目の中一杯に広がる光を感じながら、意識が浮上していく。久しぶりの感覚なので懐かしさすら感じる。
「ここは……?」
「アルター!」
懐かしい声が聞こえて目をカッと開く。そこにいたのは涙を流すヒナの姿だった。アルター、それは前世でヒナが読んでいた名前のはず、もしかしなくてもヒナは思い出したのか!?
「ヒナ…記憶が」
「お目覚めですね、アルタイル。どうですか、私達のサプライズは?」
声を掛けられた方を向くと、ギブスを腕に巻いた黒服がいた。どうやらあの戦いからそれほど時間がたっていないようである。
「驚かされたよ、しかし、どうやって私を復活されたんだい?しかもヒナの記憶まであの頃に戻すなんて?」
すると、黒服はフッと笑って答えた。
「それについては彼が答えてくれるはずでしょう」
「彼…?」
すると奥の部屋からまたもや見覚えのある人物が現れた。
"やあ、無事に起きられたみたいでよかった"
「あんたは…」
それはこの世界の先生本人だった。どこか痩せた感じがするが、まぎれもなく先生本人だった。
"あの事件から君のことを調べてね。すると、いくらなんでも動機がおかしいことに気づいたんだ。それで黒服に聞いたら全部教えてくれた"
どうやら、私の目的などを知り尽くしているらしい。それでも私を復活させた理由がわからないのだが…
"そんなの決まってる。私の生徒だからさ"
などど、いけしゃあしゃあと言ってのける同僚。いや、いくらんなでもそれはおかしい
"一度、このキヴォトスで生きた人たちは全部私の生徒に違いないさ"
決して自分は間違っていないという。先生の姿を見て、かつての自分の姿を幻視する。いや、それすらおこがましいほどにこの先生は眩しかった。そして、うらやましかった。
「わかったよ。私はあんたの生徒だ。だから、助けてくれてありがとうな
すると、先生は笑って"どういたしまして"と返してくれた。
"でも、先輩先生として今までの話を教えてくれないかい?"
「いや、その前にどうやって私を復活させたのかの説明が先だ」
「ソレニツイテハ私ガ説明シヨウ」
このガラガラ声は、
「ソウ、コノ私マエストエロダ」
では、説明しよう。(説明パートのためカタカナを抜きにしております)
まず、死んだ先生、いや。この場合は平等院トワの肉体を用意する。そして、アサシン先生が死んだ後。この世界の先生が真相に気づくよう誘導する。そうすると、この世界の先生は平等院トワを助けるために即断で協力してくれる。ここからが大事だ。その後アサシン先生が持っていたエデンの果実を用いて先生にアサシン先生の遺伝子記憶を追体験させる。そのデータをもとに側だけは完璧な状態の平等院トワの脳内にその記憶を流し込む。すると、廃人化状態だった肉体は流し込まれた疑似的な走馬灯の刺激により復活する。あとは奇跡と言う名の確率を信じるしかなかったがな。
長々とマエストエロは説明していたが、つまり同じ肉体であるこの世界の先生と私の肉体を使って一か八かの復活ギャンブルをしたってわけか。
「大方おっていますね。」
じゃあ、なんでヒナの記憶がよみがえってる?
「それはおまけですね。大切な人でもいれば復活する可能性が上がるんじゃないかって、先生がいってましてね」
そんな適当な…
「私は思い出せてよかったとおもってるわよ?」
そうだね、それは素直に喜ぶよ。
"さて、説明も済んだことだし、君がその肉体に転生してからのことを教えてくれないかい?"
「そうだな。この話に題名をつけるなら【TS転生アサシン先生】だろう」
とりあえず、エピローグみたいなものを書かせていただきました。気が向いたらおまけを書いていきたいです。
この作品のヒロインと言えば?(エンディングに関わります)
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黒服
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空崎ヒナ
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陸八魔アル
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小鳥遊ホシノ