お待たせしました、今年最後の投稿です!
後半は、本編とは関係ない年末に関するエピソードとなっています
それではどうぞ!!
〜警察病院〜
阿部「お〜い、銭形〜?」
三谷「あれ? 銭形警部が居ない……?」
阿部刑事と三谷刑事は、銭形警部が入院している警察病院へお見舞いは来たのだが、その姿がない
看護師「そちらの方でしたら、昨日退院されましたよ。」
三谷「た、退院!? まだ意識が戻って3日なのに!?」
看護師「銭形様の身体を検査したのですが、どこにも異常は無かったので主治医の先生が退院させてもよいだろうと……」
阿部「にしても、早すぎないか……?」
相変わらず、銭形の化け物レベルの生命力に呆れる2人だった
阿部「ん? じゃあ銭形は今どこに居るんだ?」
看護師「さぁ、そこまでは……」
三谷「もしかしたら、あの七尾って助手が知ってるんじゃないですか!?」
阿部「その可能性はあるな。」
2人は早速、七尾刑事に電話を掛けたが……
阿部「繋がらねぇなぁ……」
三谷「こんな時に何してるんだよ……!」
?「あなたたち、銭形を探してるの?」
三谷「あなたは?」
声をかけたのは、カジュアルな服を着た女
そう、峰不二子だ
阿部「あれ? お前さんどっかで……」
三谷「こ、こいつ! ルパン三世の仲間の峰不二子ですよ! 捕まえましょう!」
不二子「私を捕まえるのは結構だけど、あなたたちは銭形を探してるんでしょ?」
阿部「ま、そんなところだな。」
不二子「ルパンの居場所も知りたいでしょ?」
阿部「何だ? 俺たちと取引しようってのかい?」
不二子「取引って程じゃないけど、銭形なら近くの定食屋で見かけたわよ?」
三谷「定食屋……!?」
不二子「それと……ルパンは原石島に居るわ。」
三谷「ま、待て!!」
三谷は不二子を追おうとするが、阿部に止められた
三谷「何で止めるんですか!?」
阿部「あの峰不二子って奴もルパンの仲間なんだろ? それなら例の原石島とやらで捕まえればいいじゃないか、とにかく銭形にこの事を報告しに行くぞ。」
三谷「あ、阿部さん!!」
こうして、阿部と三谷の2人の刑事たちは警察病院を後にするのだった
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〜定食屋〜
七尾「ぜ、銭形警部……? 何を食べてるんですか……?」
銭形「見て分からんか? 納豆かけご飯だ。」
七尾「納豆ってそんなにかき混ぜるものなんですか……?」
銭形「病院食じゃ力が入らんからな、こういうのを食べて元気つけた方が早いんだ。」
銭形は病み上がりながら、揚げ物や定食などを頼んでいる
人一人が食べるには、充分過ぎる量だ
その時、七尾がある写真を銭形に突き出す
銭形「これは……?」
七尾「昨日、東京に面する離れ小島の原石島にて撮影された写真です、ルパンに似てると思いませんか?」
銭形「確かに……これはルパンだ、だがどこでこの写真を?」
七尾「い、いや〜、警視庁のデーターベースを漁ってたら偶然……」
七尾曰く、国が管理しているデーターベースからたまたま写真を見つけたとの事
銭形「……それにしても、まだワシは君の事をよく知らなかったな。」
七尾「僕は先月からルパンを担当することになったばかりなんです。」
銭形「君がルパンを担当?」
七尾「はい、あの世界を股にかける大泥棒の捜査に関われるなんて感激だなぁ〜! ルパンを逮捕すれば、僕たち警視総監賞ものですよ!」
銭形「バカもん! ルパンはそんなに甘い男じゃない!!」
七尾「ひえっ!?」
銭形はルパンを軽視している七尾に対してキレた
七尾は予想外の返しに驚いている
その時、銭形の携帯が鳴り響く
銭形「……すまん、電話だ。」
席を立ち、外へ出た銭形は登録されていない番号にひとまず出てみることにした
銭形「もしもし、こちら銭形。」
?【よぉ〜、とっつぁん! 元気にしてたか〜?】
銭形「その声は……ルパン!! 貴様今どこに居るんだ!?」
ルパン【落ち着けっての〜! とっつあんは今頃、俺たちの所在が分かってるところなんじゃねぇの〜?】
銭形「部下からのタレコミで、お前のいる場所はもう分かってるんだ!」
ルパン【それなら話が早いや! にしても、八咫烏も中々やるよな〜!】
銭形「その情報を持ってきたのはヤタじゃない、最近ワシの相棒になった男だ。」
ルパン【……なるほど、とりあえず大事になとっつあん……俺たちは原石島で待ってるぜ。】
銭形「お前に心配される筋合いなどない!」
ルパンからの電話は切れたが、銭形のとある疑念は確信へと変わった
銭形「七尾、行くぞ! ルパンが居る原石島に!!」
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所変わって、原石島では……
千束「ふぅ〜、今日はやけに敵に襲われるね〜!」
たきな「確かに、昨日は何も無かったのに。」
千束「ねぇ、あなたは何で私たちを襲ったわけ?」
「い、言えない……言ったら殺されちまう……」
千束たちが拘束したピエロ軍団の一味は、目的を尋ねると酷く怯えて口を閉ざしてしまう
これでは、埒があかない
たきな「酷いですね……」
千束「う〜ん、部下から聞き出すのは難しいか〜。」
ルパン「そもそも、このピエロ一味は手下ですら素顔を知らないって話だ、もしかしたらこの近くに居たりしてな!」
