ラブライブ!の世界に転生した俺はトップアイドル兼プロデューサー!? 作:とある幻想郷の暇人
「さて・・・とりあえず着いたけど・・どうするかな」
現在の時刻は午後4時。俺は今まで音ノ木坂学院の校門前に来ている。
ひなさんにどうして生徒が減少しているのか、音ノ木坂の魅力はどこか、などを調べて欲しいと言われて来てみたけど、どうやって入ればいいんだ?
放課後の時間のため、帰宅する生徒が校門から出てくる。そこで、俺が校門前で私服で立っているーーーつまり、俺は放課後に女子校の前で待ち伏せをしている不審者に見えるかもしれない。
これで通報されたら芸能人生終わるなぁ・・・。
なんかあそこで俺の方をチラチラ見ながらコソコソと話している女の子達がいるけど何なんだ?
「ねぇねぇ、あそこにいる人カッコよくない!? しかもそこらのアイドルよりもイケメンだし!」
「身長も高いし、着ている服ってこの間発表されたばかりの限定1000着しかないっていう新作だわ!」
「えぇ!? どうする? 話しかけてみる!? 」
「やめときなさいよ・・・。私達なんて鼻であしらわれるだけよ」
「ぶぅぅぅ・・・。せっかくの出会いなのになぁ」
何を話してるのか全く聞こえないけど、大丈夫・・だよね? 通報されたりしないよね?
・・・・ひなさんに電話しておくか。
***
場所は変わって理事長室。校門まで迎えに来てもらった俺は、ひなさんに連れられて理事長室へ向かった。
やはり男の俺が女子校に入っているせいか、皆俺を見て驚いていた。
そして今、俺たちは理事長室に置いてある来客用のソファに対面して座っている。
「それでね、暁君ぬは生徒会の2人と見学してもらいたいのよ。1人で周ると誤解を受けてしまうかもしれないから」
ひなさんは申し訳なさそうに眉尻を下げて言った。俺は苦笑いをして答える。
「いえ、かまいませんよ。逆に1人で周ると迷子になってしまいますから」
「ふふっ。それなら良かったわ。さっき連絡しておいたからもう少しすれば来るはずよ。だからくつろいで待っていましょ」
そう言ってひなさんはスーツの胸元を緩め、ソファに深く座り直した。
ひなさんが緩めた胸元には、手のひらには収まりきらない程度の大きさの自己主張する2つの山の間、陶器のように滑らかな白い谷間が少し見えた。
こ、これじゃあくつろげねぇよ・・・ひなさんマジ最高。
「そういえばこの間ことりがお世話になったそうね。ありがとう」
ひなさんは優しい笑みで微笑んだ。これは母親だけができる笑顔だ。
「いえ、俺はたまたまそこにいただけですよ」
「ふふ、ことりがとても嬉しそうに言ってたわよ。周囲には誰もいなくて絶望したけど、暁君が王子様みたいにことりを助けてくれたの!って。それからね、最近ことりがよく暁君の話題をするのよ。今日の暁君はね〜って。あの子が男の子のことを話すのなんて初めてよ」
ことりがそんなことを・・・嬉しいな。
「・・・そうですか、俺もことりと遊んだり話したりするの楽しいよって伝えといてください」
俺の言葉を疑問に思ったのか、ひなさんは不思議そうな顔をする。
「どうしてかしら? 自分で言えばいいじゃない」
「実はしばらくの間、仕事で忙しいんですよ。それに・・・自分で言うのは恥ずかしい・・」
俺は熱くなった顔を俯かせる。そして、テーブルに置かれた冷茶を一気に飲み干し、冷たい冷茶は俺の熱くなった体を内側から冷やした。
「うふふ。わかったわ、私に任せときなさい!」
そう言って立ち上がったひなさんは自分の胸をドンと右手を握って叩いた。
***
コンコン
それから少しして、ドアがノックされた。
「来たようね。どうぞ〜」
そう言ってひなさんは緩めた胸元を直し、冷茶を口に含む。くつろぎモードから仕事モードへ切り替えたようだ。
ガチャ
「「失礼します」」
2人の女子生徒が入ってきた。男である俺が女子校内にいることに驚いたが、すぐに気をとり直して俺に会釈をする。
1人は金髪のポニーテールをした女の子だ。女性の平均身長よりも背が高く、スラッとしているが出るとこは出ていて日本人離れした体つきをしている。陶器のように白い滑らかで白い肌に、金髪や青い瞳や端整な顔立ちから外国の方かと思ってしまった。だが、日本人の面影もあることからハーフかクォーターだろう。芸能界にいてもおかしくないような美少女だ。
「理事長。私たちに何か御用でしょうか?」
金髪のポニーテールの子は一歩前に進み出る。キリッとした態度から、おそらくこの子は真面目な性格なのだろう。
「絢瀬さん、東條さん、少し話が長くなるかもしれないから彼の隣りに座ってちょうだい」
ひなさんは俺の隣りを指差して相席を促す。絢瀬さんと呼ばれていた金髪のポニーテールの子は疑問を感じながらも「失礼するわ」と言って俺の左隣りに座った。
座るときにサラサラとした絹のような髪から香る女の子特有の甘い香りがした。思わず俺はどきりとしてしまう。
