夜の帷が消えるまで   作:発狂する雑草

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薔薇7本

今日、日向(ひなた)は非番だった。

ここ最近はずっと忙しくロクに非番を取ることができていなかったのだが漸く掴み取った休み。

その休みで日向(ひなた)は家に帰ろうとしていた。

家には両親がいる。母が待っていて、父も待っている。

残念ながら日向(ひゅうが)は帰らないそうなので今回も日向(ひなた)一人で帰る事となった。

一般隊員は基本ハコビを利用できない。早く帰らなくては間に合わなくなってしまう。

早く帰ろうと足を早めれば、ふと前から歩いてきた善とすれ違う。

 

「……」

 

お互い無言。ちらっと眼を向ける程度でなにも話さない。

ヒナタが声を荒げて以降、善が日向(ひなた)にプライベートで話しかけることがガクリと減った。

今回も話しかけられることはないだろう。

そうしてすれ違って…手首を掴まれた。

カッターシャツ越しに、がっつりと。

 

「…なに天満くん」

 

振り返らずに聞く。

背中に視線が刺さる。その視線はどこか鋭い。

 

「君、熱出してるだろ」

「出してないよ…気のせいだって」

「実際熱いじゃん。明日は非番でしょ?支援で薬貰って部屋で寝なよ」

「……家、帰んないとだから」

「家?ハコビ使えないのにそんな状態で帰んの?休み1日しかないのに正気?連絡入れて帰省はまた今度にしとけば?」

「……だから」

「だからじゃないし……ここまで自己管理できないとは思ってなかった。

一応チームなんだから体調崩されるとこっちが困るんだよ」

 

強く手を引かれる。

だが捕まれた手より心臓が嫌な音を立てて軋んだ。

熱い体から一気に温度が失せて、血が抜けたみたいに冷たくなって……そしてぶり返すように熱が一瞬で頭まで上った。

 

「だからさっさと」

「そんなに……」

「は?」

「そんなに迷惑だって思うなら僕だけチーム切ればいいだろ?!日向(ひゅうが)と二人仲良くチーム組んでやっとけよ!」

 

日向(ひなた)は勢い任せに手を振り払う。

そういえばこんなこと、前もあったな…なんて冷静な部分が呟くが、あの時のように今の日向(ひなた)には冷静になれる余裕などなかった。

 

「何言って…そんなに暴れたら熱が」

「うるさいうるさい!!何度も何度も当てつけみたいに現れやがって!ウザいんだよ!!!

何度も言ってるだろ!?構うなって!!!っ、どうせお前だって俺のことなんかっ!!!」

 

叫ぼうとして、瞬間ぐらりと視界が揺れる。

頭がガンガンと痛む。気分が悪い。

 

「___ぁ、れ」

 

落ち着こうとしたはずなのに、気づけば視界が崩れていて……日向(ひなた)の意識は落ちるように闇の中に沈んでいった。

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーー

 

 

 

 

 

 

水から浮上するように急激に意識が覚醒し、日向(ひなた)は目を覚ます。

バッと跳ねるように体を起こせば趣味ではないもので固められた部屋…見慣れた自室だった。

 

「な、んで…ここ」

 

ガンガンとする頭を抑えて日向(ひなた)は眉根を寄せる。

そうして少しずつ思い出す。

 

「…僕…倒れて…?」

 

善に怒鳴って、そこから記憶がない辺り恐らくそういうことだ。

腕についたリングを見ればもう時刻は日を跨いでいて、午後に差し掛かろうとしていた。

 

(…六時にはつくはずだったのに)

 

やってしまった、と別の意味で頭が痛くなった。

と、そこでふとサイドチェストにメモがあることに気づく。

 

【薬は飲ませたから取りに行かなくていい。親に連絡入れとけ】

 

不躾な文字が並んでいて、間違いなくこれを書いたのが善であるということが察せれた。

 

「……はぁ」

 

思わず溜息を吐く。

直後、ポケットが震えたのがわかり、弾かれたように取り出せば、電話が掛かってきていた。

慌てて着信を受信すると、目の前に映像が映りだす。

写ったのは今日会う予定だった母親の顔

 

「あ、かあさ___」

日向(ひゅうが)!なんで帰ってこないの!?約束を破るような子だと思わなかったッ!!〉

 

日向(ひなた)の言葉を遮るように母の金切り声が響いた。

頭痛の酷い頭に高い声が響いて鈍い痛みが走る。

 

「ごめん、ちょっと体調崩してて……」

〈なら早く帰って来なさい。ご飯だって用意してるのよ?

