人理修復に巻き込まれたンゴwww   作:一般通過マスター

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とりあえず前作と同じとこまで早めに…!


君の名は

 

「…………」

 

 

 

……え?暇

 

 

 

あれー?アーサー王さん倒したのに何もならないよ?あと帰るだけじゃないのー?帰らせて!私を帰らせて!あのカルデアに!

 

少し離れた所じゃ女子会開いてるし、ロマン君なんか忙しそうにしてるし。俺何してよ。……裸で勝利の舞しとく?

 

と、その時だった。

 

「いや、まさか君たちがここまでやるとはね。計画の想定外にして私の寛容さの許容外だ。48人目のマスター適性者。まったく見込みのない子供だからと善意で見逃してあげた私の失態だよ」

 

そんなセリフと共に現れたモジャ髪とっちゃん坊や。

おいおいなんだチミは?

 

他のみんなは驚いてる。つまり知り合い…?カルデアの職員か!うーん、誰だっけ……は!まさか、

 

「……俺の従兄弟の叔父さんの弟の彼女のお兄さんの教え子のジョニーか?姉のアマンダは元気してるか?」

「だ、誰のことを言っている?」

「あー違うか。じゃあお隣のおばさんの息子さんの甥が留学先で世話になってるホームステイ先の息子さんの先生の兄弟のトムソンくん?勘九郎さんはまだ生きてる?」

「だから誰のことだ!?」

「えー違うのー?」

 

じゃあ知らねーや(鼻ほじ)

 

「レフ教授ですよ、ハジメさん」

「へー、じゃあ初めましてだね。どうぞよろしく」

 

初対面だったか。これは失礼した。頭を下げ丁寧に。第一印象は大事だからね。

 

「……何度も顔を合わせたことがあるだろう…!」

「へ?……あー、火山の火口付近で一緒に散歩したよな。あれは楽しかったー。今度はどこ行く?」

 

「だから誰のことを言っているんだ!?」

 

 

そう叫んで頭を掻きむしり出した。

おいおい思春期か?お母さんはあまり困らせないようにね。

 

「〜〜!相……っ変わらず要領を得ない言葉ばかりでイラつく男だ」

「ははは、そんなイラつくな。そういう時は両方の人差し指を口の中にいれて、頬を引っ張りながら『学級文庫』と叫ぶといい」

 

「わけが分からんッ!!」

 

『……ありがとうイッチくん。1周まわって冷静になれたよ』

「え?あーそう?」

 

それは良かったぜ。

 

「はぁ、はぁ、チッ!……それにしてもこの声はロマニ君かな。キミも生き残ってしまったのか。すぐに管制室に来て欲しいと言ったのだがな。全く、相変わらず統率の取れてないクズばかりで吐き気がするな」

「大丈夫?エチケット袋はないから自分の頭に乗せたゴミ箱に吐くんだよ?」

 

「ええい!貴様は黙っていろッ!!」

 

 

なんてお口の悪い…!こちらは心配してるというのに……いや、ここはなにか事情があるのだろう。例えばそう……女の子の日とか。そう考えたらここまで怒りん坊なのも頷ける。

いや、だが待てよ?アイツは見た目は男……あぁ、いや、そうだよな。人には人の趣味がある。LGBTとか最近すごいからな。ここはお口にチャックして黙っておくのがマナーだよな。

 

「……おい、なぜ優しい目でこちらを見ている」

「……」

「……なぜ、『自分はわかってるからな』というような頷き方をしている」

「……」

 

「なにか話せッ!!!」

 

 

ああ、大丈夫さジョニー。分かっているとも。

だから安心して、君の秘密は誰にも話さないさ。

 

「レフ……ああ!あなたも生きていたのね…!」

 

っ!不穏な気配を察知!

所長がフラフラとジョニーの元へ歩いていってるじゃないか!

これはまずい!止めねば!

 

「へい!待つんだブラザー!」

「ぶべっ!」

 

おっと、慌てて飛び出したはいいものの足首を掴んでしまった。

おかげで所長がドミノの如くばったり倒れてしまった。痛そー。

 

「ちょっと何するのよ!」

 

思ったより元気で安心。

 

「餅つけ、所長。ペったんペったんだ!」

「いいから離しなさいよ…!」

 

足首をつかみながら倒れる俺と俺のせいで倒れた所長。そんな位置関係、所長が俺の顔を足でおしのけようとしてくる。

だが、待て…!この場所は所長のカラータイツの中にうっすらと"神秘"が見える位置!

