昨日は千束の誕生日だったそうですね
遅くなりましたが、おめでとうございます!
※千束、たきなside
千束「ム〜……」
たきな「いつまで項垂れてるんですか? 業務に戻ってください。」
千束がこうなってるのは、先日のフランスフェアでの襲撃事件の事だ
ヘリによる銃撃が行われたのにも関わらず、表向きは軍事パレードによるパフォーマンスだったと処理され、爆発も打ち上げ用の花火の誤作動ということで処理された……
そして、千束は混乱が渦巻く博物館内でルパン三世と対峙し、ヒガンバナファイルを取り返したはずだった
だがそれはルパンの手によって偽物にすり替えられており、千束は不貞腐れている……
そして今に至るというわけだ
ミカ「千束たちはルパンに会ったのか。」
たきな「私が会ったのは仲間の方ですが……」
クルミ「そーいや、ルパンとは知り合いな感じの口振りだったなぁ、ミカ?」
千束「先生はルパンさんとどんな関係なわけさ?」
ミカ「なぁに、昔一緒に仕事しただけさ。」
たきな「ということは、ルパンさんもDAに!?」
クルミ「そんなわけないだろ、ルパン三世は正真正銘の大泥棒だぞ。」
ミズキ「へ〜、皆やけにルパン三世に詳しいじゃ〜ん?」
クルミ「あぁ、だってルパンに会ったことあるっていうハッカーと知り合いだし。」
千束「あぁ、そういえばそんな話こないだしてたね。」
ミカ「ルパンのやつ、デジタルにも進出してたんだな。」
その時、喫茶リコリコの入り口ドアが開く
やってきたのは、ファーストリコリスで千束の同期であるフキと相棒のサクラだった
千束「いらっしゃませ〜……って、お〜! フキ〜!」
ミカ「いつものやつかい?」
フキ「いえ、今日は千束とたきなに用事があるんです。」
たきな「私たちに?」
サクラ「そうっすよ、何でも司令直々の命令なんすから!」
千束「へ〜、楠木さんが……」
千束は何かを察したような顔をした
千束「それなら仕方ないね、たきな行こ?」
たきな「分かりました。」
ミズキ「あっ、ちょっ!? 店の方は!?」
ミカ「私たちだけで間に合ってるよ。」
千束「それじゃ先生、行ってきます〜!!」
千束とたきなは、フキとサクラのコンビに連れられて、DA本部へと招集されるのだった
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クルミ「はぁ、それにしてもルパン三世って結構凄い奴なんだな。」
?【凄いも何も、世界一の大泥棒だもの。】
クルミ「そんな奴と知り合いなのも、十分凄いと思うぞ。」
?【クルミのカフェは秘密組織の隠れ家なんでしょ?】
クルミ「何だ知ってたのか、さすがだな、ハローアンダーワールドさん。」
?【懐かしいわね、アミでいいけど。】
クルミが話している相手は、アミ・エナン
かつてはハローアンダーワールドという天才ハッカーとしての名を持っていたが、現在はパダール王国のアヌシー女学院に通っている
クルミ「そういや、うちのリコリスがルパン一味に会ったって言ってたぞ、そのうちの1人が偽物のお宝を掴まされたってずっと拗ねてる。」
アミ【私も彼には翻弄されてばかりだった……だからこそ、今の私がいるのね。】
クルミ「何か言ったか?」
アミ【何でもないわ、そろそろ授業だから切るわね。】
クルミ「あぁ、また今度な。」
アミはこれから学校で授業が始まる為、クルミとまた会う約束をしてサーバーを閉じた
ミズキ「クルミ、またこんな所で……! 早く店手伝えっての!」
クルミ「はいはい〜。」
一方のクルミを店番をしなくてはならなくなったので、押し入れの外に出た
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五エ門「ルパン、本当にここで合っているのか?」
ルパン「不二子はここだって言ってたんだけどな〜。」
ルパンたちはDAの本部へと出向いていたのだが、肝心の情報源が不二子からだったからか、少し道に迷ってしまっていた
次元「だからあの女は信用できねぇんだ。」
