彼岸花は燃えているか…?   作:ローマン

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 お待たせしました

 シティーハンターの映画は今日からですよ!

 私も仕事が片付き次第、観に行こうと思ってます!

 それではどうぞ!!





泥棒と警部(千束side)

 

 

 

 〜フランスフェア、会場〜

 

 

 

 

千束「ミズキ、フランスフェアの会場前に救急車を配置して! 怪我人が出てる!」

 

ミズキ【千束! 今どういう状況なわけ!?】

 

ミカ【千束、何が起こってるんだ?】

 

千束「分からない、さっきクルミが調べてくれたことと何か関係あるのかも!」

 

クルミ【ひょっとして、ルパンの奴がやってるのか?】

 

ミカ【いや、あいつはそんな乱暴なことは滅多にしないはずだ。】

 

千束「先生、ほんとルパンに詳しいね、もしかして会ったことある?」

 

ミカ【後でゆっくり話すよ、今は怪我人の救出に迎え。】

 

千束「了解っ!」

 

 

 

 千束がまず向かったのは、宝物が展示されている場所だ

 

 

 

千束「ここは誰も居ない……けど、肝心の展示物はどこ?」

 

?「動くな! 何者だ貴様!!」

 

千束「ひっ!?」

 

 

 

 銃を向けていたのは、トレンチコートを着たいかにも警察官という感じの男だった

 

 

 

?「……? お前もその制服……修学旅行か何だか知らないが、おふざけはやめて早く外へ避難しなさい。」

 

千束「あ、あはは……そうですねぇ〜。」

 

?「分かったぞ! お前迷子になったんだな?」

 

千束「い、いや、そういうわけじゃ……」

 

銭形「俺は銭形、ここの警備を担当していたんだが……どうもこのやり方はルパンじゃないな。」

 

千束「ルパン……?」

 

 

 

 千束はミカも言っていた通り、ルパンの仕業ではないと口ずさむ銭形の話を聞いた

 

 

 

千束「この騒ぎは、一体誰が?」

 

銭形「分からん、さっき目の前でマルセルが殺されるのを見たのはうっすら覚えてるんだが……」

 

千束「……クルミ、マルセルって?」

 

クルミ【このフェスの主催者みたいだぞ?】

 

千束(その人が殺された……そして展示物が無くなってると考えると……)

 

 

 

 千束は犯人の狙いが、マルセルへの強盗殺人だと考えた

 

 その時、千束の無線に司令から連絡が入る

 

 

 

楠木【千束、今どこに居る?】

 

千束「司令!? え〜っと、それは……」

 

楠木【……やはり会場に居るんだな?】

 

千束「ま、まぁ。」

 

楠木【お前に命令を下す、赤い紙の書類を見つけ出して本部へ持ち帰れ、あの男よりも先に盗まれるな。】

 

千束「あの男……もしかしてルパン三世!?」

 

楠木【……とにかく早く回収しろ、場所は中央ホールの金庫の中のはずだ。】

 

千束「了解。」

 

 

 

 千束は司令の命令を受けて、赤い紙がある中央ホールへと急ぐのだった

 

 

 

銭形「あ、おい! そっちは反対だぞ!?」

 

 

 

 銭形も、そんな千束を追いかけてゆくのだった

 

 

 

 

__________________________________________

 

 

 

 

ルパン「随分とデカい奴が暴れてんなぁ。」

 

 

 

 ルパンの狙いは中央ホールに飾られている物であり、盗み出そうとしているが武器男が立ちはだかっているせいで一向に近づけない

 

 

 

ルパン「まさか…こいつらの狙いも……」

 

銭形「見つけたぞ! ルパン!!」

 

 

 

 銭形も中央ホールに辿り着いた

 

 

 

ルパン「よぉとっつあん、無事だったみたいだな〜!」

 

銭形「ルパン、こいつはお前の仲間か!?」

 

ルパン「それが全く分からねぇんだよ、ヤバい組織が動いてるのは間違いないだろうけどな〜。」

 

銭形「そりゃ、何者なんだ!?」

 

ルパン「さぁな〜、分かれば俺も……」

 

武器男「グガァァ〜!!」

 

銭形「くっ……!」

 

ルパン「お……! 動いたな。」

 

 

 

