リコリス・リコイル2周年!!
そして本小説も初投稿から1年……お待たせ致しました!!
遂に第二章が始まります!!
メインとなるキャラクターは次元大介と……あるリコリスです!!
それではどうぞ!!
さすらいのガンマンが教官になった日
次元「おいおい、俺をどこへ連れて行こうってんだ?」
「黙って歩け!」
次元は黒いフードを被った人物に、背後から銃を押し付けられ、街中を歩かされていた
しばらく歩いていき、都心から離れた場所まで来ると、見覚えのある建物が次元の目に映る
次元「ここは……DAの本部じゃねぇか、最初からそう言ってくれりゃあ良かったのによ。」
そして受付前まで来ると、銃を向けていた黒フードと入れ替わりで、ある人物が現れた
楠木「次元大介、よく来たな。」
次元「無理矢理連れて来られたけどな、DAの親分さんが俺に何の用だ?」
楠木「司令室に案内する。」
言われるがままに、次元は司令室まで案内される
その道中では、多くのリコリスが射撃や対人訓練などをしていた
次元「随分と物騒なことしてるな、平和な日本も暗殺者の力で成り立ってるってわけか。」
楠木「次元大介、お前に頼みたいことがある。」
次元「頼み? よせよ、俺は独身貴族の次元で売ってるんだ。」
楠木「これを見てくれ。」
楠木が机に置いたのは、DAに所属するリコリスのデータ
一人一人の戦闘能力や性格などが、細かく記載されている
次元「……これがどうした?」
楠木「現在、リコリスとしての戦闘能力でリーダーを任せられるのはファーストだけだ。」
次元「千束とかはそうだよな。」
楠木「だが、それ以下のセカンドはリーダーとしての素質以外に、大きく戦闘能力が欠けている、これは致命的な問題だ。」
次元「それが、俺とどんな関係なんだ?」
楠木「単刀直入に言う、DAの射撃教官をやってみないか?」
次元「あぁ……!?」
いつもは帽子と前髪で目が隠れている次元だが、この時ばかりは目を大きく見開いたとか見開かなかったとか……
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たきな「千束、今日はちゃんとライセンスの更新には行ってもらいますよ?」
千束「わ、分かってるってば〜……」
DAは月に数回、ライセンス更新をしなくてはいけないルールがある
千束はそれを守らないことが多く、司令からも目の敵にされていた
千束「でも今日はファーストとセカンドだけ集めるって言ってたけどさ、どういう意味なんだろうね?」
たきな「私に分かるわけないじゃないですか、もしかしたら作戦会議なのかもしれないですよ?」
千束「真島の時はDAに復帰してたけど、よく戻って来てくれたよね。そんなに私たちが大事なんだ〜?」
たきな「はい、大事です。」
たきなは真顔でそう言った
これには思わず、千束も優しい笑顔でたきなを見つめる
たきな「な、何ですか……?」
千束「何でもないよ、ほら行こう!」
二人は他愛もない会話をしながら、DAの本部に到着した
そこには、見知った顔もあり……
千束「フキ〜! 久しぶりだね〜!」
サクラ「どうも〜っス!」
フキ「千束、たきな、二人は今日の作戦会議が何だか分かるか?」
千束「さぁ? それがどうかしたの?」
フキ「いつもなら大体の内容を私たちに知らされてもいいはず、どうして司令は何も言わないんだ……?」
たきな「確かにおかしいですね。」
普段のDAでの作戦会議は、ある程度の情報を事前に通達されてから臨むことが多い
しかし、今回は事前情報が一切伏せられており、フキたちは疑問に思っていた
サクラ「まぁとりあえず、講堂に集まるよう言われてるわけだし、早く行きましょうよ〜!」
フキ「そうだな。」
そしてぞろぞろと他のリコリスたちもやって来て、開始時刻となった
楠木「全員集まっているか? 今日はライセンスの更新の前に話しておきたいことがある。」
「……」ゴクリ
「ここのところ、射撃の成績が芳しくない者が多くなってきている。」
千束「私たちは良い方でしょ、たきなもね……!」ヒソヒソ
楠木「そこで新しい教官を迎えることになった、入れ。」
楠木の合図で、遂にあの男がやって来る
黒の帽子とスーツと髭、そしてコンバットマグナムがトレードマークの次元大介だ
千束「え、次元さん!?」
たきな「何故ここに……!?」
楠木「紹介する、彼の名は次元大介、ガンマンだ。」
次元「次元だ、よろしくな。」
次元が教官としてやって来たことに、千束とたきなは勿論、その他のリコリスも驚きを隠せない
