ポケチューバーのユウリちゃんは今日も動画配信をする   作:りんご味

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前回の更新から2週間近く経ちましたが、

自分の小説を書く技量的な意味でこの作品を続ける自信を無くしました・・・

なのでモチベーションはほぼ0です。

 
あとサブタイトル全然いいの思いつかなった()


マリィの独自

 

 

 

「おっ、夕波の再販がされとる」

 

 

あたしの名前はマリィ、ジムチャレンジャーで今はルミナスメイズの森を越えて5つ目のジムがあるアラベスクタウンにやってきている。あたしは昔から夕波の愛読者で今回もいつも通り買おうと思ってたら既に売り切れててナックルシティ、次の街のラテラルタウンでも買うことは叶わなかった。

 

たまたまついたアラベスクタウンで再販されていたのを見つけてあたしはその本を購入した。

 

今回はチャンピオンやジムリーダーも何人か載ってる特別号。あたしはネタバレが嫌いだからずっとポケッターの通知を切ってたのである。

 

 

「まあ予想通りやな」

 

 

今回は特別号なだけあってとても豪華な内容だ。だというのにあたしのアニキは・・・・

 

まあ分かってはいた。アニキはこういうのは嫌いだしジムリーダーの特集にも記事にも出さなければ最初の開会式にも来なかったくらいだ。あたしは町おこしがしたいのに特に最近エール団の悪い噂が絶えない。あたしの知らないところで何か起こってるのかもしれない。けどもしそうならあくタイプのイメージが悪くなるばかりだ。

 

エール団はあたしの故郷のスパイクタウンのジムトレーナーたちだ。最近風の噂でジムトレーナーに嫌がらせしてるとか聞いた。本当ならウチはスパイクタウンの人間として止めないといけない。ただでさえあくタイプは悪の組織が使うポケモンとして悪いイメージが持たれがちだというのに。そんなことを思いながらあたしは次のページを開くと一人のトレーナーがいた。

 

ジムトレーナーでもなければジムチャレンジャーでもなかった。

 

 

「ユウリ・・・ねぇ」

 

 

結構かわいい子ではあったけど今回の特集にはどうなのだろうという疑問は残る。今回はジムトレーナー&ジムリーダーやチャンピオンの豪華版だ。説明にはこの子はポケチューバーでチャンネル登録者数は8万人くらいらしい。

 

「服装は似合ってるな」くらいであたしはページをめくっていたらラストのページで衝撃を受けた。まるで頭にハンマーでも叩きつけられたかのような。

 

 

 

そこにはあくセット・・・露出が少ないからおそらく旧型のやつだと思うけどその服を着たこの子が全力でポケモンに指示してることが衝撃だった。

 

夕波はトレーナーだけでなくポケモン・・・パートナーと写ってる写真もある。ダンデならリザードン、ドラゴンストームのキバナならジュラルドンみたいな感じであるけど衝撃を受けたのはこの子の手持ちポケモンだ。

 

 

「は・・・・?」

 

 

思わずそんな素っ頓狂な声を出してしまうくらいには。歳は15歳だからあたしと同い年(タメ)だ。この子はジムチャレンジャーでもなければジムトレーナーでもない。なのに・・・

 

 

 

「なんで・・・サザンドラ?」

 

 

 

よりにもよってドラゴンタイプ・あくタイプで括っても育てるのがとても難しいと言われてるサザンドラが彼女の相棒ポケモンだった。正直この一枚だけで分かってしまう。この子の強さは多分今のあたしよりずっと上だ。サザンドラの時点で並大抵のポケモンでは力が同列の場合だとステータス差で間違いなく敵わない。

 

あたしは慌ててポケッターのアプリを起動して調べると少し前にこの子は夕波でジムリーダーやチャンピオン差し置いてトレンド一位を掻っ攫ったらしい。

 

 

色々コメントはあったけど多く共感を持った内容の一つが、あくタイプ使いのイメージをいい意味で払拭したことだった。名前の通りあくタイプ使いはあまりいいイメージを持たれてない。それ故にあくタイプのジムリーダーはとても少なく正直あたしもアニキ以外のあく使いのジムリーダーは知らない。こんな感じであくタイプ使いのジムリーダーの少なさもあっていい印象は持たれてなかったけど今回の夕波であくタイプのイメージを間違いなくこの子は覆したと思う。たった一枚のジムチャレンジャーとして想定して撮った写真が・・・