貴方が食べるって言ってたから用意したのに無駄になっちゃうじゃない!!早く帰って来なさい!

体調ならこっちでゆっくりして直せばいいんだから、そうでしょ?〉

「……う、うん、そうなんだけど…」

〈けど?けどなに。まさか帰ってこないつもり!?〉

「いや……そういうわけじゃなくて」

 

弁解しようとするが母の耳には聞こえていないのだろう。

目を充血させ顔を真赤にし、金切り声で捲し立てた。

 

〈貴方の為に食材を買い込んだお金はどうするつもり?!

私は貴方の為を思って色々用意したのにそれを全部無駄にするつもりなの?!

こんな時間まで連絡も寄越さないで、何様のつもりよ!?

貴方を生んで育ててあげたのは誰!?私でしょ!?

なのに恩を仇で返すつもり!?

アンタたちが帰ってこないとアタシがあの人にまた殴られる!!!

私は必死に頑張ってるのに…!!アンタたちのせいで私は今不幸なのにまだ不幸にするつもりなの!?〉

「か、かあさ」

〈生んでよかったって何で思わせてくれないの!?〉

 

電話の向こうではヒステリックな叫び声が続く。

それに気圧されたのか、それとも恐怖を感じたのか、日向(ひなた)の声が小さくなっていく。

だが、それに気づかない母は止まらない。

 

〈どうして!?ねぇどうして!? 私がここまで尽くしているのになんでその気持ちに応えようとしないの!?

いつもみたいに言うこと聞きなさいよ!このクズ!!役立たず!!ゴミ!!生きてる価値もない粗大ごみが!!〉

 

当然の叱りに心が軋んだ。

胸骨がミシミシいっている。胸が詰まって、いつものごめんなさいが言えない。

このままじゃって焦るのに身体も喉も固まって上手に動かせない。

それでも、捻りだすように声を押し出す。

 

「ぁ…ご、ごめ…なさ、ぃ……その……」

 

蚊の鳴くような声だった。だが母には届いたらしい。彼女は数秒無言になった後にこりと微笑む。

 

〈…私の方こそごめんなさい。カッとしちゃって……でもね、本当に私は貴方のことを愛してるの。本当よ。

だってお腹を痛めてまで生んだ、かわいい可愛い我が子なんだもの。

愛さない訳ないでしょう?だから仲直りしましょう。帰って来て仲直りよ〉

 

捲し立てる口調から一転して優しい口調へと変わる。

安心できるはずなのに、何故か日向(ひなた)は首を絞められるような感覚を覚えた。

ごくりと喉が鳴る。

 

(大丈夫、大丈夫、間違えなければ…)

〈ね?いいでしょう?〉

(また、いつもみたいな仲のいい家族に___)

 

 

 

"黙って頷け"

 

 

 

「…うん、ちゃんと帰____」

「彼は本日帰りませーん」

 

応えようとした、求められるままに演じようとした。理想を

だから、頷こうとした。

 

だが日向(ひなた)はそれをすることが叶わなかった。

なぜなら誰かが日向(ひなた)の手から携帯を抜き取ったからだ。

その誰かは

 

「あまみ、く」

 

天満善だった。

母の顔が日向(ひなた)の視界から消える。

ただ、突然の乱入者に驚くような声を上げる母の声が聞こえた。

 

