彼岸花は燃えているか…?   作:ローマン

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 後書きにおいて大事なお知らせがあります

 それではいよいよ最終回です!

 どうぞ!!







最終回 泥棒とリコリス

イメージOP

リコリス・リコイルのテーマ 

睦月周平

(リコリス・リコイル オリジナルサウンドトラック1より)

 

 

 

 

千束「ん〜! 今日も良い天気!!」

 

 

 

 東京都内にある一件のセーフハウス

 

 その場所に、リコリコの看板娘兼ファーストリコリスの錦木千束が居た

 

 千束はコーヒーを飲みながら朝のニュースを見ていたのだが、電話の音が鳴ったためテレビを消す

 

 

 

千束「おはよう、先生。」

 

ミカ「千束、体調はどうだ?」

 

千束「バッチリだよ! 先生は?」

 

ミカ「私も絶好調だ、また後でな。」

 

 

 

 ミカからの電話が切れると、千束は足早に支度を始める

 

 

 

千束(大きな街が動き出す前の静けさが好き。平和で安全、綺麗な東京。日本人は規範意識が高くて、優しくて温厚。法治国家日本、首都東京には危険など無い。社会を乱す存在を許してはならない、存在していたことも許さない、消して消して消して綺麗にする。危険は元々無かった、平和は私たち日本人の気質によって成り立ってるんだ、そう思えることが一番の幸せ。それを作るのが私たちリコリスの役目……なんだってさ!)

 

 

 

 千束は旧電波塔と延空木を見上げながら、今日もスクーターを走らせるのだった

 

 

 

 

_____________________________________________

 

 

 

 

 しばらくスクーターを走らせていると、千束が勤務している喫茶リコリコへと到着する

 

 

 

千束「千束が来ました〜! おっ! 今日はルパンさんたちも来てるんだね、いらっしゃい!」

 

ルパン「よぉ、千束〜! ここを発つ前にリコリコのスイーツを食べたくなっちまってよ〜、つい来ちまった。」

 

千束「そういえばルパンさんって日本人なの? アルセーヌ・ルパンってフランスの人じゃなかったっけ?」

 

ルパン「聞きたいか?」

 

千束「後で聞かせてもらおうかな、私はほら、店番があるからね!」

 

 

 

 千束は着替えのために、奥の部屋に入っていく

 

 今来店してるのは店番をしているミカと千束を除くルパンと次元のみで、他にお客さんは居ない

 

 

 

次元「五エ門は連れて来なくてよかったのか?」

 

ルパン「あいつは断食修行をするために、中国に行くんだとさ。」

 

 

 

 そんな話をしていると、もう一人の看板娘がやってくる

 

 

 

ミカ「たきな、おはよう。」

 

たきな「おはようございます、店長。」

 

ルパン「よぉ、たきな〜! あれからどうだ?」

 

たきな「本当大変でしたよ……司令から質問攻めにあって……」

 

次元「DAの秘密は、全部灰になっちまったんだもんな。」

 

ルパン「どっちみち、DAの情報は消滅したんだから、それで良かったんじゃねぇか?」

 

たきな「なので最悪の事態は免れました、そもそも、あなたたちが首を突っ込んだりしなければあんなことには……!」

 

千束「たきな、今はお客さんだよ?」

 

ルパン「お、来たな!」

 

 

 

 たきながルパンたちへの愚痴を漏らそうとしたところで、着替え終わった千束が戻ってきた

 

 

 

千束「ルパンさんってさ、これからどうするつもりなの?」

 

ルパン「これからか? そうだなぁ〜、しばらく日本を離れるとするかな〜。」

 

千束「私たちが怖いんだ?」

 

ルパン「な訳ねぇだろ、リコリスが何人居ようが俺たちには関係ねぇよ、な! 次元?」

 

次元「あぁ、俺たちは俺たちなりの美学を貫くだけだ。」

 

 

 

 その時、二人の男が店に入って来た

 

 アイコンタクトを取ったルパンたちは、直ぐに2階へと隠れる

 

 

 

ミカ「いらっしゃい。」

 

銭形「マスター、この店のおすすめを頼む!」

 

八咫烏「俺も同じのでお願いします!」

 

 

 

 リコリコにやって来たのは、銭形警部と部下の八咫烏刑事だった

 

 

 

八咫烏「しかしどうなってるんでしょう……ルパンと居た少女が身元不明って……」

 

