ポケチューバーのユウリちゃんは今日も動画配信をする   作:りんご味

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衝動で書いたけど続くかは知らん。


ワイルドエリアのうららか草原でリザードン級のカレーを作ってみた。

 

私は前々からずっと動画配信について勉強をして準備を進めていた。旅をすると同時に動画配信者になることが私の夢。

 

 

かつて私は病弱で毎日ベッドで過ごしてきた時に私は数々の動画投稿者に救われた。いろんな企画で楽しませてくれて視聴者も配信者も楽しそうで私もいろんな配信者にコメントして・・・

 

世界にはいろんな人がいる。私みたいな人もいるかもしれない。少なくとも私はみんなが楽しめるそんな配信者を目指したい。だって私はその人たちのおかげで生きる希望ができたから・・・

 

 

 

 

そして記念すべき1回目の動画は決めている。カレー動画だ。ガラル地方での今のブームはキャンプでカレーを作ること。流行りをチェックしてそれに便乗する。典型的だけど私みたいな無名はまずはそういうので視聴者を増やしてそれから個性をつけていく。少しでも私の動画であの人たちみたいにみんなを楽しませれる。そんな配信者を目指して・・・

 

 

「とは言ったものの・・・」

 

 

ワイルドエリアのポケモンは場所によっては強い。それにそのエリアでないと取れないものもある。後はワイルドエリアには専用通貨でW(ワット)というものがある。お金ではなくWで取引する買い物も存在する。まずはWの入手法、そしてワイルドエリアの周辺を調べないといけない。やること多いけど・・・

 

 

「まずは私の手持ちポケモンの育成かな」

 

 

幼なじみであるマサル君やホップ君みたいに強いトレーナーになりたい願望はないけどそもそもワイルドエリアのポケモンがいきなり襲ってくることもなくはないし前提として自衛できるくらいには強くならないと。

 

 

そんなわけで私はワイルドエリアの散策を始めた。ワイルドの天気や気候、釣りできるエリアやきのみの取れるエリア、W集めをしたりレイドバトルをしたり動画配信者としての準備を始めてかれこれ1ヶ月が経とうとしていた。

 

 

最初は色々抵抗あったけどワイルドエリアの駅には宿泊施設もあるし定期的にお風呂にも入れてたから衛生面は問題ない。それに色々不安だったワイルドエリアでの半サバイバル生活も慣れてきた。

 

 

 

まずはここ"うららか草原"で記念すべき1回目の動画を作ろう。自衛できるくらいには強くなったしこのエリアのポケモンくらいなら遅れは取らないと思う、よしっ準備は整った。

 

 

「というわけで撮影お願いねロトム」

 

「任せるロト!」

 

「立ち位置はこんな感じかな?どう?ロトム」

 

「もう少し右に寄るロト。違う、ボクから見て右ロト。そうその辺ロト。それじゃあカウントで撮影を始めるロト!」

 

 

 

いよいよ私の夢への一歩、最初の動画を出すんだ。

 

 

 

「はじめまして、こんにちは。新人ポケチューバーのユウリです。ガラル地方出身としてこれからガラル地方のいろんなことを動画にしていきます。よろしくお願いします」

 

 

よしっ、出だしはいい感じかな?ちなみに動画撮影なので生放送とかではない。動画配信もいつかはするけど流石に今は知名度なさすぎるしね。そのうち出来たらいいなぁなんて思ってる。

 

 

 

「そんなわけで記念すべき最初の動画はワイルドエリアのうららか草原でカレーを作ろうと思います」

 

 

 

この1ヶ月毎日カレー生活してそろそろ限界きてたのでいい加減カレー動画撮影したかったのが10割である。この辺で取れるアイテムだと頑張ってもマホミル級が限界だったのでとりあえずいろんなエリアで食材やきのみは頑張って調達してきた。すごく大変だったの一言に尽きる。

 

 

「ガラルのカレーには5段階の美味しさ評価があってドガース級、ソーナンス級、マホミル級、ダイオウドウ級、リザードン級の5つに分かれています。私はこの1ヶ月間色々と試行錯誤を続けてきましたが頑張ってもダイオウドウ級までしか作れませんでした。でも私は諦めずに頑張るためにもとりあえず今回は最高評価であるリザードン級を目指して頑張りたいと思います」

 

 

とは言っても宣告した通り私はリザードン級を作れたことは一度もない。ダメだったら結論、リザードン級は無理、出来たら頑張ればリザードン級も作れるで動画は締めくくればいい。

 

 

「とりあえずカレーを作っていきます。まずはきのみ選びから ・・・」

 

 

手っ取り早く美味しいカレーにするには珍しいきのみを入れるのがいいらしい。私はいろんな組み合わせでたどり着いたレアきのみ10アイテムセットを鍋にぶちこんだ。

 

 

「今回はカレー麺を作るのでお供にレトルト麺をぶち込みます、そして火をかけて・・・とりあえず仰ぎます!全力で煽いである程度の大きさになったら力を調節します!」

 

 

 

最初は火加減足りなかったり強すぎてしょっちゅう焦がしてたけど流石に1ヶ月カレー生活してたからだんだん力加減も理解できてきた。

 

 

「次は湯気が出てくるまで混ぜます!」

 

 

ここも絶妙な力加減が大事だよ。カレーは服につくと匂いも染みも取れないから慎重にかつ絶妙な力加減でかき混ぜる必要がある。

 

 

「最後はまごころをこめる!おいしくなーれおいしくなーれ!もえもえキュン!」

 

 

昔投稿していた人がメイド服で料理をして真心を込めただけで物凄く料理が美味しくなる動画を見たことがあるのでおまじない程度に私は最後にまごころを込めてる。

 

 

 

「そんなわけで完成しました!ユウリ特製しぶくちインスタントカレー麺です!」

 

 

今回は会心の出来だと思うなぁ。なんか光ってるものすごく。一回だけダイオウドウ級出したことあるけど今回のはそれ以上に光ってる。これはもしかして期待してもいいのでは!

