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何とか完結に漕ぎ着けるよう頑張ります!!
フキ「ここだ、13号室……」
サクラ「先輩、こんな所に例のピエロなんているんすか?」
フキ「正体不明のテロリストだ、どこに溶け込んでいるか分からない。」
あるアパートの一室に突撃の準備をしているのは、ファーストリコリスのフキとセカンドリコリスのサクラ、そして一部のサードリコリスたちだ
フキたちの班は正面に、サクラたちの班は裏手に回っている
楠木【フキ、ターゲットは居たか?】
フキ「こちらアルファ1、ターゲットはまだ確認できません。」
楠木【動きがあるまで待て、それから……」
サクラ「ん? うわ、こんな時に回線不良かよ……」
任務中にも関わらず、回線トラブルが発生した
普段なら非常電源の力で直ぐに復旧するのだが、今回は中々再起動しない
その時、一発の銃声がこだまする
楠木【フキ、どうした? 何があった?】
フキ「司令部……! しれ……」
フキのこの言葉を最後に、通信は遮断されてしまった
この異常事態に、楠木は命令を下す
楠木「直ぐに応援のリコリスを向かわせろ!」
?【もしも〜し? なるほど、これがリコリスの本部への通信機か。】
楠木「……何者だ?」
?【誰だっていいだろ、あんたが司令官か?】
楠木「そちらが答えないのなら、こちらにも回答権は無い。」
?【まぁいいや、このリコリスたちは人質に使わせてもらうよ、返して欲しければ……ま、場所は言うまでもないな。】
楠木「待て!!」
だが、謎の人物の音声はそこで途切れてしまった
楠木「……大至急、リコリコに電話をかけろ。」
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〜喫茶リコリコ〜
千束「先生〜! 今戻ったよ〜!」
ミカ「あぁ、おか……」
ルパン「邪魔するぜ。」
次元「相変わらず居心地は悪くねぇな。」
リコリコに来店したルパンたちを見て、ミカは少し驚いた表情を見せた
不二子「へぇ〜、なかなか良い内装してるじゃない。」
五エ門「ご主人、この店でのおすすめはあるか?」
ミカ「あ、あぁ、おすすめなら当店自慢の三色団子が……」
五エ門「では、それを頂こう。」
ルパン「俺も同じので。」
ルパンと五エ門は3色団子を注文し、千束たちはクルミの部屋へと向かっていった
ルパン「こうして会うのも久しぶりだな、10年振りぐらいか?」
ミカ「……リコリコを開いて直ぐだったからな。」
五エ門「ミカ殿はルパンと何やら深い関わりがあるようだが……」
ルパン「昔、俺が盗みに入った富豪の警備をミカたちがやってたんだよ。」
ミカ「あの男は不正と金にまみれていた、あまり思い出したくない。」
五エ門「しかし、あの少女が殺しの天才と言われているのは本当なのか?」
ミカ「千束のことか? あぁ、千束は幼少の頃からファーストリコリスだったんだが……」
ルパン「……先天性の心疾患があった、だがその殺しの才能を買われアラン機関の支援を受けて人口心臓を埋め込んだ……だったよな?」
ミカ「……その通りだ。」
ルパン「ところで吉松の旦那はどうしてるんだ? 相変わらず才能才能ってうるせぇんだろ?」
ミカ「……シンジは死んだよ。」
ルパン「……そうか、悪いこと聞いちまったな。」
ミカ「気にしないでくれ、もう過ぎたことだ。」
ルパンとミカの間に、暫し重い空気が流れる
五エ門「ミカ殿、おかわりを頂けるか?」
ミカ「分かった、ミズキ、配膳を頼む。」
ミズキ「ったく、何で私……がぁっ!?」
五エ門「なっ……!?」
ミズキは角につまづき、持ってきたお盆ごと床に倒れそうになる
それを間一髪、五エ門が受け止めたのだが……
千束「先生〜って……おやおや〜? お二人ともアツアツのようで〜?」
ミズキ「なっ!? こ、これはその……////」
五エ門「す、すまぬミズキ殿!!//// 3色団子、ありがたく頂く……////」
ミズキ「な、何見てんだお前ら!//// さっさと働け〜!!////」
千束「わ〜、逃げろ〜!」
五エ門とミズキは互いに顔を赤くする
その様子を、千束たちはニヤニヤと見ていたのだった
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千束「さてと〜! それじゃあ作戦会議始めるよ〜!……ところでそのヒガンバナファイルってのには何が書いてあったの?」
たきな「千束、何も分かってないじゃないですか……」
ルパン「そこは俺から説明するぜ。」
次元「ルパン、そもそも奴らのアジトは何処にあるんだ?」
ルパン「それは東京を離れた小島……その名も原石島。」
ルパンはクルミのPadを使って地図を出し、その島を指差した
ルパン「ヒガンバナファイルにその島の地図が描かれてた、奴らが居るのは間違いないぜ。」
ミズキ「じゃあ、奴らはDAの情報を持ってるって事!?」