 ルパンは武器男が動いた隙をついて、ターゲットが保管されている金庫に手をかけた

 

 

 

ルパン「こんなもん、ちょちょいのちょいっと!」

 

銭形「なっ!? いつの間に……!」

 

ルパン「じゃあなとっつあん! 頑張って逃げ出しておくんなまし〜!」

 

 

 

 ルパンが逃げ出そうとしたその時、突然銭形以外の気配を感じ、ルパンは銃を構える

 

 

 

ルパン「ダメじゃねぇかお嬢ちゃん、こんな所に居たら危ないぜ?」

 

千束「なるほど〜、それが司令の取り返してほしいってやつか〜。」

 

 

 

 銃を構えて立ち塞がったのは、なんと千束だった

 

 ルパンが例の金庫を開け出し、ターゲットを盗み出すまで待ち伏せていたのだ

 

 

 

千束「おじさん、私たちどうしてもそれが必要なんだよね、こっちに渡してくれないかな?」

 

ルパン「嫌だ……と言ったら?」

 

千束「そんなこと言われても、命令は命令だし……」

 

ルパン「理由が無いなら、こいつはいただいていくぜ?」

 

千束「あ〜! ストップストップ!! お願いだからこっちに渡して!!」

 

ルパン「そんなら力づくで……」

 

武器男「グガァァ!!」

 

ルパン「あらら!」

 

千束「おわっ!? 危なっ!?」

 

 

 

 武器男が標的を変え、ルパンたちに襲いかかってきた

 

 

 

ルパン「おっと、こりゃあ強敵だなぁ。」

 

千束「どうするんですか!? まさかこのまま戦えと!?」

 

ルパン「千束、あの機械野郎を引きつけてくれ、その隙に俺があいつの体に爆弾を仕掛ける。」

 

千束「分かりました……って何で私の名前知ってるんですか!?」

 

ルパン「話すと長くなるんだ〜!」

 

銭形「ルパン、このお嬢さんはお前の仲間か!?」

 

ルパン「とっつあん、今は一時休戦にしてもらえっかな? 後でゆっくり説明するからよ。」

 

銭形「……よかろう、だが盗人の手助けはせんからな。」

 

ルパン「そんじゃ千束、あいつを引きつけてくれ。」

 

千束「オッケー!!」

 

 

 

 千束は武器男の体を狙うが、装甲が硬すぎてびくともしない

 

 その隙にルパンは後ろ側に回り込み、接着式の爆弾を仕掛けていく

 

 

 

ルパン「よし、これで全部だな!」

 

千束「逃げ残ってる人は……」

 

銭形「大丈夫だお嬢さん、もう逃げ遅れた人は居ない!」

 

千束「ありがとうございます、後は……」

 

ルパン「逃げろ〜!!」

 

 

 

 そして3人が外へと脱出したと同時に、中央ホールで大きな爆発が起きるのだった

 

 

 

 

__________________________________________

 

 

 

 

 

ルパン「ふぃ〜! 危なかったぜ。」

 

銭形「はぁはぁ……ギリギリだったな。」

 

たきな「千束〜!!」

 

ルパン「お! お仲間さんがお呼びだぜ。」

 

千束「たきな〜!!」

 

 

 

 2人は再会すると、千束が早速たきなを抱き上げた

 

 

 

たきな「ちょっと!? こんな所で……!」

 

千束「だって、あの爆発から逃れたんだよ!? 私、凄くない!? ねぇ、おじさ……」

 

 

 

 千束が振り向くと、もうルパンたちの姿はそこに無かった

 

 

 

たきな「そういえば千束は、会場内で何か見たんですか?」

 

千束「……色々見たよ、謎の組織と主催者の暗殺と……そしてルパン三世も。」

 

たきな「ルパン!? ルパンってあの!?」

 

千束「確証は無いけど間違いないよ……私、ルパンさんに会っちゃったんだ〜!」

 

 

 

 千束は笑顔でそう話すが、たきなとしては何故ルパンを捕まえなかったのかが疑問に浮かぶ

 

 

 

千束「それとね、楠木さんから言われてた例の品。」

 

たきな「これは……?」

 

千束「真っ赤な書類……ってことしか教えてくれなかったんだよね〜。」

 

たきな「何ですかそれ?」

 

千束「さっきルパンさんと逃げ出した時にコッソリとね。」

 

