ヒーロー社会の水雷戦隊   作:島田愛里寿

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第弐話

 

その後、神通は警察署で事情聴取を受けた。彼女はもとより助けられた能代も正しい証言を聴取で答えたが現実は残酷であった。

 

「…今なんとおっしゃられましたか?」

 

「何度も言わせるなヴィラン。お前は加害者、それ以外でもそれ以下でもない!裁判所で判決を受ける身なんだよ!!」

 

そう。本来の加害者である男の父親が手を回して神通にすべての責任を押し付けたのだ。

 

「そんな!何度も説明したじゃないですか!!」

 

能代もおかしいと抗議したが…

 

 

「あなたは今すぐに病院に行きますよ」

 

「へ!?なんでですか!」

 

「あなたは精神錯乱しているんですよ、さ!」

 

「あ、ちょっちょっと!」

 

そう言われて無理やり病院送りにされた。

 

 

その後、神通は裁判を受けることになったが未成年であることを考慮されたものの執行猶予付きの実刑判決が下された。

 

流石に担当弁護士もおかしいと控訴しようとしたが親が拒否したのと圧力がかかってきてやむなく断念。

 

 

その間に雄英高校からも退学処分を言い渡されていた。

 

その通知が来た際に相澤先生から手紙が一緒に来ておりその内容によると根津校長も抗議しつつ政府に迫ったそうだが親が退学届けを勝手にとはいえ正式な文書で持ってきたのと政府の中でもあの男の父親の幹事長はかなりの権力を持っているようでどうにもできなかったようだ。

 

 

そうして家に帰った神通だったが…

 

「この親不孝者め!」

 

「川内や那珂に迷惑が掛かるのよ!さっさと出てって頂戴!」

 

ドカ!バキ!ドコ!

 

「っく…」

 

 

親からも暴力を受けて渋々家を出ざるを得なくなった。

 

 

 

そして神通は…

 

 

「関東圏にいてはずっとこのままでホームレスかヴィランに搾取されるかだけですね、仕方ありません。関西に行きますか‥‥」

 

 

そうして彼女は関東圏から姿を消した。

 

 

そしてその日の夜。

 

 

「ちょっと!どういうこと!」

 

「そうだよ!神通ちゃんがもういないって!」

 

姉の川内と妹の那珂が親に詰め寄っていた。

 

二人は相澤先生から真実を教えられていて神通を励まそうと料理を買ってきていたのだが帰ってみたら親から『神通はもう帰ってこないぞ』と軽く言われて激怒しているのだ。

 

 

「ふん。ヴィラン認定されたあいつなんか家にいても邪魔だろう」

 

「それにあなたたちの為でもあるのよ?川内のヒーロー活動に支障がでるし那珂がアイドルになったときにスキャンダルになるのは明白。だったらいなくならせれば万事解決ってわけよ。感謝してほしいわっガハ!?」

 

母親が話している時に川内が母親の顔面を殴り倒した。

 

「ふっざけんじゃないよ!私たちの妹をそんなくだらない理由で追い出したの!?」

 

 

「もうお母さんとお父さんとは絶交だよ!!」

 

 

そう言い放ち川内と那珂は一緒に家を出ていった。

 

その後、川内はプロヒーローへの道を進み那珂はアイドルとして大成したが親には一切金を送らずイベントにも呼ばなかったので親二人は寂しい生活を強いられたという。

 

 

 

そして数か月後‥‥

 

 

「このガキ!さっさと運ばんかい!!」

 

バキ!

 

 

「っく…」

 

 

神通は関西の工事現場で日雇い労働者として稼ぎつつなにかに導かれるように呉を目指していた。

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