ラブライブ!の世界に転生した俺はトップアイドル兼プロデューサー!?   作:とある幻想郷の暇人

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お待たせした分、長めにしてあります。設定を忘れてしまった方は申し訳ありませんが、2話から読み直してください。

主人公は、芸能活動のときはサングラスを掛けており、外す方がむしろ変装状態です。


人物の描写が苦手なため、よくわからない!って方はインターネットで画像を調べていただけたら幸いです。


鬼ごっこと迷える猫とツインテール

穂乃果達と連絡先を交換したし、高坂家に昼食もお世話になるのは悪いと思うから家に帰ろう、そう思った俺は抱きついてくる穂乃果を引き剥がし、玄関に向かう。

後ろから穂乃果の怒りの声が聞こえてくるが無視だ無視。相手にしたら今日1日ずっとくっつかれてしまうだろう。

 

 

 

靴を素早く履いて玄関を飛び出し、俺は自宅へ走って帰る。背後からスリッパのパタパタとした音が聞こえるが、まさかスリッパかつパジャマ姿で追いかけてきてるんじゃねぇだろうな・・・?

 

 

「待ってよ〜!穂乃果も連れてって〜!!」

 

 

・・・そのまさかだった。勘弁してくれよ。今朝の穂乃果の寝言のせいでこっちは穂乃果を妙に意識しちまってるから今は一緒に居たくないんだよ。

 

 

 

「そんな姿でついて来るなんてアホか!さっさと家に帰って着替えて店番してろ!あほのか!」

 

「あほのか!? ひどいよ暁君!穂乃果はもっと暁君と居たいだけなのに!とにかく待ってよ止まってよ〜!!!」

 

「誰が止まるか!今日は俺は帰るって決めたんだ!穂乃果の家にはまた今度行くから勘弁してくれ!!」

 

「今度じゃなくて今!! 今はじゃないとヤダもん! うわぁ⁉︎」

 

 

穂乃果の悲鳴が聞こえたため、立ち止まって振り向くと穂乃果が転んでいた。はぁ、スリッパで走るからだよまったく。まぁ、逃げた俺も悪いんだけど。

 

 

「大丈夫か?穂乃果。手を貸せ。持ち上げてやる。」

 

 

派手に転んだらしく、涙目になり、口をへの字にしている穂乃果に手を差し出す。すると、穂乃果は両手で俺の右手に掴まり-----

 

「えへへ♪暁君捕まえたぁ!」

 

「あっ!!!」

 

涙目になりながら、嬉しそうに笑顔を浮かべる穂乃果はとてつもなく可愛いが、今の俺には悪魔にしか見えない。でも、俺には家に帰るという使命があるんだ。たとえ悪魔が俺の邪魔をするとしても、突破してみせる!

 

 

「あ、あのー?穂乃果?その手を離してくれると嬉しいな〜って思うんだけど」

 

「? やだよ? やっと暁君を捕まえたんだもん。だから今日1日、ずっ〜と手を繋いだまま過ごすの!! ね!いいでしょ!」

 

 

昨日1日で随分と懐かれてしまったみたいだ。今の穂乃果はまるで、飼い主が久しぶりに帰ってきたため、嬉しすぎて飼い主にぴったりとくっついてくる犬のようだ。可愛いけど、なぁ・・・。

 

 

「穂乃果?俺は今から用事があって家に帰るんだ。だから帰らせてくれないか?なんなら、住所も教えるから。」

 

「え!ほ、ほんとに!? 暁君の住所教えてくれるの!? だったら帰ってもいいよ!そのかわりに穂乃果が暁君の家に行くから!」

 

 

やっと手を離してくれた穂乃果に俺の住所をメールで送ると、ピロリン♪と軽快な音が穂乃果のスマホから鳴る。

そのメールを穂乃果は開くと、更に笑顔になり、スマホを胸元に持って行き、優しく抱いた。そんなに嬉しかったのだろうか。

 

「ねぇねえ、暁君って一人暮らしとかだったりする?」

 

「え?まぁ一人暮らしで家族とは別に暮らしてるけど・・・」

 

こんなこと聞いてどうするんだ?

