投稿した本日、朝から凄い雨で、仕事に行くまでに、靴がグッチョリ濡れて、テンション下がりました。
夢枕悪です。
前回からの続きということで、31Aの面々が、フレーバー通りに来ています。
会話が多めで、小説の体を成してないじゃん!と思われるかもしれませんが、どうかご容赦を。
底辺作業員である作者共々、作者の妄想する31Aのメンバーを生暖かい目で見守って下さい。
フレーバー通り。
今日も雨が降っている。
人通りが少なく、いつもの活気は無い。
その少ない人数が、必ず足を止めていく場所がある。
足を止めた彼女らは、憧れの表情をし、少しだけ晴れやかな雰囲気になって、また足を進める。
彼女らが見ていたのは、淡い青を基調としたウエディングドレスを纏い、感極まったのか、今にも泣き出しそうな表情をしている少女。
長く濃い青い髪と透き通るような白い肌が、ドレスによく映える。
手にしているブーケは、ドレスとは対照的に赤い花があしらわれている。
写真館に展示されている、佐月マリのポスターだ。
そこに、また、足を止める影が六つ。
茅森月歌。
和泉ユキ。
逢川めぐみ。
東城つかさ。
朝倉可憐。
國見タマ。
31Aの面々だ。
「…というわけだ」
「いや、どういうわけだよ」
「何が?」
「何がじゃねーよ、何の説明もなく、いきなり『フレーバー通り行こうぜ!』って連れ出して、何が『…というわけだ』だ」
「え?分かんない?」
「分かんねーよ!マンガやドラマじゃねーんだよ!分かるわけねーだろーが!」
「小説なら、いいの?」
「小説でもねーよ!」
「そういうわけだったのね」
「…いや、東城、分かんねぇのに、分かった顔すんな」
「何で分かったの?」
「雨続きで、ストレス溜まってんのに、これ以上、ストレス与えんなー!」
「んで、何で、連れ出したんや?」
「逢川、お前は、何で冷静なんだよ…」
「和泉さん、いつものことじゃない」
「せや、ええ加減、慣れるやろ」
「…あたしか…あたしが悪いのか…?」
「和泉さんは、悪くないと思います!」
「ありがとうよ、國見」
「じゃ、行こっか」
「説明ぇーい!だから、説明しろぉー!」
「えー、さっきしたじゃん」
「してねぇよ!まっっっったく、1ミリも1ミクロンもしてねぇよ!」
「なるほど、そういうことだったのね」
「だから、何回目だよ!何ん回目のやり取りだよ!」
「2回目やろ」
「2回目ね」
「だから、お前ら、何でそんなに冷静なんだよ。あたしが、おかしいみたいじゃねぇか」
「和泉さんは、おかしくないと思います」
「ねーねー、話が進まないから、そろそろ説明していい?」
「お前が、それを言うな」
相変わらずのやり取りで、全く話が進まかったが、ようやく、月歌が説明し始める。
先日の佐月とのやり取り、手塚との交渉、これからの予定について。
「それで?みんなで、このポスター見て、新曲作ろうってことか」
「いいですねー!私も創作意欲が、湧いてくるであります!」
「え?違うけど?」
「違うんかい!それなら何で、ウチらここに連れ出してきたんや?」
「みんなで、ジューンブライド体験しようと思って」
「「「「「はあ!?」」」」」
「その方が、いい歌詞書けそうじゃん?」
「いいわね」
「素敵」
「ええやないか。ビシッとキめたろうやないか」
「そこにシビれる!憧れるぅ!」
「ウエディングドレスか…」
「和泉さん、着たくないの?」
「いや、あたしだって、憧れとかはあるさ。でも、キャラじゃねえっていうか、あたしじゃ似合わないっつうか…」
「あたしは見たいよ?ユッキーの花嫁姿」
「な!?」
「ほら、タキシードの貸し出しもしてるし、あたしがタキシードで、ユッキーがウエディングドレス」
「なななななな何言い出すんだ、オメーは!」
「こういう機会でもないと、着れないんだしさ。イヤ?」
「い、嫌じゃねぇけど…」
「あらあら」
「まあ」
「…」
「…」
「生暖かい目で、見てんじゃねぇー!」
「さ、ユッキー、行こ」
「ちょ、ちょっと待てって!」
月歌に手を引かれ、店に入る和泉。
それを見守る他のメンバーには、新郎に手を引かれる花嫁の姿が浮かぶ。
「だから、生暖かい目で見てんじゃねぇー!」
雨のフレーバー通りに、和泉の声が木霊する。
いかがだったでしょうか?
本当は、店内でのやり取りも書きたかったのですが、あまりに長くなりそうでしたので、次回に持ち越しとしました。
31Aのメンバーのやり取りが、書いてて楽しく、もっと書きたいと思ってしまう程でした。
まだまだ未熟者ですので、解釈違い等あるかもしれませんので、ご指摘頂ければ幸いです。
リアでも雨が続き、雨が終われば暑い夏がやって来ます。
食中毒や夏バテ等、お身体に気をつけてお過ごし下さい。
夢