彼岸花は燃えているか…?   作:ローマン

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 さぁ、遂にこのサブタイトルが出てきてしまいました笑

 はたして、お宝の正体と行方は……!?

 それではどうぞ!!








ルパンvs千束

 

 

 

 〜原石島〜

 

 

 

 

ルパン「原石島にカムバ〜ック!」

 

不二子「ルパン、お宝の在りかは聞き出せたの?」

 

 

 

 島では、不二子たちが待っていた

 

 拐われていたリコリスたちの姿は無く、既に撤退した後のようだった

 

 

 

ルパン「あぁ、お宝はこの島の地下にある、そこに辿り着けばお宝は目の前だぜ!」

 

クルミ「……あった、やっと島の断面図が映ったぞ。」

 

 

 

 クルミのタブレットには、原石島の断面図が映し出されていた

 

 先程まで、お宝に繋がる抜け道は映し出されておらず、七尾のバックドアを探し出したところ、この隠し通路の存在が明らかになったのである

 

 

 

ミズキ「つまり、ここにDAの秘密が隠されてるってわけ?」

 

次元「そういうことだろうな、俺たちの狙いはお宝の方だが。」

 

千束「そうと決まったなら、早く行こうよ〜! リコリスの秘密ってどんなのかな〜?」

 

 

 

 こうして一向が向かったのは、島の爆弾を解体したあの地下研究施設

 

 

 

たきな「なるほど、ここに爆弾があったんですね。」

 

ルパン「問題なのはこの先だ、五エ門、ちょちょいと斬ってもらえるか?」

 

五エ門「心得た……デヤッ!!」

 

 

 

 そして五エ門が正面の壁を斬ると、また別の壁が現れる

 

 

 

不二子「ただの壁じゃない?」

 

クルミ「いや、そんなことも無さそうだぞ。」

 

ミカ「なるほど、隠し扉か。」

 

 

 

 壁をそっと押すと、ゆっくりと扉のように開いた

 

 その先は金庫室のようになっており、莫大な財宝が転がっている

 

 

 

不二子「凄いわルパン! こんな金銀財宝、世界中探しても見つからないわよ!?」

 

ミズキ「こ、これって本物の金貨……!?」

 

次元「こいつは凄ぇや!」

 

たきな「千束……」

 

千束「もちろん、司令からの命令は忘れてないよ。」

 

 

 

 財宝に喜ぶ一同を横に、千束とたきなはDAの秘密を抹消すべく、そのお宝を探し始める

 

 その中で、一つだけガラスケースに入った書類を見つけた

 

 

 

たきな「千束、それって……」

 

千束「間違いないね、これがDAの消したかったっていう情報だよ。」

 

たきな「……!? 千束、危ない!!」

 

 

 

 その時、千束の背後で銃声が鳴り響く

 

 間一髪、千束はたきなの声もあり、銃弾を回避することに成功した

 

 そして、発砲した人物は……

 

 

 

千束「……どうしちゃったのルパンさん、DAの情報は私たちが抹消するって言ったよね?」

 

ルパン「俺は悪党だ、嘘だって平気で言うし、人だって殺すぜ?」

 

 

 

 なんと、銃を撃ったのはルパン本人だった

 

 

 

たきな「っ……! やっぱり……!!」

 

次元「動くな! 下手な真似はしないでもらおうか。」

 

ミズキ「ルパンさん、どうしちゃったんだよ……って、なっ……!?」

 

五エ門「ミズキ殿たちも、下手な真似をすれば……斬る!!」

 

ミカ「……たきな、ここはルパンたちの言う通りにしよう。」

 

クルミ「そうするしかないみたいだな。」

 

たきな「そ、そんな……!」

 

 

 

 千束以外のリコリコメンバーも、次元たちに銃や刀を向けられており、身動きが取れない状態になった

 

 

 

千束「それで? ルパンさんは何が目的なの?」

 

ルパン「簡単なことだ、俺たちもDAの情報も欲しいのさ。」

 

千束「別に要らないでしょ? DAじゃないんだし。」

 

ルパン「リコリスが居たんじゃ日本で盗みを働くことが難しくなっちまう、この秘密が書かれた書類を持ってりゃ、リコリスは俺の手中にあるも同然ってことになるからな〜、メリットは大きいぜ?」

 

千束「じゃあさ、私から提案いい?」

 

ルパン「何だ?」

 

千束「ルパンさんがその書類を持って、この島から出られたらお宝も含めてその書類は諦めるよ。」

 

たきな「ちょ、ちょっと千束!?」

 

