ヒーロー社会の水雷戦隊   作:島田愛里寿

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第伍話

さて、神通が霧島組にスカウトされてから数年後‥‥。

 

 

 

霧島組は巨大な組織に成長していた。

 

 

基本的にこの世界ではヒーロー達によってヴィラン‥‥犯罪者やヒーローに否定的な過激な人物は逮捕・拘束されている関係で裏社会の勢力図が変動しやすいのもあってか新興の霧島組でも発展の余地があったがヒーロー達や警察に付け込ませずにここまで組織を発展させてきたのにはある人と彼女を慕う多くの人員の存在があった。

 

 

「神通の姐さん!おはようございます!」

 

「「「おはようございます!」」」

 

 

そう、あの時金剛にスカウトされた神通であった。

 

 

彼女は金剛が見込んだ通り任侠の素質があり、雄英で学んでいた知識もあってかカリスマ性があり路地裏やスラム街で腐っていた素質のある少女たちを引き入れて各地域へのパイプを構築して影響力を拡大していったのだ。

 

 

「あら?おはようございます神通さん。相変わらず部下に慕われていますね?」

 

「おはようございます。赤城姐さん」

 

そんな彼女が本家の廊下を歩いていた時に前から航空組組長補佐の赤城がやって来た。

 

 

彼女は航空組組長の鳳翔の愛弟子であり、鳳翔が霧島組に参加したから仲間とともに霧島組に参入した人材でもある。

 

 

まさに大和撫子のような容姿で性格も任侠の人間には見えないが、謀略にもたけているので霧島組傘下の組員からも支持が厚い。*1

 

 

「金剛の姐さんに呼ばれまして…」

 

 

「あらあら。相変わらず気に入られているようですね」ニコニコ(*^^)

 

 

「勘弁してくださいよ…(*´Д`)」

 

そう。あれ以来実績や面白い事態を持ち込む神通は金剛ら霧島組総幹部からいたく気に入られているので総幹部会議に呼び出されるたびに無茶ぶりをされるので神通は憂鬱なのだ。*2

 

 

そうして本家*3の総幹部会議の部屋に神通は入っていった。

 

 

 

そしてそこには悪の組織の幹部のような雰囲気を醸し出している四人がいた。

 

 

「よく来たデース♪神通」

 

 

「いや強制的に呼び出しといてそれはないでしょう?」

 

 

いつも通り楽しそうに声を変えてくる金剛に神通は冷静にツッコミを入れた。

 

 

そう。一見重要な案件でもない限り来なくてもいい感じの呼び出しだったのだが以前体調不良で呼び出しを無視したら神通が住んでいる家に比叡がドアを破って殴りこんできて強制的に連れて行かれた前例があったので部屋の安全のために素直に来たのだ。

 

 

「そんなふうに言わなくてもいいだろ?」

 

「いや比叡お姉さま、以前あなたが連れてきた件が原因ですからね?」

 

 

「さて、そんなことはともかくデース」

 

「ともかくじゃないんですけど?」

 

 

「シャラップ!あなたには横須賀に行ってもらいマース!」

 

 

「…へ??」

 

 

唐突のこの指示に神通はしばらくフリーズしていた。

 

 

 

金剛side

 

 

この子を引き入れてから霧島組は発展してきましタ、それはとっても喜ばしいことデース。ただチョーット面倒なことが起きてるノデこの子を横須賀に送ることにしたんデース。

 

 

「な、何故…?」

 

 

「お姉さま、突然言われても神通には追放命令にしか聞こえませんよ?」

 

 

「oh!ソーリーネ!」

 

 

確かに説明不足だったネ。霧島はさすがデース!

 

 

「神通、あなたはこれまで多くの人材を我が霧島組に引き入れてくれた。それはとても大変感謝してマース」

 

 

「は、はぁ」

 

 

「ただあなたを慕う子が多すぎて統制がとりにくくなってきたんデース」

 

 

「へ!?」

 

 

「そこでこれから予定している関東進出もかねてあなたには組を旗揚げして横須賀に行ってほしいんデース!あなたをとても慕う子たちを連れてネ?」

 

 

「…は、はぁ。了解しました」(-_-;)

 

 

うんうん!聞き分けのいい子デース!

*1
最も膨大な食費が欠点だが…

*2
ただ毎回難とか完遂するせいで余計に気に入られている原因になってしまっているのだが神通は気づいていない

*3
大きな日本屋敷

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