 

 

「ポケチューバーのユウリか」

 

 

アタシはポケチューブのアプリを開いてユウリで検索するとユウリちゃんねるが引っかかってそれを押すと10万人以上の登録者がいた。基本的にはワイルドエリア中心の動画投稿、配信でそれが9割くらいだ。女の子の配信者では少し珍しいアグレッシブな内容が中心みたい。

 

 

最初の動画がリザードン級のカレー動画。ここであることがトレンド一位になったことを思い出す。

 

 

たった一人でリザードン級のカレーを作ったトレーナー。この子やったんや。あの手持ちでサザンドラを出した動画は全くなかったのが気になったけどそれでも動画はとても興味を惹きつけるものばかりだった。

 

気がつけば時間を忘れてずっとユウリの動画を見ていた。配信もあるけどこの子の動画は短くて興味を惹きつけるのが上手いと思った。できればもっと見たいけど・・・っていかんいかん、モルペコたちを調整してアラベスクジムに挑まないと。ジムリーダーはフェアリーの使い手。あく中心のウチのパーティーじゃきついけど頑張らんとね!

 

 

「とりあえず・・・」

 

 

ユウリのチャンネルを登録して通知をオンにした。せっかくならユウリの配信をリアルタイムで見てみたい。動画配信者とか興味なかったけどこんなに誰かの動画を見たいなって思ったのはあたしにとってはじめての気持ちだった。

 

 

「さてっ行こっか、モルペコ。まずはルミナスメイズの森で少し鍛えてからジム戦に挑まんとね」

 

「モルッ!」

 

 

それからアタシはモルペコたちと一緒に特訓を重ねた。今回は特にズルズキンがきついから待機にして残りのメンバーで頑張ってもらおう。ドグロックならどくタイプで弱点をつける。あたしは作戦を確認してから五つ目のジムに挑んだ

 

ジム戦をしていていい意味で誤算もあった。あのジムは質問で正解するとポケモンの能力値を上げてくれるというシステムになっておりそのおかげでジム戦に勝つことができた。それがなかったら正直今までのジムで1番苦戦したかもしれない。その前のラテラルタウンのジムもかくとうタイプのジムリーダーだったから同様に苦戦はしたけど。

 

 

 

「ありがとうモルペコ。今日はポケモンセンターで休もっか」

 

 

 

アタシはポケモンセンターに戻ってから食堂で休んでいた。今のジムバッジは5つ、次はここからナックルシティに戻ってからキルクスタウンを目指さないといけない。脱落者が増えてきてるけどウチはまだここでは終われない。チャンピオンになって町おこしするまでは!

 

けど疲れたから今日と明日は休む。休息は大事やしそれにユウリのことをもっと知りたい。あたしはユウリの配信動画のアーカイブを見始める。配信の数は登録者の割に少ないのに対して一つ一つの配信の内容があまりにも濃いものだった。

 

 

まず初回の配信の終盤で現チャンピオンが乱入してきた。しかもユウリにとってダンデは幼なじみらしい。つまり・・・

 

 

「ホップやマサルはユウリの幼なじみってこと?」

 

 

コメント欄を見るとあたしの認識通りホップとマサルはユウリの幼なじみらしい。一緒に旅に出たらしいけどジムチャレンジの推薦は蹴ってポケチューバーになったとか。思わずあたしは安堵してしまった。もちろんトレーナーとして戦ってみたいっていう気持ちもあるけど多分あたしもホップもマサルも今のユウリには絶対に勝てない。ユウリは多分それくらいのレベルで規格外の強さだと思うから・・・

 

 

とりあえずその動画や案件動画や収益化記念動画とかを見た。区切りをつけて羽を休めたあたしたちはこの町を後にして次の街に向かわんとね!そんなことを思いながらこの町を出ようとしたら・・・

 

 

「やっと着いたぜ、ここがアラベスクタウンか」

「マサル、久しぶりやな。どう?ジムバッジの方は?」

 

