皆本格的に戦闘するお時間だぞ!戦闘描写ってホント書いてて大変ですねぇ
ははは、あんま書きたくねぇや。
でも書く以外避ける道無いから頑張って脳みそフル回転でやるんですけどね!!
「ここ…」
誠が目を開ければ、そこは何処かの森の中らしき場所だった。
辺りを見渡せば少し離れた場所に幾つかの場違いともとれる塔が立っているのが見える。あれが、先程説明に会った頭脳が飛ばされる場所、というものなのだろう。
誠は”胴”の役割だ。つまりリングを起動させれば頭脳の場所が分かる役職
実際にリングを起動させてみれば、そこには二つの赤いマークがついている。
「ここに律たちが居るっつーわけか……それにしても」
リングの画面から顔を上げ、周囲を見渡せばそこは一面の”濃霧”となっている。
目を凝らして、漸く20メートル先が見える程度…元々木々で足場も悪いうえに濃霧で視界は遮られたことで、奇襲を否応にも警戒せざるを得なくなった。
(……胴には頭脳の場所が分かる。頭脳が死ねが終わりだが…俺は護衛に行った方が良いのか?)
すぐに行動することなく、考える誠
時を同じくして胴体の一人である護もまた考えを巡らせていた。
(相手の頭脳には自分たち胴体の居場所が割れてるっていってました。
つまり、自分たちが不用意に動けば相手に頭脳の場所を悟られかねない……。
なら、上手く頭脳の二人と連絡を取ってその時その時に動いた方が良い。
一先ず頭脳からは離れすぎない範囲で宝箱を探しに行きましょうか)
護もまた、木に飛び乗って移動を始めた。
頭脳としてとある場所に飛ばされた律と叶恋はまず初めに、目の前に設置されている電子パネルを見た。
電子パネルの横にはそれぞれ二つのスキャナー
そこにリングを翳せば脳みそのマークが映し出され、パネルに大きな地図が展開される。大きな地図には仲間の場所と思われる赤マーカーが動いており。
同じく、黒いマーカーが二つ、マップ上で動いている。
赤マーカーには黒で名前が書かれているが、黒マーカーには何も書かれておらず、誰なのかは分からないが恐らくこれが敵の胴体だと推測できる。
そうして二人のリングに送信されたメール。
それを開けば何やらヒントと書かれた文字が目に入る。
これが宝箱の場所の文字なのだろう。
見ない事には始まらないと二人は一切の躊躇もなくメールを開き。
「”3\_B__ZH__BX__N_DF”?」
同時に首を傾げた。メールには訳の分からない文字の
「えっと、これがヒントだよねぇ?」
「恐らく」
「と言われてもこれはぁ…」
言いかけると、律は近くに置かれていたメモ用紙を持ってくる。
「何かの単語という訳でもない。これは暗号文字だと想定するのが普通だ」
「へ!?……あっ、いや、そうだねぇ、うん、そうだそうだよぉ」
律の言葉を聞いて叶恋は(ぜ、全然思いつかなかったぁ…)と気付けなかったことに内心恥ずかしく思いつつも、コクコクと頷く。
「でも、この暗号ってなんの暗号だろうねぇ?」
「……そこに暗号の本あるから、とって」
「あ、うんわかったぁ!でも暗号って言ったらやっぱりシーザー文字とかじゃないかなぁ?王道だし、あの文字ずらす奴」
「…いや、それならこの逆スラッシュの意味が分からないし、不自然に開いた空間の説明がつかない」
「あ、そ、そうだよね…!」
冷静に違うと言い捨てる律に叶恋は苦笑いする。
そんな彼女の方に目を向けることはなく、律は手早く「3\_B__ZH__BX__N_DF」という文字をメモ用紙に書きこむ。
それを隅に追いやり、律は己のリングをスキャナーに当てながら、片腕一本で本を捲る。
「考えた奴は性格が悪い。確実に時間を掛けさせに来てる」
「そうかもぉ……?」
「松田はモニター監視。敵の動きで場合によったら頭脳の場所が割れるかも知れないから」
「え、あ、うん!そうするねぇ」
暗号の解読は律に任せ、叶恋は動くマーカーが表示された画面を見つめた。
・・・・・
「…恐らくこれはアングルフィット、ですかね」
同時刻。東チームの頭脳である茉莉は顎に手を当て、届いたメールを見ながらそういう。
「あんぐる…?」
同じく頭脳である
「アングルフィットです。数字と”\”が文頭に来ているため、まぁ間違いないでしょう。