足を軽やかに交しつつ脳内フォルダに保存だ!

 

「……やあ、オルガ元気そうじゃないか」

「っ!」

「君も大変だったようだね」

「えぇ、えぇ!そうなのよレフ!……ふがっ!?」

 

所長の体をよじのぼりそのまま口を手のひらで抑える。

全く、お父さん許しませんよ。男の子はオオカミさんなんだから、話しただけで赤ちゃん出来ちゃいますよ!

 

「ふがふがふがっ!!!!」

「え?夕飯はパスタがいいだって?ご飯は1日1時間」

 

「ふがぁぁぁぁあ!!!」

 

おいおい、獣のような雄叫び上げて、はしゃぐのも大概にしてくれよ。

 

「はぁ、ほんとに予想外のことばかりで頭にくるよ。ねぇ、ハジメくん?」

「ん?マウンテンゴリラがサンバ祭り?」

「おいカルデア!話が通じないぞこの男!何とかしろ!」

「「『……』」」

 

無言のロマンとマシュと藤丸。

彼らは思った。あの男を何とかできるならこっちだって苦労はしないんだよなぁ、と。

 

「ほんとに癪に触る、君たちが未だに生きているということに。いやだが、オルガがここにいるということは生きている、というのは違うか。とっくに君は死んでいる。爆弾はオルガの足元に仕掛けたのだ。無事で済むはずもないか」

「え………?」

 

おっと…?流れが変わったな。

いやでもその話は……やっべーすっかり忘れてた。いやでも"作ってはいる"から大丈夫なんだけど。

 

と、その時、ロマンの声が近くから聞こえた。

 

『い、イッチくん、イッチくん』(小声)

「お、おおロマン」(小声)

『あの話はどうなってるんだい?何とかなるんじゃなかったの?』(小声)

「いや、ほらゴタゴタが続いて切り出す暇なかったんだよなー」(小声)

『じゃあ、今言えばいいでしょ』(小声)

 

そう言われ、ジョニーたちの方をチラリと見てみる。うん。

 

「なんか自信満々にジョニーがご高説垂れてるし、それ聞いて所長怒って落ち込んでるし、藤丸ちゃんとマシュは驚愕の事実みたいな顔しちゃってるし……言い出しづらくない?」(小声)

『いやまあわかるけども……あとジョニー呼びなんだね』(小声)

 

そりゃ俺の中ではジョニーだもん。モジャモジャジョニーの愛称でおなじみのあのジョニーだもん。本物のジョニーだよ?

 

「ロマン切り出してよ」(小声)

『いや、ほらここはいつも通り君が空気読まないで言う方がいいと思うけど…』(小声)

「いやいや、気まずいじゃんあの空気」(小声)

『……君にも気まずいって思える感情があったんだね』(小声)

「はっ倒すよ?」(小声)

 

失礼なヤツめ。俺ほど空気の読める男もなかなか居ないぞ?

 

「こんな時にダ・ヴィンチちゃんがいてくれたらな。てか、ダ・ヴィンチちゃんは?」(小声)

『彼女なら君に頼まれたことやりに席を外してるよ』(小声)

 

なんてこった、間の悪い。

もうこうなったら、

 

「じ、じゃんけんでもする?」(小声)

『……この場でかい?』(小声)

「よーし行くぞ。……来週もまた見てくださいね。じゃんけん」

 

「さっきから何をやっているんだ!そこはァァッ!!!」

 

 

おお!びっくりした!

すごい形相で叫んでるじゃないかジョニーよ。俺たちの会話に混ざりたかったのかい?だが悪いな。この会話は2人用なんだ(?)

 

「さっきからコソコソと……何を企んでる?」

「企む?フッ、何を言ってる。俺たちはただ単に、じゃんけんをしていただけだ!

