彼岸花は燃えているか…?   作:ローマン

26 / 85



 今日は七夕ですね

 願い事は、リコリコとルパンがこれからも愛される作品になってほしいことですかね

 今回は前回に比べると少なめです

 それではどうぞ!!






苦悩と新たなる依頼

 

 

 

 

 〜噴水〜

 

 

 

次元「来たみたいだな。」

 

エリカ「お待たせしました……」

 

 

 

 次元が約束した場所に、エリカはやって来た

 

 しかし、その表情は先程と同様に暗く重い

 

 

 

エリカ「それで、私に話っていうのは……?」

 

次元「何でこんな結果になったか分かるか?」

 

 

 

 次元が気になっていたのは、エリカの射撃の成績についてだ

 

 セカンドとはいえ、テロリストたちを制圧したり、その他のリコリスに恥じない実力だったのだが、延空木事件以降どんどん射撃の実力が落ちてきてしまっていた

 

 そこが、次元はずっと気になっていたのだ

 

 

 

エリカ「それは……」

 

次元「……心当たりが?」

 

エリカ「はい……」

 

次元「2000丁の銃の取引をDAが押さえた。」

 

エリカ「っ……!?」

 

次元「だがその時、一人のリコリスが人質にされちまった、そこへ助けに入ったのが、もう一人のリコリスだった。」

 

エリカ「……」

 

次元「そのリコリスは機銃掃射で敵を一掃した、人質は助かったが銃の行方は謎に包まれてしまった、そいつは単独行動を起こしたことが原因で本部をクビになって転属になった。」

 

エリカ「……私のせいなんです……! 私のせいでたきなは……!」

 

 

 

 エリカは涙ながらに、その気持ちを吐露した

 

 延空木事件の後にたきなと和解したものの、自分の実力不足を感じることが増え、それがプレッシャーになっていたのである

 

 

 

次元「それで、お前さんはどうしたいんだ?」

 

エリカ「次元さん、お願いです! 私に銃を教えてください!」

 

次元「……そいつは出来ねぇ相談だな。」

 

エリカ「ど、どうして……?」

 

次元「それが分からないのなら、俺に教えを乞う必要はねぇな。」

 

エリカ「ま、待っ……!」

 

 

 

 エリカの声を遮るかのように、次元は腰を上げると、そそくさと本部の入り口へと向かって歩いて行った

 

 両手をポケットに突っ込み、タバコを咥えようとする次元を、エリカはただ茫然と見送ることしかできなかった

 

 

 

ヒバナ「……エリカ、大丈夫?」

 

エリカ「ヒバナ……」

 

 

 

 次元が去っていった後、入れ替わるようにヒバナがやって来てエリカに話しかけた

 

 ヒバナは話の一部始終を聞いていたのだ

 

 

 

ヒバナ「次元さんは何を言ってるんだろう……?」

 

エリカ「……ヒバナ、練習しよう!」

 

ヒバナ「練習って?」

 

エリカ「何か分かるかもしれないから、射撃の練習付き合ってくれない?」

 

ヒバナ「あ、あぁ、うん……」

 

 

 

 エリカは笑顔で話していたが、その表情はどこか辛そうだったのをヒバナは薄々感じ取っていた

 

 そのまま二人は射撃の練習をしたのだが、やはりエリカの弾道は定まっておらず、不安だけが募ることになるのだった

 

 

 

 

________________________________________

 

 

 

 

 

 〜DA本部、駐車場〜

 

 

 

 

 ここはDA本部にある駐車場

 

 千束を送り届けた際に、ミズキが車を停めているあの場所である

 

 そこに一台のクラシックカーが停まっていた

 

 

 

次元「ルパン、来てたのか?」

 

ルパン「あぁ、リコリコに寄ったついでにな。」

 

次元「今度は何をやる気なんだ?」

 

ルパン「なぁに、今回はのんびりと観光だよ。」

 

次元「そう言って、盗みを働いた奴が居たっけな。」

 

ルパン「う、うるせぇうるせぇ! 今回は観光目的なんだよ〜!」

 

次元「ちぇっ。」

 

 

 

 次元はタバコを取り出すと、ライターで火を付ける

 

 DAの本部を抜けると、ルパンは都心の方へと車を進めていく

 

 

 

ルパン「なぁ次元、DAの教官になった気分はどうだ?」

 

次元「お前、知ってたのか?」

 

ルパン「千束たちが言ってたぜ、射撃教官になったんだってな〜!」

 

次元「その話か……」

 

ルパン「……訳ありみたいだな、話してみろよ。」

 

次元「それがな……」

 

 

 

 次元は、今日出会ったセカンドリコリスのエリカの話をし始めた

 

 銃を上手く撃てなくなってしまったこと、たきなに申し訳ない気持ちでいること

 

 かなり追い込まれているのではないかと次元は悟っていた

 

 

 

ルパン「なるほどな〜……手貸そうか?」

 

次元「これは、あいつ自身が決める問題だ。」

 

ルパン「……分かったよ。」

 

 

 

 沈みそうな夕日をバックに、ルパンたちの乗った車は下町へと駆け下っていくのだった

 

 

 

 

________________________________________

 

 

 

 

 〜喫茶リコリコ〜

 

 

 

 

千束「先生、お待たせ〜!」

 

ミカ「お帰り、千束。」

 

千束「頼まれてたもの、ちゃんと買って来たよ〜!」

 

たきな「千束、受付変わってください!」

 

千束「はいはい〜!」

 

ミカ「そうだ、千束たちに話がある。」

 

 

 

 喫茶リコリコは今日も通常通り営業を終え、そろそろ閉店の時刻が迫っていた

 

 そんな中、ミカは思い出したかのような口調で、千束とたきなに話しかける

 

 

 

千束「もしかして、依頼!?」

 

ミカ「そうだ、しかもイタリアからのお客さんでな。」

 

たきな「イタリアですか?」

 

ミカ「東京を案内してほしいそうだ。」

 

千束「やった〜! 久々の東京観光だね、たきな!」

 

たきな「前みたいにならないといいですけど……」

 

 

 

 以前千束たちは、東京観光の案内人の依頼を受けたことがあった

 

 その東京観光をしていた最中、ジンという殺し屋に狙われてしまった(ジンに殺しの依頼をしたのは、吉松だったのだが)

 

 それがきっかけで、たきなは少し不安感があったのだ

 

 

 

千束「え〜っと、依頼人の名前は……ブリジットさん?」

 

たきな「私たちとは、ほぼ同世代の方みたいですね。」

 

千束「よ〜し、そうと決まれば旅行用のパンフレット作らなきゃ!」

 

たきな「私も手伝います!」

 

ミカ「閉店してからな。」

 

 

 

 そして二人はリコリコが閉店した後、東京観光のパンフレット作りに励むのだった

 

 

 

 

 

 







 リコリコの小説第3巻があるなら、エリカとヒバナがメインの話を見てみたいですね

 今アンケートやってますが、シティーハンター&キャッツ♡アイが圧倒的に多いですね

 私もかなり好きな作品なので、準レギュラー的な立ち位置で登場させようかと考えています

 それでは、次回もお楽しみに!!





  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。