私の中二心を『エクスプロージョン』ッッ!!   作:桃玉

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前回のあらすじ

1.めぐみん盗賊談早期結成(その理由とは……今回わかるかも?)
2.ロリを愛で隊が誕生(セシリーとクレアが筆頭)
3.2.のメンバーを懐柔した1.


私を除け者にして楽しんでたので乱入してきた

<めぐみん>

 

私の記憶が定かなら、昨日の出来事は夢のようで……

何があったのかと言いますと端的に言えばあの銀髪仮面盗賊団の副団長さんと助手さんに遭遇してしまったのです。

ダクネスと師匠が王都に行っていたのでその隙を突いたのでしょう。

 

一日一爆裂を終えたばかりの私でしたので普通の盗賊なら追い剥ぎされるところでした。

しかしあの人たちはそんな世間一般的な盗賊とはひと味もふた味も違かったのです!

あのとき「世界平和の裏に潜む邪悪を蹴散らし、世界の闇に潜むことで均衡を保とうとする崇高な理念がある。目的のためなら世間が言う悪にもなってみせる……」(意訳)と言っていたのを自分の中で反芻するたびに熱い気持ちが爆発しそうで居ても立ってもいられず盗賊団を裏から支える団体の設立を決めたのです!

 

 

……ストーカー(ゆんゆん)に出会いました。

「どうしてそんな危ない人たちの応援をしなきゃいけないの!?」と言われました。

さっきの話をしました。

深紅の瞳を輝かせ副団長になってくれました。

アークウィザードが二人もいるとはなかなか豪華なのではないでしょうか!

 

 

……師匠に変装してる王女様に会いました。

「私の命の恩人ですし私もその団体に所属したいです」と耳打ちしてきました。

同志を発見し、仲間にしました。

国のトップが仲間になるとは、もはや私たちに怖いものなんてありませんよ!

 

 

 

「それでは、師匠! これから私たちが拠点とする場所を決めましょう!」

 

「この私を誰だか見誤ってはいないですか? ナナシさんが秘密基地の用意は既に」

 

「パ、パーフェクトですよ! なんと抜かりないんでしょうあの方は! ここまでお膳立てして頂いたのに盗賊団の活動を支援できないことがありましょうか! いいえ、ありませんとも!」

 

「わ、私! そけっとさんにどこに行けば銀髪仮面盗賊団の人に出会えるか占ってって言ってくる!」

 

 

やけに行動的なゆんゆんはおいておくとして、まずはその秘密基地の場所を捜索しなければなりません。

秘密というくらいですから見つけにくいのでしょう。

 

 

「さて、厄介なぼっちはどっかに行きましたし秘密基地の場所を探そうと思うのですが、師匠から何か聞いていませんか?」

 

「いえ、そのようなことは特に何も……。ですが銀髪の盗賊を目印にしろと言われまして……」

 

「つまりこれは私たちに対する挑戦状というわけですね……わかってるじゃないですか! そう易々と物事が進んでしまっては詰まらない! いいでしょういいでしょう! この名探偵めぐみんにお任せください!」

 

 

ということで手始めに屋台巡りを始めた。

 

 

 

 

****

 

 

 

 

 

「あ、あの、どうして急に屋台を巡るのです? ゆんゆんさんを抜きでお祭りを楽しむのは気が引けるというか……」

 

「何を言ってるのですか! 私たちはお祭りを楽しんでいるのではありません! 周囲に気を配り、手がかりとなる銀髪の人を探すんです。腹が減っては何もできませんし、食料を現地調達しつつ不審者に間違われないように祭りの参加者にカモフラージュするんです」

 

「……その口にたくさん物を頬張りながら話すのは品がないのでは?」

 

「ならばアイリs……師匠もやってみるといいのです、口いっぱいに頬張ることが食事を最大限効率よく、そしておいしく食べるための手段です」

 

「な、なるふぉど! は、はひはにあふあふでおいひいでふ(たしかにアツアツでおいしいです)! ゴクン、あ、あのめぐみんさんはどうしてそんなにいっぱいに頬張っているのに普通に話せるのですか!?」

 

「訓練すればいずれはできますよ」

 

 

食事中の滑舌の訓練をしていない王女様は私より口に物を入れていないのにも関わらず辛うじて何を話しているかわかる程度。まだまだですね……!

 

話は変わりますがこのアクシズ教のYAKISOBAとかYAKITORI・TARE、エリス教のCHOKOBANANAとかWATAAMEとかおいしいですね……

アクシズ教のKAKIGO-RIという物も見かけましたが「頭痛いよぅ……た、助けてくれ」と言っている人をみかけたので遠慮しておきました。

シロップしか栄養がなさそうですし、ところてんスライム以上に凶暴な食べ物を食べたくないですし。

 

あ、あそこでは綺麗な金色の魚の取り放題をやってるみたいです!

