私の中二心を『エクスプロージョン』ッッ!!   作:桃玉

64 / 162
全く話していない内容も含む前回のあらすじ

主人公ちゃんと王女様が成り代わったり、
カズマ君がお祭りのアドバイザーに就任したり、
アイギスに巨乳を連れてくるまで動かないと叫ばれたり、
セシリーのスライム粉をオタマジャクシ養殖場(アクア作)にぶち込んだり、
めぐみんが湖に大量繁殖した変体カエルとところてんスライムを爆裂したり。


今回は登場キャラが多いため事前説明
めぐみん盗賊団(盗賊団ファンクラブ):
団長(めぐみん)、副団長(ゆんゆん)、特別顧問(ナナシ?)、下っ端(クリス)

ストーカー:
セシリー(アクシズ教)、ゆんゆん(ぼっち)、クレア(王女狂い)、ニャル子さん(←!?)


王女様の隣に這い寄る混沌はニコニコしてた

<セシリー>

 

私は現在、美少女4人の盗賊団に捕まりえげつない尋問を受けていた。

しかし飴と鞭を巧みに使い分ける尋問官の前に私の心は屈してしまったのだ。

 

「では、セシリーお姉ちゃんと私に言われただけで簡単に屈する心の内をはいてもらおうか」

 

 

~回想~

 

それは、私がアクシズ教式の修行を終え、立派なプリーストになり、アクセルの街のアクシズ教会支部長になって日が浅い、忘れもしないあの日。

朝からめぐみんさんに(寝坊したため)愛のモーニングコールをされ「罪作りな女ね……!」なんて思いながらめぐみんさんを中に招き入れ、ところてんスライムをごちそうしようとしていたら何故かめぐみんさんの冒険者仲間のカズマさんとアクア様に教会のドアを壊された日のことよ。

 

めぐみんさんが帰ってしまったので今日も一日、自堕落な生活をアクア様の加護の元過ごそうと日課のエリス教会に石投げつ配給のパンの強奪を成功させた帰り道。

カズマさんが「今度アクア祭りをエリス祭りと同時開催するんだってよ」と言っていたので、それなら女神アクア様の名の下にめぐみんさんやゆんゆんさんと言ったビショロリ(美少女ロリの略)を熱中症対策として水着姿にし、打ち水をわざと間違えてかけてびしょびしょにさせて……ぐへへへ!

 

と思っていたときに地面に高そうな紙が落ちていたの。

普段の私ならアクア様のお導きだと思って即質屋に駆け込んでいたのだけど、その神(誤字ではない)からは濃密なのじゃロリの芳醇かつ上品な香りが。

 

その神にも近しい存在の香りを心ゆくまで思う存分楽しんだ後、中身を確認すると……

 

 

『エリス祭り直前の今日もアイリス様は凜々しくも麗しい顔つきで……(前略)……ああっアイリス様! そんなことあるごとに隠れている私のことを見つけ、悩ましげな目をして……きっと私と一緒に屋台巡りをしたいのですね! しかし身分の差があr……(中略)……どちらかに行ってしまわれましたが常にアイリス様の香りを染みこませていたこの鼻があれば見つけることなど容易ですよ? ああ、これが焦らしというやつなのですか? ダスティネス殿が好きな理由も少しばかりわかっt……(後略)……』

 

 

そこには丁寧な文字で書かれた怪文書が。

私たちアクシズ教の掟には、イエス、ロリータ、ノータッチという鉄則があったりなかったりするのですが、この紙の主からは私たちと同じ雰囲気を感じます。

しかし万が一、そう、万が一にも、美少女が変態にさらされることがあれば私がその変態の代わりにじゃなくて手厚く保護してあげましょう!

こうしちゃいられません!

 

いざ私を待っている美少女の元へ!

