彼岸花は燃えているか…?   作:ローマン

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 遅くなりましたが、本年もよろしくお願いします

 長くなったので、各キャラの視点で描かれる戦いを前後編に分けました

 それではどうぞ!!







それぞれの対決 前編

 

 

 

 

 

 ルパンと千束が洞窟へ入っていって数分後……

 

 

 

 

たきな「……!!」

 

次元「おいでなすったか。」

 

 

 

 たきなたちの前に現れたのは、霧に潜むスナイパーのグンジ

 

 足元には、大量の銃火器が置かれている

 

 

 

グンジ「次元大介と……井ノ上たきなだな?」

 

たきな「あなたは?」

 

グンジ「私の名はグンジ、この島のボスに雇われた殺し屋だ。」

 

次元「ほぉ、それでお前さんが俺たちの相手ってわけか。」

 

グンジ「そういうことだ、次元大介、お前とは以前から勝負したいと思っていた。」

 

次元「随分武器を多用するんだな、それがお前の戦闘スタイルか?」

 

グンジ「これはお前たちへのハンデだ。」

 

たきな「え?」

 

グンジ「お前たちの銃だけでは物足りないと思ってな。」

 

 

 

 グンジは自分はスナイパーであるため、拳銃を使うたきなたちにハンデとして、足元にあるライフル銃を使っていいと言っているのだ

 

 

 

次元「こりゃあ、舐められたもんだな。」

 

たきな「そんなもの使わなくても、私はあなたを倒せます。」

 

グンジ「そうか、それは残念だ。」

 

次元「待ちな、俺は一丁貰うぜ。」

 

たきな「次元さん!?」

 

次元「折角、良い銃を譲ってくれるんだ、こんな機会はそうそうないぜ?」

 

たきな「……なら私も、一丁受け取っておきます。」

 

 

 

 次元は、グンジが差し出したライフル銃を貰う気満々のようだ

 

 たきなは驚いていたが、プロのガンマンである次元がライフル銃を選び始めたため、自分も渋々受け取ることにした

 

 

 

グンジ「用意は出来たか? それじゃあ始めるとしよう……」

 

たきな「き、消えた!?」

 

 

 

 仕掛けてきたのはグンジからだ

 

 グンジは赤黒い煙に包まれると、姿を消してしまった

 

 

 

次元「くそっ、何処へ行きやがった!?」

 

たきな「次元さん、あそこです!!」

 

 

 

 グンジは木の上からライフル銃を構えていた

 

 2人は間一髪でその銃弾を避けた

 

 

 

たきな「敵はテレポートが使えるみたいですね。」

 

次元「二手に分かれるぞ、そこから挟み撃ちだ。」

 

たきな「了解、それと次元さんにはこれを。」

 

 

 

 次元とたきなは二手に分かれ、森の奥へと進んでいく

 

 その前にたきなが渡したのは、通信機だった

 

 

 

たきな「……次元さん、そちらはどうですか?」

 

次元【あぁ、気分は最高だぜ。】

 

たきな「最高なんですか……?」

 

次元【おっと、奴は俺のことを狙ってるみたいだな。】

 

 

 

 その直後、2発の銃声が鳴り響く

 

 2つとも全く音が異なるため、別人が撃ったもので間違いない

 

 

 

次元【すばしっこいな、引きつけてくれるか?】

 

たきな「分かりました!」

 

 

 

 たきなは1発発砲すると、赤黒い霧はたきなの方へ向かってきた

 

 

 

たきな(よし、こっちに来た……!)

 

 

 

 確実に後は次元が仕留めれば勝利できた……はずだった……

 

 

 

たきな(後ろから敵の気配が……んぐっ!? 口を押さえつけられて……!?)

 

 

 

 たきなは何者かに口を押さえられたのだが、その肝心の敵の姿がない

 

 

 

次元【たきな、どうした!? どうしたんだ!?】

 

たきな「んっ……ぐぅ……!」

 

?「お前が井ノ上たきなか、フフフ、中々味のありそうな女……」

 

 

 

 そしてたきなは腹部を殴打され、気を失ってしまった

 

 次元との通信もそこで途絶えてしまう

 

 

 

次元「くそっ、たきなの奴、どうしちまったんだ……!」

 

 

 

 たきなの行方が分からなくなる中、次元は1人、森の中を駆け抜けながらグンジと交戦しているが、霧の消える動きが読めず、中々決着がつかない

 

 

 

グンジ「どうした? 私の動きが読めないのか?」

 

次元「汚ねぇぞ! 男なら正面から正々堂々勝負しやがれ!」

 

グンジ「そちらが来ないのなら、こちらから行くぞ。」

 

 

 

 グンジは遂にライフルを構え、次元に向け発砲する

 

 狙いは外れたが、その足元から炎が舞い上がった

 

 

 

次元「くっ! 焼夷弾か!」

 