銭形「もしかすると、日本人じゃないのかもしれないな。」

 

たきな「お待たせしました……あれ、ルパンさんは……?」

 

千束(た、たきな〜!? う〜っ、タイミング悪過ぎ……)

 

 

 

 ここで、着替えを済ませたツインテール姿のたきなが現れる

 

 当然たきなの声は、銭形にも聞こえてしまい……

 

 

 

銭形「ルパン!? ルパンと言ったかお嬢さん!?」

 

たきな「えっ!? いや、それは……」

 

ミカ「この子はアルセーヌ・ルパンの小説にハマってるんです、ご存じなんですか?」

 

銭形「あ、あぁ、ワシはルパンという男を追いかけていてな、奴とは運命の赤い糸で結ばれとるんだ!」

 

ルパン(とっつぁん、ちょっと気味悪いぜ〜……)

 

 

 

 ちなみにたきなは一度銭形と原石島で会っているが、ツインテールという髪型とリコリコでの服を着ていたためか、バレることはなかった

 

 

 

八咫烏「君、ルパン三世について何か知らないか?」

 

たきな「さぁ……? 彼らは世界各地を飛び回ってると聞いたことがあるので、もしかしたら日本には居ないんじゃないですか?」

 

銭形「それもあり得るな、ヤタ、捜査を再開だ!」

 

八咫烏「先輩、注文したのまだ来てないですよ?」

 

銭形「そ、そうだった……」

 

 

 

 ちなみに銭形と八咫烏が頼んだのは、千束スペシャルのパフェ

 

 ゴム弾と同じく、リコリコが赤字になるきっかけを作ってしまったパフェである

 

 その後、たきなが新メニューを考えたが……この先は言わないでおこう……

 

 そしてパフェを食べ終えた二人は、捜査へと戻っていくのだった

 

 

 

ミカ「……ルパン、もう出て来ても大丈夫そうだ。」

 

ルパン「ったく〜、とっつあんも鼻が効くんだから〜。」

 

たきな「ルパンさんと銭形警部は、一体どんな関係なんですか?」

 

ルパン「話すと長くなるが、俺たちにとっての最大の敵……かな?」

 

千束「ライバルってことだね!」

 

次元「ところでよ、このホットチョコレートパフェってのは何だ?」

 

たきな「そ、それは……」

 

 

 

 次元はメニュー表に載っている、たきな考案のチョコレートパフェを指差した

 

 見た目が完全にアレであるパフェだ

 

 

 

次元「見た目は色々言われてるが、味は良いって評判だ、一つ貰おうか。」

 

ルパン「俺も一つ!」

 

たきな「あ、ありがとうございます……!」

 

ミカ「良かったな、たきな。」

 

 

 

 そして、ルパンと次元は例のチョコレートパフェを食すのだった

 

 ルパンたち曰く、味はとても良かったが、見た目が……という評価だったらしい

 

 

 

千束「ルパンさん、また会えるかなぁ〜?」

 

ルパン「まぁ、いつかな……」

 

たきな「犯罪を犯そうものなら、私たちは容赦しません。」

 

次元「その時に、また会うかもな!」

 

 

 

 こうして、ルパンと次元はリコリコを去るのだった

 

 

 

 

___________________________________________

 

 

 

 

 〜押入れ〜

 

 

 

 

クルミ「あれから一週間か……」

 

アミ【時間が過ぎるのって本当にあっという間ね。】

 

クルミ「まさか、アミからそんな言葉が出てくるとは思わなかったよ。」

 

アミ【ツインタワーに閉じ込められたままだったら、分からなかった感覚ね。】

 

 

 

 クルミは、ルパンと面識があるアミとパソコン通話をしていた

 

 アミは現在、パダール王国にあるアヌシー学院に通っている

 

 

 

クルミ「ところで、何であの時助けてくれたんだ?」

 

アミ【あの時?】

 

クルミ「検索したわけじゃないのに、あの島の断面図がボクのタブレットにインストールされてた、こんなこと出来るのはアミしか居ないと思ってな。」

 

アミ【フフッ、分かった?】

 

クルミ「それに、七尾の通信機をハッキングしたのはアミだってルパンから聞いた、そんなことが出来るのは、ハローアンダーワールドさんぐらいしか居ないもんな。」

 

アミ【そうね、ウォールナットさん?】

 

クルミ「ウォールナット? そいつは死んだんじゃなかったのか?」

 