千束「お〜!? あそこにいるのってもしかして〜!?」
ルパン「よぉ! こないだぶりだな〜!」
その時、丁度フキたちに案内されていた千束とたきなにルパンたちは再会した
千束「偽物を掴まされた時はどうなるかと思いましたけど……ちゃんと持ってるんですよね?」
ルパン「あぁ、本物は俺が持ってるぜ。」
たきな「書類をこちらに渡してください。」カチャッ
ルパン「そ、そんな物騒なモノ降ろしなさいって! 俺は司令にこれを渡すために来たんだからよ!」
千束「だってさ、たきな? ルパンさんの脇に居る人たちも見た感じ……只者じゃ無さそうだよ?」
たきな「……知ってます。」
ルパンがポケットから取り出した赤い紙の書類には、ヒガンバナファイルと記されていた
たきなは千束に言われた通り銃を降ろす
次元や五エ門の実力は、フランスフェアの時によく見ていたからである
楠木「来ていたのだなルパン三世、それに千束たちも。」
ルパン「わざわざ司令の方から来てくれるとはな。」
千束「久しぶりだね〜、楠木さん。」
楠木「約束の物は持ってきてくれたか?」
ルパン「あぁ、この通り持ってきたぜ、不二子を返しな。」
楠木「分かった。」
すると、不二子が奥の部屋からこちらに向かって歩いてきた
特に傷などもなく、至っていつも通りである
ルパン「大丈夫か、不二子?」
不二子「大丈夫よ、ヒガンバナファイルを持ってきてくれてありがと!」
次元「けっ! やけに元気そうじゃねぇか。」
たきな「ルパンさんと不二子さんってどんな関係なんですか?」
次元「一言で言うと……面倒くせぇ関係さ。」
次元は少し呆れたように言った
ルパン「これで俺たちは用済みだな、それじゃ帰らせてもらうぜ。」
楠木「待て。」
不二子「ちょっと〜? 私たちはヒガンバナファイルを盗み出して、あなたたちに渡したはずよ、これ以上何の用があるの?」
ルパン「盗んだのは俺なんだけどなぁ〜……」
楠木「お前たちには後一つ、頼みたい事がある。」
五エ門「まだあるのでござるか?」
楠木「ヒガンバナファイルに記された謎を解き、その財宝を盗み出してほしい、宝は全てお前たちの物でいい。」
次元「フッ、悪くねぇ話だな。」
千束「お宝ってどんなのだろうね!? 金貨!? もしかして宝石とか!?」
楠木「千束、たきな、ここからはお前たちの話だ。」
たきな「私たち?」
話を振られると思っていなかった千束とたきなは、少し驚いた様子で話を聞く
楠木「ルパン三世と協力し、ありとあらゆるDAの情報を抹消しろ。」
千束「え!? ルパンさんと協力!?」
不二子「どうして? 別にこの子たちが居なくたって、ルパンはお宝もDAの情報も盗み出せるわよ?」
楠木「いくらお前たちでもDAの情報を盗まれるわけにはいかない、情報に関しては千束たちに任せる。」
たきな「なるほど……分かりました。」
ルパン「つ〜わけでここからはお互い協力者だ、俺の名はルパン三世、よろしくな!」
千束「錦木千束です! よろしくねルパンさん!」
たきな「まぁ、司令からの命令なら……」
こうして、ルパン一味と2人のリコリスが協力することになった
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銭形「どうなっているんだ…?」
銭形は1人、困惑していた
フランスフェア襲撃のあの日、自分が見た現場と上層部が公開した情報が全くと言っていい程合っていなかったからだ
銭形「もしや……! これもルパンの仕業か!?」
?「いずれそうなるさ。」
銭形「だ、誰だ!?」
?「ヒガンバナを枯らしに来た者……」パァン!!
銭形「なっ……!?」ドサッ
銭形はピエロのような格好をした人物に銃撃され倒れた
銃弾は銭形の急所に命中し、血が流れていた
?「リコリス、今度こそ終わりにしてやる……!!」
薄暗い夜道に佇むピエロは、そう口にした
果たして、銭形警部の運命はいかに……!?
そして、ルパン一味とリコリスが協力することになりました
次回もお楽しみに!!