その後、宣言通りカイザーコーポレーションを潰すために黒服と共にシャーレの事務所に向かった。しかし、本来の目的は人質となった七神リンの救出である。この計画は我々の完全勝利で終わるわけではない。いわばこれは我々が必ず負ける八百長試合だ。そのために抵抗するチームである、リンちゃんが居なくなるのはこちらとしても大損害なのである。
まあ、そんなわけで、シャーレに向かうのだが、その前にD.U.の市街地で警備してたであろうロボ共がこちらに気が付き襲ってくる。
「ケイはまだてこずってるのかな?」
「この様子ではおそらく……」
計画に少しのズレが生じていると思っていると、ロボットたちは銃を向けているが急に動きをやめ、一向に攻撃する様子がない。
『先生。すいません遅れました。』
シッテムの箱の画面に映っているのはアロナではなく、ケイの姿だった
「やっとか。」
「遅かったですね。」
どうやら、計画通りケイはやってくれたようだ。私がケイに命じたことは、二つ。その一つは今のようにロボットたちの命令権の掌握。もう一つはまだまだこれからのお楽しみだ。
「後は特殊部隊の機会兵だけですね」
『安物なら簡単に乗っ取れるんですが、意識が強い個体は難しく……』
「十分だよケイ。どうせだ、このロボット全部シャーレに送ってやれ、そこで消耗した後に私たちが突入する」
「やり方が姑息ですね、先生。」
嫌な笑みを浮かべる黒服。
「戦いに善悪も何もないさ」
~ ~ ~ ~ ~
「お前らなにやってるんだ!正気に戻れ!」
「・・・・」
シャーレを占拠していたカイザー兵士たちは大いに混乱していた。なにせ、今さっきまで仲間だったはずの兵士たちに攻撃されているのだから、しかも呼びかけに返答せず、帰ってくるのは銃弾だけ。これにはカイザー特殊部隊の兵士たちもわけもわからず応戦せざる終えなかった。犠牲者を出しながらも反抗してきたロボット兵士たちを倒すことが出来た。しかし、そこで異変が起きた。
『SOF、を報こk「ザザッァァァ」』
「もしもし、ジェネラル隊長!聞こえません!応答を!くそったれ!」
一部兵士たちによる謎の反乱の次は通信に故障が起きたのだ。これにはさすがにカイザー特殊部隊でも悪態をつかざる終えなかった。
「お邪魔しま~す」
「!?……」
突然背後から声を掛けられ振り向くとそこには黒いフードに花の模様が入った服装の人物が立っていた。そいつは上の階に向かうはずの階段の立っていた。それよりも、こいつが手に持っているのは...!
「はい。お見上げ」
「ヒッ!」
ポンッと渡されたのは先ほど連絡が付かなくなったジェネラル隊長の首だった。あまりのことに頭が真っ白になってしまった特殊部隊兵だったが、すぐに立て直したが、少し遅かった。
「えっ!?」
前を向いた瞬間世界が逆さまになった。いや、違う。自分の視界が逆さまになったんだ!そこまで気づいて彼の思考は停止する。
「全部終わった?」
「はい。シッテムの箱を邪魔をしていたクラフトチェンバーは確保いたしました。後は…」
「リンちゃんの保護だけだね?」
「その後は、『虚妄のサンクトゥムタワー』を顕現させれば計画の第一段階は完了です」
確認をした後。地下に閉じ込められたリンちゃんを救出。そして、私は体を先生に返し、マエストロが用意しているであろう。体に移ることになる。忙しいね。
☆解説
・カイザー兵乗っ取り
ケイの能力で一般カイザー兵たちの神経回路に侵入。その後自我を奪って命令通りに動くだけの人形に変えてしまう。AL-1Sになるとキヴォトス人にまでこの能力が及ぶ。
この作品のヒロインと言えば?(エンディングに関わります)
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黒服
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空崎ヒナ
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陸八魔アル
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小鳥遊ホシノ