 

~回想終了~

 

 

「という感じで私は幼気なロリをニコニコ見守ってただけで何も悪くないのよ! それに育児放棄するママ(仮)の方が非があると思うの! ……すみませんでした反省してます窓から投げ捨てようとしないでくださいお姉さんでも三階の高さだと死んじゃうから! ……めぐみんさん、私たちの仲でしょ? そろそろこのロープを解いてほしいなぁなんて……ハァハァ、やっぱりお構いなく」

 

「……この人は成人をロリ扱いしたとして名誉毀損罪でおでこに落書きの刑です! それとこの方を親族と言い張った経歴詐称罪で呼吸ができなくなる程の重い拷問を加えましょう」

 

「そ、そんなぁあ!? でも詰めが甘いわねめぐみんさん! どんな刑罰でもそれが美少女の手である限り我々の業界ではご褒美よ、さあ来なさい! ……だけど油性で書くのはちょっとやめてほしいな。ほらそこのナナシさん(仮)のことについて黙っててああああぁぁああ゛……っ!?!?」

 

 

 

 

<クレア>

 

目の前の同族はくすぐりの刑まで足され撃沈した……いや同族じゃない!

私はこんなおかしな奴らと同列ではないのだ!

 

 

「クッ! どうとでもするがいい! 私は隣のアクシズ狂(誤字ではない)のように屈したりはしない!」

 

「……ふむ、ではわたs……某が命ず、全て話s」

 

「イエス、マイマジェスティ! 喜んで!」

 

「……」

 

 

~回想~

 

あれは私がアイリs……ナナシ殿とダスティネス殿と一緒にアクセルの街へ到着したときのこと。

二人が不在の間にアンダイン家に銀髪仮面盗賊が盗みに入ったとか。

そのことを受け、アイリス様が安全に観光できる環境を整備するため王家にナナs…アイリス様に報告し、今すぐ王都から騎士団を派遣しようとしたところ、何故か許可が下りなかった。

直談判したのだが私の力及ばず、「私のことは気にしなくても大丈夫ですよ? それにもう手は打っていますので……」ニヤリと言いくるめられてしまった。

 

しかしやはり心配は依然としてあり続け、私は街の治安を改善するために片っ端から武装した怪しい荒くれ者どもを締め上げていった。

……この善行を咎められる者がいるなら是非ともお目にかかりたいものだ。

 

~回想終了~

 

 

「いやいや君さぁ、あの人たちは一般冒険者だから! 確かに少し強面だったけど、これからカブトとクワガタの一揆阻止に向かうところだったんだよ! おかげで私達の負担が大変だったんだから!」

 

「クリスの言う通りです! まあ私ほどの魔法使いとなればあのような場面であっても問題なく……」

 

「いや、めぐみんは一発撃って倒れて邪魔になってたわよ?」

 

「何を! ぼっちのくせに生意気ですよ!」

 

「誰がぼっちよ! そ、それに私はもうサボテンのサボちゃんとクーロンズヒュドラのクロちゃんと先生とふにふらさんにどどんこさんだってお、お友達だって言ってくれたし!」

 

「サボテンが話すわけな……まさか、ぼっちを拗らせすぎてとうとう幻覚まで!?」

 

「いやいや世間知らずなめぐみんは知らないかもだけどサボテンだって必死に生きてて喋るから! 先生も知ってますよね!」(サボテンに毎日話しかけているかわいそうなぼっち)

 

「……精霊の仕業だろう」

 

「ああっ!? 先生も見たでしょう!? どうしてそっぽ向けるんですか!?」

 

 

ナナシと呼びかけられている彼女の正体はアイリス様だが完璧な演技に誰も気づいてはいないようだ。

また、変な妄言は悪戯好きな精霊のせいにしてしまうくらいがちょうどいいだろう。

それとクーロンズヒュドラがペットとして飼われていると聞こえたがきっと聞き違いだ。

 

 

「そろそろ、この茶番は終わりでよいだろうか」

 

「師匠、どうします? この人全く反省してませんよぉ?」ニヤニヤ

 

「ふっ……好きにしろ」

 

「師匠からの許可が出ました! そうとなれば情けは不要です! さあその正座でしびれた足をツンツンしてあげましょう!」

 

