ラブライブ!の世界に転生した俺はトップアイドル兼プロデューサー!?   作:とある幻想郷の暇人

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最近、スカイリムっていうゲームをやり始めたのですが、とても面白くて時間を忘れてしまいます。


にこの過去

にこちゃんに身バレしてしまい、彼女は大きく取り乱しているが、どうやってなだめようか……。流石に女の子を叩くわけにはいかないし……。

 

 

「あわわわわ!暁様だ本物だどうしよう!こんな変な服じゃなくて可愛いお洋服でも着てくればよかったよーー!!うわぁ〜ん!!!」

 

「お、落ちついてにこちゃん!そのクルクルとした変わった帽子とかエリマキトカゲみたいな服とか可愛いよ!!」

 

「それフォローになってないー!やっぱ変なんだ〜!!!」

 

 

 

・・・しまったなぁ。慰めようと思ったのに失敗した。いや、本当に似合ってるよ?そのクルクルとした帽子なんていかにもオホホホホって口に手を当てて笑いそうな人がかぶってそうで面白いし。

 

 

 

「えーと、とりあえず落ち着こう?とにかく俺は似合ってると思うし、友達になったんだから普通に話そうよ」

 

 

 

 

 

するとにこは泣きやみ、潤んだ瞳で俺を上目遣いで見上げる。

 

 

「と、友達? にこの友達になってくれるの!?」

 

「うん。というかもう友達だよ?にこちゃん」

 

 

 

すると、一瞬嬉しそうな顔をするが、すぐに影がさしかかる。どうしたのだろうか?

 

 

 

「あの、ね?絶対ににこを裏切ったりしない?見捨てたりしない?一人ぼっちにしない?」

 

 

 

この言葉に俺は違和感を覚える。いったい、にこちゃんの過去に何があったんだ。こんな、たかが友達を作るのに怯え、不安そうな顔をするなんて。もしかしたら、昔、友達に裏切られ、見捨てられ、そして一人ぼっちになってしまった、という過去があるのだろうか。

 

 

 

 

 

「孤独」

 

 

これはゲームで負けることよりも、テストで悪い点数を取ってしまうことよりも、財布を失くしてしまうことよりも辛いことだ。

 

 

周りには自分の味方はいない。いや、むしろ敵かもしれない。

 

自分が何をすればよいのか、何がダメなのか。それもわからない。

 

ただ普通に朝起きて、学校に通って、誰かと話すこともなく、誰かと関わることもなく、学校が終わって家に帰る。

 

 

 

それは辛いだろうな。俺だったら耐えられないかもしれない。それをこの小さな身体で耐えて来たんだ。

 

 

今日、俺と出会ったんだ。ならもう、孤独になんかさせない。辛い思いなんてさせない!

 

 

 

 

 

 

「あぁ…!絶対ににこちゃんを裏切らないし、見捨てないし、一人ぼっちにしないよ!だからシュンとしないで。にこちゃんの話もちゃんと聞くし、友情はノーチェンジだよ!」

 

 

その言葉を聞くと、にこはパァッと一筋の光が向日葵に差したように笑顔になる。やっぱりにこちゃんは笑顔じゃなきゃダメだよな。笑顔届ける矢澤にこなのだから。

 

 

「ありがと!私、暁様のこと信じるわね!……友情ノーチェンジかぁ、良い言葉ね」

 

「様なんてつけなくてもいいよ。それじゃ、自己紹介しようか。俺は神座暁、15歳だけど大学生だ。後、アイドルもやってる。まぁ、これはにこちゃんなら知ってるかな?」

 

「私は矢澤にこよ。音ノ木坂学院2年生で、16歳よ。友達なんだから、たとえトップアイドルの暁でもタメ口でも良いわよね!」

 

 

 

 

調子が戻って来たのか、だんだんとにこ本来の話し方や態度になる。少し偉そうな態度をとりながら嬉しそうに笑顔を浮かべているが、たまにこちらの顔色をうかがってくる。やはりまだ完全には信じきれていないのだろう。まだまだ、これから仲良くなっていけばいいんだ。

 

 

ところでにこちゃんて年上だったのね。中学生ぐらいにしか見えないよ・・・。

 

 

 

 

***

 

 

 

にこside

 

 

私には憧れの人がいる。

 

その人はトップアイドルと言われているが、最近では伝説のアイドルとも呼ばれ始めた。ライブのチケットを売り始めると即完売。CMに出るとその商品は飛ぶように売れ、番組に出ると視聴率は30%を下回ることはないとか。それは本当かどうかわからないけど、テレビで見ない日はないほど活躍している。

 

そんな人間本当にいるのか?と聞かれると実在している。

 

 

 

神座暁だ。

 

 

 