 

 

 その書類には真っ赤な紙で作られていて、表紙にはヒガンバナファイルと書かれている

 

 

 

千束「へ〜、随分イカした名前だね〜。」

 

ミズキ「千束〜!! たきな〜!!」

 

たきな「あ、ミズキさんが来たみたいですよ。」

 

 

 

 こうして2人は、ミズキの車に乗ってその場を後にするのだった

 

 

 

 

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 〜喫茶リコリコ〜

 

 

 

 

ミカ「なるほど、これが楠木から……」

 

千束「そうそう、これには何が書かれてるんだろうね〜?」

 

たきな「勝手に中身を読んでもいいんですか?」

 

ミズキ「後で読んでないって言っとけばバレないわよ。」

 

クルミ「そういうもんか……?」

 

千束「とにかく見てみようよ!」

 

 

 

 5人はゆっくりと、そのヒガンバナファイルを開く

 

 しかしページ一面が白紙で、赤いファイルと指示されていた千束は冷や汗を流す

 

 

 

千束「あれ? 白紙……?」

 

たきな「何も書いてないですよ?」

 

ミカ「はぁ……こいつはルパンに一杯食わされたな。」

 

ミズキ「食わされた!? だって千束はルパンから……!」

 

クルミ「偽物を掴まされたって事か。」

 

千束「そ、そんな〜!!」

 

たきな「油断も隙もありませんね。」

 

 

 

 何と、千束たちが持ってきたのはルパンがすり替えた偽物だった

 

 それを千束は本物だと勘違いしていたのだ

 

 

 

千束「参ったな〜、楠木さんには何て説明しよう?」

 

たきな「素直に報告するしかありませんね。」

 

千束「そうだクルミ! 監視カメラの映像でルパンさんたちを追えないかな!?」

 

クルミ「やってみる!」

 

 

 

 千束はクルミお得意のハッキングを使い、監視カメラの映像を確認するよう提案するのだった

 

 

 

 

 

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 〜ルパンのアジト〜

 

 

 

 

ルパン「次元、五エ門、出来たぜ〜! 俺様特製のとろろ蕎麦!!」

 

次元「おっ! こいつはなかなか美味そうじゃねぇか!」

 

五エ門「かたじけない。」

 

 

 

 そしてルパンお手製の蕎麦を食べながら、話題はフランスフェアから盗み出したヒガンバナファイルの話になる

 

 

 

次元「ところでルパン、そのヒガンバナファイルってのは何が書かれてるんだ?」

 

ルパン「次元は、千束たちがDAって組織に入ってるのは知ってるよな?」

 

次元「あぁ、確か明治時代から政府の裏組織として暗躍してたんだっけか?」

 

ルパン「その通り! リコリス……つまりDAが今まで抹消してきた秘密がこれに全て書かれてるってわけさ!」

 

五エ門「ルパン、そんなものを盗んで何をするつもりなのだ?」

 

ルパン「いや〜、これには色々と深い訳が〜……」

 

次元「なるほど、不二子か。」

 

 

 

 次元たちは、ルパンがお宝を盗んだ理由が不二子だと察し、呆れた声をあげる

 

 

 

ルパン「仕方ねぇだろ〜? 不二子が人質に取られてんだから!」

 

次元「その不二子がDAと組んでたらどうするんだ?」

 

ルパン「そん時きゃそん時よ! 頂くだけのお宝は俺たちが頂いてやるのさ!」

 

五エ門「……? ヒガンバナファイルはDAの情報を記したものではなかったのか?」

 

ルパン「DAの秘密と一緒に、莫大な財宝の在処が書かれてるんだよ。」

 

次元「で、その在処はどこに書いてあるんだ?」

 

ルパン「それがさ〜っぱり!」

 

 

 

 そう話すルパンだったが、ヒガンバナファイルをじっと見つめている

 

 

 

次元「……どうした? 何か分かったのか?」

 

ルパン「いや、こいつはデカい闇が潜んでるような気がするぜ。」

 

 

 

 ルパンはそう呟きながら、ニヤリと口角を上げるのだった

 

 

 

 

 

 







 シティーハンターもクロスオーバーとして描きたいと思う今日この頃

 これ、コナンも同じ世界線だと考えたらめちゃくちゃカオスになりそう笑


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