彼岸花は燃えているか…?   作:ローマン

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 T◯S公式チャンネルの次元セレクション、全部が神回なので一度は観てみて!

 実写版の次元も悪くないと個人的には思います






復活と黄昏

 

 

 

 〜警察病院〜

 

 

 

 

阿部「銭形警部の病室ってのはここかい!?」

 

看護師「関係者の方ですね、こちらです!」

 

阿部「行くぞ。」

 

三谷「はい!」

 

 

 

 彼らは阿部刑事と三谷刑事

 

 リコリコの常連客であり、実は銭形警部とは友人関係にある(独自設定)

 

 

 

八咫烏「あ、銭形警部のお知り合いの方ですか?」

 

阿部「あぁ、警視庁の阿部だ。」

 

三谷「ゴロー、どういうことなんだよ!銭形警部が撃たれるなんて……」

 

 

 

 彼は八咫烏五郎

 

 銭形警部の部下であるが、今回は同行していなかった

 

 ちなみに、三谷とは顔馴染みである(独自設定)

 

 

 

八咫烏「そうですか……」

 

阿部「銭形はどんな状態なんだい?」

 

八咫烏「生死の境を彷徨ってるって……」

 

 

 

 八咫烏が病室のドアを開けると、沢山のチューブや機材に繋がれた銭形警部の姿があった

 

 側には、常に医師が交代で状態を観察している

 

 

 

医師「……とてつもない生命力でしたが、ここまでのようです……」

 

八咫烏「っ……!! 先輩! 起きてください!!」

 

 

 

 八咫烏は銭形の身体を揺らすが、反応はない

 

 ピー!!!

 

 その時、心電図の機械から甲高い警告音が鳴り響く

 

 

 

八咫烏「そんなっ…!! 先輩……先輩……!!」

 

三谷「ゴロー……」

 

阿部「くそっ…! よくも銭形を……!」

 

 

 

 銭形の死により、一同は悲しみに暮れている

 

 

 

阿部「銭形、お前をこんなふうにしたルパンは……必ず俺たちで捕まえるからな……!」

 

銭形「ルパン!? ルパ〜ン!!」

 

三谷「ぐほっ!?? お、俺はルパンじゃないです〜!!」

 

 

 

 なんと突然銭形警部が目覚め、近くにいた三谷のことを羽交締めにしている

 

 これには、周りに居た数人の看護師が気絶した

 

 

 

八咫烏「先輩……? よ、良かった〜……!!」

 

三谷「誰か!! 警部を止めてくれ〜!!」

 

阿部「お、おい、銭形、俺の事は分かるか!?」

 

銭形「ん? 阿部じゃないか! それにヤタまで! こりゃ、どうなっとるんだ!?」

 

阿部「はぁ、ひとまず横になれよ、お前さん、撃たれてるんだぜ?」

 

銭形「こ、これは……!」

 

 

 

 銭形は今更ながらに、自分の傷の存在に気づく

 

 

 

銭形「んで? お前は誰なんだ?」

 

三谷「警視庁の三谷です、はぁ……阿部刑事と捜査にあたっています……」

 

八咫烏「三谷とは、昔、同じ警察学校の同期だったんです。」

 

銭形「そうか! お前も刑事なのか! ガッハッハ……」

 

八咫烏「ん? 先輩……?」

 

 

 

 すると、銭形は高笑いしたまま動かなくなってしまう

 

 

 

医師「……気絶していますね。」

 

三谷「えぇ!? 今の一瞬で!?」

 

阿部「もっと聞きたい事があったんだけどな〜……」

 

 

 

 ふと、目を向けると、銭形の心電図は正常に動いている

 

 その恐るべき銭形の生命力に驚く一同であった

 

 

 

 

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 〜?〜

 

 

 

フキ「……はっ……! どこだ、ここは!?」

 

?「お目覚めみてぇだな、リコリス。」

 

フキ「何者だ、貴様!?」

 

 

 

 フキの前にいたのは、ピエロの格好をしたすらっとした男らしき人物だった

 

 その手には、拳銃が握られている

 

 

 

?「俺はリコリスを滅亡させる者だ。」

 

フキ「何だと!?」

 

?「まずはお前のお仲間から殺すとしようかね〜。」

 

フキ「……!?」

 

 

 

 ?の合図で、ある少女が吊るされる

 

 その人物とは……

 

 

 

フキ「サクラ!!」

 

?「ははっ、いい眺めだろ?」

 

フキ「サクラを離せ! 私が身代わりになる!!」

 

?「早とちりすんな、まだ殺さねぇ、お前らはたっぷり苦しませてからあの世に送ってやるからよ。」

 

フキ「くっ……!」

 

?「お前たち、あのアパートはどうなってる?」

 

「はっ! まだリコリスは誰も来ていません。」

 

?「フランスフェアでも沢山リコリスを捕まえたが……他のとこの奴らもここに連れて来い、全員な。」

 

 

 

 フキはこの時、思い出した

 

 自分も仲間のリコリスと共に、行方をくらましたリコリスの調査の為に敵のアジトに乗り込んだことを

 

 

 

フキ(そうか…… 連絡の取れなくなったリコリスたちの調査に……その時にやられたのか……)

 

「ボス! リコリスと思われし少女を発見しました!」

 

?「どこのどいつだ?」

 

「喫茶リコリコに勤務する錦木千束と井ノ上たきなです!」

 

?「なるほどぉ〜……ん? こいつは確か……」

 

 

 

 ?はパソコンに向かい検索をかけると、結果はすぐにヒットした

 

 

 

?「カハハ! こいつ、あの電波塔事件の奴じゃねぇか!」

 

「そ、そのようでございますね……」

 

?「一緒にいるのは……何でルパン三世が居やがるんだ?」

 

「それは……」

 

 

 

 パン!!

