「謎の光?」
「はい。アビドス高校近郊の砂漠で黒い光が観測されました」
私が聞き返したのに答えて、ホシノが答える
「それで連邦生徒会が私たち対策委員会にその調査を依頼したわけなんです」
「まったく都合のいい奴らだよ自分たちが困まった時だけお金で解決しやがって...」
「…そうですか」
ホシノが口にした連邦生徒会の愚痴に対して私は否定の言葉が出なかった。たしかに連邦生徒会はアビドス高校に対して何の行動も起こさなかった。しかし、あまり言いたくはないが...仕方なかったのだろう。なぜなら合法的な借金だったことと、連邦生徒会そのものが優秀な生徒会長によるワンマン経営だったことでそこまで手が回らなかったことそれ以外の理由はあるだろうがだいたいはその二つの理由がだったからだろう。故に連邦生徒会が一概に悪いわけではない。強いて言うなら環境とタイミングが悪すぎたのだろう。そう誰に言うでもなく推察していたトワだった。
閑話休題
「それで砂漠の調査をしたいわけなんですね?」
「そうなんです。さすがにあんなに広い砂漠を調査するのに二人は少ないと思って」
「ユメ先輩。最初は私たちだけでやる気だったでしょ」
ジト目でユメ先を見ているホシノ。本当に知らないホシノを見ていると違和感を感じて仕方ない。それほどこの人の死という出来事が彼女を変えた証拠なのだろうか?
「えっと~おじさん。物忘れがひどいんだよね~てへぺろ☆(・ω<)」
額にグーを押し当てて、ウインクをしている...典型的なポーズをするユメ先。少し天然が過ぎるような気がする。
「・・・・・」
ホシノが呆れたような目でユメ先を見ている。もう私も先輩呼びしなくてもいい気がしてきた。
「……と、とにかく。砂漠で謎の光の調査をしたいから、トワさんと黒服さんはその護衛を頼みたいんです。もちろん報酬はお支払いしますので!」
「いいですよ。私たち便利屋は依頼されれば大抵の仕事は受け入れますので」
「一つお聞きしてもよろしいでしょうか?その調査にはいつほど向かわれるのですか?」
黒服が相変わらずの丁寧な物腰で質問をする。
「えっとですね。連邦生徒会から来た期限はまだまだありますので..そこまで急いではいないんですが...調査は速めの方が良いと思いまして..明日すぐに向かおうかなと」
ユメさんががんばって丁寧に答えようとする。あまりなれない様子なのでおそらく黒服のようなビジネスマン的な者と対話したことがほとんどないんだろうなと考えられる。
「そうですか。わかりました明日すぐに現場に向かうということで」
「そうですよ。そのための準備もあるので今日は解散でいいかと思いますが?」
ホシノが少しトゲのある言い方で黒服に冷たい態度をとっている。黒服がなにかしたのか?
「はい、わかりました。今日のところは解散といたしましょう。では私たちは近くのホテルに泊まらせていただきます」
黒服がそういったことでその場は解散となった。
~ ~ ~ ~ ~
(なんだかホシノ攻撃的だったね。警戒心がむき出しだったし)
「おそらく。特に理由はないんでしょう」
(というと?)
「あの頃の暁のホルスは外部のアビドス外の者を信用できていないんでしょう」
(つまり神経質な状態だと?)
「いちよう味方になる者なのかはわかりませんが、警戒はしていても敵対する気はないようでした」
(あぁ。それはなんかわかる。たぶん彼女なりの優しさなんだと思うよ)
「そうだといいのですが。ですがなぜ私が社長より警戒されるのかは謎のままですね?」
「鏡見てこい」
☆解説
・謎の光
ここで重要な存在の登場。光といえば色。ならばあいつしかいないよな~
・ホシノの警戒
若ホシノはアビドスの色々な状況で周りに優しくできるほど余裕がない(本人の冷たい気質もあるが)基本的にユメパイ以外信用してない。でも便利屋のことはその悪名(敵の殲滅率、依頼の達成率ex)によって少し期待してる。
・ユメおじ
ふざけるときだけユメパイは「おじさん」と一人称を変える。なぜなら趣味がおじさん臭いと言われて、それを持ちネタにしてるから。後のおじさん(幼女)に良くも悪くも影響を与えた
この作品のヒロインと言えば?(エンディングに関わります)
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黒服
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空崎ヒナ
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陸八魔アル
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小鳥遊ホシノ