厄介な暗号として知られているこれは、三つの暗号を還さないと解けない仕様となっています。
救済処置として説き方等の本を置いておいてくださったようですが…まぁ僕は使う機会はなさそうだ。
ただ、この暗号は一つ一つ事態は大したことないのですが…先程言った通り三つの暗号を還したものですから、少々時間がかかります。
この暗号を入れて来た人間は余程性格が悪いらしい」
「でも解けるんだな」
「当然でしょう」
そういって茉莉は暗号を解き始める。そして
「あ、物集女才良」
「あん?」
「恐らく動きから見て、中央北の黒マーカーは氷雨誠。右が犬成護でしょう。
綾瀬和真を氷雨誠に、犬成護には由宇彼方、神楽城萌へそれぞれぶつけておいてください」
「ああ」
頷くなり才良は指示を出すためにリングを表示した。
・・・・・・
「性格悪いって両チームに言われちゃったね堤君」
「?」
「まぁでも救済処置は施してるわけだし、マジ優しさの配慮はあるっぽいけどー」
モニター室にて、両者の頭脳派から「性格悪い」という評価を受けてしまったのは、この問題を作った本人。
堤を見て環は苦笑いを浮かべるが、堤は何のことかわからないとばかりに首を傾げる。
その他、各隊長たちはかなり自由に観覧しているようだった。
「ちょっ、楓くん!煙草煙たいんだけど。具合悪くなりそー」
「大丈夫です。人体に害はないので」
「匂いが嫌って話してるんだけど?鼻が利く人間に煙草とか殺しに来てるでしょ」
「勘弁してください。私の生命線なんです」
楓の言葉に善は楓の前の席に座っている堤に身を乗り出して声をかけた。
「堤くん堤くん。君も煙たくて嫌だよね?」
「……」
「ほら、嫌だって」
「彼は何も言ってませんが」
「眼が助けを求めてた」
「そうですか。私には”煙草の匂いが好きだからもっと吸っていいよ”って言ってるように見えましたよ」
「とても都合のいい解釈」
「お互い様でしょう」
会話を終えるなり、だらしなく机に肘をついて煙草を吸う楓
持参してきたらしいパズルをどこからともなく取り出してカチャカチャ遊び始める善
ぼけーっと天井を眺めている堤…とても自由にやっている。
真面目にモニターを見ている人間なんて、もはや環と日向の二人しかいない。
「あ、戦況が動いたみたいですよ」
日向が画面を見ながら呟いた。
・・・・・・・・
『氷雨くん!!』
すぐに頭脳のもとへと直ぐに辿り着けるほどの中継距離から宝箱の探索をしている誠のリングへ通話が飛び込んでくる。
「なんだ」
『犬成さんが胴体に挟み撃ちされる位置に居るよぉ!』
『え、マジですか』
会話に割って入って来たのは本人である護だ。
『大マジ!これ動きから見て確実に狙ってきてると思うよぉ!
犬成さん一人で二人落とせたらいいけど…確か相手胴体は神楽城萌って人と、由宇彼方って人
神楽城さんは遠距離武器。でも由宇さんは固定武器を持ってないうえ化学の人なので、なにしてくるか分かんないですぅ!
ただ過去の戦績データ見る限り、爆弾とかは使ってきそう!
一先ず、ここは下手に相手せずに誰かと合流した方が良いかもぉ、一番近いのは氷雨くんだから急いで合流して欲しいかなぁ!』
「分かった。犬成さん、今何処」
『そっから東だよぉ』
護は中距離武器だ。相手の片方は遠距離、もう一人、彼方の武器によっては挟み撃ちを喰らえばかなりきついだろう。
「わかった。すぐ向かう」
そして誠は東へ向けて走り出す……が
「………っ!」
直後、誠の視界の隅で何かが揺れた。
誠は咄嗟に後ろに一歩下がる。瞬間何かが横切る。
それは二丁拳銃の弾丸が襲撃者と視線が交わるよりも速く放たれたものだった。
誠は下がった後、直ぐに右へと飛び込みつつ、抜いた刀で何とか被弾を防ぎながら、太い木へ転がり込む。
ファーストコンタクトは互いに無傷。しかし双方追撃をせずに距離を置いて顔を付きつけ合う。
「……」
「やぁ新人くん!どーもどーも」
ケラケラ笑うのは敵、手足の一人、和真であった。
脱げ掛けの上着を羽織り、ノースリーブの甚平を来た彼は、カランカランという下駄を鳴らしながら機嫌よさげに笑い、二丁のリボルバータイプの拳銃を向ける。
「氷雨誠ってお前だろ?さっきな?ぎゅぎゅーんって連絡が来たんだわ。
で、俺はアンタの撃破を命じられてるっぽくてさ!
