Skyrim Another War Story   作:Gombei

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 マルカルスのフォースウォーン絡みのクエストの後編部分を書き綴りました。
 題名の悪鬼はマルカルスに潜む悪党や弊主人公の事を指します。好き放題にやる、暴れる事を行進すると例えています。


第26話 悪鬼共の行進

 俺はシドナ鉱山に入れられてしまった。そこの刑務官であるウルゾガ・グラ・シュグルツという名前のオークの女性が俺を重犯罪人として扱った。まぁマルカルスの件では無罪じゃあるが、吸血鬼だとバレると殺されるだろうし、まだマシな方かな?

 ウルゾガはここの囚人は休む暇を与えずに銀を採掘する労働に従事するように命令された。口から銀の延べ棒が出るまでと例えていた。

 

 どうするか思案する前に焚火の前で休んでいたブレトンの男性を見つけた。名前はウラクセンというらしい。どういう罪で収監されるようになったかと聞かれたので、無罪なのに(吸血鬼としての罪は置いておいて)入れられたと答えた。彼自身もそうであったと言ったが、残りの罪は自分でやったとため息交じりに言っていた。

 せめてもの助言は刑を務めて出所することだと言われた。そこまだ待つつもりはない、今すぐにでも出るつもりだ。

 

 マダナックに会え!

 俺はウラクセンに色々と尋ねた。すぐ出るつもりだが少し話を聞こうと思ったのだ。

 衛兵はここには週に1度しか訪れないようだ。死体を片付けたり鉱石を回収したり、問題のある囚人を殴り飛ばしたりするのが通常業務のようだ。鉱石が足りなければ食事が出ないらしい。

 ここではゴールドを持ち込めないので、スクゥーマを隠して持ち込むようだ。暇潰しになるし、通貨代わりになるのだとか。

 揉め事が起きたら小型ナイフを使うと便利だと言われた。グリズバーという名前の囚人が予備を持っているらしい。これは別にいいかな?すぐに出るつもりだから。

 

 どうしてシドナ鉱山に入る事になったかを聞こうかと思ったが止めた。聞くと同情して脱獄する時の殺し合いで躊躇してしまいそうだからだ。敵であれ事情を知ると俺は殺しを戸惑う傾向にあるらしい。なので、他の囚人達との話し合いもしない。必要最小限度に留めるのだ。

 そして、本題のマダナックに面会したいと言ったら、同情された後にそれは無理だと言われた。

 

 ウラクセン「新人の終身刑囚か、お気の毒に」

 パーマー「?それは一体どういう意味ですか?」

 

 その理由は野獣のボルクルという名前のオークの男性が門番を務めているからだとか。元山賊長だったが捕まってシドナ鉱山送りにされた後、マダナックの衛兵になったらしい。

 

 ほぼ丸腰で通るには中々難儀だが、とりあえず話をしてみようと俺は思った。

 俺はマダナックの部屋に通じる扉の前にやってきた。野獣のボルクルに願い出る事にした。ドクロの化粧をした恐ろしい風貌だった。彼は「最初の殺しはどんなものか」と言われた。

 俺は吸血鬼として行動してきたが、殺しが楽しいと思った事は1度もないので、俺は苦しかったと答えた。それを聞いた野獣のボルクルは自分の重荷を背負えない奴と言って嘲笑した。あながち間違いではないけどな。

 

 パーマー「恐ろしい。魂が罪で押し潰されそうだ」

 野獣のボルクル「フン!自分の重荷も背負えないひ弱な奴め」

 

 マダナックに会うには通行料としてナイフを所望してきた。だが早々に出たい俺は「マダナックに待ち望まれている」と言って説得を試みた。渋々だが納得した野獣のボルクルは鍵を開けてくれた。だが、馬鹿な真似するなと忠告された。マダナックは賢いから無駄だと。そうだとしても行くしかないのだ。