 

 

「スマホロトム、カレーチェッカーのアプリ起動して!」

 

「了解ロト」

 

 

カレーチェッカーのアプリはガラル地方のワイルドエリアにいるキャンプマスターが作ったアプリでお手軽にその場でカレーがどのランクなのかを評価してるのだ。エンジンシティに入る手前であったときに入れてくれた。

 

 

「おめでとうロト!評価はリザードン級ロト!」

 

「うそっ・・・本当に・・・」

 

 

スマホロトムの画面を見ると確かにリザードン級と書かれており金メダルにリザードンのロゴが刻まれていた。私は思わず大ジャンプした!

 

 

 

 

 

「やったあ!!!!!!」

 

 

 

 

 

 

やったよ!お母さん、マサル君、ホップ君!私ついにリザードン級のカレーを作れたよ!リザードン級のカレーを作れるのはかなり難しいって聞いたけどまさか動画を回してはじめて成功するなんて!

 

 

もし私のポケッターやポケチューブにチャンネル登録者がある程度いたらバズってる可能性は普通にある。まあでもポケッターのフォロワーもいなければチャンネル登録者といないけどね。動画もないしポケッターも意気込みと自己紹介で投稿してるけどいいね一つもついてないし。

 

 

「とりあえず食べて締めよう」

 

 

私はフーフーと冷ましながら麺を啜った。程よい辛さと渋みが合わさって麺に絡んでいる。美味しすぎて涙が止まらなかった。1ヶ月カレー生活してて1番美味しいカレーだと心の底から思った。

 

 

「美味しかったです、ごちそうさまでした。結論、初心者でも頑張ればリザードン級のカレーは作れるでした!それではご視聴ありがとうございました!」

 

 

そう言って動画の内容を締めくくりスマホロトムの編集機能を使って必要なのと不要なのを分けてそれをうまく繋ぎ合わせて字幕もつけた。動画配信者になるために今までそういう勉強ばっかりしてきたのがここにきてようやく効果を発揮した。

 

実際の動画投稿のために色々なポケチューバーさんの動画とか見てきた甲斐があったよ。私は記念すべき最初の動画としてワイルドエリアのうららか草原でリザードン級のカレー作ってみたの内容で5分程度の動画で投稿した。

 

 

これで数人でも見てくれてチャンネル登録者とポケッターのフォロワー数増えたらなーと思って私は今日もワイルドエリア駅の近くにある宿泊施設で泊まるのだった。最初に投稿した動画が伝説の動画になるとも知らずに・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「うーんっ、よく寝た。そういえばどうなってるかな?私の投稿してる動画」

 

 

次の日の昼前、私は遅めの起床で宿屋のレストランで食事をとりながら色々と確認する作業をするところだ。初めての投稿だから再生数は100も行ってないかな?いやっ、リザードン級のカレー作ったしもう少し高くてもいいかなと思って動画を開いたら・・・

 

 

「は?」

 

 

ワイルドエリアのうららか草原でリザードン級カレー作ってみたの動画の再生数は一夜にして30万の再生数がされていた。えっ、待って動画1個目だよね。再生数30万ってかなり登録者がいないと出せない数字・・・

 

 

「ってえええっ!チャンネル登録者3000人!?」

 

 

いやっ、リザードン級の動画を出しただけなんだけどどうなってるのと思って私はコメント欄を開いた。いいねも5万以上ついてるし・・・

 

 

 

コメント:一人でリザードン級のカレー作ってるとか化け物で草

 

コメント:一人だとダイオウドウ級が限界のはずなんだけどな。何やってるんだこの子は(困惑)

 

コメント:マジならガラルカレー界隈の歴史に残る偉業なんだけど

 

コメント:というよりこの子、初投稿の動画がリザードン級のカレーとか普通に頭狂ってて草

 

コメント:これ仮に編集で誤魔化してるとしても結局のところ編集技術が化け物になるから結果これが本当でも嘘でも化け物

 

コメント:カレーチェッカーの不具合であってくれ

 

コメント:カレーチェッカーはアプデを繰り返して現状不具合は報告されてないんだよなぁ。

 

コメント:想像以上にヤベー奴が出てきたな

 

コメント:しかも可愛いし

 

コメント:可愛いなこの子

 

コメント:けど動画後半でガチ泣きしてる辺り頑張ったんだろうな。

 

コメント:俺は分かる、この子は伸びるわ

 

コメント:今のうちに古参勢として名乗らなきゃ

 

コメント:これは伸びる、カレー麺だけに

 

 

 

どうやら私は思ってた以上にやばい意味でやらかしたらしい。私があまり調べなかったってのもあるけどリザードン級って1人で出せた事例が一つもないらしい。そのこともあって私の初動画とポケッターは世界的にバズってトレンド一位にガラルカレーリザードン級と関連で驚異の新人とか化け物新人動画配信者とか頭のおかしい単語がトレンド入りしていた。

 

そして私の動画はわずか三日でミリオンを達成した。どうしてこうなった・・・




ユウリ
無駄にハイスペックな動画配信者、1人でリザードン級カレー作ってしまいガラルのカレー作りの歴史を塗り替えた。自分がやばいやつだという自覚はない。ちなみにハロンタウンはユウリ以外の同年代がマサルとホップしかいないため同性の友達はいない。ソニアは近所のお姉さん程度の認識 

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