フキ「司令、この男は……!」
楠木「そう、次元大介はルパン三世の相棒だ。」
フキ「だったら……!」
次元「俺は女と違って裏切ったりはしねぇよ、安心しな。」
と言いつつも、やはりリコリスたちからの反応はあまりよろしくない
そんな中、声をあげたのは……
千束「はいは〜い! 私、次元さんから銃を教えてもらいたいで〜す!」
フキ「千束!?」
たきな「私も、まだ教えてほしい部分があります!」
サクラ「へぇ〜、じゃああーしも教えてほしいっス〜!」
フキ「お、お前ら!?」
楠木「次元大介、お前はヴェスパニア王国で教官を務めた際、軍事力を3倍に引き上げたというデータがある、これは本当か?」
次元「あぁ、俺の指導が良かったのかもな!」
「軍事力を3倍に!?」
「一体どうやって……!?」
楠木は、過去に次元がヴェスパニア王国にて軍隊の指導を行なった際、軍事力が3倍にまで引き上げたことをリコリスたちに伝えた
その事実に、リコリスたちからは驚きの声が上がっている
楠木「今日のライセンス更新で合格点に届かなかったものは、次元大介からの指導を受けてもらう、いいな?」
「は、はい!!」
千束「次元さんの指導だってよ〜? どんなこと教えてもらえるのかな!?」
たきな「私に言われても……でも確かに次元さんの実力は本物です。」
千束「ま、ちゃちゃっとライセンスの更新やってきちゃいますか!」
こうして、リコリスたちのライセンス更新が一斉に始まるのだった
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〜司令室〜
次元「……さてと、これで全員だな。」
楠木「次元はどう思う?」
次元「そうだな……特に千束とたきな、この二人は飛び抜けてる、ファーストと呼ばれてる奴らの腕も悪くねぇな。ただ……」
楠木「セカンドか……」
次元「実力差がついちまってるな、特にこの小娘……」
次元は、とあるリコリスのデータを見る
他の分野は合格点に達しているが、射撃の面で大幅に遅れを取っていた
次元「司令、こいつは今どこに?」
楠木「何をするつもりだ?」
次元「ちょいとばかし、話がしてぇ。」
楠木「……本部の寮に居る、妙な真似はするなよ?」
次元「あいよ。」
そして、次元はあるリコリスの元へと向かうのだった
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次元「ここか……」
次元は、問題のリコリスの部屋の前まで来た
次元「さて……」
フキ「次元大介、そこで何をしている?」
次元「お前さんは……あのファーストか。」
フキ「私に用か? そこはセカンドの部屋だ。」
次元「この小娘は、ここの部屋で合ってるか?」
次元は、楠木から借りた顔写真をフキに見せる
フキ「エリカに? 司令からの命令か?」
次元「いや、俺から話がしたいだけだ。」
フキ「エリカの部屋はここで合ってるが……下手なことはするなよ?」
次元「お前も司令と同じことを言うんだな……」
次元は司令と同じことを言うフキに困惑しつつも、エリカの部屋をノックする
今回次元が話をつけたいのは、セカンドリコリスの蛇ノ目エリカだ
次元「失礼、入ってもいいか?」
エリカ「ど、どうぞ!」
中から入っていいとの声が聞こえてくる
次元が部屋の扉を開けると、二人のリコリスが居た
ヒバナ「初めまして、篝ヒバナです! よろしくお願いします!」
エリカ「は、初めまして! 蛇ノ目エリカです!」
次元「次元大介だ、お前さんがエリカだな?」
エリカ「は、はい、そうですが……」
次元「あんたと話がしたい、噴水の前まで来てくれるか?」
エリカ「わ、分かりました……」
次元はそう告げると、部屋を出て行った
エリカ「やっぱり私……射撃の試験……」
ヒバナ「そう心配するなよ、エリカならきっと大丈夫だよ。」
エリカ「ヒバナ……私、行ってくるね。」
ヒバナ「あぁ、いってらっしゃい。」
エリカはヒバナから励まされると、次元から指定された噴水へと向かうのだった
というわけで、本章でメインとなるリコリスはエリカです!
ミカがDAの教官をしていたのなら、次元ほどの戦闘能力があればスカウトされていてもおかしくないのでは?と思い描いてみました
DAのリコリスと言えばフキとサクラですが、個人的にはエリカとヒバナのコンビもかなり好きなんですよね〜
さてさて、早速ピンチのエリカに次元はどんな話をするのか
次回もお楽しみに!!