「よっ、マリィじゃん。俺はこれからポプラさんに挑むつもりだ。そのための準備もしてきたしな」

 

 

 

話によるとルミナスメイズの森の奥で特訓してたらしい。今すぐマサルと戦ってどれくらい自分が強くなったのか確認したいけどこの日のためにコンディションを整えたみたいだから水を差すのは無粋やね

 

 

 

「ちなみにあたしはもうポプラさんに勝って五つ目のバッジ、フェアリーバッジを手に入れたけどね」

 

「今回は先にマリィに越されてしまったか、よしっ俺も頑張らないとな。すぐにフェアリーバッジ取ってくるからな」

 

「あっ、ちょっとマサル!!」

 

 

マサルはあたしの静止を無視して行ってしまった。色々聞きたいことがあったんだけど特にユウリについて・・・そんなことを思っていたらポケッターに通知音が鳴った。今日、ユウリが配信をするらしい。それを聞いたあたしはもう一日この街に留まることにして夜に配信された自己紹介配信を見た。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜☆〜

 

 

「マサル!マサルはいる!!」

 

「うわっ、びっくりした!」

 

あの動画を見た次の朝、あたしは起きて準備してからある目的でマサルの泊まってる部屋に入った。マサルも身支度を済ませてるところだった。わかってはいたけど5つ目のジムバッジも無事手に入れたみたいらしい。スマホロトムで電話中みたいやな。

     

 

「あっすまん悪いな。ちょっと知り合いが尋ねてきてな、じゃあそらをとぶタクシーで移動するから昼過ぎにナックルシティで落ち合おうな。うんっ、じゃあまたな・・・それでいきなり訪ねれてきてマリィ、俺に何か用か?もしかしてポケモンバトルか?丁度お互いバッジは5個だから戦いたいところだがこの後ちょっと用事があってな」

 

「いやそれは別にいいんよ、それより誰かとスマホロトムで電話してた?」

 

「ちょっと幼なじみとな。けど幼なじみと言ってもホップじゃないぞ。ホップとは旅する目的が同じだからよく会うけどもう1人の幼なじみと全然会わないんだよなぁ。というよりワイルドエリアで別れてから一度もあってないな。電話で久しぶりに声聞いたけど元気そうでな、一度ナックルシティに戻ってから次のキルクスタウン目指すつもりだけどその前に近況報告もかねて久しぶりに会う約束したんだよ」

 

 

 

飛んで火に入るレディバとはまさにこのことを言うんやな。ウチもすっごく会いたいと思っとるんよ、マサルの幼なじみに。あの動画をみたら尚更・・・

 

 

 

「じゃあ一緒にナックルシティに行く?どうせ次の街を目指す上でも一度ナックルシティには戻らないといけないから結局目的地は一緒やし」

 

「それもそうだな、よしっ一緒に行くか。本当はホップも連れて行きたかったんだけどなぁ・・・」

 

「ホップ・・・何かあったん?」

 

「ちょっと色々あってな・・・まあその色々あったやつもラテラルで色々あったけど・・・」

 

 

 

そう言って複雑な表情を浮かべるマサル。幼なじみ3人で久しぶりに集まりたかったんだけどなぁとマサルはそんなことをぼやいてた。

 

 

「まあホップのことだし大丈夫だろ。それよりも俺はもう1人の幼なじみと全然連絡取ってないからそっちの方が心配だ。まあ元からぶっ飛んでる奴だし心配いらんだろうが・・・」

 

「・・・それってもしかしてユウリのことだよね?」

 

「ユウリを知ってるのか?」

 

「これっ・・・」

 

「ファッション誌か?」

 

「マサルはファッション誌とか読む?」

 

「いや全然、ファッションには興味ないし。というより俺たちはあまりファッションにこだわりはないんだよなぁ。俺とユウリは特にそうだし・・・あっ、このページのダンデさんカッコいい。なんというかやっぱりホップの兄貴はすごいよな。オーラというか」

 

 

 

ファッションに興味はないと言いつつダンデやキバナに対してはカッコいいとか言ってる辺り無関心というわけではないみたいだ。マサルはホップと違って現代のトレンドに疎いところがある。良くも悪くもポケモンバトル一直線なのがマサルだ。