もともと私はアイドルに憧れていたが、何もできずにただ毎日をぼんやりと過ごしていた。このやる気をどこへぶつければいいのか、その答えを音ノ木坂学院に来て見つけた。

 

 

スクールアイドルをやればいいんだって。

 

 

 

4人の友達と私でアイドル研究部を作り、スクールアイドルを始めた。これから輝かしい未来が待ってる!そう、思ってた。でも、実際はそんな未来なんて待ってなかった。

 

 

曲を作ることができない。だから既存のアイドルの曲を使うことにした。

 

ダンスが上手くできない。だから練習しようと言ったのにみんな諦めていた。

 

 

 

 

「にこ、あんたには着いていけないわ。あたし達はスクールアイドルだから簡単に人気者になれると思ったの。でも何?実際にやってみるとこんなに辛いじゃない。あんたもスクールアイドルなんてやめちゃいなさいよ。」

 

「どうして!? これから練習していけばいいじゃない! 最初からできるわけないでしょ!」

 

「その練習が嫌なんだっつの。アイドルなんかにこだわって・・・馬鹿じゃないの?」

 

 

その言葉が頭にきた。私は神座暁と肩を並べられるようなアイドルになるんだって、そう思って頑張ってきた。それをアイドルなんか、と言われ、馬鹿にされたり

 

絶対に、許せない。

 

「ふざけないで!私にとってはアイドルなんかじゃないわ!アイドルが人生なのよ!」

 

 

友達は私の言葉を聞いて更に冷たい目線になる。夢を追い続けることの何が悪いの。

 

 

「・・・。もう、私達はアイドル研究部をやめるわ。ついでに友達もやめるわ。私達はにこみたいな友達はいらないの。・・・さようなら。これからは話しかけてこないでね」

 

 

パタン

 

 

部室を出ていった。騒がしかった部室も静寂になり、私を孤独にさせる。

 

 

負けるもんか。絶対負けないんだから・・・!

 

 

 

 

 

 

それから1年。

 

私には友達がいない。1年前に友達に見捨てられたあの日のことが忘れようとしても忘れられないからだ。また見捨てられるのがたまらなく怖い。

 

 

 

私は作曲も作詞もできない。だから、放課後毎日校門でスクールアイドルをやらないかと勧誘をした。

 

だが話は聞いてくれても、首を横に振るだけで縦に振ってくれる人はいなかった。

 

 

 

 

 

神座暁などのアイドルや他のスクールアイドルを見ている時間だけが私を孤独から救ってくれる。だから私は大丈夫。まだ大丈夫だ。このくらい耐えられる。辛くなんて・・・ない。

 

 

 

 

そういえば明日はA-RISEの豪華限定版CDの発売日だったわ。絶対に手に入れないとね。なんたってA-RISEのライブのプレミアムチケットが入ってるんだから。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

変装してまで2周もしたのにゲットすることができなかった・・・。昔から私はくじ運がない。

 

それに比べて私の前の人は2つもゲットすることができてた。なんなのよ・・・もう。

 

 

とにかく、どうしても欲しいからさっきの人に1つ譲ってもらおう。にこが頼めば譲ってくれるはずよね♪

 

 

 

 

 

 

 

 

さっきの幸運な人は簡単に私に豪華限定版CDを譲ってくれた。貸し一つという条件で。なんて良い人なんだろう。ま、まぁにこの可愛さを見れば当たり前よね。

 

そして連絡先を交換することになり、相手の名前を見てみると、神座暁と書いてある。まさか、とは思ったがなんと私の憧れの人である神座暁本人だった。びっくりした私はパニックになり、可愛い服を着てこなかったことに後悔した。

 

でも、暁はそんな私をめんどくさがらずに私を慰め、友達になろうと言ってくれた。

 

 

「友達」という言葉を聞いたのは久しぶりだ。もう、二度と聞くことなんてないと思ってたのに。そして、できるはずなんてないと思ってたのに。

 

 

私は、友達になろうという言葉を信じられなかった。どうせいつかは1年前みたいに裏切られてしまうだろうから。

 

 

でも、暁は私の言葉に察したのか、絶対に裏切らない、見捨てない、一人にしないと言ってくれた。

 

 

 

 

 

この人なら信じれるかもしれない。この人なら私を裏切らない。 暁の目を見て、そう思った。

 

 

 

友情ノーチェンジ、ね。 本当に良い言葉よね!

 

 

たとえトップアイドルの暁でもタメ口でも良いわよね。と、友達なんだから!

 

 

だからA-RISEのライブを一緒に行こうと誘ってもいいよね。

 

 

 

 

 

なんだか心臓の鼓動がいつもより早い気がする。友達ができて嬉しいからなのかな。

 

 

 

 

 

このときから私の見る世界は、灰色の世界から色鮮やかな世界になった。

 

 

 

 

side end

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




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