 

「そっか!そっか!ウンウン!」

 

満足そうにうなづく穂乃果。もう、帰ってもいいかな。いい、よね。帰ろう。なんか嫌な予感もするし。

 

 

「じゃあ俺帰るわ〜!また今度〜!」

 

「今度お料理作ってあげようか?穂乃果、お料理はあんまり得意じゃないけど、頑張るから!」

 

 

何か穂乃果が言ってるようだが、既に俺はそこに居ないため何も聞こえなかった。

 

 

 

 

***

 

 

「やっと帰れた・・・穂乃果、しつこかったな」

 

疲れてヘトヘトになり、自宅のベッドでくつろぐ。ちなみに俺の家は秋葉原にあり、14階建てのマンションの最上階のフロアだ。このマンションは『NEXT』の建設部が建てたもののため、家賃はタダだ。このマンションはいわゆる、金持ちが住むためのもののため、外見も高級ホテルのようで素晴らしい。

 

 

ピロン♪とスマホから着信音が鳴る。メールが来たようだ。誰からだろう。

 

 

 

To 暁君

 

暁君元気?実はね、今日私達のCDが発売されたの!良かったら買って聴いてくれないかしら?後、豪華限定版の方ね!そっちの方は今日の午後から発売だから、今から行けばきっと間に合うわ。100人限定だから急いで!お願い!暁君!

 

 

From ツバサ

 

 

ツバサとは、A-RISEというUTX学院のスクールアイドルの一人で、リーダーの綺羅ツバサのことである。彼女は翡翠色の目で、前髪が短めのショートヘアのデコだしルックのカリスマ性のある美少女だ。

 

実は去年、彼女達のデビュー曲である『Private Wars』を作った。それから半年間彼女達のプロデュースをしていたが、今はやめた。彼女達はもう、スクールアイドル界のトップアイドルになったからだ。

 

A-RISEはもう、大抵のスクールアイドルには負けないだろう。よっぽどのことでない限り。

 

 

それにしても、豪華限定版のCDを買ってくれだと?しかも100人限定で午後から発売・・・。

 

今から行けば余裕だが・・・、どうしようか。まぁ、元A-RISEのプロデューサーといっても、彼女達のファンだし買ってやるか。

彼女達がどんな風に成長したのかも気になるしな。べ、別にもともと買おうとしてたわけじゃないしっ。しょうがなく買うだけだし!

 

 

 

ちなみに、A-RISEの残りのメンバーは優木あんじゅと統堂英玲奈だ。

 

 

 

優木あんじゅは、ゆるいパーマががったセミロングヘアのお嬢様風な女の子だ。いや、お嬢様風というより、お嬢様だ。優木財閥の令嬢であり、俺の会社である『NEXT』と連携している。

だから、彼女とは家族ぐるみの付き合いがある。よく、あんじゅの父からあんじゅと婚約しないか?と言われるが、ジョークだろう。俺と婚約する理由が分からないしな。

その場で速攻断ると、あんじゅはいつもこの世の終わりのような顔をするが、きっとそれも彼女の手の込んだジョークだろう。

そして、彼女の甘々な声とふくよかな胸は、安らぎを与えてくれる。

 

 

統堂英玲奈は、長い黒髪と切れ長の目を持ちクールな雰囲気を漂わせる女の子だ。左目に泣きぼくろがある。サッパリとした性格と、キレのある見た目から、女の子からの人気が高い。

 

 

この綺羅ツバサと優木あんじゅと統堂英玲奈の3人が、スクールアイドルのトップ、A-RISEだ。

 

 

 

 

 

***

 

 

 

 

 

ここでしか豪華限定版は売らないと聞いてやってきたスクールアイドル専門店に着き、A-RISEのコーナーに向かう。

 

ここは学生、大人、男女問わず賑わっている。というより、何か大行列になっている。まさか、ここが豪華限定版の販売レーンか?

