チヨの幼馴染Tになれるなら、オワタ式ファイナルなんてなんぼのもんじゃい! 作:ansin
チヨ成分もなしですみません。
朝。太陽が昇り始めて間もない頃、俺は一人海辺に来ていた。
傍には学園内でメンバー募集のために使用し、あの桐生院に追いつかれたあの爆走セニアカーを運んでいた。
今日は、この車を使っての秘密のテスト走行だ。無論ポリスメンのお世話になるわけにもいかないので、近隣の住民や店にも許可を得たので問題ないはずだ多分。
夏合宿もいよいよ佳境に入ってきた。
そして、誰もいないところで一つの課題と対面する。
サイレンススズカをどうするかについてだ。
何度も言うが11月1日、その日付だけは嫌でも忘れられない。
ならばどうするか? 何かと理由をつけても断られるのがオチ、強制的に飲み物にタキオンからの薬、誘拐…ダメだその犯罪を犯したらいろんな意味でデッドエンドだ。どうすれば…
・・・ ダメだ、案が浮かばん。
ズルッ!
「っ!あだぁ!?!?」
なんとも情けない。考えている間に、石に躓いて転んでしまった。幸い誰もいないから…
「大丈夫ですか!?」
ここで誰かが俺に気付いたのか、声をかけてくる。おかしい、ひょっとして誰か朝練でもやっていたのか? しかし、合宿所から遠く離れているこの場所まで練習とはとてもではないが考えにくい。なんにしても、先ほどの場面を見られたのはものすごく恥ずかしい。だが致し方なし。トレセン学園ではない、別の場所…地元からやってきたウマ娘か? 恐る恐る顔を上げる…
「!?」
この現象も偶然か。いや、それよりもなんで
「すまなかった助かったよ。えーと、君は…?」
「あっ、私は"ニシノフラワー"と言います」
…スプリンターの有名ウマと出会っちまったよ。
・・・
「ふぇええええぇぇぇーーーーー!?!?!?」
「フラワーさんや。今早朝だからあんまり大声出さない方が…」
まさかのニシノフラワーとの衝撃の出会い。トレセン学園ではなく、こんな何の変哲もない海辺で出会えたというとんでもないシチュエーションでとは想像もつかなかった。当然紳士らしくYESロリータNOタッチの規律の元、名刺を見せたらあっさり信じてくれた。名刺を見せられた彼女も、今絶賛波に乗っているレグルスのトレーナーである俺に出会えるとは思ってもなかっただろう。その証拠に自分からファンだと名乗り、あまつさえ今こうして叫んでいるのだから。
そうか、今にして思えばいつもセイウンスカイの隣にいてもおかしくなかったのに。この時空だと、キタサンとダイヤと同じく入学前だったのか。まぁ適性が正反対だから対決はないだろう。
「ま、まさか、あ、あの…有名なトレーナーさんに、会えるなんて…!」
「ははは、まさかこんなところまでファンがいるとは思ってもみなかった。合宿先でこんなことになろうとは…」
「あっそうですね。今トレセン学園って合宿中なんですね。えっ、ということは…」
「お察しの通り、この近くの旅館で泊まってるよ。なんならリギルとか、俺たちよりの人気のチームもいるぞ?」
「は、はぅう…」
やはりこれから学園に入るウマ娘にとって、憧れともいえる存在がいきなり近くにいるとなると悶絶ものだ。赤面している顔を隠すフラワー。確か彼女もアニメ好きだから、自分と同じくこういう展開は理想かもしれない。
因みに彼女は小学生であるため、今は夏休みだ。もし来年から入学するならばこれが最後の夏休みになるだろう。何故こんな時間に1人でいる理由は単純に朝日を拝みたかっただけである。その気持ちはわかる。夏に入れば寝付けられない日もあるし…そうだ。
「よかったら見学してく? そっちに時間があればだけど」
「ふぇ!?」
俺の咄嗟に出た言葉でニシノフラワーはまた驚く。たった1人でもファンであり未来の卵、なるべく好印象を与えておくべきだ。
「で、でも、練習の邪魔になるんじゃ…」
「気にすんなよ。別に見学くらいはなんてことはない。せっかくの夏休みくらい、何か特別な事するチャンスと思えばいいさ」
その後、両親の承諾を得たニシノフラワーは俺たちの練習に感動するどころかあっきゅんのナデナデ地獄に付き合わされる羽目になったのは言うまでもない。
やっているのを見たい奇妙なトレーニング方法は?
-
アキュートとヤエノの異種格闘パワートレ
-
デジたんとの初コミケ参加総合トレーニング
-
新たな一面、シリウスのワルノオー改造計画
-
雪祭り珍事・ネオアームストロング砲作り
-
その他コメント欄等で受付中