グンジ「そんなものか次元大介、お前の実力は。」

 

 

 

 次元は反撃しようとするが、撃っても撃ってもグンジに当たらない

 

 こうして、苦戦を強いられるたきなと次元だった

 

 

 

 

 

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 〜喫茶リコリコ〜

 

 

 

 

不二子「ミカ、クルミは居る?」

 

ミカ「クルミなら2階の押し入れだと思うが。」

 

不二子「ありがとう!」

 

 

 

 不二子と、一緒についてきた五エ門は急ぎ足だ

 

 一体何があったというのかと、ミカは少し疑問に感じる

 

 

 

クルミ「おっ、噂をすれば……」

 

不二子「クルミ、頼みたいことがあるの!」

 

クルミ「原石島の爆弾……だろ?」

 

五エ門「何故そのことを!?」

 

クルミ「さっき爆弾が仕掛けられてることが分かったんだ、解除スイッチは恐らく親分さんが持ってるな。」

 

不二子「その爆弾の解除方法は?」

 

クルミ「今調べてるところだ、けどこいつはやり手のハッカーだからプログラムとか結構複雑だろうな……」

 

 

 

 クルミは頭を抱えていた

 

 何故ならピエロ軍団のボスは、自分と同じプロのハッカーだったからだ

 

 

 

ミズキ「あれ? 不二子に五エ門さん? こんな時間にどうしたってんだ?」

 

不二子「大変なの! ルパンたちが向かった原石島には爆弾が仕掛けられてるのよ!」

 

ミズキ「ば、爆弾!? それって何とかならない訳!?」

 

クルミ「難しい回路だけど、可能な限りやってみる!」

 

 

 

 クルミも必死にPCを打ち込んでいるようだが、かなり難航している様子だ

 

 

 

クルミ「解除装置はおそらくあの島にあるな。」

 

五エ門「それならば……」

 

ミカ「私たちが行くしかない。」

 

 

 

 島ごと爆破しようとしているボスの陰謀を阻止するべく、ミカたちが立ち上がった

 

 

 

ミズキ「正気!? 敵もわんさか居るって千束たちが言ってたのに!?」

 

ミカ「千束たちは、爆弾のことを知らないだろう?」

 

五エ門「ならば、我らが助太刀するまで!」

 

不二子「それに、お宝が海に沈むのなんて見たくないもの。」

 

クルミ「仲間の心配はしないのかよ……」

 

 

 

 不二子の発言に、思わずクルミがツッコミを入れた

 

 そんなこんなで、ミカたちも原石島に向かうことになったのだった

 

 

 

 

 

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ルパン「はぁはぁ……どんだけ続くんだよ〜、この洞窟は……」

 

 

 

 ルパンは1人、洞窟内を進んでいた

 

 もう1時間近く進み続けているが、一向に出口が見えてこない

 

 

 

ルパン「お?」

 

 

 

 そんな矢先、目の前に光が差してきた

 

 その先に広がっていたのは、多数の機械が置かれた研究施設のような場所だった

 

 

 

ボス「来たな、ルパン三世。」

 

ルパン「よぉ〜! あんたが親分さんかい?」

 

ボス「いかにも、ここまで来てくれたことに感謝するよ。」

 

ルパン「おいおい〜、俺は感謝されるようなことは何もしてねぇぜ?」

 

ボス「君が……いや、君たちがこの島に来てくれたことが嬉しいんだよ。」

 

ルパン「なるほど、リコリスのことか。」

 

ボス「フハハ! リコリスだけでなくルパン一味まで滅ぼせるとは、こんな絶好な機会はない!」

 

 

 

 ボスは高らかに笑い、リモコンのスイッチを押す

 

 奥にある巨大なカーテンが開くと、そこには沢山のリコリスが縄に縛られていた

 

 

 

ルパン「随分とひでぇことするじゃねぇの。」

 

ボス「リコリスみたいなものがいるから俺たちは満足して生きれない、そうだろ? ルパン三世。」

 

ルパン「そんなの俺には関係ねぇよ、盗みたいものがあるならリコリスよりも先に盗み出せばいいだけの話さ。」

 

ボス「……どうやらお前とは意見が合わないらしいな、それならこいつらは処刑しても大丈夫だよな。」

 

ルパン「いいのか? そのスイッチで?」

 

ボス「何だと? これはっ……! いつの間に!?」

 

 

 

 ボスの手に握られていたのは、タバコに火をつける用のライター

 

 こっそり、ルパンがすり替えたのだ

 

 

 

ルパン「ひとつ聞かせてくれないか?」

 

ボス「な、何だ?」

 

ルパン「お前さん、本当はボスじゃないだろ?」

 

 

 

 

 







 原石島に仕掛けられた爆弾、たきなの安否、そしてルパンが言うボスの正体とは……!?

 次回の後編もお楽しみに!!




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