だから悪いんだけど、合流される前にバンバン撃たれて退場してくれ!な!」
(……つまり相手は犬成さんだって分かってて態と挟み撃ちを狙いに行ったのか。
なら対策されてる可能性が高い。さっさと合流しないとヤバいか)
銃弾をリロードする和真を見て誠は足を一歩下げる。
「……お前等の事情なんざしるかよ。優先順位は変わんねぇ、お前は後だ」
三年目の大先輩に傲慢とも取れる言葉を吐き捨てる誠
しかし言われた本人である和真はキョトンとしたあと、笑い声をあげる。
入隊半年程度のド新人でここまで舐めた態度を取れる者などそう居ない。
「いいねぇ、そういうのっ!すっげぇメラメラするわ!!!!」
彼の心情とシンクロしたかのように激しく銃弾が誠に襲い掛かる。
それを刀で弾きながらを東進を続ける誠
「燃えてますね。綾瀬さん…あの人よく瞳孔開いてて人殺してそうですよね、怖い」
「うふふふふ、彼普段はあれでごあすが、スイッチ入ったら厄介だから、落とされるのも時間の問題ごあすな」
通信を受け乍ら、木の茂みに身を隠すのは東の胴体二人だ。
彼方は目を細めながら遠くを見る。
「さて、相手が思った以上に気づくのが早かったせいで挟み撃ちは断念せざる負えないでごあすが…このままなんの成果もなく終わったらサーマの機嫌が悪くなるでごあす。そうなる前にさっさとヤっちゃうでごあす」
「(さ、さーま?早緑茉莉だから、頭文字とってる?もはや原型が無いような……やっぱり頭可笑しい人は色々ずれてるんだ…)」
彼方の名づけのセンスに対して疑問を感じた萌だったが、いい子だったので彼は口を閉じる。
そうして彼等は指示通りターゲットである護を探し……そして
「……みっけごあす♡」
浮かべていた笑みの種類を変え予め設置していた罠を起動させる。
瞬間、空から降り注ぐのは大量の爆弾。
無論威力は殺さないように弱まってはいるが爆弾は爆弾。宙より護目掛けて降りかかる。
「う、うそでしょ!?」
思わず叫んでしまったのはまんまと罠にかかった護だった。
彼は隠れていた位置から素早く逃げ出すが逃げ出した彼の背中は酷く無防備だ。
「す、すみませぇん!」
謝りつつも萌が銃を構えてる。彼の武器は高威力ライフル
高威力ライフルはリロードが遅いうえに発射速度も遅めだが広範囲であり、当たれば超強力武器。その銃から発せられた銃弾は真っ直ぐ護へ向かう。
「くっ……!」
護はちらりと背後を振り返ると、すぐに飛び込む様に横へと逃げる。
それにより、銃弾にこそ当たらなかったものの、標的を撃ち抜けなかった銃弾は周囲の気を吹き飛ばし、連鎖するように設置されていた爆弾を起動させる。
そうして起きる爆発。流石にそこまでは躱せなかった護は爆風によって吹き飛ばされ、木の幹に激突する。
咳き込みながらも護は体を起こす。
「高威力ライフルとか爆弾とか…ダメだって言われてんのに気にせず四肢もぎ取る気満々で来る当たり、正しく東って感じしますわ」
障害物となってくれそうな木も先程でかなり焼けこげ薙ぎ倒され、先ほどの衝撃で霧も掻き消えた。
(一先ず……逃げられそうな場所に逃げたいんですけど…)
「かぐらん、また吹き飛ばすからバンバカうっちゃうどす」
「了解…です……?!」
だが、そう簡単に逃がす気などない。
彼方は持っていた大きな鞄から新たに爆薬を取り出し、遠くへ投げ込む彼方
爆発の風圧で霧と同時に逃げる場所を減らしつつ、また高威力ライフルを稼働させようとする萌
「かぐらん!」
そこで彼方が萌を押しのけた。
押された萌は体勢を崩し、木から落ちそうになる。
だが寸での所で何とか耐えて起き上がる。その顔は半泣きだ。
「な、なにするんですか彼方さん!ひ、酷いですよ!そんなに僕のこと気に食いませんか!?やっぱり快楽で人殺すタイプですか!?初めて見た時からそんな気配はありましたけどっ!ひぃごめんなさい!僕が悪いんですよねごめんなさいごめんなさい!
で、でも殺さないでください!弟たちが家で待ってるんです!今日勝てたら貰える報酬で久しぶりにお肉食べようねって言ったんです!!!だからこんなところで死ぬのは嫌で___」
そこで萌の言葉が途切れる。
なぜなら、先程萌がいた場所には一本の矢が突き刺さっていたのだ。
その矢が何なのか、なぜ彼方が自分を押したのか、わからないほど萌は鈍くない。
(……まさか、この距離感で…この濃い霧の中…なんの目印も無く僕の的を正確に狙いに来た…?)