 そこで俺はマダナックに出会った。ぼろを纏った王であるブレトンの老人にだ。彼は何かを書いている最中だったが、気付くなり「ノルドの所為で野獣に変貌させられたな」と言ってきた。そして、フォースウォーンに関する答えか報復を望むかと聞いてきた。

 

 マダナック「その目を見れば分かる。ノルドによって野獣に変貌させられたな?」

 パーマー「まぁそんなところですかね(吸血鬼だから野獣よりもたちが悪いけどな...)」

 

 俺はフォースウォーンに関する答えを望んだが、その価値や意味があったのかと逆に問い返してきた。理解するためには同じフォースウォーンであるブレトンの男性、ブレイグという名前の人物に会ってマルカルスに潜む不正を聞かなければいけないと言った。

 多分これは俺をフォースウォーンに引き込むために同情を誘おうとしているのだろう。その手には乗るつもりはない。

 マダナックの指示を守る振りをして、色々聞くことにした。

 

 フォースウォーンについて尋ねると、マルカルスは最初に自分達が来た土地であり、後から来たノルド達に鎖で縛られ、神々の崇拝を禁じられたことに恨みを募らせており、自分達の土地で罪人にした恨みを晴らすためにリーチに血だらけの穴を掘り続けるだろうと言っていた。

 次はソーナー・シルバーブラッドについて尋ねてみた。フォースウォーンが1度マルカルスを占領したが後に報復されてマダナック自身も捕まった後、いつまで経っても死刑が執行されなかった。それはソーナー・シルバーブラッドに止められていたのだ。そこで取引を持ち掛けられ、ソーナーの敵を殺す事で今まで生き永らえてきたようだ。この辺はトレジャーハウスで聞いた話と矛盾しない。

 最初は屈辱的だったが、いつか油断するのは分かっていたようでその隙を伺っているのが現状のようだ。

 

 業魔VSぼろを纏った王

 俺はどちらの味方になるかを思案した。迷った末にマルカルス、シルバーブラッド家の味方になる道を選んだ。フォースウォーンの言い分も分かるがマルカルスを血に染めるのは俺の性分ではない。

 そこでも慎ましく生きている人々はいるのだ。それを犠牲にしたくはない。シルバーブラッド家はろくでもないが全てがそうである確証もない。どちらを選んでも後味は悪いが、犠牲が少ない方がいいと思ったのだ。

 

 覚悟を決めた俺は吸血鬼の王へと変身した。勘付かれないように変身したので油断しているマダナックの背中めがけて吸血魔法をくらわした。

 

 パーマー「...」←吸血魔法を放つ

 マダナック「ぐぅ!き、貴様よもや吸血鬼か!謀ったな!」

 

 マダナックは驚きと共に裏切りを察知してアイススパイクや氷の精霊を召喚し攻撃してきたが、2~3発位の吸血魔法と爪の攻撃で殺す事に成功した。

 残りはシドナ鉱山内部のフォースウォーンのメンバーを殺すのみだ。念のためにガーゴイルを召喚しておこう。

 当たり前だが吸血鬼の王の姿で人前に出るとすぐさま殺しにくる状況になる。だがここはシドナ鉱山。死人が出るのは珍しくはないし、衛兵は1週間に1度しか入らない。なのでいくら呼んでも応援は来ない。

 

 俺はガーゴイルを使役して俺の背後を警護するように命令し、俺は吸血魔法でフォースウォーンの生き血を啜ったのだ。その中にはウラクセンや野獣のボルクルもいた。名も知らぬフォースウォーンに与するブレトンの男性達にも事情があるのだろうが、ここで死んでもらうしかない。

 

 戦いが終わった後、マダナックが書いていたメモを読んだ。彼の近くの独房からドワーフの遺跡に通じる道があり、そこからマルカルスに出れるようだ。そうと分かれば早速脱出だ。