ルパン「俺はとっつあんからいつも追いかけられてるからな〜、逃げ足には自信があるぜ。」

 

千束「逆に私がルパンさんを捕まえられたら、書類もお宝もDAのもの……ってのはどうかな?」

 

次元「フッ、こいつは面白そうだな。」

 

 

 

 千束の提案を聞きながら、ルパンはタバコを咥える

 

 一息ついた後、ルパンはこう口を開く

 

 

 

ルパン「じゃ早速始めるとするか、1vs1の勝負だ、次元たちは手を出すなよ?」

 

次元「へいへい。」

 

たきな「千束……」

 

千束「大丈夫大丈夫! ルパンさんにDAの秘密は渡させないから!」

 

 

 

 ルパンvs千束

 

 果たして、この勝負を制するのはどちらなのだろうか……?

 

 

 

 

________________________________________

 

 

 

 

 〜海上〜

 

 

 

 

阿部「しかし、随分とおかしな話だな〜、原石島から飛行機が飛んだなんて。」

 

三谷「あの島は無人のはずですし、飛行機なんて無いはずなのに……」

 

阿部「しかもその飛行機が墜落したってんだから、訳が分からないよなぁ。」

 

八咫烏「銭形警部から連絡がないってことは、島に何かがあったに違いない! 早く警部を見つけないと……!」

 

 

 

 八咫烏たちはヘリと海上保安庁の力を借りて、原石島へと向かっていた

 

 三人はヘリに乗って、上空から飛行機を捜索している

 

 

 

八咫烏「あった! あれ、墜落した飛行機じゃないですか!?」

 

 

 

 八咫烏が双眼鏡越しに見つけたのは、後ろ半分が浮かんだ状態で墜落した飛行艇だった

 

 よく見ると、上着のコートを振り回し、こちらに叫んでいる人物も確認できた

 

 

 

八咫烏「先輩だ! 銭形警部がこっちに救援を求めてる!」

 

阿部「海上保安庁聞こえるか? 前方1km先に墜落した飛行機を発見、生存者が居る模様、大至急救出してくれ。」

 

 

 

 助けを求めていたのは銭形警部と、逮捕されたばかりの七尾だった

 

 そしてヘリに乗った三人も、海上へと降り立つ

 

 

 

八咫烏「先輩、大丈夫でしたか!?」

 

銭形「ワシなら心配いらん、それよりも七尾を……」

 

阿部「やっぱりこの新人が犯人だったのか、よし来い。」

 

三谷「銭形警部、ルパン三世はどうしたんですか!?」

 

銭形「ルパンはワシが乗った飛行艇から脱出した、一人の少女と一緒にな。」

 

八咫烏「少女ですか……?」

 

銭形「ルパンの仲間かもしれん、早速手配だ。」

 

八咫烏「はい!」

 

 

 

 こうして、銭形たちも現場から引き上げるのだった

 

 

 

 

____________________________________________

※イメージBGM

MAGUNUM DANCE 2018 大野雄二

(ルパン三世PART5 オリジナルサウンドトラックFRENCHより)

or

頭脳明晰 睦月周平

(リコリス・リコイル オリジナルサウンドトラック2より)

 

 

 

 

ルパン「それじゃあ……行くぜ!!」

 

 

 

 ルパンは時計のワイヤーを使うと、壁に引っ掛けて空を這うように移動し始めた

 

 

 

千束「ルパンさん、そんなのあり〜!?」

 

ルパン「へっへ〜! 追いつけるもんなら追いついてみな〜!」

 

千束「大丈夫、私だって……!」

 

 

 

 千束はルパンのように特殊な機械などは持ち合わせていないのだが、彼女には充電切れを起こさない限り、無尽蔵のスタミナを誇る人口心臓がある

 

 そして千束は徐々に距離を詰めていくと、ルパンの時計ワイヤーを撃ち切った

 

 

 

ルパン「あら〜!?」

 

千束「あらら〜? ちょいとやり過ぎちゃったかな?」

 

 

 

 千束は直ぐに駆け寄るも、ルパンの姿はない

 

 

 

千束「ホント、逃げ足速いんだから〜。」

 

 

 

 千束は再び、ルパンを追い始めた

 

 ルパンは島の3分の2の地点に達しており、島の端っこまであと僅かという距離に迫った

 

 だが、横の茂みから……

 

 

 

千束「逃がさないよ!」

 

ルパン「ゲッ!? いつの間に!?」

 

 

 

 千束が距離を詰めながら現れた

 

 ルパンは一度足を止め、千束の方を振り返る

 

 

 

ルパン「このままじゃあ埒が明かねぇな〜、ここで勝負決めるとすっか。」

 