 

 

間違えて並ぶのはやめときたいため、最後尾にいるオレンジブラウンの色のショートボブの眼鏡を掛けた美少女に話しかけてみる。いや、別に美少女だから話しかけるわけではない。

 

 

「ふ、ふぁぁ!A-RISEのグッズがこんなにある!私幸せぇ」

 

 

感激してプルプルとチワワのように震え始めた。この子、A-RISEが大好きなんだな・・・。感激してるところに話しかけるのも悪いと思うが、話しかけよう。

 

 

「すいません、この列ってA-RISEの限定版CDの列ですか?」

 

「ふぇぇぇぇ⁉︎ 」

 

 

できるだけ優しく話しかけたつもりだが、驚かせてしまったようだ。

 

 

「えーと、あの、その・・・そ、そうです。正確には、抽選会ですけど」

 

 

「そうですか!ありがとうございます!」

 

 

ここで合ってたみたいだ。良かった良かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「それでは!ただいまよりA-RISEの限定版CDの抽選会を始めまーす!押さないように前の方から順番にクジをお引きください!一人2回までです!」

 

 

 

抽選会が始まった。叫び声を上げてガッツポーズをする者もいれば、地団駄を踏んで悔しがる者もいる。

ところで、俺の後ろにサングラスとマスクすがたの黒髪のツインテールの小柄な変な人がいるのだが、強盗とかじゃないよな?背後を刺されたりしないよな?

 

 

 

「くっ!見てなさいよ。絶対にゲットしてやるんだからっ」

 

 

・・・ちゃんとした客のようだ。通報しなくて良かった。

 

 

 

 

 

 

「はい!お次のお客様どうぞ〜」

 

 

あっ、俺の前の眼鏡の子の番だ。緊張して、ゴクリと喉を鳴らしている。

そーっと手を箱の中に手を入れ、紙を2枚出した。俺も何故か緊張し始めた。手に汗が浮かぶ。俺と眼鏡の子と後ろのサングラスの子がじーっと店員の手元を見つめーーー

 

 

 

「おめでとうございます!1枚当たりです!」

 

 

良かった。当たったようだ。眼鏡の子は感激のあまりか固まってしまっている。後ろのサングラスの子は拳を握り、悔しがっている。そんなに欲しいのだろうか?

 

 

「はい!お次のお客様ー!」

 

 

「あっ、はい!」

 

 

俺の番だ。箱の中に手を突っ込み2枚取り出して店員に渡す。すると、

 

 

 

「お、おめでとうございます!2枚当たりです!」

 

 

2枚も当たってしまった。やっぱり俺は幸運なのかな?クジ引きは欲しいやつしか出たことないし。

後ろのサングラスの子は血走った目で俺を見てくる。いや、サングラスだから分からないけど。でもそんな雰囲気ん漂わせている。

この子から早目に離れよう・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

出口へ向かうと、半べそでウロウロしているオレンジ色のショートカットの美少女がいた。身体の起伏は少ないが、元気そうなイメージがする。

 

「かよちーん!どこにゃー!?か、かよち〜ん。・・・う、うぅ・・・・・・」

 

 

どうやらかよちんという友達とはぐれてしまったようだ。放っておくのも可哀想だし、今にも泣き出しそうだから話しかけてみるか。

 

 

「ねぇ君、かよちんって友達とはぐれちゃったの?一緒に探そうか?」

 

「え、あなた誰?」

 

「俺は神座暁。君は?」

 

「わ、私は星空凜だにゃ。神座暁君って芸能人のあの人と同じ名前なんだにゃ?でも芸能人の暁はサングラスを掛けてるし、暁君はサングラス掛けてないからきっと別人だにゃ。凄い偶然もあるものにゃー」

 

いや、まぁ本人なんだけどね。サングラスは仕事の時だけ掛けてるから、逆に外してるとよく見ない限りバレないんだよね。

 

 

そして、一人ではなくなったため安心したのか、少し落ち着いてきたようだ。そりゃ、迷子になったときに一人だけだと怖いし辛いもんな。

 

 

