人理修復に巻き込まれたンゴwww 作:一般通過マスター
人理修復だョ!全員集合!
特異点が見つかって数日。場所はフランスのオルレアン。
今日はついにレイシフトでそこへと向かう日。
準備に少々手間取ってしまった。早くみんなの集まる場所へ向かわなければ。
急ぎ足で廊下を進み、ワクワクを隠しきれずにスキップしながらルンルン気分で向かう。
そして、目的の部屋の扉を開け中へ、
「おつー」
「お、来たねイッチく…ん…」
「遅いわ…よ…」
「あ、ハジメさ…ん…」
「遅かった…ね…」
「何をしていたんだ貴さ…ま…」
こちらを見て言葉を詰まらせた。
……どうしたんだい?一体?
「「「「「うん、何その格好」」」」」
え?何って…、
「ニワトリのコスプレだけど?」
「「「「「なぜ!?」」」」」
おいおい、フランスの国鳥はニワトリなんだぜ?知らないのかい?
「やっぱりマスコット的立ち位置のやつがいた方が現地の人だって親しみやすいだろ?それだよ」
「逆に近寄り難いわよ!?」
「そもそもそんな貴様と同類と思われたくない」
「「あ、あはは…」」
「……着替えてきてくれるかな?」
「なんで!?いいだろニワトリ!?」
この愛らしい顔を見ろ!可愛いだろ!ゆるキャラも素足で逃げだす可愛さだぞ!コケッコハジメの愛称で子供たちに大人気間違いなしだぞ!
「分かった、分かったから頼むよイッチくん」
「じゃあ一体誰がニワトリになると言うんだね?」
「いや誰もならないわよ」
「分かった、俺の意思は騎士王に託すことにする」
そう言って懐からもう1着取り出す。
綺麗に折りたたまれたその衣装、それをアーサー王へ差し出した。
残念だが譲ろう。俺がダメなら騎士王だ。彼女なら俺の意思を継がせるに値する。
「いや、着ないが!?」
「なん……だと………!」
なんてこったい!みんなニワトリ嫌いか!?嘘だろ!?
しょうがない、そこまで言うのなら着替えておいてやるか。
そんなわけで着替えてきた。
黒地の上下セットのジャージ。やはり動きやすさならジャージだろう。中には耐刃、耐火の性能を持つシャツ。
見た目は普通。悪くないんじゃないか?
「「普通すぎる!」」
ロマンと所長が叫んだ。最近叫ぶこと多いね。喉痛めないようにね。
「どした?」
「遊びじゃないんだから礼装くらい着てきなさいよ」
「……僕もそう思うんだけど」
呆れる所長に苦笑いのロマン。
ふむ、言いたいことはわからなくもない。だが、
「礼装なくても"中"に色々あるからいらないしなー」
「にしたってよ!」
そんな感じで所長と和気あいあいと触れ合いを楽しんでいると部屋のドアが開いた。そこから顔をのぞかせてきたのは我らがTSちゃん。ダ・ヴィンチちゃんだった。ちなみに"見たけど"あれはHでした。けどそれ以上に感動した。夜は捗った。ありがとう。
「はいはーい。みんな揃ってるかなー?レイシフトの準備整ったからみんな来てくれたまえ」
ついに人理修復の旅に出発だ。
ワクワクが心臓突き刺して震えるぜビート。ハジメエンジンがドクンドクン言ってる。
所長や藤丸ちゃん、マシュに騎士王もその目はまっすぐとしていた。
フ、気合が入ってるね。それじゃあここは一発、気を引き締めていこうか。
「いよーし、おめーら」
「……イッチくん、まだ何かあるのかい?」
「はあ、手早く済ませるのよ」
「「「……」」」
呆れた視線を向けてくる藤丸ちゃんとマシュと騎士王。ロマンも所長も優しく子供を諭すような声だった。
うん、最近冷たくなってる気がする。でも俺負けない!めげない!
「とりあえず張り切って……
世界、救いに行くぞ」
「「「「「っ!」」」」」
「……フフ」
お、ダ・ヴィンチちゃんが笑った。サムズアップしとこう。お、サムズアップ仕返してくれた。
「……うん」
「ええ、そうね」
「……ふん」
「そうですね。頑張りましょうね、ハジメさん」
「頑張らなくちゃね!」
よしよし、みんないい顔だ。それじゃあ、
「激励も終わったし……コフィンまで競走な!最下位は"バックデスソースの刑"な!」
「「「「「台無しだよ!」」」」」
そんな叫びとともにハジメを除いた5人は全力で走っていた。刑の内容は分からないがあの男なら確実に執行してくる。そんな考えが彼らの中に共通してあった。
そして、ついに人理を助ける旅が始まった。
気がついたら草原に立っていた。
「……」
辺りを見渡してみた。
第一特異点〈人理定礎値:C+〉
邪竜百年戦争オルレアン━救国の聖女━
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