クルミ「多分そうだろうな、相手は相当なハッカーかもしれない、それにこの島……普通だったら一般人は疎か、政府のお偉いさんですら入れない危険区域だぞ?」
不二子「そこにアジトを構えれば、警察は手を出せないってことね。」
たきな「けど、私たちリコリスならその島に入れると思います。」
ルパン「それがそうもいかないんだよなぁ〜。」
千束「ルパンさん、どういう事?」
ルパン「クルミ、説明してやんな。」
クルミはちゃぶ台の中央にPCを置き、カタカタと打ち込み始めた
ハッキングしたのは、原石島の監視カメラ
何もないように見えるが、クルミはそのバックドアを特定し、本来映されているはずのものを映し出した
クルミ「この島、今は例のフランスフェアを襲ったピエロみたいな連中がウジャウジャ居るみたいだな〜、おまけにかなり武装してる、丸腰で挑んだら確実にやられるな。」
ルパン「そこで! 俺たちの出番ってわけさ!」
次元「敵はどれぐらいだ?」
クルミ「ざっと数えて500、その中でも特に強い幹部が3人、瞬間移動のグンジ、瞬足のミツシゲ、透明人間のサエジマ、この辺りが注意だな。」
千束「ルパンさん、出発はいつにする?」
ルパン「この調子なら明後日には行けるぜ、野暮用か?」
千束「いや〜、ライセンスの更新がありましてね〜……」
たきな「千束……」
たきなは千束に対して、ため息をついた
ミカ「千束、電話だ。」
千束「私に? もしかして楠木さんかな〜?」
千束は、けたたましく鳴る電話に出た
相手は、楠木司令のようだ
千束「もしもし楠木さ〜ん? 私たち、ただいまお取り込み中なんですよね〜。」
楠木【緊急事態だ、そこにルパン三世は居るか?】
千束「居ますけど、それが?」
楠木【例の島にリコリスが連れ去られた、フキたちもだ。】
千束「フキが!?」
楠木【早くルパン三世に電話を代われるか?】
千束「ルパンさん〜! 楠木司令が〜!」
千束はクルミの部屋にいるルパンを呼んだ
フキたちが連れ去られたというワードに、千束は緊急性のあることなのだということは直ぐに分かった
ルパン「よぉ、司令! ルパン三世だ。」
楠木【ルパン三世よく聞け、銭形警部はお前の知り合いか?】
ルパン「あぁ、俺の事をしつこく追いかけてくるとっつぁんだよ。」
楠木【その銭形警部が、昨夜何者かに襲われた。】
ルパン「何だって!? とっつあんは大丈夫なのかよ!?」
楠木【警察病院で治療を受けているようだが、予断は許されない状況らしい。】
ルパン「……分かった、連絡ありがとな、司令。」
楠木【それと、ヒガンバナファイルの謎は解き明かしたのか?】
ルパン「あぁ、お宝は俺が……」
楠木【DAの情報はこちら側で消去するということを忘れるな、邪魔をするようなら容赦はしない。】
ルパン「わ〜ってるつうの!」
ルパンは司令からの電話を切った
不二子「まさか、銭形が狙われるとはね……」
千束「フキたちも連れ去られてる、早く助けに行かないと!」
ルパン「……あぁ、こりゃ相当デカい闇が動いてるぜ。」
そう言いながらクルミの部屋へ向かうルパンと千束の背中は、何処か怒りを感じさせるようだった
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次元「おぉ? なかなか良い設備じゃねぇか。」
ミカ「それは良かった、使いたいものがあったら言ってくれ。」
次元たちがいるのは、リコリコの地下にある射撃場
防音も効いているため、射撃練習にはもってこいの場所だ
今は、たきなが射撃の練習中である
次元「あの子娘もなかなか良い腕してるな。」
ミカ「そりゃ見た目は女子高生でも、中身はプロの殺し屋だからな。」
次元「なるほどな、事件を事故にすり替える程の実力だからな!」バン!!
たきな「……!?」
次元はたきなよりも後ろの位置から、的のど真ん中を撃ち抜いた
たきなはその早撃ちと正確性に、ただただ驚いている
次元「ま、こんなもんだな。」
たきな「あなた……一体何者なんですか?」
次元「俺はルパンと泥棒やってる相棒だよ。」
たきな「そうじゃなくて、その射撃の技術です!」
ミカ「たきな、次元は裏世界じゃ名の知れたガンマンなんだよ。」
たきな「そうなんですか!?」
次元「そういうことさ。」
たきな「それなら……! 次元さん、私の射撃練習相手になってください!」
次元「おいおい……どうしてそうなるんだよ……」
たきなの提案に次元は困惑する
同じセカンドリコリス……いやファーストリコリスにも、あんな射撃をする人物をたきなは見たことがなかったからだ
ミカ「次元、なんとか受け入れてやってくれないか?」
次元「仕方ねぇなぁ、まずは一発撃ってみろ。」
たきな「はい! 次元先生!」
次元「先生ってのは辞めてくれ……」
そしてこの後、次元によるたきなの射撃指導が行われたのは言うまでもないだろう
昨日のアニソン大賞の昭和部門で、ルパン三世のテーマがランクイン入りしていましたね!
リコリコはランクインしてなかったけど、宮○ニキがALIVEについて語ってくれてて嬉しかったです!