調整のためにここで区切らなくてはいけなかったんだ!いけなかったんだ!!
「…お前マジ剣技とかねぇよな。力と速度でゴリ押してくるんじゃねぇよ脳筋馬鹿」
「脳筋じゃないし。勝てりゃソレでいいんだよ」
「その思考が脳筋そのものだろうが…」
ぶんっと木刀が空気を切った音が響く。
それを
善は残っているもう一本の木刀で塞ぐと振りかぶっていた木刀を振り下ろす。
身を引く
「ふっ」
「!」
その木刀に体重を預けた善はプランシェのような要領で腕で体を持ち上げるとそのままの体勢から逆上がりをするように体制を倒しながら蹴りを放った。
流石にそれは予想外だったのだろう。驚いた顔をした
頬に僅かに善のつま先が掠った。
地面に足をつくなり善は即座に体勢を崩した
一閃
「……」
「……」
善の二本の木刀。それを嚙ませるように振り上げた右足を合わせる。
二本の木刀を内から外へと振るように動かしたがために、振り切る前に中央に足を挟まれ、善の木刀は一瞬動きを止める。
だが当然善はそれを躱したわけで。
「…今のはずるくない?」
躱した善は追撃する様子もなく呆れたように
先程の
一応真剣を想定して模擬戦は行う訳なので、今のはずるいだろうと善はいう。
だが当の
「おい、まだ決着ついてねぇぞ」
「もうやらないよ。君との模擬戦、ホントに疲れるんだから…変な動きばっかするなよ。単純馬鹿のくせに」
「だっれが単純馬鹿だ!つかそれ言うならテメェだろ!訳わかんねぇ動きしやがって」
「しっかり対応しておいて何言ってんだか…」
「何年お前の戦闘スタイル見てると思ってんだよ。これでついてけなけりゃ戦闘部隊副隊長の名が廃るっつの」
カランっと
そんな二人の模擬戦を見ていた周りは「す、すげぇ」と戦慄する。
「訳分かんねぇ動き過ぎて全然目が追いつかなかった」
「レベルたけぇ」
「……訓練で見てたから知ってたけど…やっぱすげぇ…」
そんな話が飛び交うが話題の二人は特に気に留めることも無くとりとめのない雑談を続けている。
すると、善がチラッと自身の腕を見る。時間を確認してゆっくりと立ち上がる。
「さて時間もいい具合だし、そろそろ撤退しようかなぁ…そろそろ隊長会議の時間だし」
「あ?ああ、そういや
「いや、この時期に開かれる会議の内容なんてどうせもうすぐある試験の内容の調整とか
そういうどうでもいいことでしょ…あーあ、毎回同じような話ばっかだし怠いんだよなぁ。サボりたい…」
「いや、いけよ」
「わかってるよ。大体そんなこと、うちの副隊長にいったらキレられそうだしねぇ……あ、
「あ?っ!?」
立ち上がった善はフラっと
それにより顔の距離がぐっと近くなり、少し顔を赤くしながらぎょっとする
だがそんな彼など気にせず善は彼の頬に触れた。
ピリッとした痛みが
先程善が足を振った際、頬に爪先が掠って傷が出来ていたのだろう。
意識したせいか、傷が痛みを主張し始める。
「後で絆創膏でも貰っときな。小さい傷って意外と痛いから」
「…おう」
「んじゃ、暇出来たらまた模擬やろ」
「……ん」
「君たちも引き続き頑張ってねー」
最後に善によって数十分前に蹴散らされてしまった隊員たちにひらひらと手を振ると善はさっさと立ち去っていく。
その頃には既に
「さて、お前等ボケッとしてないでさっさと立て」
床に投げていた木刀を手に取り、床に軽く叩きつけて言う。
そんな彼に、ぐったりと床にひっくり返っていた紡が「えぇ…」と不満の声を上げる。
「もう少し休憩をしようよ~」
上官に向かってそんな態度をとる紡に周りの隊員は顔を青くしてぎょっとする。
だが
「十分しただろうが甘えんな。大丈夫だ。一回でも俺に当てりゃ休むどころか抜けれるぜ?」
「で、でも副隊長もお疲れでしょうし!」
紡に続くように隊員の一人が声を上げる。だがそれに対して
「安心しろよ、さっきの雑談で体力は戻った。それに時間はまだまだある。なんせ今日は非番、だからな」
その
今回はここまで!ということでここからは雑草の雑談タイム!!!
雑草はこの間、母とカラオケいったんですけど鼻声というか、ちょっと体調悪かったみたいで(無自覚)
1時間ほどで喉が枯れたんですよね。
でも無理矢理歌って十時間ほぼぶっ通しで歌い続けましたね。
(母が一曲、雑草が2曲連続で歌う…を交互にしてました、めっちゃ歌った)喉が枯れまくってめっちゃ声低くなりました(笑)
翌日にはもとに戻ったんですけどね。それよりマイク十時間持ってたからか腕が筋肉痛になりました。腹筋もめっちゃ痛いです。泣きそう。