 

 

 ルパンは愛銃のワルサーP38を取り出すと、千束に向けて発砲する

 

 対する千束も、弾の装填をしながらルパンとの距離を縮めていく

 

 

 

千束「……!!」

 

ルパン「いっ……!?」

 

 

 

 千束はルパンの銃を弾き飛ばし、ワイヤーガンを使ってルパンを縛り上げた

 

 そして銃を横向きに構えると、胴体に向けて押し当てる

 

 しかし、千束は引き金を引かなかった

 

 

 

ルパン「……どうした? 撃たないのか?」

 

千束「……この勝負、引き分けだね。」

 

 

 

 千束の勝利かに見えたが、縛られた状態のルパンは唯一動かせる右腕を使い、千束の顎の下でライターを構えていた

 

 

 

ルパン「流石だな、俺がライターを持ってなきゃ、今頃御陀仏だったぜ。」

 

千束「私の銃は非殺傷弾だから大丈夫、かなり痛いけどね。」

 

たきな「千束〜!!」

 

 

 

 そして、遠くからたきなたちの声が聞こえてくる

 

 

 

不二子「ルパン、勝負はどうなったの!?」

 

ルパン「引き分けだ、お互い相討ちってことで!」

 

クルミ「じゃあ、お宝の方はどうするんだ?」

 

千束「ルパンさんはお宝を好きにしていいよ、その代わりこの書類は私たちの物ってことで!」

 

ルパン「あぁ、それでいいぜ。」

 

 

 

 最終的に勝負は引き分けに終わったため、ルパンたちはお宝を、千束たちはDAに関する書類を手にすることになったのだった

 

 

 

 

 

_____________________________________________

※イメージBGM

 

絆 睦月周平

(リコリス・リコイル オリジナルサウンドトラック2より)

or

DANGEROUS CRYSTAL 大野雄二

(ルパン三世VSキャッツアイ オリジナルサウンドトラックより)

 

 

 

 〜地下〜

 

 

 

 

 そして一同は、再び地下のお宝がある場所へと戻ってきた

 

 

 

たきな「千束、その書類には何が書かれてるんですか?」

 

千束「興味ある?」

 

たきな「いえ、司令に頼まれていたものなので特には……」

 

千束「ルパンさん、さっきのライター貸してくれる?」

 

ルパン「あぁ、いいぜ。」

 

 

 

 千束はルパンからライターを借りると、その書類に火を付け始めた

 

 

 

ミズキ「千束、おまっ!?」

 

千束「これも要らないよね。」

 

不二子「な、何でお宝まで!?」

 

 

 

 更に千束は、お宝に向けても火を放ち始める

 

 火はあっという間に燃え広がり、高温の影響でお宝は見る影も無くなっていった

 

 

 

不二子「ちょっと、これは一体どういうことなのよ!? お宝が全部丸焦げじゃない!!」

 

ルパン「不二子、あいつらが手にしていたお宝は、沢山のヒガンバナを枯らして手に入れた負の遺産なんだ、俺たちに盗む価値なんて初めから無かったんだよ。」

 

不二子「……どういうこと?」

 

ミカ「なるほど、それがルパンの美学ってやつなんだな。」

 

 

 

 ルパンの言葉に不二子は?を浮かべていたが、次元と五エ門は何かを理解したような表情を浮かべていた

 

 

 

ルパン「そろそろずらかった方がいいかもな、警察の連中が嗅ぎつけてきそうだしよ。」

 

たきな「えぇ、早く撤退しましょう。」

 

クルミ「ミズキ〜、ヘリ頼んだ。」

 

ミズキ「わ、分かってるっつうの!」

 

不二子「ねぇ、ルパンってば〜!」

 

次元「不二子、今回ばかりは諦めな。」

 

五エ門「同じく。」

 

千束(安らかにね、ヒガンバナさんたち……)

 

 

 

 千束は心の中でそう呟くと、ルパンたちと共に原石島を後にするのだった

 

 ちなみに書類に書かれていたリコリスの秘密は、七尾の一族は明治時代から暗躍する裏社会の暗殺者だったこと、そして多くのリコリスが犠牲になっていたことが記されていたのである

 

 そして書類の件は、戦いの途中で焼け焦げてしまったと上手く司令には説明したらしい

 

 

 

 

 

 







 実質、最終回みたいな感じですが、日常回的な次回をもって完結です

 イメージBGMに共感してくれる方が居たら、作者はとても嬉しいです!

 というわけで次回、泥棒とリコリス

 チャンネルは決まったぜ!!





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