アミ【フフッ、そろそろ授業があるから切るわね。】

 

クルミ「あぁ、頑張れよ。」

 

 

 

 こうして、クルミはアミとの通話を終えた

 

 

 

ミズキ「また押入れに篭ってる、さっさと働け!」

 

クルミ「はいはい〜。」

 

 

 

 そして、クルミもリコリコの業務へと向かうのだった

 

 

 

 

________________________________________

 

 

 

 

 〜深夜の都内某所〜

 

 

 

 

次元「なぁルパン、俺はどうも嫌な予感がするんだ。」

 

ルパン「嫌な予感? 気のせいだろ!」

 

次元「なら、良いんだけどな。」

 

ルパン「俺たちが何も盗まずに日本とおさらば〜! なんてするわけないだろ、今回は不二子ちゃんの頼みなんだからよ!」

 

 

 

 ルパンたちが忍び込んでいるのは、都内某所の美術館

 

 そこに飾られている絵を不二子が欲しいと言っていたのを思い出し、日本を発つ前に盗んでおこうとルパンは考えたのだ

 

 

 

ルパン「これでよしっと! さぁ次元、さっさとズラかろうぜ!」

 

次元「おぉ、やったか!」

 

 

 

 警報装置が鳴り、大勢の警備員が駆けつけて来るが、ルパンたちは変装によって、見事出し抜くことに成功するのだった

 

 

 

次元「ハハッ! いつにも増して簡単だったな!」

 

ルパン「日本のセキュリティはまだまだってことだよ。」

 

 

 

 そうして車を走らせていたルパンたちだったが、一台の赤いスーパーカーが道を塞ぐように停まっていた

 

 目の前には、銃を構える二人の少女の姿が

 

 

 

千束「さっきぶりだね〜ルパンさん。」

 

たきな「日本を発つと言ってましたが、こんな所で何してるんですか?」

 

次元「さて、どうするルパンよ?」

 

ルパン「俺はルパン三世だぜ? こんな所で諦めてられっかよ〜!」

 

次元「違ぇねぇ!」

 

たきな「必ず捕まえます!」

 

千束「たきな〜! 命、大事にだよ〜!」

 

 

 

 泥棒とリコリスが対峙する、一つのお宝を巡って……

 

 この勝負の結末は……彼らのみが知るだろう

 

 

 

 

_________________________________________

最終回イメージED

THEME FROM LUPIN Ⅲ '89

大野雄二

(TVSP ルパン三世 バイバイリバティー・危機一髪 MUSIC FILEより)

 

 

原作

Spider Lily、モンキー・パンチ

 

企画

ローマン

 

 

 

       登場キャラクター

 

 

 ルパン三世          錦木千束

 

 次元大介           井ノ上たきな

 

 石川五エ門          中原ミズキ

 

 峰不二子           クルミ

 

 銭形警部           ミカ

 

 八咫烏五郎          楠木司令

 

 アミ・エナン         春川フキ

 

                乙女サクラ

 

                阿部刑事

 

                三谷刑事

 

         七尾刑事

 

         ボス

 

         グンジ

 

         ミツシゲ

 

         サエジマ

 

         マルセル・ポー

 

 

 

 

イメージOP

ルパン三世のテーマ

島谷ひとみ

 

イメージED

花の塔

さユり

 

 

イメージBGM

反撃開始

睦月周平

 

THEME FROM LUPIN Ⅲ '97

大野雄二

 

スーパーヒーロー

トミー・スナイダー

 

命大事に、ね!

睦月周平

 

MAGUNUM DANCE 2018

大野雄二

 

頭脳明晰

睦月周平

 

睦月周平

 

DANGEROUS CRYSTAL

大野雄二

 

リコリス・リコイルのテーマ

睦月周平

 

 

スペシャルサンクス

リコリス・リコイル、ルパン三世に関わった全てのスタッフ、ファン、そして読者の皆様

 

投稿サイト

ハーメルン

 

 

 

 







 ここまで読んでくださりありがとうございました!

 今回の話を最終話とする予定でしたが、皆様からの好評を受け、第二章の投稿をすることと致しました!

 どちらも好きな原作で、コラボしたらどうなるのかなと想像しながら描いていた本作ですが、実はいくつか他の話のプロットも浮かんでおり、それらを描いていこうかと考えています

 それでは、次章もご期待下さい!!





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