃうジレンマが……
まあ視覚的圧力に怯えるがいい!(諦め)
「もう! ナナシさん聞いてます?」
「ああ、すまない少し悪巧みを考えて……それで何だったか?」
「お兄様が犯人なんでしょう? って話です!」
「……真相は己で曝け。某の口からは不用意なことは言えんのでな」
「あー、また白を切りましたね!? 私知ってるんですよ、ナナシさんだってこの件に関わってるんでしょう!」
「ほう、どうしてそう思う」
「だって何か面白そうなことがあるたびにスッと出てくる貴女が盗賊団という面白そうなイベントの時に出てこないだなんて……きっと何か裏でしていたに違いありません!」
うん、確かにその通りではあるんだけどね?
アイリスちゃんが盗賊団襲撃イベントを楽しいものだって認識しちゃってるあたり、私の影響というかカズマ君の影響が思いっきりでちゃってるね?
本当に頭いい子なんだけど、お姉さん的にはその年で中二ズムを覚えるのは早いと思うんだ。
だけど……
「将来、仲良くなれそうだ」
「……? 今だって十分仲いいと思うのですが……」
「闇の本質を理解せねば、こちらのステージにはまだ遠い」
「……どういうことでしょうか?」
「いずれ……いや、二年も経てばわかること」
「なんでそんな長い期間焦らすんです!? 早く教えてください、王女命令ですよ影武者さん!」
「……フッ、まだまだ若いな」
そこはギアスを発動させて「ベルゼルグ・スタイリッシュ・ソード・アイリスが命じる……貴様のすべてを教えろ!」とか言わなきゃいけないところでしょうが!
せっかく王族という立場なのにかっこよく言わなきゃ勿体ない……勿体なすぎます!
****
ふぅ……
ようやく解放されたぁ!
どうやら
……ってアレ?
もしかしなくても解放されたと言える状況にはほど遠い?
ま、まあいいか!
カズマ君とクリスさんを探して圧かけたりする前にまずは久々の自宅でゆっくりしよ。
「ただいま戻った」
「あ、お疲れ様です……」
「あ、あれ? ウィズ? どうしたの、何かいつもと違うけど……」
「おお、ようやく帰還したか先輩店員!」
「なあ、一体どうしちゃったの? 何か仕事に慣れては仕事量が増え、そのくせ全くといっていいほどお給料が上がらなくて草臥れてしまった社会人のようなクマの店主は……」
「やけに詳しい説明だな……。まあ簡単に言えば散財予防をするために店主にライターの量産を24時間休憩なしで……」
「なるほど、把握」
そう言えばもうそんな時期か……
ってことはアクアちゃん、有り余ったお金で偽物のドラゴンの卵買わされたりした頃ってことかな?
それは後でドラゴンのDNA改編技術で因子を組み込んだりするとして(←!?)、
それとして流石にヒステリックになったりケタケタ笑ったり幼児退行したりするウィズは見たくないから後で優しくケアしてあげよう(仕事を減らすとは言っていない)
「まあ、結局汝が全部買うので赤字にはならないのだがな……」
「そうだな、プラマイゼロになるだけ……というかつい先日も爆発するポーションで敵をたくさん蹴散らせたからいつでも買える準備はできているぞ?」
「それでは汝だけが旨くて我が輩は何も得られないではないかッ!」
「何を言う! 最近レベルアップできなくて困っておるというのに! そう言えば近くに大物懸賞首がおったな」
「それはクーロンズヒュドラのことか? 確かにあの亜種は魔力の塊であるからして経験値の宝庫ではあるd……おい、どうして我が輩の仮面に手をかける!? やめっ、我が輩を討伐するでないッ!」
<カズマ>
カズマです。
絶賛引きこもり中です。
なんでそんなことしてるかって?
「カ~ズマさーん! そろそろ部屋から出てきてほしいんですけど~」
「バカ! そんなことできるか!」
「そ、そうだぞカズマ! たまにならいいのだが流石に一週間は体に悪い! ……ほら、紅茶を入れてきたぞ、気分をリフレッシュして外にでも……」
「いかない! 俺は余生をここで過ごすんだ!」
「そろそろカズマの部屋をピュリフィケーションしないと排泄物くさくなりそうでヤなんですけど」
「い、いや、流石のカズマでも理性はあるはずだ! その、部屋の中で用を足すなどと……。なあカズマ!」
すまん、ダクネス。
この世にはボトラーという人種もいるんだ。
って違ぁぁう!
ちゃんと俺は潜伏スキル使ってトイレに駆け込んでるわ!
「ねぇ、どうして今日のダクネスはカズマ力ずくで引きずり出そうとしないの? ……もしかしてこのまま甘やかして駄目男を生産する気?」
「ち、違う! ……確かにそういうのも吝かではないが、今回に限っては違う! ただアイリス様との別れで相当ショックだったのだろう。少しばかり、その、優しくしてやってもいいかな、と……」
今回俺が引きこもることになった原因、というか噂。
王都を騒がせていた盗賊団、手下一人当たり1億エリス、団長2億エリスという話。
俺たちは王都から無事に帰って来れたが……
俺たちが帰還するときにナナシさんは白スーツに拘束されて、助けを求めるような目で見てきたのに……
助けられなかった……ッ!!
クッ、俺は彼女の犠牲の上で盗賊団の疑いをかけられずに……ごめん、ごめんよっ!
お前のことは忘れないっ!
絶対逃げ切ってお前の犠牲は無駄にしないからな!!
「どうしても捕まれない……! というか捕まりたくない! どうにかしてアルカンレティアに行ってほとぼりが冷めるまで宿で引きこもってようか……」
「ほう、それは名案だな」
「だろう!」
……って今誰かいたような
今一番会いたくない人の声が聞こえてきた気がするんだけど……
そう思いながらも恐る恐る後ろを振り返った。
「息災か?」
「ぎゃああああああ!?!? で、でたあああああ!?!?」
「か、カズマ!? どうした急に部屋から出てきて……一体何が!?」
「お化けでも出た!? 私が成仏……ってのじゃロリちゃんじゃない」
「世話になっとるの。ちょいとカズマ殿お借りする」
「お前俺とクリスのことお巡りさんに突き出すつもりだろ!! ここは俺の家だぞ! 勝手に入ってきて好き放題しないでくださいお願いしますこのやろ!!」
「なぁに、ちょいと後輩店員から遣いを頼まれての。全くライターの報酬を貰いに来んから引っ張り出してこいと……そういうことで行くぞ」
「そう言えばそんなこと言ってたな。どれ、私も顔を出してみるか」
「私はあんなくっさい場所わざわざ行きたくないし、ドラゴンの卵を孵すのに忙しいからお留守番してるわね!」
こうして、俺の引きこもり生活は幕を閉じたのであった。
「ってアクア今なんっつった!?」
ほとんど物語の本筋とは関わりのない次回予告
ドラゴン(にわとり)の卵を一生懸命温めるアクアが、女神権限を使って主人公ちゃんにも暖めがかり、もとい魔力やり係してと言って卵を託す。
そのとき主人公ちゃんの歪んだ笑みとヨダレを見逃したのが致命的だった。
次回
ゼル帝、絶体絶命!?
どこまで続き見たい?
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二期(~原作4巻)ハンス
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