「えっとね、凜はかよちんを探してるの!かよちんてばココに来たらすぐに走ってどっかへ行っちゃったんだにゃ」

 

 

「すぐに走りだした?もしかしてかよちんってA-RISEのファンとか?」

 

「そうだにゃ!かよちんはアイドルが大好きで、その中でも神座暁とA-RISEが大好きなんだにゃ!」

 

「そ、そう・・・」

 

 

 

大好きって面等向かって言われてしまうと少し恥ずかしいような嬉しいような。

 

ともかくそれは置いといて、店に着いて走りだしたってことは何か急いでたってことだ。それで今日はA-RISEの豪華限定版の発売日。そしてかよちんはA-RISEのファン。これは、確定だな。

 

 

「もしかしてかよちんはA-RISEのコーナーにいるんじゃないか?今日はA-RISEの豪華限定版の発売日だし」

 

「あ!そうだにゃ!きっとA-RISEのコーナーにいるにゃ!」

 

 

凜は雲が晴れたかのように笑顔になった。

 

「ありがとにゃ!凜、A-RISEのコーナーに行ってくる!」

 

 

「あっ、ちょい!もしかしてかよちんって眼鏡の子のことか?・・・って行っちまった」

 

 

その場に残された俺だが、困ってる人を助けることができたし、まぁ結果オーライだ。さて、さっさと帰ってCDを聴くかな。

 

 

 

 

「あっ!いた!アンタちょっとこっち来なさい!」

 

「え!?な、なんだ!?」

 

 

さっきのサングラス&マスクのツインテールに手を引っ張られ、店の裏まで連れて行かれる。

そして、手を離しこちらへ振り向いた。

 

 

 

「アンタ、豪華限定版のCD2枚当たってたわよね?お金は払うから1枚頂戴!」

 

 

「えーっと、ハズレたの?」

 

 

「そ、そうよ!2回も周ったのに当たらなかったの!悪い!?」

 

 

「いや、悪くないけど・・・」

 

 

どうしようか。この怪しい子に渡すべきか逃げるべきか。

 

 

「とりあえず、そのサングラスとマスク外してくれないか?なんだか恐喝されてるみたいだから」

 

「え!?恐喝なんて私はしないわよ!」

 

そう言ってサングラスとマスクを外す。すると、ロリっぽい可愛い女の子、つまり美少女が現れた。

 

 

「それで、売るの?売らないの?」

 

「いや、売ってもいいんだけど、それだと他のハズレた人に悪いしなぁ」

 

「じゃ、じゃあ!何か1つ言うことを聞いてあげるから!」

 

 

言うことを聞くとか・・・。女の子が言うセリフじゃないだろう。俺が悪人だったらどうするんだ。

 

 

「じゃあ貸し1つでいいよ。君、A-RISEのファンだし、同志だからな」

 

 

「え!? いいの!ありがとう!!!」

 

 

嬉しそうに俺からCDを受け取ると、大事そうにぎゅっと抱きしめた。そして俺に視線を向ける。

 

 

「アンタ、どっかで見たことのあるような顔をしてるわね?まぁいいわ。連絡先交換しましょ。貸し1つだし、それにアンタもA-RISEのファンでしょ?アンタとは仲良くできそうだわ」

 

 

「あぁ、俺も君と仲良くできそうだ。じゃあ、交換しよう」

 

 

 

連絡先を交換し、名前を確かめる。・・・矢澤にこ?も、もしかして・・・?

 

 

「あ、あぁぁぁぁあ!?アンタもしかしてのもしかして本人!? え!? 嘘!? ど、どうしよう!!!」

 

 

 

 

 

ばれちまったか。しかもこの子、いつも花を送ってくれる宇宙NO.1アイドルの矢澤にこちゃんじゃん。小学生だと思ってたのに、しまったな・・・。

 

 

 

 

「えーと、とりあえず、その、にこちゃん。いつもお花ありがとね。これからよろしく」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇえ!?」

 

 

 

 

 

そしてまたにこちゃんは絶叫した。

 

 

 

 

 

 

 

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