俺の右隣りに座ったのは東條さんと呼ばれていた女の子だ。整った顔立ちに、たれ目がちの優しい目から優しさや母性を感じられる。だが、身をつつみこむ制服を内側から押し上げる大きな胸が一番の特徴的だ。グラビアアイドルのように大きな胸に、安産型のお尻が女性らしさを感じさせてくれる。そして、綺麗な紫色の髪を後ろで2つ縛りにした髪型は女性らしさを少し抑え、女の子らしさを醸し出している。
「失礼するんよ」と言って俺の隣りに座ったところから、東條さんは関西人なのだろうか。
でも何だか違和感を感じる。実際にバラエテイの出演で関西人の芸人と話したことがあるけれど、イントネーションが若干違う。・・・まぁいいや。
2人が座ったところでひなさんは口を開いた。
「2人を呼んだのはね、彼に学院内を案内してもらいたいのよ」
その言葉に2人は驚く。そして、絢瀬さんが口を開いた。
「り、理事長! 彼は男子ですよ!? 女子校を案内してどうするんですか?」
「絢瀬さん、今我が校は生徒数が減少して困っているでしょう?」
「え、えぇ。ですが今生徒会で対策を考えていて・・!」
「でも、生徒だけでできることは限界があるじゃない。だから私も対策をしようと思って友達である彼を呼んだの。この学院を何も知らない彼には学院内を周ってもらって良いところや悪いところを見てもらおうと思ってるのよ」
ひなさんの言葉に納得したのか、絢瀬さんは横目でチラリと俺を見て黙る。
「他に質問は?」
「ウチは特にないです」
「私ももう大丈夫です」
「俺も大丈夫です」
全員が答え、ひなさんは満足そうな顔をした。
「それじゃあ2人に案内してもらって、わからないことがあったら2人に聞いてね。さぁ行ってらっしゃい!」
「ちょ!? ひなさん! 押さないでくださいよ!」
「理事長!・・ もう!」
「え!? ウチも!? 自分で出ますから! きゃっ!」
「ほらほら早く行きなさーい! 時間も私も待たないわよー!」
ひなさんに背中をグイグイ押されて俺、絢瀬さん、東條さんの順で部屋の外へ追い出された。
東條さんなんか勢いよく押されて転んでしまいそうだ。今なんかもう迫り来る床に覚悟したかのようにギュッと目を瞑って衝撃に耐えるかのようにーーーって冷静に見てる場合じゃない!?
「きゃあっ!?」
「危ない!」
俺は東條さんの前に出て、転びかけている東條さんを助けようとした。
すると、ドテン!という転んだ音でなく、ムギュッと音がしそうな何かに俺の顔は挟まれた。
ゴムボールのように柔らかくて弾力があるが、メロンのように大きくて中身が詰まっているこれは何だ?
甘くて良い香りがする・・・。
もしかして天国? 巨乳の女の子が転ぶのを助けようとして逝っちゃったのか?
・・・ん? ゴムボール、メロン、巨乳?
・・・。・・・・・・。・・・・・・・・・・!?!?!?!?!?!?
「くぁwせdrftgyふじこlp〜〜!」
意味のわからない言葉を発した俺は、急いで離れて東條さんの表情を伺う。
「ウチ・・・もうお嫁に行けへん・・・」
形容しがたいほど真っ赤でいらっしゃる!?
どうしよう!? 謝った方が良いかなぁ!? それともお礼を言うべきか!? もしかして、俺が責任を取って結婚しなくてはいけない!?
「希、そんなことを言ってはダメよ。彼はあなたが転びそうになったところを身を呈して守ってくれたんだから」
困ったところに絢瀬さんが助け舟を出してくれた。
「うぅ・・・それは分かってるんやけど恥ずかしいんよ・・・」
耳まで真っ赤に染めて、両手で頬を挟んで下を見ているり脇を締めて頬を挟んで腰を左右にふりふりと振っているため、俺がさっき挟まれていたものがもぎゅっとされている。
ゴクリと喉が鳴る。あの大きさは・・・あんじゅに匹敵するぞ!!
「ま、まぁ・・・とりあえず自己紹介しましょ。私は絢瀬絵里。音ノ木坂の2年で生徒会副会長よ。おばあちゃんがロシア人で、クォーターなの」
話が進みそうにないと思ったのか、絢瀬さんが自己紹介を始めた。
俺もおっ◯いのことを考えるのをやめ、思考を再稼働させる。
「ウ、ウチは東條希。えりちとは同級生で友達で、生徒会の書記なんよ。さっきはその・・助けてくれてありがとね。あんな態度取っちゃったけど、感謝してるんよ?」
頬が少し赤い程度になった東條さんは濡れた瞳で上目遣いで俺にお礼を言った。
「いや、いいんだ。東條さんは女の子なんだから仕方ないよ。俺は神座暁だ。大学生だけど、年齢は15歳だ。絢瀬さん、東條さん、今日はよろしく」
アイドルってことは聞かれたりするまで黙っておこうと思い、俺は絢瀬さんに握手を求める。
「ええわ、よろしく。絵里でいいわ。あなた、悪い人じゃなさそうだし」
「よろしく、絵里。俺のことも暁でいいぞ」
次に東條さんに握手を求める。
「よろしくな、東條さん。暁でいいぞ」
「うん、よろしゅうな。ウチのことも希でええで」
そうしてなんとなく打ち解けあった俺たちは学校見学を始めた。
やはり分けて投稿することにしました。次回は学校見学で、いろいろなところをまわってもらおうと思います。
ご感想お待ちしています。