「ええ!? 貴族っぽい人にナナシさんの許可でそんなことしちゃっていいの!?」

 

「いや駄目ですからクリスさん! 早く止めないとめぐみんが不敬罪で牢屋行きに……って力強すぎっ!? 何でそんなに力強いの!? 私よりレベルも筋力ステータスも低いくせに!」

 

「一番弟子である私に魔力纏の練度で勝てると思っているなら止めてみるがいい!」

 

「やめ! 私のそばに近寄るなぁあーッ!!」

 

 

 

 

 

<めぐみん>

 

「はぁー、アイr……じゃなくて師匠? どうしてこんな面倒くさい人を連れてきたんです?」

 

「我が力の奔流が目覚め恐れをなしたのでしょう。これはやがて魔王を討伐する人の元へ生け贄として献上し、ララティーナの手伝いをさせよう」

 

「おおっ流石紅魔族の琴線に触れますね! 練習したんですか?」

 

「うむ!」

 

 

くっ……悔しいですがやはり様になってますね。

お屋敷にクレアを連れて帰ってきたときにカズマとアクアは違和感こそ感じていたようでしたがアイリスの正体は見破れませんでしたが、師匠を毎日見てきた身としてはその違いはいやでもすぐにわかりました。

 

 

「師匠検定二段は取れそうですね! ですが最大レベルの八段にはまだ遠く及びません、敵の目を欺けるようにしっかり……」

 

「ねえめぐみんさん? ナナシさん本人に何言ってるの?」

 

 

これだから下っ端は。

膨大な魔力量、纏う魔力の扱い、刀の帯び方、話し方、それぞれが合わさり目の前の存在が師匠でないことは一目瞭然でしょう!

……まあ師匠は魔力を隠蔽したりいろいろしてるので演技に徹せられれば気づくことは私でも至難でしょう。(伏線)

 

まあ、そんな感じで師匠でないことを見破った私はアイリスを裏路地に誘導し、「おい、貴様は何者か。我が爆裂魔法の餌食となりたくなくば正体を現せ!」と杖を構えたのです。

 

まあ相手が王族とは知らなかったもので、王女様に攻撃しそうになったことに対して、背後のうっとうしい視線(クレア)が気になり、謝りましたが。

 

その後、師匠が用意したという秘密基地へ行こうという話になったとき、何故かストーカーしてくるゆんゆんの胸をもみしだき今日も一勝!

私の常勝不敗の対戦記録にまた一つ白星がつきました。

 

 

「それにしてもどうして4人も変質者がいるんでしょう……多すぎませんか?」

 

「何言ってるのめぐみん? 確かに多いけど2人だけだったでしょ? 大げさすぎr……」

 

「え? あなたとセシリーお姉さんと、クレアさんと逃げられてしまいましたが銀髪の子(伏線回収)が……」

 

「え? セシリーさんとクレアさんだけでしょ? というかさらっと私をストーカーに含めないでよ!」

 

 

ゆんゆんがおかしなことを言うせいでこのときの話は有耶無耶になってしまいましたが、後に街一番の大きさを誇る我らが拠点(予定)に七不思議「這い寄る混沌(土の精霊)の悪戯」(師匠命名)が加わった。




このすばの精霊紹介!
春の精霊は春一番、嵐の精霊は台風(一過)、冬の精霊は冬将軍、木の精霊はドライアード、雷の精霊はメル、土の精霊はニャルラトホテプ、あと土偶のオジゾーサンetc

※主人公ちゃんは独学である程度の精霊語が理解できるぞ!(サボテンに精霊が宿っていたいたためひっそりと互いに言語を理解しようと切磋琢磨していた)
 また、人工精霊「終焉の獣」を生み出そうか悩んでいた(過去形)


次回予告
秘密基地を探索し隊
祭りへ繰り出す3人
盗賊団とそのファン

此、最重要選択為る事心得よ。汝、運命之選択、努々誤る事無き事願い給う。

  • 怠惰暴虐之女神生存
  • 怠惰暴虐之女神死亡
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。