アクシズ教の関係者が「この金魚はまだ観賞用のサイズで小ぶりですが、育成すると食用サイズとなり煮て良し焼いて良しの鯉になり食べれるんです! さらに育て、滝登りの芸を覚えさせると青龍となり冒険のお供にもできちゃうんです!」と。

 

今は無理ですが明日明後日くらいにまだやっていたらこめっこにお土産で持って行きましょう。

 

 

「あの、本来の目的忘れてませんか?」

 

「誰にものを言っているのですか! 団長たる私が本来の目的を忘れるはずないでしょう! ああ、えっと、ホラ! あそこにいる盗賊のアルバイター! 銀髪ですし声をかけてみましょう!」

 

 

……アクシズ教の屋台で疲れ果てていたクリスさん。

盗賊職ですし盗賊団の一員にならないか誘いました。

 

 

「えっと、めぐみんさん? あの盗賊団には関わらない方がいいよ、何たって懸賞金が合計10億エリス超えたって話だし……」

 

「何を今更、不肖ながら弟子であるこの私は師匠と共に世界の裏を知ろうとした仲です。 ……それにダクネスの話を盗み聞きしてしまったのです。銀髪仮面盗賊団はエリス様が立ち上げた正義の盗賊団! 汚れ仕事を自らやるとは何と気高き精神でしょう!」

 

「あ、あはは……なんか照れちゃうなぁ。じゃなくて! ナナシさんも何か言ってくださいよ!」

 

「ふむ。我も団員だが、何か問題が?」

 

「!?!?」

 

 

クリスが仲間になった。

 

 

 

 

****

 

 

 

 

まあその後の展開は簡単ですよ。

食べ物を両手いっぱいに持ってきたゆんゆんが合流し、みんなで食べながら地下にあるアジトを入手。

 

……私とゆんゆんと王女様のストーカー(セシリー・クレア)を捕まえました。

拷問をして息絶えたところに誓約書にサインをさせました。

アクシズ教のような手段でちょっと気が引けますが大人二人を駒にできたのは活動範囲が広がりますので素晴らしい進展です。

 

しかし大人二人を捕縛する際に背後にいた銀髪の私くらいの背の子には逃げられました。

私たちの方を「いいなぁ……」と見ていたので惜しいことをしました。

しかし私以外の目にはその人が見えなかったようで。

まさか幽霊とか……いや、考えないようにしましょう。

 

 

……大悪魔ハチベエを王女自ら勧誘しに行きました。

渋っていたところクレアが大金を見せました。

大悪魔が仲間になりました。

いや、あなたは銀髪仮面盗賊の助っ人新人でしょ、何やってるんですか!?

 

 

……紅魔族のニートとアクセルの街にいるアクシズ教が来ました。

仲間に入れてほしいと言ってきたので大きなことをする際に招集するのでそれまでは各自で強きを挫き弱きを守れと言い解散させました。

私の想定する以上に影響力がすごいアクシズ教アクセル支部長と紅魔族族長の娘にはあとでアイアンクローをお見舞いすることにしました。

これじゃあ陰に隠れられないでしょうに!!

 

 

 

 

 

<クリス>

 

「……何で私、幸運値高いのにこんな面白い展開に巻き込まれやすいんだろう」

 

 

そうため息をこぼしてしまいますが仕方ないのです。

エリス教の御神体なのにアクシズ教の屋台を手伝ったり、銀髪仮面盗賊の副団長なのにそのファンクラブの末席に加えられたり……

まあそれだけ平和で素晴らしい世界ということなのでしょう。

 

めぐみんさんが「今日の活動はここまでです! また明日ここに時間がある人は集まってください」って言ってましたが明日はカズマ君とアイギスを盗みにいかないとだし……

と、思って夜道をブラついていると肩に誰かの手が置かれる。

 

 

「……私の感知スキルをすり抜けてくるってことは敵じゃないってことかな? 見知らぬお姉さん?」

 

 

振り返ると絶世の美女と言われてもいいほどの美人さん。

銀髪と赤い瞳が月に照らされていた。

……ちょっとじっと見つめられると照れちゃうんだけど、私の顔赤くなってないかな?

って思ってるとその口から知った声が。

 

 

「こんばんは、エリス様? 昼間、私とアイリスちゃんを間違えてましたね?」

「げ、な、ナナシさん!? 敬語ってことは怒ってるよね!? さっき気づかなかったのは悪かったけど、何でそんな怒気を滾らせてるのさ!? 昼間って何!?」

「……わからないのならそれでいいでしょう。私自ら仕込んだ甲斐があったというものです。ですがエリス様? 私抜きで面白い……じゃなくて楽しそうな……でもないけどとにかく、黙って盗賊団の活動しないでほしいって言いましたよね?」

「ち、違うの! だってナナシさん王都に行ってたって聞いたから、ダクネスがいない今しかないと思って!」

「私、テレポート使えるんですよ! 神託使ってくださいよ!」

「いやぁ、流石にこんなことのために神託は……」

「こんなこと!? 私、盗賊団としての活動、とてもとても楽しみにしてるんですよ!」

「ご、ごめんってぇ! だからちょっと私の胸にペットのスライムを押しつけるのやめようか! 色なじんでるし、パッドとして欲しいまであるんだけどさ!」

 

 

この後、昼間のナナシさんはアイリス殿下だってことを教えてもらって驚きつつ、申し訳なくなり頭を下げました。

 




次回(書きたいと思っている)予告

勇者カズマ、夜空の花火で散る。
聖鎧アイギス、イプシロンの偽乳に破れる。
駄女神アクア、アクシズ教の入信書を破られる。

此、最重要選択為る事心得よ。汝、運命之選択、努々誤る事無き事願い給う。

  • 怠惰暴虐之女神生存
  • 怠惰暴虐之女神死亡
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