 マダナックの遺体から失敬して鍵を取って独房の鍵を開けた。そこから扉を開けるとメモ通りにドワーフ遺跡に出た。道中はフロストバイト・スパイダーやドワーフ・スフィアが現れたが、死の稲妻を使って倒しつつ進んだ。このまま吸血鬼の王の姿で外に出ると後々面倒だからだ。

 

 釈然としない無罪放免

 やっとのことで外に出ると朝方だった。うだるような気分の中、ソーナー・シルバーブラッドが現れた。どうやらシドナ鉱山内部の部下にマダナックが死んだという情報を受け取ってここまで来たようだ。

 シルバーブラッド家に対して多大な貢献を果たしたので、首長に頼んで赦免するように取り合ったらしい。その頼み解決事項も処理しており、報酬としてシルバーブラッド家の指輪と呼ばれる家宝を報酬としてくれた。それと俺の装備一式を返却してもらった。

 

 その後、ソーナーは新しい鉱山労働者を探すためにその場を後にするのだった。何だか釈然としないがエルトリスさんの約束を一応は守れた形になるのだろうか?

 フォースウォーンの王であるマダナックとその一味をシドナ鉱山で殺したので、今後は統制が取れないで散発的な被害に留めるようには出来たと見るべきか?

 シルバーブラッド家は未だ健在だが、これはもう仕方がないかもしれない。俺の感情のみで殺す事は容易いが、マルカルスが機能不全に陥るのは目に見えているからだ。それを考えると安易にそうすべきではない。悔しいが折り合いを付けるしかないのだ。

 

 ソーナー「何にせよ肩の荷が下りた。ありがとう。お前のおかげだ」

 パーマー「...そりゃどうもありがとうございます」

 

 その後、セラーナとミラーク、セロとルパートが現れた。彼等は俺がシドナ鉱山に幽閉されている間にマルカルス市警隊の庁舎で一暴れしたらしい。幸い死傷者はゼロだったようだ。向こうが狼藉を働いたらしいのでその仕返しらしかった。いやはや喧嘩っ早いなぁ。でも死人が出なくて良かったと俺は思った。

 

 マルカルスの街中を歩き回っていると人々がフォースウォーンを倒した事を称賛し、シドナ鉱山送りにされた件には同情を示していた。マルカルス市警隊は相変わらず傲慢だったが...。少しはマルカルスの人々を見倣わんかい!

 ホグニさんはフォースウォーンの手先と間違えた相手は馬鹿だと言い、宿屋のシルバーブラッドの店主、クレップルという名前のノルドの男性は大変だったろうと言って同情し、アーンリーフ・アンド・サンズ貿易会社と呼ばれる雑貨店を経営しているリスベットという名前のノルドの女性はいずれマルカルス市警隊は申し開きをする事になると言って励ましてくれた。

 悲惨な展開ばかりだったが、少しは心が安らいだ。もう少しマルカルスにいようと思った。

 

 ディベラ像を取り返せ!

 俺は回復薬等を買い込んだ後にリスベットさんと色々話をした。この店の名前は亡き夫のグンナールの父、アーンリーフの名前を付けていること。かつてはここも繁盛していたが、グンナールが5年前のフォースウォーンの襲撃時に殺されてしまったために苦しい経営に直面していると言った。

 

 その他にも積み荷が届くはずだったがフォースウォーンに奪われてしまった物があると言った。特製のディベラ像らしい。

 美や芸術を司り、大変美しいとされるエイドラの一柱のディベラの像か。気になるなぁ。俺はそれを取り返してくることを約束した。

 

 俺達はリスベットさんから積み荷が奪われた場所を教えてもらい、付近のフォースウォーンが潜伏するブルカズリ要塞を目指した。そこに行くと血相を変えて俺達に攻撃を行うフォースウォーン達を見てやはり統制が取れなくなっているのを実感した。

 他にも幹部や指導者階級の者がいるかもしれないが、すぐには現れないだろうから、目撃次第討伐した方が良いだろう。吸血鬼の俺がそんなことを思うのは変かもしれないが。

 

 最深部ではフォースウォーン・ブライアハートが攻撃してきたので、返り討ちにしてリスベットさんのディベラ像を回収した。持ち帰った後、リスベットさんは喜び1,000ゴールドも報酬としてくれた。経営が苦しいのにこんなにくれるなんてありがたい、大切に使おうと思った。

 

 犬用のスパイス入り肉を届けろ!

