人理修復に巻き込まれたンゴwww 作:一般通過マスター
火で服は燃える
おっすオラ"
ひとつなぎの大秘宝を8つ集めフルコースを完成させるのが夢の火影さ。
いやー、ホントに生卵をレンチンしたやつ誰だよ。
レンチンしたらカルデアが吹き飛んじゃうよっていつも言ってたのに、まったく。
俺がスクランブルエッグになっちまうとこだった。
これも全て"ジョニー"が悪いことにしよう。
さて、状況整理と行こうか!
空が黒い、周りは火の海、俺ぼっち(五七五風)
なんてこったい!何もわっかんねぇや!
確か記憶の中に……そうだ!レイシフト!
レイシフトしたんだったなぁ、そうだそうだ。あれだろ、ちょっとした旅行みたいなことになってるだけだろ?分かるとも。
……それでここどこぉ?
左見ても右見ても炎なんだが?あれ?俺、地獄に旅行しに来た?マジかよ。閻魔大王に挨拶しに行かなきゃ。
と、そんな時、遠くの方で魔力の流れが視界に映った。
そして次の瞬間、藁で作られた炎を纏った巨人が現れた。
なんてこった。閻魔大王が直々に出てきたぞ。
急いで挨拶しに行かねば、
俺は全力で走り出した。
▽▼▽▼▽▼▽
「──先輩、今、私…!」
「うん!おめでとう"マシュ"!」
そう言って喜び合う2人の少女。
ボンテージのような遺書に身を包んだピンクの髪の少女と白い制服に身を包んだオレンジの髪の少女。
「まさかマスター共々無傷とはね。喜べ……いや、違うか。褒めてやんな嬢ちゃん。あんたのサーヴァントになったお嬢ちゃんは、間違いなく一線級の英霊だ」
少女たちの喜ぶ様を見て声をかけた青い髪の一人の男。その声音は嬉しさと優しさが含まれてるようなものだった。
そんな中、"1つのホログラム"に映る男が口を開いた。
『……驚いたな、こんなに早く宝具を解放できるなんて。マシュのメンタルはここまで強くなかったのに…』
「そりゃあアンタのとらえ方が間違ってたんだよ。お嬢ちゃんはアレだ。守る側の人間だ。鳥に泳ぎ方を教えても仕方ねぇだろ?鳥には高く飛ぶ方法を教えないとな。……だがまあ、それでも【真名】をものにするには至らなかったか」
「あ、はい。宝具を使えるようになりましたが、まだ宝具の真名も、英霊の真名も分かりません…」
そんな落ち込む"マシュ"と呼ばれるピンクの髪の少女を見て、今までのことの成り行きを見守っていた白髪の少女が優しげな表情で彼女へ声をかけた。
「……そう。未熟でもいい、仮のサーヴァントでもいい……そう思って宝具を開いたのね、マシュ。あなたは真名を得て自分が選ばれたものに……英霊そのものになる欲が微塵もなかった。だから宝具も貴方に応えた。あーあ、とんだ美談ね。御伽噺もいいとこだわ」
「あの、所長…」
「ただの嫌味よ、気にしないで。宝具が使えるようになったのは喜ばしいことわ。でも真名なしで宝具を使うのは不便でしょ。いい
──ロード・カルデアスと名付けなさい」
「は、はい!ありがとうございます所長!」
そう言ってお辞儀するマシュ。それを微笑み受け止める"所長"。
そんないい雰囲気が場に立ち込め始めた時の事だった。
「───っ」
「「「「……?」」」」
『……どうしたんだい?みんな』
「……声、聞こえたわよね?」
「はい、あちらの辺りから」
「うん、なんか聞こえた」
「チッ、敵か?」
『ほ、本当かい…!?ちょっと待って!今、確認を行う…!』
警戒態勢をすぐさま取る面々。
盾を構え、杖を構え、左手を構え、前方に注意を向ける。
『……うん、確かに何かがいるね。でも……よく分からない』
「よく分からないって何よアナタ!」
『いや、所長。今までと全く違うパターンの生体エネルギーで……いや、待ってくれ。"藤丸"ちゃんと同じような反応……っ!もしかしたらカルデアの生存者かもしれない!』
「「っ!」」
「なんですって!?それなら早く行きましょう!」
そんな所長の合図で皆が走り出す。
炎から立ちこめる煙が壁となり前が見えない。そんな中を突っ切り、煙の外と出た時、そこに居たのは──
「おうこら、ブルックもどきがよォ。ヨホホヨホホ言ってみろよ。アフロヘアーにしてやったろ。……ん?おー、社長たち生きてたー?元気そーで何よりー」
アフロヘアーのスケルトンの胸ぐらをつかみカツアゲのようなことをしている腰巻き一丁のハジメが居た。
「……だから私は所長よ」
『イッチくんかぁ…』
「おい、あいつはアンタらの仲間か?」
「えーと……マシュ?」
「まあ、あの、その……一応」
▽▼▽▼▽▼▽
まさかみんなと合流できるとはな。ラッキーってやつだな。
ただ、みんな。夢中になって周りを見ずに炎の中を走っちゃいけないよ。御洋服が燃えて素っ裸になる危険性がある。気をつけようね。
骨皮ホネ夫君たちが着てたボロ布のおかげでなんとかリトルハジメを隠すことが出来たが、心もとないな。あと帽子くらい被っておきたいぜ。
「……なんでアナタ裸なのよ」
「炎の中走ってたらこんなんなってた!」
『あ、あはは…、い、イッチくんは相変わらずだなぁ…』
「……変態か?」
「変態じゃない、ただの紳士だ」
「……どの辺がだ?」
まあ確かにこのままだと変態と思われる可能性がある。
土を使って顔にペイントして昔の人類の真似をした方がいいか?
その方が、『あ、ただの原住民族か』ってなるだろ?
そうなったらあれだな。石槍とかも作らなきゃだな。
「そういや、みんな何してんの?」
『……あー、そっか。イッチくんには初めから説明しなきゃいけないのか。えっとまずは──』
そこから始まるホログラムの青年"ロマン"君のお話。
ふむ、ふむふむ。なるほどな。
「つまり、ファイナリティクスがオーバーバックしてガレリアン的なプルタンが起きたわけだな?」
『……よし!所長任せました!』
「なんで私なのよ!?」
「よろしくね村長」
「だから所長よ!」
「確認したいんですけど、ナポータンがダンガリオンした場合って、マイテンダーしていいの?」
「知らないわよ!」
「……どうしたんだい?そんなカリカリして、スタンド攻撃か?」
「あーもうこっち来なさい!」
「あーれー」
所長に引っ張られて連れて行かれる。
フッ、所長も物好きよ。こんな状況で……優しくしてね?(意味深)
「……なんだアイツ。お前ら大変だな」
『あ、あはは……、ごめんね』
「えーと、私はこれって…?」
「先輩…!共に頑張りましょう…!」
ハジメのいないとこで4人の団結が深まった。