敵「フフフ…このカードでこの世界を支配する!」俺「ループ証明します」 作:yugeち
‐ピピピッピピピッピピピッピピピッピッ
いつもの聞き慣れたアラームを止め、いつも通りの朝の支度を終え、外に出た時、彼は初めて異変に気がついた。
「…ここ、何処だ?」
〜一時間後〜
「さてと、どうしたものか…」
青年…日暮 望(ひぐらし のぞむ)は街を散策していた。というのも、寝て起きると見知らぬ土地であった為に、彼は混乱していた。混乱しながらも情報を集めるため街に出た、というわけだ。
「ま、住んでた家も一緒だったし、スマホと身分証もある。金は銀行見つけりゃ金を卸せるはずだ。そんな事より最優先事項は…」「カドショ探しだな!」
望は無類のTCG…というよりデュエマ好きであった。
そんな彼にとってカドショの発見は死活問題である。
「早く昨日調整したコイツも試したいしな」
そう微笑む望の手には、一つのカードケースが握られていた。そんな時…
‐ドオオオン!!!‐ 「うおっ!な、なんだぁ?!」
突如として辺り一帯を爆音が包む。音の鳴る方向に向かうとそこには明らかな悪人面の男が中学生程の少年からなにかを奪おうとしていた。
「いったいどういうじょうky「クソォッ!おれのカツキングを返せ!」…!!」
少年…霧札 勝己(きりふだ かつき)は追い詰められていた。カードの力で世界の支配を目論む組織「the lost(ザロスト)」との戦いを終え相棒のカツキングと共に平和に暮らしていた。しかし、今眼の前に現れた男…ジャークが突如としてカードの力を行使。勝己を攻撃する。選ばれし者にしか使えないハズのカードの力を使う男を止めるため、デュエルをするものの、己の知らない未知のカードを前に敗北。「武闘将軍 カツキング」を奪われ、先程の状況に至るという訳だ。
一方望は激怒していた。必ずやあの男を半殺しにしてやろうと燃えていた。
(あの背丈…中学生くらいか?その手を踏みつけてカードを奪っている。しかもカツキングっつてたよな?相当高いカードだ。頑張って当てるか買ったんだろう。それを…)
ちなみにだが彼の頭にあるカツキングは「切札勝太&カツキング〜熱血の物語〜」。なにかの間違いで産まれた強さとエモさを兼ね備えるシングル買いなら安くとも4桁程の言わずと知れた最強カードである。「武闘将軍」などコイツの足下にすら及ばない。
「ククク…成功成功。あとはこいつをあのお方に…「おいお前!!」…ン?」
「そんな子供からカードを奪うなんて許せん!今直ぐ返せ!」「…ンだよてめえ。そんなに文句があんならテメエが取り替えしてみろよ。ま、タダで勝負を受けるつもりは無えけど…!?お前そのカード…」
(ん?…ああ、ザオヴァナインかケースの裏に引っ付いてたのk「ソイツを賭けろ」「…はあ?」
次回「サガループ」(予定)
設定(現状)
霧札 勝己
主人公ポジの少年。E3相当までの敵と戦っていた。
使用デッキ 赤黒緑アウトレイジ
ジャーク
王来編相当の敵組織の下っ端。後に障害になるであろう勝己をわざわざ過去にきて潰しにかかる有能。
使用デッキ 青単ギュウジン丸withGR