 

だからはマサルは知らない。ここ数ヶ月でマサルの幼なじみがとんでもないくらいには有名人になってることを。

 

 

「ん?なんか俺のよく知ってる人物が写ってるんだけど・・・えっ?えっ?」

 

「やっぱり知らんかったんやなマサルは」

 

 

マサルは頭に?マークを浮かべていた。そりゃファッションの疎い幼なじみって言ってたしその幼なじみがこの雑誌に出てたらそりゃこんな反応にもなるよね。

 

 

「ユウリ、なんで雑誌に載ってるの?」

 

「それは本人に聞いたら?それとマサル、ホップが行かないならあたしが代わりに行ってもいい?」

 

「マリィが?うーんっ・・・ユウリは別に人見知りしないタイプだし。そういえばハロンタウンには俺たちと同い年の女の子ってユウリしかいなかったしやっぱり同性の友達いるのといないのじゃ違う・・・よな。ところでマリィ、一つ聞きたいんだけど」

 

「なに?あらたまって」

 

「マリィはリンゴを素手で二つにできないよな」

 

「いや当たり前やろ!?」

 

「だよなぁ・・・」

 

「そもそもおかしいのはどう考えてもユウリの方やろ!あの子の握力どうなっとるの?」

 

「まあ確かにな。腕相撲の強さもダンデさんとユウリはほぼ互角だしな」

 

 

「多分今の俺やホップが腕相撲しても勝てないかもしれない」なんて乾いた笑みを浮かべながら言ってた。普通は男のくせに情けないとか言いたくなるけどあのユウリの握力見た後でそれを言うのはかなり酷だ

 

 

「というよりマリィはユウリの握力の強さ知ってるのか?」

 

 

そうか、マサルはポケチューブもバトル動画以外は見ないからスルーしてるのか。そもそもユウリは一度たりともバトルの動画をあげてないからマサルのオススメにも出てきてない可能性がある。あたしは無言でユウリの出した二つ目の動画を見せた。

 

 

「あーうんっ・・・これは確かにユウリの料理してる光景だな。あいつ何してるんだ」

 

「ユウリは今ポケチューバーとして活動していて登録者は10万人越えてるけど・・・まあそれは本人に会ったら直接聞いてみたらいいんじゃない?」

 

「まあそれもそうだな。昔、ユウリが病弱でしょっちゅう入退院繰り返してたときは動画を見ることだけが生き甲斐って言ってたくらいだからな。まさかユウリがポケチューバーになるなんてな」

 

 

ユウリの言ってたことはやっぱり全部本当のことだったんだ。大半の人はきっと彼女が元病弱なんて信じてないだろうけど目の前にいる彼女の幼なじみがそう言ってるから疑惑が確信に変わった瞬間だった。やっぱりあたしはあの子に会って話がしたい。なんて思ってたら・・・

 

 

「は?」

 

 

マサルから聞いたことない素っ頓狂な声が聞こえた。

 

 

「えっと・・・もしかしなくてもヨネズさん・・・だよな?おかしいな俺の知ってるヨネズさんは顔が3つもないんだけど・・・」

 

 

そこには数日前全くあたしと同じ反応をしたマサルがいた。ヨネズさんは知ってるらしいけど少なくともこの感じはまだサザンドラになる前の頃のモノズしか知らないだろう。つまりマサルと別れてからカレーの動画投稿するまでにジヘッド→サザンドラにしたってこと?まじで言ってるの?

 

 

「これは・・・ユウリに詳しく聞かないとな」

 

 

そう言ったマサルの目は燃えていた。まさかマサルのやつ、ユウリにバトルを仕掛ける気じゃあ・・・

 

 

「とりあえずそらをとぶタクシーを呼んでナックルシティに向かうぞマリィ」

 

「あ、うんっ・・・」

 

 

そしてあたしとマサルはそらをとぶタクシーを使ってナックルシティを目指した。ポケチューバーであたしのライバルであるマサルの幼なじみに・・・

 

 

 

 

 

 

 






大まかに書く内容(完結までの物語)は決めてますが、
続ける気力があまり残ってないので次回更新日未定です。

少なくとも今月はもう更新しないです。
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