チヨの幼馴染Tになれるなら、オワタ式ファイナルなんてなんぼのもんじゃい!   作:ansin

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三女神「緊急任務だ、ウマドル結成しろ。じゃなきゃ死だ」

「唐突すぎるわ!!」


ユニット結成がなんぼのもんじゃい!

「うーん…」

 

 私、唯我は今、悩んでいた。それは…

 

「アイドル活動…ねぇ…」

 

 きっかけはチヨの発言とい三女神からの託宣だ。ご存じの通り、チヨはマルゼンスキーに憧れている。そのマルゼンスキーが、あっきゅん(ワンダーアキュート)と対戦したスマートファルコンからアイドルユニットの勧誘を承諾したと言うのだ。

 

 そのユニット名は「逃げ切りシスターズ」。ファル子ことスマートファルコンの一言で唐突に爆誕したウマドルユニットであり、メンバーは全員「逃げ」の脚質をもつウマ娘たちで、リーダーはウマドルの第一人者でもあるスマートファルコンだ。

 

 事の成り行きだが、ミホノブルボンの紹介で居合わせたサイレンススズカも巻き込んでいつの間にか結成されたらしい。生徒会からもお墨付きをもらったことで、トレセン学園の広報の一環として活動することになる。ただし学園の看板を背負うことになるため、「定期考査で赤点をとらないこと」という条件付きの活動だ。

 

 その後はバイトを理由に断っていたアイネスフウジン、そしてチヨが憧れる、マルゼンスキーも加入した。5人体制のウマドルユニットが爆誕して現在に至る。その人気ぶりは学園内でも過熱が広がっており、プロジェクトとしてはあのアイドル世界を把握しているファル子に任せれば成功は間違いなしだ。それはファンでもあるチヨが間近でライブを見たのだからこれ以上の説得力はない。

 

「と、言うわけで…率直に言って何か案はないだろうか?」

 

 午後の昼下がりの部室で、集まっていた二人に対して言った。リギルの新人二人を撃破したとして、これからシニアやその先までレースで勝ち進めば、チーム<レグルス>の人気ぶりも上がってくるだろう。

 そうなってくると、普段のトレーニングやレースの他に取材陣に対応するスケジュール管理がよりシビアになってくる。私生活や休みの日だって限られてくる可能性もある。それら全てをコントロールし、最高のパフォーマンスで本命のレースを勝たなくてはならない…

 

「う~ん、アイドル名ですか…いざ考えるとなると、それにその名前ずっと使いますよね?」

「当然俺も考えているが妙案が思いつかなくてな…」

 

 これから大物になってくると考えると、真剣に考えないとな。かといって硬すぎる名前もどうかと思うし…

 

「なら…ピンクダイヤモンズ…とか、どう?」

 

 あっきゅんには申し訳ないが、草野球感が半端ないアイドル名はどうも…一応保留にしておくか。それにしても野球か、こちらに転生して試合とかテレビでしか見たことないな。今度時間があれば気晴らしでも行ってみるか。行ったら新しい戦術でも思い浮かべるかもしれないし…もしかしてマックイーンとかに出くわすか………ん?

 

 野球……そういえば前世で、ある球団が何かしらのイベントで盛り上がっていたような………ハッ!!

 

「それだぜあっきゅん!!」

「ほよぉ!?」

「ど、どうしたんですか!?」

 

 いやはや、まさか前世からの知識がゲームや競馬戦績だけでないことに感謝したい。それと同時に、名前すらも閃いた!これぞ正に、ヤクザゲーにあった『天啓が来た!』というやつだな!そうとなれば、早速乙名史記者に連絡を入れなくては!

 

 

 

 

「失礼しま「あぁ?」「ん?」いや取り込み中でしたか」

 

 どうしてこうなったよ。会長に許可を得ようと生徒会室に入ったら、案の定睨み合ってるシリウスシンボリと出くわしてしまったよ。

 このトレセン学園に入学した生徒は誰もいい子ちゃんだけではない。シンボリ名家ろはいえそういった札付きの生徒を集め問題児の王として君臨している、それが彼女だ。それがもう日課のようにルドルフと張り合っている。

 

「おや、唯我トレーナー。こちらに何か用ですか?」

「いやユニット結成の申請をしようとしたけど…二人ともついに決心したのか」

「何言ってんだよオメー?」

「いやそちら二人が遂にアイドルユニット『シンボリ×シンボリ』を真っ先に祝福したくて」

「あぁん!? オメーは唐突に何言ってんだよ!ルドルフとそういうんじゃねぇよ!!それに結成する気もねぇよ!!ルドルフもショボんな!!」

 

 おぉいいツッコミ。こちらとしては重苦しい空気をどうにかしようと冗談交じり話で逸らそうかと思ったが、案の定シリウスに目をつけられた。

 

「って誰かと思えば、ルドルフのとこチームに勝ったトレーナーじゃねぇか」

「覚えてくれて何よりだ。すまないけど、書類を申請したいから喧嘩はあとでいいか?」

「…チッ」

 

 挨拶代わりとして何か言いたそうだったが、勧誘でないことは確かだがうちのチームに難癖をつけるようなら対策考えとかないと。おっとそれよりも…

 

 

 

数週間後 某会場

 

「あのレグルスが、ウマドルするんだってよ」

「"逃げ切りシスターズ"への対抗か、リギルの件といい今度は何するんだ?」

「なんにせよ、逃げシスに対抗できるグループなんて…」

 

 とある小さな会場に、チームレグルスを応援しているファンが集まっている。そしてそこに現れたのは、サクラチヨノオーとワンダーアキュート。しかし、いつもの服装ではない。ウマ娘の特徴である耳と尻尾が異様に違うからだ。ウマ娘で例えるなら、ライバルになるヤエノムテキのような形と色だ。全体的に黄土色だが、先っぽだけが白くなっている。

 

「皆さーん!こ、この度私たち"レグルス"はウマドルとして新しく生まれ変わります!」

「トレーナーさんと一緒に考えて、私たちのきゅーとさをみんなに伝えて広めていくからよろしくね~」

 

 おぉ…!会場は少し盛り上がる。そして…

 

「それでは聴いてください!レグルスの新ウマドルユニット…"先孤(せんこ)ーンズ"の おきつねダンス!」

 

 このウマ娘なのにキツネとは如何に…?という謎フレーズと、彼女ら二人が持つ特有のゆるふわな可愛さにファンは倍増していったとかなんとか。




?「べらぼうめぇ!!ウチを差し置いてキツネのウマドル許可とぉはぁ納得いかねぇな!?」
「そうはいっても、こっちは会長に相談して承認得たんだから。…なんだったらこっちに加入するかい?逃げシスのように、他チームでも歓迎よ?」
?「こ、断る!!」

やっているのを見たい奇妙なトレーニング方法は?

  • アキュートとヤエノの異種格闘パワートレ
  • デジたんとの初コミケ参加総合トレーニング
  • 新たな一面、シリウスのワルノオー改造計画
  • 雪祭り珍事・ネオアームストロング砲作り
  • その他コメント欄等で受付中
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