次回:二つのEND
そして…
「先生……これは…」
リンが困惑の言葉を投げかける。さっきまであんなに青かったキヴォトスの空は今や禍々しい赤黒い色となっていた。誰のせいかって?もちろん私のせいだ( ◜◡◝ )だが私は謝らない。どうせ死ぬから、さて、リンちゃんのことは置いておいて、この世界の先生に体を返さないとね、借りぱくはいけない。
~ ~ ~ ~
「ようやく理解に至った。
“君は?私を助けてくれた……”
「ご明察。しかし、もはや助ける義理はない。私の計画が始まるのだから――今を持ってこの物語は、覆された。」
「ジャンル、システム、世界観、あらゆるものが破壊されるだろう。
「これはそのようなものではないのだから、未来も過去もなく、混ざりあい、壊れ行くだけだ。」
「学園と青春の物語は、幕を閉じた。破滅に向かう未来に何を見る?」
"敵対し、裏切り、覆ってしまった……沈みゆく、物語だとしても、"
"そんなことはどうでも良い"
"宇宙観艦隊や巨大ロボットが登場したって構わないんだよ"
"どんな未来だろうと乗り越えてゆくだけだ"
「……。それで良い。それでこそこの世界の主人公だ!であれば最後まで抗って見せろ!
~ ~ ~ ~
「先生!やっと起きましたか!私もさっきまで電源が落ちてて何がやにやら」
"アロナ、起きて早々悪いけど。みんなに連絡を取って欲しいんだ"
「あっ、はい!「みんな」とは...誰に連絡を?」
"「みんな」にお願い"
かくして、この世界の先生による反撃の狼煙は上げられた。この物語が壮大な芝居だとも気づかず。
――――――――
「緊急速報です!現在、D.U.『ザザザッァァァ』」
クロノス報道部による。緊急放送が、突如として砂嵐に変わる。何事かと生徒たちが見ていると、砂嵐が止み、別の画面が現れる。
『あーあぁ、聞こえるかな?私は…ジョン・スミスと名乗っておこう。私達がこのテレビ放送をジャックさせてもらった。何故かと思うだろう?簡単さ、私達【アポクリファ】がこの事件の首謀者だからさ、さて、時間があまりないので前置きはここまでにして用件だけ言わせてもらおう。この【箱舟】をぶっ壊す!…すでにサンクトゥムタワーは私たちの手に落ちた。死にたい奴だけかかって来い。その勇気ないものはどこえでも逃げればいい。』
放送が終わったとたん、多くの生徒が怯えて、D.U.地区から離れた。なにせ、言葉による脅しだけではなく、実際にD.U.地区のあちこちに警備ロボットたちがうろついている。しかも、面白半分で乗り込んだ生徒は途端にハチの巣にされた。多くのものが恐怖で逃げ惑う中、一人怒りを覚えるものがいた。
――――――――
録画しておいた放送を流した後。どうせ最後になるからとトワは懐かしの母校であるゲヘナ学園を見て回っていた。どうせなら知り合いにも会いたいと思っていた矢先。
「どういうつもりトワ?」
愛しい声が聞こえ思わず振り向く。
「久しぶりだねヒナ。」
「とぼけないで、さっきの放送トワのせいでしょ?」
ズバリと言うヒナ。なんだかんだ勘が良いらしい。
「報道は見たでしょ?それ以下でもそれ以上でもない。ただこのムカつく世界を変えたいだけだ。」
嘘ではない言葉を並べる。
「キヴォトスの崩壊?無理に決まってるわ。」
「おや、ヒナきみにならできるでしょ?自分にできることを他人に強制するの?」
するとヒナが苦虫を潰したような顔をする。自覚はあるらしい。
「他人の自由は侵害しないんじゃないの?」
なおもヒナはやめろと縋ってくる。心苦しいが今は耐えろ。
「自由ならあるさ。私に抗うのも抗わないのも君たちの自由だ。ヒナきみもさ」
「やりたいことは決めた。後は実行するだけだよ」
私はヒナに背を向けて歩みだす。見聞色によって後ろでヒナが銃を構えているのがわかる。
「打てばいい。それもヒナの自由だ。私を殺してでも止める気があるのなら約束の場所で待とう」
歩みは止めない。この息苦しさが追い付かないように
☆解説
・先生を助ける
度々、先生がピンチになるとアサシン先生が乗っ取ってピンチを乗り越えてきた
例)サオリ銃撃事件…銃弾を素手でキャッチそのまま『剃』で逃亡。
ケイ覚醒…この時に前の記憶を持ち越していることを知りケイに協力を依頼した。
過労死…なにも言うまい。 etc..
・end分岐
ヒナがトワを止めることを選べばヒナend。選ばれなければ他end。ついでに言うと、「虚構のサンクトゥムタワー」先生を待ち構えてるのはアサシン先生のミメシス。本体は別の場所でチャレンジャーを待ってる。
この作品のヒロインと言えば?(エンディングに関わります)
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黒服
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空崎ヒナ
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陸八魔アル
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小鳥遊ホシノ