夜の帷が消えるまで   作:発狂する雑草

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最終章一歩手前。もうすぐこのおまけ話ともお別れです。かなしぃ!!!
しかし始まりがあれば終わりはあるもの…癒やしをください。
いやぁ、なんかもうすぐ完結と思うとすごく感慨深いなぁって思いましたね。はい(・∀・)


酩酊賛歌〜クリスマス〜

「お、今年はホワイトクリスマスか」

 

窓の外を見ればチラチラと白い雪が舞い落ちている。それを学校の窓から天満善は見つめていた。

ここは殲滅学園の寮だ。現在時期は12月。冬休みに入っていた。

 

「うーん。冷えると肩とか痛くなるんだよね。寮の医務室でシップ貰おうかな」

 

そう呟き善は部屋を出る。

 

(だーれもいない。ま、そりゃそうか。皆帰省してるし)

 

いつも騒がしい寮も学校内もしんと静まり返っていて誰も居ない。

当然だ。冬休み期間中は皆家族と過ごすために帰省する。善のように寮に残っている生徒の方が稀だろう。

 

「あは、皆たのしそー」

 

連絡機器を見ればそこには通知。開けばマインドコミュニティを通して友人たちから連絡と写真が届いていた。

 

『クリパなう』

 

そんな文を送ってきたのは虫生望で。楽しそうにピースサインをする望と豪華な食事やケーキ。そして誰かと一緒にいる写真が載っていた。

見える首元や髪型から察するに恐らく彼の思い人だろう。

 

『どうせテメェはクリぼっちだろ。空しいな。乙』

 

スクロールすれば次は担任の狗星飛鳥からだった。

 

「到底大人とは思えない内容。恥ずかしくないのかねぇ」

 

ハッと鼻で笑いつつ添付された写真を開く。

どうやらカラオケに行っているらしい。部屋が暗く、機器から発せられる人工的な光によって逆光になり誰が一緒に参加しているのかはわからない。そもそも皆背中向けているし。ただ恐らく教師陣であろうことは察せられた。

因みに当の本人はといえば、どこにも映っていないが、写真を撮り慣れていないのか、指が若干入ってた。

「撮るの下手かよ」と苦笑する。

他にも風紀委員で仲良くなったメンバーや学校案内を通して知り合った後輩たちからも写真などが届いている。それらすべてに目を通す。どれもこれも楽しそうだった。

 

日向(ひゅうが)たちはあと3時間でこっちくるのか。こんな寒い中ご苦労なことで」

 

更にスクロールすれば次は日向(ひゅうが)からの連絡で【ケーキ買っといた。三時間後そっちいくからお前も料理とかちゃんと作っとけよ】という文字

善はそれを確認してポケットに直す。

 

「あれ。医務室の電気ついてんじゃん」

 

そうこうしていると医務室に到着したわけだが、電気がついていた。普段はついていないのに、だ。

ひょいっと中を覗く。

そこには人が二人いた。

一人は女子だった、髪を下で二つに結び、緩いルームウェアを着ていた。

そしてもう一人は背の高い男。彼も彼で彼女と色が違うだけのルームウェアを着ていた。その腕にはOBに渡される黄色の腕章があったので彼はOBでここに来た人間だということが分かる。

彼等は何か喋っていたようだが善に気づくとそちらに目を向け声をかけてくる。

 

「あ、先輩も残ってたんだね」

 

まるでこちらを知っているかのように声をかけてくる女子生徒。だが善は「うん。そうだよ」と普通に返答を返し、医務室へと足を踏み入れる。

 

「そっちは家、帰らなくていいの?」

 

善が聞けば答えたのは男の方だった。

 

「この後帰るつもりだ。あ、家来るか?母さんが御飯作って待っててくれると思うけど」

「雪華家の家族団欒を邪魔するのも悪いし遠慮しとく」

「あ、ところでところで!先輩には好い人いないの?!」

 

善がシップを取るために戸棚を開ければ後ろから質問が飛んでくる。

善は一瞬手が止まるが気を取り直すように「いないなぁ」と呟いた。

 

「一緒にいて欲しい。守りたいって思った人はいたけど恋愛かって聞かれたらよくわかんない」

「じゃぁじゃぁ!その人が違う人と一緒にいるのを見てどう思うの?!嫌?!」

 

まるで獲物を見つけたと言わんばかりに彼女は身を乗り出して聞いてくる。

 

「別に嫌じゃなかったよ。ただ」

「ただ…?」

「寂しかった」

 

苦笑いを浮かべる善

 

「寂しいかぁ、じゃぁちょっと違うのかも…?」

「てか結局その相手とどうなりたいかが大事なんじゃないのか?」

「どうなりたい…」

 

今度は即答できなかった。

善はシップのフィルムを剥がしぺたっと肩に貼りながら少し思案する。

 

「…関係なんてどうでも良くて恋人でも友人でも家族でも…それこそ知り合いでも構わない。本音言うなら傍にいてほしいけど…それもいいや。

笑って生きてくれるなら、それだけで」

「結構重いなっ?!」

 

男の言葉に善はまた苦笑いして耳にはめたピアスに触れる。金属特有の冷たさが指に伝わった。

 

「善」

 

と、そこでガラッと部屋の扉が開いた。

全員がそちらに向く。そこにいたのは

 

「あれ、日向(ひゅうが)じゃん。なんでここに」

 

3時間後に会う予定だった友人。雪村日向(ひゅうが)であった。

なぜここにいるのか分からず善は首を傾げる。

 

「3時間後に来る予定だったんだがもうこの後暇だし飯作るの手伝ってやろうかと思って」

日向(ひなた)は?」

「置いてきた」

「アイツ拗ねるぞ」

「いいだろ偶には」

 

なんて話ながら善は用事が済んだ為医務室から出ようとする。

 

「先輩!」

 

そこで引き止めるように声をかけられた。

 

「いってらっしゃい」

 

一瞬善は止まる。だがその声に答えることなく部屋を出る。

 

「無視してよかったのかよ」

「いいんだよ。別に」

 

そうして二人は暗い廊下を歩く。この後決行されるクリスマスパーティーの食事、そしてもうすぐ迫った新年に関して楽しそうに話しながら。




クリスマスエピソードをはなしましょう。
雑草二回クリパを友達とやりまして。一度目は小学校の時仲のいい男子集団と、二回目は中学で部活動の友達とやったんすけど
一度目は只管デスソースピザをかけて闇のデュエル(カードゲーム)とスマッシュなブラザーズにて黄色の悪魔と結託し無双
二回目はリア充イチャイチャ会を見せつけられましたね。ははは、FUCKY●U!!!

またサンタさんはいると信じていた中学時代
周りからはサンタなんていないし、とか言われてたんですけど
親は「誕プレは料理だよ」と言ってくるタイプだったので「親がクリスマスプレゼントをくれるわけがない!」と(今思えばだいぶ失礼)思っていたんですけど、兄の部屋を開けたらプレゼントが壁に寄りかかっていて
親への感謝とかより「あ、サンタってホントはいなかったんだ」という虚無感に襲われましたね。へへ。
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