次元「悪い冗談はよせルパン、ところでさっき誰と電話してたんだ? まさかまた不二子か?」
ルパン「なぁに、とっつあんとちょっとな。」
千束「あ、ルパンさん! あそこに洞窟があるよ!」
千束が見つけたのは、明らかに人工的に作られたであろう洞窟だった
入り口は2つあり、どちらに進むか、ルパンたちは悩む
たきな「大丈夫なんでしょうか? 敵の罠である可能性も……」
ルパン「よし、俺は右に行くから、千束は左に行ってくれ。」
千束「いいけど、何で私が左?」
ルパン「泥棒のカンってやつだよ!」
たきな「何ですかそれ……? 千束に万が一の事があったら許さないですよ?」
次元「ルパン、俺たちはどうするんだ?」
千束「そ〜だね、たきなたちは?」
ルパン「次元たちを待ってる敵さんの気配がするんだ、そいつらの相手をしてやんな。」
次元「任せな!」
たきな「了解です……」
こうしてルパンは右、千束は左の洞窟へと進み、次元とたきなはその場に待機するのだった
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※ここからは本編とは関係ない、年末をテーマにしたおまけ話です
ルパン「よぉ〜ミカ! 今、空いてるかい?」
ミカ「ルパンと次元じゃないか、久しぶりだな。」
次元「年末とはいえ、営業してるのはありがたいな。」
今日は今年最後の日
近所のお店も休業に入っているが、リコリコはいつも通り営業中である
ミカ「何にする?」
ルパン「やっぱここは……」
次元「バーボン一択だな!」
ミカ「分かった、少し待っててくれ。」
ルパン「そういや、千束たちはいねぇのか?」
ミカ「千束とたきなは買い出しに行ってる、ミズキは年末の婚活パーティー、クルミはその付き添いだ。」
ルパン「なるほど、そんなに男が欲しいなら俺が紹介してやるのに。」
ミカ「泥棒との結婚はお断りだって、こないだ言ってたぞ。」
ルパン「あらま、残念。」
ミカ「待たせたな、バーボン2つだ。」
そう雑談しているうちに、バーボンが完成した
ちなみにバーボンを頼んだことがあるのはルパンと次元だけで、リコリコでは裏メニューとして扱われている
千束「ただいま戻りました〜! お〜、ルパンさんたちいらっしゃい!」
ルパン「千束〜! 久しぶりだな〜!」
次元「よぉたきな、銃の腕は上がったか?」
たきな「ぼちぼちですね。」
そんな中で、千束とたきなが買い出しから帰ってきた
二人とも大きな買い物袋を抱えており、ミカも手伝っている
千束「ルパンさんたちが飲んでるのは〜……もしかしてウイスキー!?」
次元「あぁ、疲れた身体にはよく沁みるぜ?」
たきな「メニュー表には書かれてなかったと思うんですが……」
ミカ「今の所、頼んでくれたのはルパンと次元だけだよ。」
たきな「でしょうね……」
千束「はいはい〜! 私もあったかい飲み物欲し〜!」
ミカ「分かった、ちょっと待っていなさい。」
ミカは準備の為、厨房の奥へと入っていった
千束「ねぇねぇ、ルパンさんたちは今年、もう盗みはやらないの?」
たきな「何ですか、その質問……」
ルパン「今年はもう休業だな〜、年末だし。」
次元「泥棒にも、時には休みも欲しいってことさ。」
たきな「ルパンさんたちが有名な泥棒だってことは知ってますけど、裏世界の人たちから狙われたりしないんですか?」
ルパン「俺たちの命を狙おうとした殺し屋は幾千万と居たぜ? でもここ日本ならそんな事は起こらねぇだろ? だからのんびりと過ごすなら日本が1番だな。」
次元「ははっ、違いねぇ!」
ミカ「2人とも待たせたな、甘酒だ。」
ミカが千束たちに持ってきたのは甘酒だ
2人は未成年の為、アルコール類でない甘酒をミカが特別に作ったのである
ちなみにこれも、メニュー表には無い
千束「お〜ありがと! 甘酒なんて何年振りだろ〜?」
たきな「私もあまり飲んだことないですね。」
ルパン「さてと、今年はどんな一年だった?」
次元「俺はいつも通りの一年だったな、酒飲んで美味い煙草も吸えたし。」
たきな「今年も色々ありましたが、なんだかんだ楽しい1年だったと思います。」
千束「私も超絶楽しい1年だったよ! リコリコもこうして続けられてるし!」
ルパン「ヌフフ、俺は不二子ちゃんに年明けのプレゼントをずっと考えてんだよな〜、何がいいのかね〜……?」
次元「あんな女、ほっとけよ。」
ふと時計を見ると、もう少しで年を跨ごうとしていた
ミカ「この一年はあっという間だったな。」
千束「そうだね、先生。」
たきな「来年もいい年にしたいですね。」
ルパン「お、後少しで年明けだぜ。」
次元「よしっ……!」グビッ
次元は残っていたバーボンを飲み干す
時計の針は、新年の0時へとゆっくり進んでいくのだった
「「今年もよろしくね(な)、相棒。」」
そうして2人の相棒は、飲んでいたグラスを相手のグラスにカチンとあわせるのだった
というわけで、後半のエピソードは相棒同士で甘酒(ウイスキー)を飲み合う回にしました!
今年はルパン三世sideではルパンVSキャッツアイと実写版次元大介がPr○me Videoで配信され、リコリス・リコイルsideでは二期の制作が発表されましたね!
来年も両作品の新作を観たいところですね
それでは皆さん、良いお年をお過ごしください!!