腕に的を付けた萌。彼方が押しのけなければ側面から撃ち抜かれていた可能性が高い。
「…恐らくレンズの僅かな光を目印に推測してきたでごあす」
「え!?」
どのスナイパー系ライフルにも言えることだが、スナイピングする際覗き込むレンズが角度によっては僅かに反射することがある。
しかしこの濃い霧、更にこの距離でその光が見えることなどそうないし、仮に見えたとしても酷く薄ボンヤリとした程度の光だ。
だがその光が出たと言うことは、相手はスコープに顔を近づけている可能性が高く、体制は予想しやすい。
それを瞬時に脳内で組み立て撃って見せた、ということ。
「うーん思ったより強敵ごあすねぇ」
「思ったよりっていうか確実に強敵ですよ!!!普通一瞬で正確に場所把握して打つとか出来っこないのにやってくるあたり変態としか、ひっ!!」
再び弓矢が霧の向こうから飛んでくる。
「とはいえ、二対一に変わりはないでごあす。それにボウガンの射程なんかたかがしれてる。ということで頑張ってしとめるごあすよ」
「むり!無理ですってぇ!!」
「聞こえないでごあす。ほーらにげちゃうごあす、いくごあすー」
「ひぃぃぃぃ」
何とか牽制として矢を放ち、即座に駆けだす護。
だが二人は逃げようとする護を追いかけることをやめることはなく。撃破するために走り出す。
(叶恋ちゃんからの話によれば、今誠くんは敵と接触しているらしいから…あえて西進して素早く相手を挟み込んでの撃破、からの二対二に持ち込んだ方が良いですね。
どのみち、手足組とはかなり離れてるみたいだし頭脳組のとこなんて行っちゃ駄目に決まってるんだから。取り敢えず誠くんと連絡とりますか)
このまま逃げ乍ら向かえば誠と相手をしている和真を討てる可能性がある。彼はそれを狙っていた。
「犬成護…逆に綾瀬和真を挟み、獲りに行く動きをしていますね」
ちらっと画面を見た茉莉はそう呟く。
「どうする、狗星を呼び戻すか」
「いえ、彼は頭脳の割り出しに向かっていただいて構わないでしょう」
「なら、綾瀬に連絡を」
「その必要もありません」
茉莉は解いていた紙を机に置く。
「どこにいくつもりだ?」
「答えは分かりました。僕が地点に向かい犬成護を落としてきます。
僕が接触したら胴体組のリングにその紙の場所を送ってください。そこに宝箱はあるでしょう」
「だが脳はここから動いたら駄目だろ」
「そんなルール、いつできました?」
「は?」
茉莉は建物から外へと出る扉に手を掛ける。
「僕がここを出れば脳みその利点は一つ潰されますが別に問題も無いでしょう。
氷雨誠は綾瀬和真と現在戦闘中。犬成護の移動経路は大方予想できます。
その過程で由宇彼方たちが犬成護を落とせた場合、僕は暗号の場所へ向かえばいい」
「最初からお前が暗号の場所へ移動すればいいんじゃないか」
「理由は二つ。犬成護に逃げ切られ、綾瀬和真どころか由宇彼方たちまで落とされた場合、敗北の可能性が上がる」
茉莉はくすりと笑みを零す。
「もう一つは今回、一人落とすごとに個人にボーナスが入りますからね。お金は大事ですよ。まぁ貴方には関係もなさそうですが…。
貴方も個人推薦とはいえ頭脳になったからにはしっかり働いてくださいね?」
そういって茉莉はさっさとその場を去る。
(と…彼にはああいいましたが正直期待はしてません。
正直僕は勝利ボーナス・個人ボーナス狙いで話を受けただけであってアレのお守りをする気などサラサラありません。放置でいいでしょう。
それにしても向こうの手足の位置が分からないのは少し厄介…奇襲だけは気をつけておきましょうか)
アングルフィットは雑草のオリジナル暗号的なアレです。
中学くらいの時に乗りと勢いで作ったやつです。
三つの暗号が連なっており、一回目はパソコンのキーボードのアルファベットから、斜め上にある数字を十の位
横の数字を一の位、不自然に空いているのは数字の配置場所を現してます。
その後、出てきた数字を”あいうえお”表にあてはめ、最後はシーザー暗号式に\の前の数字文ずらせば解読完了という中々に面倒くさい代物となっています。
雑草でも一々説くのがクソメンドイんですよね(笑)
中学の時の雑草、よく作ったなって感じですね!はははっ!