〈だ、誰よ貴方!今私は日向(ひゅうが)と〉

「はいはい默まれ默まれ

さっきから聞いてりゃ自分が愛しているのは金と自分ですって自白しちゃって馬鹿みたい。

少しは隠しなよ。私欲のために子供利用すんな

子供は道具じゃない。そのスッカスカな脳みそにしっかり刻んどけクソババア」

 

善が話している間、ずっと母は何かを喚いている。

だが何を言っているのか分からない。

そうこうしているうちに善は「クソババア」と吐き捨てるなり勝手に電話を切ってしまった。

その後も電話は何度か鳴り響いたがそれも直ぐに聞こえなくなった。

そして善は日向(ひなた)に携帯が投げ返す。

投げ返された日向(ひなた)は驚いて携帯をキャッチする。

 

「え、あ、ちょっ、勝手になにを……!」

「電話番号消したし、メールも無効にしといたから」

「はぁ!?」

 

驚きながら日向(ひなた)は携帯の画面を開く。

空中に画面が投影されると画面にはバッテンマークがついていて、本当に制限が掛かっていた。 

直ぐに解除のボタンに指を伸ばそうとして

 

「君は今の生活、幸せだって思ってるの?」

「___え?」

 

指がボタンの上で止まった。

顔を上げる。紫の瞳と目が合った。ぞわりと心の内側を撫でられるような感覚に背筋が粟立つが、何故か目を逸らすことができない。

 

「君は、あの親の言いなりになっているようだけど…幸せなの?それ」

「…幸せだよ。当然だろ」

「ほんと?」

「ホントだよ…」

「本当に幸せだって心の底から言えるならいいんだよ。世の中には殺されかけて喜ぶ変態だっているわけだし。

例え周りがおかしいって思ってても、結局は本人が幸せだって思えるなら、外部の”正しさ”なんて”悪”でしかない」

「……わかってんじゃん。僕にとって今の君がそうだよ。君は邪魔で___」

「君の幸せは随分と苦しそうだね」

 

善の言葉に、何故か息が詰まった。

ボタンに添えた指がかすかに震える。

普段はすんなりと押せるはずのボタンが嫌に硬い。

善はボタンに指を掛ける日向(ひなた)に近づき、見下ろす。

紫の双眸が日向(ひなた)を静かに見つめる。

 

「ほんとは辛くて仕方ない」

「っ、そんなわけ!」

「今なら逃げられるよ」

 

言葉が詰まる。

 

「D地区事態、隠れ地区なんて言われてる。

その上、殲滅隊(ここ)は専用のカードがない限り外部から乗り込んでくることはまず不可能

君が連絡を断てば簡単に関係は切れる。

親は君を愛してない。必要とされてるって錯覚してるかもしれないけど、別に君じゃ無きゃ駄目だって訳じゃない」

「そんなこと、ない………ぼく、僕はちゃんと愛されて」

「愛してるのはあくまで金だ。

君は利用されてるだけ。人間として見られてない、便利な道具なんだよ」

「………違う、だって昔は愛してくれた。僕がいい子でいれば絶対にまた」

「過去はあくまで過去だ。昔は愛されてても、今は愛されてない」

「ちがう、ちがうちがうちがうっ!」

「金絞るだけ絞っていらなくなったらボロ雑巾みたいにゴミ箱に突っ込まれるのがおちだ」

「そんなわけッ!」

「あるから君の親は息子の体調より金の話ばっかしてたんだろ。

本気で愛してんならまず君の心配するはずだ。愛してるフリだよ。偽物なの。いい加減現実味なよ」

「っ!!」

「見てて痛々しいよ。そんな妄想さっさと捨てればいいのに。

衣食住はここにあって、金だって稼げる。日向(ひゅうが)くんもいるし、友達だって多いんだろ。

困ることなんてないじゃん。なんでそこまで執着すんの?」

 

その言葉に日向(ひなた)は歯を噛みしめる。 

肩を震わせ、善を睨む。

 

「お前に、なにが……何がわかるんだよ…ッ」

「わかんないよ。君じゃないから。

君の話を聞いても理解したポーズしか取れない。ホントの意味で君を知れる人間なんて君だけだ」

 