 

「ほんとに何をしている!?」

 

 

全く楽しいひと時を邪魔してからに。君とはまた後で遊んであげるから大人しく待ってなさい。

 

『……イッチくん、今じゃないかな?』

「は!確かに!館長!」

「……へ?」

 

あれ泣いてら。美少女の泣き顔とか需要高そ。

そんなことを思いつつ俺は叫んだ。

 

「死にたくないかー!?」

「な、なによ、急に…」

「ん?聞こえないな。死にたくないかー!?」

「だ、だから何よ急に…!」

「返事が聞こえんぞー!死にたくないかー!?」

「…っ!し、死にたくないわよ!」

「返事は"おー!"だ!死にたくないかー!?」

 

「おー…!」

 

「生きたいかー!」

 

「おー!」

 

「カルデアに帰りたいかー!」

 

「おーッ!」

 

「俺はかっこいいかー!」

 

「おーッ!!………へ?」

 

マジかよ。所長俺の事かっこいいって思ってたのかよ。

ちょ、おま……照れるじゃん?

 

「よろしい!」

 

そうして俺は口からとあるものを吐き出した。

いや、これ意外と吐き出すの大変。もう全部リバースしそ。

 

そうして取りだしたものは水筒のような筒。その蓋を開け、俺はそれを所長に向けた。

 

「所長……、"オルガマリー・アースミレイト・アニムスフィア"」

「……へ?」

「返事して」

「え、あ……お、おー?おぉぉぉお!?きゃあぁぁぁあぁぁあッ!」

 

所長が返事をした途端、所長は手にした水筒へ吸い込まれるように中へと入っていった。

全部入った。それを確認した俺は厳重に蓋をし、口の中へ放り込む。

 

ングッ!?詰まっ…!

 

「「『所長!?』」」

「……今、何をした?」

 

胸を叩き何とか中へと落とす。

ふぅ、ん?あれ?なんかみんなこっちみて……ここはジョジョ立ちで決めとこう。

 

指をピストルのように、もう片手はポケット……は無いから腰巻の中へ。

ビシッと腰をそらし胸を張る。

 

「やかましい!うっとおしいぞジョニー!」

「なっ!……クッ!クソガキめ…!」

 

うお、怖。目ガンギマリやん。やってる?(薬)

 

「調子に乗りおって…!ま、まあいい。どの道貴様らは滅ぶ運命なのだ。精々少ない余生を楽しんでくれたまえ」

「知ってる?奥さん、あれがよく小学生たちの中で流行りの負け惜しみと言うやつなんですわよ。オホホのホ」

「〜〜〜っ!!!」

 

「「「『あまり煽るな(煽らないでください)ッ!』」」」

 

 

ぴえん。ぴえん超えてぱおん。

事実だもん。事実だもん。拗ねちゃお。地面にぬの字いっぱい書いちゃお。

 

なんかそっからは長かった。ジョニーが延々と話し続けるんだもん。

あいつ絶対人の話聞かないタイプだよ。自分の事ばっか話すタイプだよ。だから友達いないんだよ。

 

要約したら、『人類滅亡』……おしまいです。

こんな四文字で済む話をずーっと話してんの。いい加減にして欲しいですね。絶対レポートとか書くの下手だよあいつ。無駄なことばっか書いて文がかさばったりするタイプだよ。

 

そんなことしてたら地面が揺れた。

どうやら特異点が崩壊するらしい。

 

「ここももう限界か。さて、私はそろそろお暇しよう。これでも暇じゃないでね。君たちの末路を見るのもここまでにしよう。何私も鬼じゃない。最後の祈りくらい許そうじゃないか」

 

お?帰るのか?帰るのか?

 

「またなジョニー」

「だから私はレフだ!レフ・ライノール・フラウロス!覚えておけ!」

「な、なに?レフ…なんだって?贅沢な名だね。今日からあんたはジョニーだよ」

 

「アァァァァァアァァアアアアッ!!!」

 

 

そうしてジョニーは最後まで叫びながらこの場を後にした。

最後までやかましいやつだったよ、アイツは。

 

そこからはもうてんやわんや。

なんか色々やばかったらしいけどとりあえず最後の最後まで俺は地面にぬの字を書いていた。意外と楽しかった。




この回の話は前作でもお気入りだったからほぼ変えずに。
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