 リスベットさんの仕事が終わった後に今度はマルカルスの馬屋に入ってみた。そこでは馬の売買をセドランという名前のブレトンの男性、犬の売買をバニングという名前のブレトンの男性が行い経営していた。

 

 その中でバニングが首長の子犬を訓練しているらしく、砦にいる犬の餌を持って行って欲しいと依頼された。俺はそれを了承した。彼はアンダーストーン砦で犬のお世話をしているヴォアダという名前のブレトンの女性がやっていると言っていたので、その女性に渡せば仕事は完了となる。

 

 アンダーストーン砦に行く頃にはもう朝方だった。道中料理人のブレトンの男性に出会ったので、マルカルス出身かと尋ねてみたらハイロックのダガーフォールから来たのだという。名前はアントン・ヴィレインというらしい。どうやらここが嫌いで、フォースウォーンが多い事に嫌悪感があるようだ。

 アントンは元々ハイロック一の宮廷料理人だったらしいが、スカイリムに左遷された経緯があるようだ。個人的には気になるところだが、深く追求しない方が良さそうだ。俺はその辺で話を終えてアンダーストーン砦に向かった。

 アンダーストーン砦に到着した。ドワーフ遺跡を再利用しているだけに趣深い。だがそう思って歩いているとアーケイの司祭をしていると思われるインペリアルの男性とノルドの男性が口論していた。何があったのだろうか?

 話を聞こうとしたら向こうから話してきた。どうやらトレジャーハウスで話に聞いたソーンヴァー・シルバーブラッド本人だったようだ。帝国を支持するかと聞いてきたのでどちらかといえばそうだと答えると、機嫌を悪くした。スカイリムならやはりストームクロークがベストな答えなのか?

 

 ソーンヴァーは熱心に語りだした。タロスはタイバー・セプティムだった頃に帝国を作り上げた偉大な人物なので、神に昇華するのは当然と見ており、それを否定するハイエルフを憎んでいるのが伺えた。

 その他には、マルカルスの首長であるイグマンドという名前の男性はシルバーブラッド家の意見を聞かなければいけないと豪語し、ウルフリックの助けを反故にするようにした事を非難していた。

 

 ウルフリック達の話は分からなかったので尋ねると、マルカルスを守るためにシャウトをフォースウォーンに向けて放ち、ノルドの戦士団も先導して勝利を掴んだらしい。オールド・フロルダンの戦いと呼ばれる戦いで、タロス自身がやったように追い出したのだと称えていた。

 ウルフリックがマルカルスを救ったのはやはり事実のようだ。それを反故にされた事で色々大変だったのではないだろうか?ストームクロークに入る予定はないが、向こうは向こうで必死なのだろうと俺は思った。

 

 俺達は調理場で作業中のヴォアダに出会った。バニングから預かったスパイス入りの肉を渡した。彼女はそれを受け取り500ゴールドも報酬として支払ってくれた。犬達が好物で落ち着きがなくなってきた頃らしい。間に合って良かった。これで仕事は完了だ。

 この後どうしようかと思ったらアーケイの司祭が気になってきた。何となく好きじゃないのに、気になって仕方がない。衝動のような何かが俺の心にまとわりついてくる。とりあえず探しに行ってみることにした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




 マルカルスは色々不穏なクエストが多いですが、それでも好きな場所です。
 そこで慎ましく暮らしている人や汚職まみれでありながらも懸命に働くマルカルス市警隊を見ると、悪い面ばかりではないと実感しますね。
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