何処か突き放すような声色に肩が震える。

脳みそがぐるぐるといろんな言葉で埋め尽くされてうまく頭が回らない。

そんな頭で、唯一わかることがある。

 

「僕だけしか理解できない?」

 

理解者がいない。

自分しかいない、ということ。

他者に理解され価値を見出してもらうことに日向(ひなた)は執着していた。

だが誰も日向(ひなた)を理解しないなら、前提が崩壊する。

 

「僕ですら僕がわからないのに…それならどうすることもできない…」

 

何度も短い呼吸を繰り返し、日向(ひなた)は顔を抑えぶつぶつと呟く。

この目は不安定に揺れている。

 

日向(ひゅうが)は変わった。母さんも父さんも……他の奴らも…空っぽ………どうすれば、皆いなくなったら価値がない、生きてる価値が…」

 

歳の割に大きな体を縮こまらせながら何度も何度も繰り返す。

どうすればいいのか、何度も何度も考えて…でもうまく解決策が見当たらなくて

どうすれば良いのかわからなくて、思考の海に沈んでいく。

そんな日向(ひなた)の耳に「あのさ」という善の声が響いた瞬間、パンっと思考が破裂した。

 

「…お前のせいだ」

 

破裂した思考からドロリと漏れた声は押し出されるようにどんどんと湧いてくる。

日向(ひなた)の赤い瞳が虚ろに鋭く尖る。ふらりと日向(ひなた)が立ち上がった。

 

「ただでさえ、いろいろ恵まれてるくせに

ちゃんと愛してくれる人がいて、優しくしてくれる人がいて、心配してくれる友達だっているくせに…なのに…なのになんで日向(ひゅうが)まで取るんだよッ!

なんで日向(ひゅうが)はあんな幸せそうなんだよ?!俺といたときよりずっと!

なんでお前なんだ!おかしいだろ!俺はずっとあいつの隣で支えてきたのに!

アイツは結局お前を選んだんだ!!!

生まれたときから一緒にいた俺じゃなくて!ポッと出のお前に!!!っ……でも…でももうどうしようもないだろ…。

夢見て何が悪いんだよ。妄想に縋って何が悪いんだよ!!!

こうでもしないと現実を生きてけないからやってんだよ!!!!一人で生きてくために必死でっ!!!!!

なのにお前が余計な世話焼いたせいで…!!俺は…ッ!!!

お前だって…お前だって対して俺に興味ないくせに…!!!全部全部、お前のせいだ……ッ!!」

 

そういって日向(ひなた)の手が善の細い首に伸びた。

 

「お前が、いなけりゃ俺は今頃笑えたんだっ!

お前が俺に必要以上に関わってこなければ俺は幸せになれた!俺がこんな惨めな思いしなくてすんだんだ!!!お前が、お前がお前がお前が!!!!!!!」

 

そういって首にかかった両手にぐっと強く力が入れようとする。

だが何故か意思とは反対に腕からドンドンと力が抜けていく。

それどころか震えてまともに掴めなかった。

 

「…………なんでそんなに…綺麗で、いられるの…………俺は……こんなに汚いのに……なんで……」

 

泣きそうなほどに声を震わせ、瞳を揺らした日向(ひなた)は項垂れるように顔を伏せる。

そんな日向(ひなた)を善は未だ無表情で見つめる。

そうして小さく口を開いた。

 

「”価値”とか君の言う”幸せ”とか、そういうのはよくわからないけど」

「…」

「一人でも君を大事に思ってくれている人間いる。それじゃダメなの?