 

 ?は銃の引き金を引き、部下を射殺した

 

 

 

フキ「なっ……!? 自分の仲間に対してなんてことを……!」

 

?「別にお前の部下じゃねぇんだから、俺がどうしようと関係ねぇだろ、ったく使えねぇ。」

 

フキ(それに、何故こいつの動きをラジアータは予測出来なかったんだ……!?)

 

?「DAのAIは俺がハッキングしたからだよ。」

 

 

 

 フキの考えていたことは筒抜けだったかのように、?はそう答えた

 

 ?はプロのハッカーのようだ

 

 

 

?「このルパン一味も邪魔だな、まとめて消し去ってやるか。」

 

フキ(くそっ…! 何か方法はないのか……!?)

 

 

 

 ?の悪の計画が千束たちに迫ろうとするのをよそに、自分にも何かできないかと模索するフキであった

 

 

 

 

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ルパン「……」

 

 

 

 ルパンはリコリコの外で煙草をふかしながら一服していた

 

 その時、人の気配がしたため、ルパンが振り向く

 

 

 

ルパン「なんだ、千束か。」

 

千束「ルパンさんも黄昏れたりするんだね。」

 

ルパン「黄昏れてるってわけじゃねぇけどよ、とっつあんが心配なのさ。」

 

千束「とっつあんって……銭形警部のこと? あなたからしたら敵に当たる人なんじゃないの?」

 

ルパン「そうなんだけどよ、な〜んかとっつあんに追われてないと燃えねえんだよな。」

 

千束「先生からは銃撃されて重体だって聞いてるけど……」

 

ルパン「ま、とっつあんのことだから大丈夫だろ! お前さんも吸うか?」

 

千束「吸わないよ、私、未成年だよ?」

 

ルパン「あ〜っと、そうだったな。」

 

 

 

 その時、入り口のドアが開く

 

 やってきたのは不二子だった

 

 

 

ルパン「よぉ不二子、お前も黄昏れに来たのか?」

 

千束「も? やっぱりルパンさんも黄昏れてたんだ……」

 

不二子「ルパン、あなたにとっては朗報なのだけど……銭形が復活したそうよ。」

 

ルパン「だろうな〜、さすがとっつあんだぜ!」

 

 

 

 銭形が意識を取り戻したことを聞いたルパンは、ニヤリと笑い、また煙草に火を付けるのだった

 

 ちなみにこの情報は、クルミが警察病院をハッキングしたことで判明したことである

 

 

 

 

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 銭形警部が意識を取り戻して早数日……

 

 

 

 

銭形「ワシを撃った奴は一体誰だったんだ……」

 

 

 

 銭形は病室で1人、そう呟いていた

 

 すると、部屋をノックする音が聞こえたので、どうぞと尋ね人を通した

 

 

 

長官「銭形君、調子はどうかね?」

 

銭形「ちょ、長官!? これははるばる……!」

 

長官「ハハハ、そう緊張しなくてもよい、今日は君に報告があって来たんだ。」

 

銭形「報告……?」

 

長官「入りたまえ。」

 

 

 

 入ってきたのは、ヤタや三谷よりも若そうな青年

 

 一見頼りなさそうな風貌だが、警察バッジを上着に付けていた

 

 

 

七尾「初めまして! 今回、銭形警部の助手をさせていただくことになりました! インターポールの七尾です! よろしくお願いします!」

 

銭形「必要ない!」

 

七尾「え?」

 

銭形「ワシに相棒は要りません! 大体ヤタが居るじゃないですか!?」

 

長官「八咫烏君は、今から別の捜査に移ってもらうことになった、それで私が七尾君を推薦したんだ。」

 

銭形「こんな青二才に一体何が出来ると言うんですか!?」

 

 

 

 銭形は七尾刑事を青二才と言い放ち、部下に認めようとしない

 

 しかし長官としても七尾を助手として推薦したい為、説得を試みる

 

 

 

長官「銭形君、彼は優秀な刑事だ、もう決まったことだから変更は効かないのだよ。」

 

七尾「それに、僕は青二才じゃなくてれっきとしたインターポールの刑事なんです!」

 

銭形「むぅ……そこまで言うなら……」

 

 

 

 こうして銭形は、新人刑事を渋々受け入れるのであった

 

 

 

 

 

 







 今回の話はルパン三世のTVスペシャル、ワルサーP38のパロディを入れてみました

 本編完結したら番外編として、リコリスメンバーでルパン回をパロディしてみたというのもありですね


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