君を理解しようとしてくれる人がいればそれだけで十分なんじゃないの?」

 

ちらりと善がリングを見る。

 

日向(ひなた)!」

「!」

 

直後、バンッと扉が開いた。

音に驚いた日向(ひなた)は部屋の扉を見る。

そこには息を切らし、泣きそうな顔をした日向(ひゅうが)だった。

日向(ひゅうが)はボロボロと泣きながら部屋に入るなり日向(ひなた)を強く抱きしめた。

 

「ごめ、ごめん…!俺、お前のこと全然わかってなかった……!一人で辛い思いさせて御免、背負わせてごめん…!!!」

「ヒュウ」

「ずっと一人で抱え込んでたんだな……っ、気づけなくてごめん…」

 

強く強く抱きしめられる。

驚く日向(ひなた)など構わず、日向(ひゅうが)は嗚咽を漏らす。

 

「お前が何かに苦しんでんのは気づいてたのに……助けてやれなかった。お前とこれ以上溝が出来るのが、怖かったんだ…っ

俺はお前に支えられてばっかなのに…俺は何も出来なくて…。

臆病だから、お前から拒絶されるのが嫌で……必要以上に話しかけられなかった…。

でも、お前が一人で抱え込んで苦しむくらいなら、嫌われたとしても問いただすべきだったんだ……」

 

その言葉に日向(ひなた)は思わず呆然としてしまう。

 

「俺とお前は双子だ。辛いことも苦しいことも一緒に背負うから…。

お前が俺にしてくれたように、俺も………!!だから、だからっ…俺の事嫌いでもいいし、ウザいかもしれないけど……それでも俺にも背負わしてくれよ…」

 

縋る様に言われて日向(ひなた)の、手は日向(ひゅうが)を強く抱きしめる。

 

「なんで…突き放すみたいに言うんだよ」

「…」

「ずっと二人でいたのに、急に意味分かんないこと言い出して、一人で突っ走って。昔からそう。

お前は俺の気も知らないで一人で好き勝手やって」

「…っ、ごめ」

「それでもッ………それでも、良いって思えるくらい、俺はお前が大事なんだよ…」

 

口にした瞬間、日向(ひなた)の眼からもボロボロと涙があふれてくる。

最初からお互いにしっかり話をすればよかったのだ。

そうすればもっと簡単に物事は集結していただろう。なんせ彼らは双子

生まれたときからずっと一緒にいる、一心同体とも言える存在なのだから。

 

そのまま二人は子どものように泣いて泣いて……気づいたら二人揃って寝てた。

この歳にもなって泣きつかれて寝るとか…とも思わなくもないが、起きたら隣に感じる体温と、落ち着く匂いに身を捩る。

小さい頃を鮮明に思い出す。幼いころはこうやって二人引っ付いて寝ていたから。

だからだろう。なんとなく悪い気分はしなかった。

 

「体いてぇ……」

「このベッドで男二人は流石にきついね」

「それな」

 

起床のタイマーで目を覚ました二人はバキバキと体をほぐしながら起き上がる。

そうして二人はお互いの顔を合わせた瞬間、同時に噴き出す。

 

「なんだよその顔」

「なにその顔」

 

二人の声が重なる。

二人の眼の下は真赤に腫れ上がっていた。

無理もない。昨日はアレだけ泣いたのだから。心なし鼻先も赤い気がする。

 

「顔冷やすか…」

「そうだね。顔洗ったら氷貰いに行こう」

「賛成」

 

別に彼らの会話はぎこちなかったわけではない。

ただ、ほんの少し距離があっただけで

今の二人にはその距離もなくなっているような気がした。

二人は顔を合わせてケラケラと笑う。

 

「今日のご飯なにかな」

「なんだろうな」

 

二人は楽しげに部屋を出ていった。




仲良し雪村双子が書けて雑草は満足です。かわいいねぇ、双子
いいよね。なかよしこよしの双子ちゃんって。うちの双子は全体的に湿度が高いけど、たまにはこういうのもいいと思うんですよ。

あと何気にヒナタがまともに善に触れた回でもあります。
初めて触ったのが首を絞めようとして、というのがなんともまぁ…複雑ですけども。ま、仕方ないよね。そういう時もあるさ。


因みに薔薇7本の花言葉は”密かな愛”だそうで。
双子はどっちもお互いのこと大好きですから丁度いいかなって書いてて思いましたとさ。まる。
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